都会で出回る食い物は本物か?  飛騨牛個体識別番号偽装  生産の何倍もの流通量、天然鮎も天然鯛も真っ赤な偽物の場合アリ


北海道産の牛肉を「飛驒牛」などと偽って表示していたとして、農林水産省近畿農政局は29日、大阪府守口市の食肉販売加工会社「萬野(まんの)畜産」に表示の是正を求め、JAS法に基づく指示と牛トレーサビリティー法による勧告を出した。問題の牛肉は、西日本の百貨店などで中元や歳暮用として売られていた。

 同局によると、萬野畜産は2007年6月~今年5月、北海道産など35都道県の黒毛和牛122商品(約16トン)を「岐阜県産飛驒牛」と偽り、35都道県の黒毛和牛30商品(約1・9トン)については「三重県産」と偽って表示、販売していた。表示を偽るほか、個体識別番号も偽装していた。同社は6月に申告し、「仕入れ量を確保できなかったため、常態的に偽ってしまった」と説明したという。

 同社は北海道に牧場と枝肉加工場があり、大阪府と和歌山、熊本両県の四つの直営店で食肉を販売しているという。同社はホームページに「ご購入いただいたお客様ならびに当該商品の納入先事業者様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫(わ)び申し上げます」と謝罪文を掲載した。

via: 牛肉産地偽装7年18トン 大阪の食肉会社:朝日新聞デジタル

 

食材に関しては消費者をつっけんどんに突き放してるけど、ぶっちゃけ食材で満足する起点をどこに置くかなんだよね。

食って美味かったかどうかが基準になるのであれば食後感だけの話で、何をどこで食べたかみたいなのであればそれは場所で納得するしかなく。

 

再三そういうふうに書いてるのが、結局のところ都会で流通してる食材って意外と偽物が多いからなんだね。

例えば、天然真鯛の刺し身とか天然ハマチの刺し身と書いてあって、俺は食べたらわかるけど養殖物を出しているところも相当ある。

決まって大箱の店で、客席数が何十席もあるような店だ。

 

仕入れ業者が判断するか店が判断するか会社として判断するかとは全く別な問題で、ある一定量以上の消費を固定的にする店舗の場合、お天気任せの天然物は供給できない谷間が必ずできる。

少なくともその日に限って天然物は地元を除いたほぼ日本中から枯渇していることだけは間違いないわけで、その日の「天然物」の正体って一体なんですか、と。

 

例えば京都の有名料亭なんかでも一席5-8万も取るようなコースを出しておきながら養殖物が混じった魚を出していたり、逆に産地で安心して食っていたらいけすの中は全部養殖物なんてのも珍しくもなんともない。

確かに養殖物の品質も上がってるし、天然物が美味しいというのはそれを目利きして選別しきちんと調理できるところに限ってなわけで、天然じゃないからいけないとは言わないけど天然モノだと信じて食ってる人はちょっとかわいそうな気がするね。

 

これをもう少し悪質でブラックな方向に踏み込むと、牛肉のブランド偽装やアユの天然・ブランド偽装、ふぐの産地偽装に直結するわけで、都会のキッチンはまさに虚飾にまみれていると言っても過言ではない。

 

どう考えたって一本の川からそんな大量の鮎が取れるのか?という話だし、どうして生産量の何倍ものブランド牛が出回っているのだという話になる。

ふぐに至っては魚に慣れ親しんでいる俺みたいな魚人間が食ったって産地偽装なんかわかるようなシロモノでもなく、ごまかし放題と言っていいだろう。

 

残念な話だけど特に牛肉は闇で流通するルートが在って(鮎や海の魚にもあるみたいだ)、そういうところでサシの入り方から鑑定してブランドをすり替える職人が実際いるみたいだ。

 

こういうのは業界的なモラルがおっついてくるか、都会の消費欲求が沈静化して必要総量が落ち着くかするまでなかなか解決するものでもないだろう。

とりあえず食い物の真贋は見抜く味覚がないと、相手に正直さを求めてもどうにも限度があるわけで、楽しく飯くおうと思ったら詮索しないスキルも必要なのが実際だね。

 

ほんと、天然だのブランドだの札つけて出回ってる食材、あれ生産量の何倍もあるんだから。

誰が騙して誰が騙されたのかという流通での判別ですら定かじゃないんだぜ。

 

 

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牛より豚鳥派の俺からしたらあんまりあからさまでもない限り牛肉偽装なんかわからないしね。
松阪牛なり飛騨牛なりを買って食べたっていう事実だけで満足して何も考えないだろな。
和牛なんか食べたらちょっとの食べ過ぎでお腹壊すしな。

 

 

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街場の鰻屋も、
そのほとんどが出前でなんとか持っている感があるのですが、
東京では「五代目 野田岩」と「尾花」だけが
一人いや二人勝ちしているようです。
いくつかある他の有名店も
それなりに客の入りは充分とは思いますが、
この2店は店外にかなり長い行列ができる珍しい鰻店です。

この2店の共通点は何でしょうか。
私のコラムを読まれた方は直ぐピンと来ると思います。
「来店した客に出せるほど『天然鰻』を仕入れていないのに、
料理評論家、フード・レストランジャーナリストたちのアシストで、
『天然鰻』に拘り、提供し続けているように
一般読者、一般客に錯覚させるよう宣伝している」、
という営業姿勢です。

店のパンフレットや仲の良い山本益博氏を使って、
あたかも冬以外は天然鰻を出しているように宣伝している
「野田岩」。
マスヒロ氏はその著書で、
冬でもアイルランドから
天然物を仕入れているようなことまで書いていました。
アイルランド産は種が違うはずですが、
それでも天然物の方が良いと思っているのでしょうか。
最近までは、店内に
「天然なので食べるときは釣り針に注意」
などと書いていましたが、
その頃でも「白焼き」以外の蒲焼、鰻重といった
ほとんどの客が注文する鰻は養殖物のはずです。
釣り針に当たったという実話を私は聞いた事がありません。
そしてこの店は、筏、中串といった天然鰻は入手が少なく、
またそれだけが天然鰻だとは、
客から聞かれるまで自ら開陳しておりません。

「尾花」にしても、
暖簾や持ち帰り用の紙袋には「天然鰻」と書かれてありますが、
団体専門店のごとく押しかけている一般客が食べている鰻は
皆養殖物です。
たとえ入手していたとしても、筏、中串、大串といった天然鰻は、
一皿1万円をかるく超えますから、
そう簡単には食べられる物ではないのです。

via: 友里征耶の行っていい店、わるい店

 

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コメント

    • じょい
    • 2014年 9月 04日

    値段が高いもの食べたいだけで、価値に値段が付いてるわけじゃないんでしょうね。

    偽者を高く売ってもいいから、その分、バレナイようにコストをかけてくれないといけませんね。
    そのために高い値段払ってるんだから。

    • まる
    • 2014年 9月 04日

    僕は行きつけの鰻屋で天然・養殖の食べ比べをさせてもらって違うなってわかるようになりましたが、普段食べてない食材だったり、両方同時に食べて何が違うかをちゃんと確かめた経験がないとなかなか見切れませんよね。
    もっとも、見切れない馬鹿舌の方が幸せな気もしますが笑
    ところで軍茶利さんはどこでその舌を養ったんですか?

    • gundari
    • 2014年 9月 04日

    @まる さん

    時期はずれのうなぎはヤセヤセなのでぶっちゃけ養殖のほうがジューシーに感じたり・・・・
    (特に海で取れる奴は)

    私は魚介類は目の前が海ですし、漁師に愛されていたのでただで旨いものをいっぱい船からもらってました。

    それ以外の高単価食材は、大人になってから女にカッコつけるために必死で外食に投資して覚えました。
    どう美味しくて何がおすすめか理解するために必ず先回りして一度は自分で食うようにしていたので。

    旅好きなので旅先で本物を金に糸目をつけずに食いまくったのもデカかったですねー。

    めちゃくちゃな金額を外食したので、もともとでかかったのに色んな意味で身になりました^^;

    • gundari
    • 2014年 9月 04日

    @じょい さん

    >偽者を高く売ってもいいから、その分、バレナイようにコストをかけてくれないといけませんね。

    全く同じ意見ですけど、本当にその食材を食いたかったのか旨いものを食いたかったのかを割り切るというのも客側で必要でしょうね。

    「美味かったら金を出す」これがうまく機能してれば嘘つく必要ないわけですし。

    一つは物語も求める客、もう一つにはうまいものを出すことが出来ないのでブランドに頼らざるをえない店があるのでしょう。

    • 迦陵頻伽
    • 2014年 9月 04日

    ブランド牛のはずなのに大して美味しくないっていうのは、そうなのかも。
    この品質で?っていうのは結構ある。

    • 迦陵頻伽
    • 2014年 9月 04日

    ブランドがなくてもはるかにうまい肉はたくさんある。ブランドは先人が早く始めただけで美味しんぼなどがかねをもらって広めただけ。それを都会のバカが喜んで買ってくださる。田舎に住んでいると本当に東京の人間はバカだと思うことがたくさんある。

    • まったく
    • 2015年 11月 09日

    イベリコだってそうだろ?
    日本でバカ消費するほど飼育してないわw

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