おすすめアーカイブ

カテゴリー

中国民主化という幻想 ほんとは望まれてない普通選挙 1980年代から対中観を変えられなかった日本の外交音痴

  1. 経済
  2. 248 view

実像と近未来像の提示の両方に失敗しているクズマスコミの報道

ウォン君は高校生が主体の香港の学生団体「学民思潮(スカラリズム)」のリーダーで、2年前には中国政府の指示で香港政府が計画した「愛国主義教育」の導入に抗議する活動を指揮し、撤回まで追い込んだ実績をもつ。この9月に大学1年となったはずだが、授業ボイコットでまだ大学生気分は味わっていない。

 ウォン君は今年6月、産経新聞の取材に、「(次期行政長官選が行われる)2017年には自分も選挙権を得る。(民主派が候補から締め出される)中国お仕着せのニセの普通選挙なら香港に未来はない」などと熱っぽく政治を語った。

 1989年の天安門事件でも大学生リーダーが学生の動員で大きな役割を果たしており、中国当局は「若い活動家も侮れない」との教訓を得ている。

 香港ではウォン君らを「雨傘革命の立役者」(香港中文大の学生)と英雄視する声も高まっており、今後もキーマンとしてさまざまな民主闘争に登場しそうだ。

via: 香港デモ 17歳の活動家を「危険分子」と警戒 40時間拘束 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

香港デモでも、台湾の動乱でもそうなんだけど、何故か多くの日本人は「民主化加油」を喚いている。

結構中国には美食旅行で出かけるけど、その際にあちこちで見かける日本人の夜郎自大な態度と、情報優位を何故か確信した上から目線がシンクロして中身が想像できて、呆れ返ってしまう。

 

大抵、そのどちらの連中も中国が1980年台のままでいるかのような錯覚をしていて、今では東京よりでかい先端都市になった中国の大都市の実像とのギャップを感じ取ることですら出来てない。

いわゆる天安門史観に取り憑かれてる奴らが多いってことだ。

 

振り返ってみれば日本、ごく最近のアメリカで起きた大規模なデモがどうだっただろうか?

Occupy Wallstとかあの手の運動。日本の一昔前の学生運動。

彼らが多数派だったからデモが起きたとでも言うんだろうか?

 

常識で考えたら馬鹿でもわかる。

民衆の過半数が望んでいる事をテーマにデモなんかする必要がない。

 

中国人も我々日本人が錯覚している以上に21世紀を謳歌していて、実際は国民の殆どは民主化や普通選挙なんか望んでない。

天安門事件なんか綺麗さっぱり忘れ去られているし、それは結果的に現在の共産党が豊かな生活を国民に提供したからだ。

 

民主主義になった中国はどういう国か?

これを中国人の視点、もう一つに日本にどういう影響があるのかという視点で見たらどちらも支持しようがないってことは誰にでも見えてくる。

 

つまるところ民主化されるということは、民意に従って動くってことだ。

そうなった時に、中国の内陸は必ずインフラの整備を強硬に求めるし、沿岸の都市住人は環境の浄化を求めるだろう。

 

そうすると、今限られた予算を重点的に投資しながら少しずつ追いかけているものがあっという間に破綻する結果になるって事をまともに勉強をした中国人なら悟っているはずで、共産党の政治自体にはまぁまぁ満足している可能性のほうが高い。

豊かになり人民服を脱ぎ、海外旅行に出かけられるようになり始めた国で、わざわざその基盤を擲ってまで民主化する魅力なんか感じてないだろう。

 

民主化=発展というならイラクやリビアはどういうふうに発展したんだろうか?その実例だけはイヤになるほど積み重なってる。

 

それでも仮に民主化したと仮定すれば、日本にとって最悪の隣人の出来上がりだ。

時々、人民のガス抜きで反日デモをやったり、尖閣に圧力をかけたりしているのを見てみんなどう思うだろうか?

 

あれは共産党が異常だからわざわざ煽動しているのか?

実際は歴史的な対立で、仮想敵が日本だからガス抜きとしてああなってるわけで、民主主義なんか導入された日には威圧では済まない圧力が日本にかかり始める。

つまり民意に従う国になったら、その時々のノイジーマイノリティーや糞青、血が熱くなった人民の訴えに応えて日本を攻撃してくる国になる。

 

社会保障を削減し、財政はガタガタになり、畳み掛けるように増税を繰り返し、何の用意もできてない小規模な自衛隊しか持たない日本に、何百万人規模の動員力を持った国に対しての備えがいきなり降って湧いてくる。

民主化でワーワー言ってる日本人はその辺をどう考えているんだろうか?

 

現状、赤い貴族院が運営している共産主義の資本主義経済国家ほど都合のいい隣人はいないってこと。

 

いい加減で自民党の自称保守や、ネトウヨのような連中は現実を見て世界観を構築し直すべきじゃないだろうか。

悔しい話だけどもう日本は極東一の経済大国とはいえない。中国経済に規模で敗北した。

(鉄の生産データ)

 

ここ15年位毎年、毎月のように分裂する中国を予想し、天安門事件の再来と拡大を指摘し続けてきて、それが一回でも当たったんだろうか?

前も計算式を示したけど、平均的に日本人の4分の1くらいの所得の中国人が、今日本の12倍居る。

つまり国力・購買力が日本の3倍ある国が目の前にある。

 

大学では東大は中国のいくつかの大学に学力を抜き去られた。

日本語の語学力も、ハッキリ言って程度が低い日本人より、外語大学で真剣に学んでいる中国人のほうが上だと思う。

家に仕送りする、冷蔵庫がほしい、ハワイへ行ってみたいという至って単純な動機で死に物狂いではたらく中国人は、労働力としても馬鹿にできない。

 

都会のコンビニや飲食店でバイトしている中国人が、大抵の日本人より笑顔でまじめに接客しているのを見ていつも感心する。

もう人民服を着てチャリンコで移動していた中国人はいなくなった。代わりに21世紀の中国人はそのへんの商店でまじめに働いている。

むしろあの時代に取り残されているのは、向上を怠って転落している日本人の方ではないんだろうか?

 

そして大学のレベルで敗北したことが示唆するように、馬鹿な田舎者が幅を利かすようになったからその現実を認識できないでいる。

一番危機的な敵は、共産党でも民主化でもなく夜郎自大な日本人の遅れた意識なのかもしれない。

 

 

中国民主化という幻想 ほんとは望まれてない普通選挙 1980年代から対中観を変えられなかった日本の外交音痴 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e6%94%bf%e7%ad%96%e3%83%bb%e7%9c%81%e5%ba%81 houdouhigai ajia netouyo defence international politics economy

 

”そうじゃないと困るバイアス”で相手を見始めると途端にまずい事になる。
戦時中にB-29の中で半袖を着た乗務員の写真を見た日本軍は、
「アメリカは物資不足で、高高度で着用する防寒着を作れない」
と宣伝し、エアコンがあるということを想像しなかった。
その結果どうなったんだろうか?
敵の実像は想像の倍以上で評価してちょうどいいくらいなんだよ。

 

 

中国民主化という幻想 ほんとは望まれてない普通選挙 1980年代から対中観を変えられなかった日本の外交音痴 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e6%94%bf%e7%ad%96%e3%83%bb%e7%9c%81%e5%ba%81 houdouhigai ajia netouyo defence international politics economy

 

↓関連記事↓

 

 

 

はっきり言おう。

 現実に照らして言う限り、ここ25年間の中国の民主化はまったく進展しておらず、民衆は天安門事件を忘れている。そもそも中国は、そんな民主化ロボットみたいな人たちが暮らしているような国ではない。

 だが、どうやら日本人の視点はこの現実とは無関係に存在しているようだ。

 日本人が中国を語る際には、とにかく中国で発生したことは何でも必ず「民主化の第一歩」の図式に当てはめ、25年も前の天安門事件をいまだに「消えない記憶」として――たとえ現実と相違していても――語らなくてはならないという、不思議な不文律が存在する。

 これは、現地の民衆を(ややお節介気味に)思いやって中国の民主化を本気で望んでいる「良心派」の人たちから、心の中では現地社会が混乱すればいい気味だとばかりに民主化をダシにしている「反中派」の人たちまで、共通して見られる傾向だ。

 

 もちろん、多数の学生や市民が残酷に殺された天安門事件は風化しない方がいいし、中国の社会も(たぶん)民主化した方がいい。少なくとも、民主主義を「よくて正しい」ものだと考える私をふくめた日本人の価値観に照らせばそうだろう。

 だが「だったらいいな」と現実は別だ。

 残念ながら現在の中国の社会においては、政府関係者か民衆かを問わず、現在の社会と政治体制を根本的に変革する――自分の日常生活を破壊する――コストを支払ってまで選択するほどには、民主主義は「よくて正しい」ものとはみなされていない

 理想や願望にもとづいて現実を切り取る行為を何十年も繰り返すと、日本人が一方的に想像している「ヴァーチャル中国」と、本物の「リアル中国」とのギャップは修復不可能なほど広がっていく。

 両者のギャップが広がるほど、「リアル中国」はどんどん私たちの目からは見えないものになり、中国はどんどん意味不明で理解不能な国になっていくのである。

 

 昨年三月に習近平政権が成立してから、中国の社会は明らかに保守化した。日中首脳会談への動きも出ているとはいえ、尖閣問題をはじめとした日中間の政治的な摩擦は拡大し続けている。

 あまりにも存在感がありすぎる隣人を前に、「民主化」や「天安門」というフィルターを十年一日のように持ち出して中国の政治や社会を眺め続ける思考停止は、すでに危険な行為になりつつあるとすら言えるだろう。

 

 現実から目を逸らして、論者と受け手の双方が気持ちいいだけの「ウソの視点」にぬくぬくと包まり続ける行為が許されるのは、関西のスポーツ新聞と古参の阪神ファンだけでもう十分なはずなのだ。

via: 中国は民主化しない ~良心的中国論と関西のスポーツ新聞との共通点~ – ジセダイ総研 | ジセダイ

 

関連記事

保守速報・在特会の桜井  李信恵さんが名…

正義の味方をきどりたきゃ本物の悪と戦ってみりゃよかったのに毎日新聞社の報道によると、インターネット上の人種差別的な発言(ヘイトスピーチ)で名誉を傷つけられたとして…

  • 228 view

3
人の保守(ホモ)、普通の日本人が図鑑に登録されました。

第二の青葉は早期発見! コメントはログイン必須→ ログイン
3 Comment threads
0 Thread replies
0 Followers
 
Most reacted comment
Hottest comment thread
1 Comment authors
仏眼仏母gundari名無しさん Recent comment authors
newest oldest most voted
名無しさん
Guest
名無しさん

望んでない民主化デモに10万人も人が集まるわけねーだろw

仏眼仏母
Guest
仏眼仏母

中国経済崩壊キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
【朗報】韓国破綻【ザマァ!!】

まとめサイトでは、こんなネタがそれこそ10年以上も取り上げられる
いつ崩壊するんだよ……