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反捕鯨の動機は人種差別と牛肉の押し売り  日本の食料安保捕鯨、問われる政府の姿勢  会議は結論を得る場か理解を求める場か?政治に魂を

  1. 政治
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日本の地域文化と”勇魚”捕鯨の縁

反捕鯨の動機は「人種差別」ってことを首尾一貫していってるわけだけど、なんでそれが人種差別になりうるかというと、食料政策の一環になるものを外国が口出しするってことは、その国の国民が「何を食べていいか外国が決めている」ってことになるわけで、人間を食ってるわけでもなし、なんでそんなことを言われなきゃいけないんだってことだ。

それこそ「人を喰った話」だと思わない?

 

もはや市場的なくじらの食料価値は地に落ちてしまったわけだけど、いつか牛肉や豚肉の安定輸入が破壊されたら捕鯨は再開せざるをえないわけで、食料を確保して食卓に料理して出す技術をロストテクノロジーにしないために、ある一定程度の市場を維持しておくっていうのは安保政策の一環でもある。

今回、白豪主義の巨魁オーストラリアが国際法廷に訴えでたのは、人種差別と牛肉背景の商業主義に押された立派な内政干渉であって、日本政府としてはそろそろIWCを脱退すべき時期に来たといえる。

 

なぜかというと、国際的コンセンサスがなければ何も決められないってことは、たとえ国民が飢えても国際的コンセンサスにすがりついて右往左往する情けない国という姿勢を世界に晒し者にするからであって、ただでさえなめられ続けている戦後70年の歴史をそろそろ停止させる必要があるからだ。

戦前回帰とかそういう理屈抜きにして、国民の飢えに備えるための活動にまで国際的コンセンサスなんか求めてもらいたくない。

そもそも政府は国際的コンセンサスのために多額のODAを支援してきているのに、なんでこれ以上そんなものに振り回される必要があるのか。それこそ今まで血税(正確には血借金だけどな)を垂れ流しにしてきたくせに、その政策はなんの意味もなかったという傍証に成り果てている。

 

もともと、国際的コンセンサスを醸成しているという国連自体が実際は戦勝国側連合国会議であって、日本は敗戦国としてそこに話し合いの窓口を設けている。

この事実から学習しなきゃいけないのは、我々が多額の金を拠出しようが生真面目な素振りを見せようが、敗軍の将としてかつての敵に理性的な行動を訴えかけることしかできない存在だってことであって、何でもかんでも国連だの国際会議だのに結論を投げてる事自体が間違ってる。

 

最終最後結論というのは自分で出すものだ。会議やコンセンサスというのはそれを理解してもらうための手段や活動の結果であって、結論とそれらは切り離されているからだ。議論をして結論を出すというのが狂っている。結論は選挙の結果出ているのであって、それを理解してもらうための議論の場にすぎない。

今まで政府のほとんどの人間はそれを履き違えていた。

たとえこの場の会議の結論がそうなったところで我々はこうします、という姿勢を打ち出せないのであれば出席して金を出す意味なんかほとんどない。

 

今まで常識的に考えて負けはないと思い込み、国際的コンセンサスに結論を投げ渡して何か得したことが一回でもあるんだろうか。

捕鯨問題は竹島と尖閣の領有権問題での日本の国際的立ち位置の未来も示唆しているような気がする。

 

ロシアがそれを実際証明しているし、日本の発言力と国連の会費を滞納している財政難にあえぐ弱小国の発言力がイーブンな現実からも明らかな話であって、自分の主張をして最大限話しあったという実績を作る場だという認識に意識を変えられない限り、政府は国連での活動に関して及第点を得られないと思って欲しい。

 

冒頭の動画や各地の勇魚舟唄のように時には一種の神事となるほど日本文化に密着してきた鯨食文化と捕鯨。

文化的にも食料政策としても他国に容喙される筋合いのない不可侵の分野である以上、そろそろ政府としては腹を決めるべきだ。

 

結論:会議を結論を理解してもらう場にするのか、会議で結論を得ようとするのかの選択肢の結果が今。リーダーシップとは結論を導き出しそれを理解させる力である以上、今までの日本政府は全員落第点だった。せめて今からでも挽回しなきゃいけない。

 

 

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今流通してる鯨ってやっぱり味はイマニイマサンだな。。
時々、血の色と肉のキメを見て料理しては後悔するけど、
やっぱり沿岸捕鯨再開してうまいのを食わして欲しいって思うわ。
冷凍輸入がダメとは言わないけど、味はちょっと・・・・
ステーキやタタキはまぁいけるんだけどなぁ。

 

 

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調査捕鯨中止を命じる判決 安倍首相、政府代表を叱責(しっせき)

フジテレビ系(FNN) 4月2日(水)21時41分配信

日本が南極海で行っている調査捕鯨の中止を命じたICJ(国際司法裁判所)の判決を受け、安倍首相は2日、首相官邸で、訴訟の指揮にあたった鶴岡公二日本政府代表を厳しく叱責(しっせき)した。

鶴岡日本政府代表は「訴訟指揮にあたった私に対し、日本の主張が法廷において認められなかったことについて、厳しい叱責がありました」と述べた。

安倍首相は、鶴岡氏から、日本の調査捕鯨の中止を命じた判決について報告を受け、「非常に残念だし、深く失望している。しかしながら、日本としては判決に従う」と述べたという。

via: 調査捕鯨中止を命じる判決 安倍首相、政府代表を叱責(しっせき)(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

 

調査捕鯨中止を命じる判決 水産庁、年末の調査捕鯨再会見送りへ

フジテレビ系(FNN) 4月2日(水)21時38分配信

日本が南極海で行っている調査捕鯨の中止を命じたICJ(国際司法裁判所)の判決を受け、2日に開かれた自民党の捕鯨議員連盟の総会で、水産庁は、2014年の年末に予定していた南極海での調査捕鯨の再開を見送る方針を示した。

判決を受け、水産庁では、調査捕鯨についての計画の見直しを進めているが、計画を変更する場合、IWC(国際捕鯨委員会)の科学委員会に対し、開催の半年前までに通知する必要がある。

この科学委員会は、5月に予定されており、通知が間に合わないことから、水産庁は、年内の調査再開を見送ることにしたもの。

総会では、判決について、「大変に遺憾」、「思いもかけない判決」などの声が相次ぎ、IWCからの脱退も含む、あらゆる手段を実行し、調査捕鯨の再開を推進するとした決議を採択した。

このほか、決議では、新しい調査捕鯨計画の早期策定に向けて準備を整え、捕鯨文化を守りたいとしている。

和歌山・太地町の三軒町長は「このような判決が出ることを夢にも思っていませんでした。本当に腹立たしいというか、信じられないと受け止めています」と述べた。

総会に出席した和歌山・太地町の三軒町長は「早急に国が対策を立てないと、日本のクジラに関することがすべて駄目になってしまう」と述べ、危機感を示した。

via: 調査捕鯨中止を命じる判決 水産庁、年末の調査捕鯨再会見送りへ(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

 

「IWC脱退も」推進派が決議、“捕鯨中止”判決に反発

TBS系(JNN) 4月2日(水)19時48分配信

 国際司法裁判所が日本に対し南極海での調査捕鯨を実施しないよう命じたことを受け、自民党の捕鯨推進派が2日、会合を開きました。会合ではIWC=国際捕鯨委員会からの脱退も視野に捕鯨政策を強力に推進するなどとした決議が了承されました。

 2日正午から開かれた自民党・捕鯨議員連盟の会合。昼時ということもあり会合には食事が用意されていました。

Q.これは何の肉ですか?

 「クジラのお肉でございます」

 議員の前に並んだのはクジラ肉が入ったカレー、クジラ肉のソーセージ、さらに伝統食のクジラの大和煮です。冒頭、捕鯨議連会長の鈴木元環境大臣が判決に対し強い不満を表明しました。

 「結果は受け入れることができない、大変遺憾なもの」(自民党・捕鯨議連 鈴木俊一 会長)

 「きちんとした立証の元に商業捕鯨ができるということを世界に認識させる努力を改めてやっていかなければならない」(自民党 石破茂 幹事長)

 会合では、「鯨の食文化を守るべきだ」「判決は、現在の調査捕鯨計画の中止を命じただけで捕鯨そのものが否定されたわけではない」などといった声が相次ぎ、今後も捕鯨を続けるためにIWC=国際捕鯨委員会からの脱退も視野に捕鯨政策を進めるという決議を了承し、政府に申し入れることになりました。会合には古くから捕鯨が盛んに行われてきた和歌山県の太地町長も出席していましたが・・・

 「政府として国民の生活を守るんだという原点に立ち返ってもらいたい。特に外務省に対しては強い思いがある」(和歌山・太地町 三軒一高 町長)

 こうした中、国際司法裁判所での訴訟を担当した鶴岡政府代表が2日午後、安倍総理に判決について報告をしました。この中で安倍総理は「非常に残念で深く失望している」と述べるとともに日本の主張が認められなかったことについて鶴岡氏を厳しく叱責したということです。その一方で安倍総理は「日本としては判決には従う」とも述べたということです。

via: 「IWC脱退も」推進派が決議、“捕鯨中止”判決に反発(TBS系(JNN)) – Yahoo!ニュース

 

2014年4月1日、日本が国際司法裁判所から調査捕鯨の中止を命じられたことに関して、捕鯨米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、「日本の捕鯨活動を止めることは難しい」と報道。環球時報(電子版)が伝えた。

【その他の写真】

先月31日、オーストラリアが日本の南極海での調査捕鯨の中止を求めた訴訟で、国際司法裁判所(ICJ)は「日本の調査捕鯨は科学的ではない」とし、調査捕鯨を中止するよう命じる判決を下した。

これに対し米紙は、「日本は現在、南極での捕鯨活動を停止しているが、日本の捕鯨活動が全て停止することを意味するものではない。国際司法裁判所の判決に対し、日本は選択を迫られている。伝統を捨て捕鯨をやめるのか、それとも捕鯨活動を見直し、捕獲数量を減らすなどして科学的な根拠を示すのか、はたまた判決を無視し、国際社会の批判にも耳を貸さず、アイスランドやノルウェー海域で捕鯨活動を継続するのか。日本側の代表は判決に従うとしているものの、具体的な対応は伝えられていないため、日本の捕鯨活動自体がなくなることは考えにくい」と分析している。

via: ICJの調査捕鯨停止命令、「日本の捕鯨活動を止めるのは難しい」―米紙 (Record China) – Yahoo!ニュース

 

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迦陵頻伽
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迦陵頻伽

>やっぱり沿岸捕鯨再開してうまいのを食わして欲しいって思うわ。

先日ウチの大敷にゴンドウが入りましたw
一応の規則では、死んでいれば出荷できるらしい。
そこで、死ぬまで待つか逃がすか、殺して死んでたってことにするかで数日話し合いしていました。
その間、水揚げなし(泣)
結果、網を切って餌のイワシ付きで逃しました。
ザトウや背美なら死んでたってことにしてたかもしれません。

近海のゴンドウより南氷洋の長洲・シロナガスのほうが旨いんですよねえ。
ザトウや背見は商業捕鯨を再開できるほど増えてはいませんし。
だからといって、外国に兎や角言われるのは耐え難いのですが。
IWC脱退してくれないかなあ。