パレスチナ ガザ  地上侵攻開始  ”引きこまれた”イスラエル軍、引き上げのタイミング図る


構図的にはホーチミン・日本軍VSハイテク軍隊 軍配、どちらに?

◇作戦、限定的との見方も トンネル破壊「1〜2週間」

 【ガザ市・大治朋子】イスラエル軍のガザ地上侵攻は、イスラエルとの境界沿いのガザ全域でハマスらが掘削した侵入用の地下トンネルの破壊が狙いとみられる。

 地上侵攻が始まる直前の17日、十数人のハマス戦闘員がイスラエル南部の町に侵入しようとしたが、イスラエル軍の存在を察知して撤収した。ロイター通信によると、ハマス戦闘員はガザ地区からイスラエルとの境界の下を通ってイスラエル側に延びる秘密トンネルを使って侵入しようとしたという。

 ガザからイスラエルに向け同様のトンネルが多数、掘られているとみられる。秘密トンネルを使って領内に侵入し、攻撃を仕掛けたり、ユダヤ人を連れ去ったりすることは、イスラエルにとってロケット弾以上に脅威だ。

 ネタニヤフ首相も17日の声明で、「空爆だけではトンネルを破壊できなかった。地上侵攻はトンネル破壊が目的だ」と強調した。今回の侵攻で、ガザ側から掘削された約10本の地下トンネルが見つかっている。イスラエル軍幹部は、これらの破壊には「地上侵攻後1、2週間かかる」と話しており、今回の地上侵攻が限定的作戦にとどまる可能性もある。

via: ガザ戦闘:イスラエル軍、地上侵攻 闇に響く爆撃音 住民「窓の外に戦車」 – 毎日新聞

 

ハイテク戦争なら人手はいらない、という錯覚の最たるものなんだけど、結局はこうなるんだよね。

およそ今回のイスラエルが何に困ってるかといえば、「そもそもハマスは軍事的な勝利を目的にしてない」事にある。

例えばハマスを100人殺されても、イスラエル軍を同じ以上の数殺してなおかつ被害者として立ちまわることができれば戦略的な勝利だと捉えていることであって、制圧自体全く簡単なものじゃないってことも嫌ってほどわかってるだろう。

 

ミリオタにありがちな錯覚だけど、軍事力で圧勝していたらあっという間に制圧できるのかといえばそんなことは全くなく、ロシアでさえいつまででもチェチェンに引きずり回され、ソ連時代はアフガニスタンで地獄を見て、アメリカはイラクであの有り様だってことだ。

これらに共通しているのが、圧倒的な火力やテクノロジーの差を埋め合わせる戦略論を過去から模倣してうまく組み合わせていることで、「侵攻」とも言えるんだろうけど「引きこまれた」側面のほうが色合いとしては強い。

火力やテクノロジーで差があったとしても、それが決定打にならないってことはたった100万人の人口のチェチェンの制圧に失敗しているロシアや、イラクでのアメリカが証明している。

 

こういった圧倒的な力の差がある中でどう戦うのかというのは大日本帝国の陸軍が戦争末期までに泥沼の中で開発してきたものでもあるし、それらの残党の支援を受けて戦ったベトナムのホーチミンが進化させたものでもある。

攻め込まれるのを嫌って進攻するのではなく、逆に勝手知ったる縄張りに相手を引きずり込んでひどい損耗率の泥仕合に引きずり込む手法だ。

 

ハマスやイスラム原理主義者は明らかにその手口を模倣して進化させている。

 

「自分が助かり勝利すること」<「相手の骨身を削って損させること」に特化したら弱いものほどその絶対差で勝利しやすくなる。

ユダヤ人の出生率や、イスラエルの人口増加率とパレスチナ人の命の値段、これを絶対金額で比較したら話しにならないくらいの差に確実になる。

 

そういう意味ではガザは現代の硫黄島とも言える。

そしてそれだけ不明なトンネルが数ある中でイスラエル軍が仮に侵攻に成功したところで、多分そこがディエンビエンフーに早変わりするだけなんじゃないか?

ためらわずに攻撃するんだったら背水の地ガザはディエンビエンフーより格好の「的」だろう。

 

弱いがゆえに弱さを自覚したやつほど厄介な敵は居ないわけなんだけど、ハマスはその点あらゆるイスラム原理主義者の中でももっとも厄介な相手なのかもしれない。

その政治的手段もある意味ホーチミンを彷彿とさせる。

 

 

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本当にハイテクな戦力が万能薬になるんだったら侵攻しなきゃいけなくなるほど
好き勝手にされてないんだよね。多分、かなりひどい泥沼になるんだろう。
日本の自衛に徴兵制が必要ないかといえば、
ハマス的な立場に立つしかない日本は国民皆兵思想を導入せざるを得なくなるよ。
そして北朝鮮より貧乏な島国の出来上がりってわけだ。

 

 

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◇足並み乱れる周辺国 停戦交渉、駆け引き続く

 【カイロ秋山信一】イスラエル軍が開始したガザへの地上侵攻で、エジプトなど周辺国の停戦仲介も暗転した。主要な仲介役のエジプトは、地上侵攻直前に停戦案を拒絶したガザ拠点のイスラム原理主義組織ハマスの後ろ盾のカタールやトルコを名指しで非難。停戦交渉を巡り、周辺国の足並みの乱れが浮き彫りになった。

 「ハマスがエジプトの停戦案を受け入れていれば、少なくとも40人のパレスチナ市民の命が救われていたはずだ」。国営中東通信によると、エジプトのシュクリ外相は17日、地元メディア幹部との会合で、停戦案を拒絶したハマスにいら立ちを示した。さらにカタールやトルコが「ハマスと結託して、エジプトの努力を妨害している」と非難した。この会合の直後イスラエル軍が地上侵攻を始めた。

 エジプトは2012年11月、イスラエルがガザを空爆した際、停戦を仲介し地上侵攻を回避させた。当時、イスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が仲介役を務め、同胞団から派生したハマスに影響力を行使した。

 ところが昨年7月の軍事クーデターでモルシ政権が崩壊し、軍が主導権を握ると関係は一変。軍出身のシシ大統領は同胞団を「テロ組織」と非難、同胞団と協調してきたハマスやトルコ、カタールとの関係も冷え込んだ。

 イスラエルメディアによると、エジプトが14日に提示した停戦案をハマスが拒絶した背景にはカタールとトルコが拒否するよう促したとの情報もある。カタールやトルコは、仲介に加わって交渉をハマス有利に進めたい思惑があるとみられる。

via: ガザ戦闘:イスラエル軍、地上侵攻 闇に響く爆撃音 住民「窓の外に戦車」 – 毎日新聞

 

イスラエル軍は19日、トンネルを通じてガザ側から複数の戦闘員がイスラエル南部に侵入し、軍兵士と交戦したと発表した。戦闘員は機関銃や対戦車ミサイルなどを発射。戦闘員1人が死亡し、イスラエル兵2人が負傷した。残りの戦闘員はガザ側に戻ったという。軍はトンネル対策の地上戦の最中に逆に奇襲された形だ。軍はこの日、トンネル13本を破壊したが、これは広範囲に広がるトンネルの一部に過ぎない。

 トンネルが急増したのは、イスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧した2007年以降だ。イスラエルはガザとの境界を閉鎖し、人と物の出入りを規制する封鎖政策を実施、境界に「安全フェンス」を建設した。赤外線カメラやセンサーを搭載し、金網に人が近づいたり触ったりすると近くの基地に信号が送られ、上空を旋回する無人機にも自動転送されるという超ハイテクシステムだ。

 一方、ガザに閉じ込められたハマスなどはエジプトに通じるトンネルを作り、食料やガソリンなど生活必需品に加え、武器も密輸。さらに、イスラエルに戦闘員を送り込み、兵士や市民を襲撃するための「戦略トンネル」も掘削した。06年にはハマス戦闘員らがイスラエル側で兵士1人を誘拐し、トンネルを使ってガザへ連れ去った。イスラエルはこの兵士を取り戻すため、パレスチナ人囚人1000人余りを釈放している。

 昨年10月、イスラエル軍は南部アイン・ハシュロシャで長さ約1.7キロの戦略トンネルを発見したと発表した。「内側はセメント500キロで固められている。中には数十キロの火薬があった」(司令官)。発覚を防ぐため、出入り口はセメントなどで固められていることが多く、うかつに奥に入ると火薬が爆発する仕掛けになっている場合もあるという。

 こうしたトンネルの建設費用は1メートル当たり約100ドル(約1万円)といわれる。イスラエルは無人機で上空から偵察しているが発見には限界があるため、空爆に加え、陸上部隊による捜索と破壊に踏み切った。

via: <ガザ>地下のトンネル網 敵地に戦闘員を送り込み (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 

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コメント

    • jumper
    • 2014年 7月 20日

    近いうちにイスラエルは米国から見捨てられ、ロシア中国とならぶ世界の敵として非難が集中することになる。ユダヤの陰謀がパレスチナ難民をひきおこし、それがパレスチナゲリラを生み出し、イスラムゲリラの流れを作った。今イスラムゲリラに武器弾薬食料を提供しているのはロシアと中国だ。世界中にイスラムゲリラやテロリストが広がり、イスラム系移民の急増とあわせて、世界の不安定要因の代表格となった。クリミア問題もユダヤとナチスとロシアの身勝手な介入から始まったことだ。ユダヤはもう身勝手な戦争工作はやめるべきだ。こいつらのせいで世界は不安定化している。

    • gundari
    • 2014年 7月 20日

    @jumper さん

    確かに全体の流れはそうなんですけど、パレスチナの言い分(ハマスやその他のアラブ人も)も幾分無茶だと思いますけどね。
    在日問題でもそうなんですが、現実にそこに住んでいて、生活基盤を持っている人を追い出すのかって話にもなるでしょう?

    最終的に、「ユダヤ人の」自治にとらわれない多宗教国家を、地域の住人をミックスした状態で作りなおすしかないように思いますね。

    ユダヤ自治にこだわりすぎて排斥に走っているのがイスラエルの最大の問題ですから。

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