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ホスト狂の女医、脇坂英理子ら芸能人が暴力団の医療報酬不正請求に関与 医者が行き詰まる時代の実態

  1. 経済
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資金繰りに行き詰まる病院、密かに増加中 年収が高くても資産がない医者の実態

 

テレビで、年収5000万円超と豪語したが…

一方で、医師としては、東京女子医大を卒業後、同じ大学病院に麻酔科医として勤め、2012年に東京・中目黒に「Ricoクリニック」を開業した。すでに年収は5000万円超と明かし、テレビ番組では、それらを貯金せずに使ってしまっているとも発言していた。

ところが、14年12月ごろになって、クリニックには「しばらく休業します」との張り紙が貼られ、ネット上では、お金を支払ったのに返ってこないという書き込みが相次ぐようになった。クーポンを出したばかりなのになぜすぐに休業するのか、といった疑問の声も多かった。

写真誌「フライデー」は15年6月5日発売号でこの騒ぎを取り上げ、東京都内在住のある20代女性のケースを紹介した。記事によると、女性は、14年5月に約30万円を支払って5回の全身脱毛コースに申し込み、2回目の治療を受けようと年末に訪れたところ張り紙があるのを見つけた。しかし、事前にクリニックから休業の連絡はなく、電話やメールもつながらないといい、とにかくお金を返してほしいと訴えている。

 

via: タレントで女医の脇坂英理子さんの美容クリニックが突如閉院 – ライブドアニュース

 

高須クリニックは金持ちかどうか?

個人的な尺度で言えば金持ちじゃないと思うけど、それを証明するような事件が起きてしまったようで。

 

近頃、病院の経営難の話をよく聞く。

近頃と言っても、もう10年位前から結構追い込まれた状態の人の相談を受けたりすることがあるけど、どうも病院というのは近頃では割に合わない仕事になってるようだ。

 

病院の場合、経営上の課題で最大にお荷物になっているのは

医者の経営難の根源

  1. でかすぎる開業資金負担
  2. 土地建物、入院施設付きじゃないと巨利を出せない事業構造
  3. 医療の進歩にともなって高度化する医療機器のリース料負担
  4. 患者の貧困化(病院に行かない人が増える)
  5. 安定と高収入を目論んだパンピーの子弟の増加による競争の激化

この辺りになる。

 

病院が足元を掬われるような何かが起きた時にそう簡単に起き上がることが出来ないのは、どうあがいてもリース料の負担を切り離すことが出来ないからだ。

4の原因によっていきなり収入が激増することは目論めないし、そうじゃなかったとしても病院が突如として想定を上回る満員御礼なんてことはまずない。

 

にも関わらず、3を切り離すことは出来ない。

なぜなら、検査とか治療そのものに必須の機器の場合、経営負担を軽くするために切り離すと言っても、収益の柱になっちゃってるわけで手放せるはずがないからだ。

しかもこいつらはリスケが通らない。

 

必然的に銀行にしわ寄せが行って、銀行を泣かす医者が増えている。

従って銀行はリスク管理のために金を貸さなくなるし、貸しても融資条件はどんどん厳しくなる。

 

そして1,2をあんまり良い条件でもない融資で金を引っ張ることになって、3,4に響いて経営が悪化する。

そして5の要因で今までは所得面の競争が起き得なかった社会構造が激変して、高須クリニックみたいなところに就職する普通の人が増えた結果、人材の確保で汲々とする事態も起きているわけだ。

 

たとえ年収が5000万あったのだとしても組織としての病院は債務超過が7億くらいになっていたりして、だからどうしたんだみたいな財務状況になっている。

焼け石に水、そこそこの規模の事業で5000万なんか金のうちに入らない。瞬間的に蒸発してハイさよならよ、だ。

 

高度化する医療は設備投資の大きな負担を巻き起こして、たかが5000万の年収から爪に火をともすような貯蓄をしても経営上の打開策が打てるわけもない状況を生み出した。

医療技術の研究や患者のケア、治療計画や薬の選定に追われている医者の日常で、経営の知識まで身につけるのはかなり難しいはず。

(そしてこれが不正請求事件の入口になったはずだ。)

 

知らぬが仏。

医者は確かに高収入だ。しかしそれは安定した金持ちを意味してない。

 

脇坂英理子のケースはそれを露骨に露している。

 

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静かな不景気にひっそり浸透していく暴力団 世間知らずの「先生」は実はいいカモ

 

こうした状況下で、経営に詳しいわけでもなく、先生として尊敬されている人が金融機関やリース専門のノンバンクと鍔迫り合いもなかなか出来ず、大阪城で右往左往していた豊臣秀頼みたいになっているケースは少なくない。

舵取りの難しくなったしょっぱい経営とか、時には罵声の応酬まで前提にした切った張ったのやり取りなんか出来るはずがないからね。

 

世の中良く出来たもんで、そこで経営コンサルタントが登場するわけだ。

大抵の医者は行き詰まって顔面蒼白の状況でも、まともな交渉で銀行から年収の5倍とか10倍程度は金を引き出す余地を持っている。

 

その金でどうやって危機を打開するかが最後に残された防衛戦になるわけだ。

(銀行を泣かす前段階の、文字通り最後の防衛線)

 

ところがその中には、そういうまともなことを一つも考えてない詐欺師が混じっている。

気の毒なことに医者としての活動に熱心だった人ほど簡単に騙されるし、苦しさに耐えかねて何かで一発逆転してやろうと思ったりしていた山っ気の強い人ほどころっと引っかかる。

情報は思わぬところから流出している。

 

総務省から郵便局の土地の払い下げがある、FRBの特別融資の口がある、M資金、アメリカ軍基地の砂利販売利権、そう言うような話を持ち込んでくる人もいれば、老人ホーム経営に参入しましょうという話を持ちかけて、いつ人が死んでもおかしくないようなめちゃくちゃな運営をしている老人ホームに名義を課すように斡旋して、毎月100万単位で名義貸し料をピンはねしたりする。

あるいは経理に入り込んで融資を受けた金をパクって煙のように消えていく。

 

情報が金融機関や取引先からヤクザにわたって、ヤクザが○○の経営セミナーなんて開催して、金融機関や取引先から情報を得たセンセイたちが藁にもすがる思いで参加する。

そこから関係が始まって、抱かす飲ます食わすで抜き差しならない関係になったら脇坂英里子の出来上がりってわけだ。

 

この事件について正しい認識を想像するのであれば、脇坂英里子ら操り人形を使って、ヤクザが病院経営に乗り出していたという所が正解に限りなく近い線になるだろう。

ホストから経営の実権を握っていた第三者まで全員がグル、恐らく薬物の転売など相当広範囲に商売の風呂敷を広げていたはずだ。

 

多重債務で正常な判断能力を失い、メンヘラ化した女医先生は実態については何一つ知らないだろう。

 

テレビ出演も大方ヤクザがセットアップしたんだろう。

患者数がそれなりに居ないと、大量の薬物を扱う整合性が出てこない。

麻薬取締局はそんなに甘くないだろうし?

 

医療版の与沢翼だったわけだ。

 

 

有名医師やお笑い芸人など数百人を巻き込み、架空の診療報酬数億円をだまし取っていたとみられる暴力団の組長らが、警視庁に逮捕された。
指定暴力団・住吉会系3次団体の組長・三戸 慶太郎容疑者(49)と、杉並区下井草の接骨院の元経営者・辺土名 朝紀(へんとな・とものり)容疑者(35)など十数人は、実際には行っていない診療を行ったように装って、診療報酬数十万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれている。
辺土名容疑者を知る人は「白っぽい派手めのスーツを着ていた。多角経営をしていたが、最後はだめになった」と語った。
三戸容疑者らは、都内や千葉県内の病院や歯科医院、接骨院に多数の患者役をあっせんし、自治体などから、総額数億円の報酬を不正にだまし取っていたという。
不正請求には著名な医師や、お笑いタレントら数百人が関わっていたとみられ、警視庁は、暴力団を中心とした組織的詐欺の全容解明に乗り出す方針。

via: 有名医師など数百人関与か 診療報酬詐取で暴力団組長ら逮捕(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース

 

 

背景に自分の医療費でさえ倹約せざるを得ない国民生活の窮乏化、破綻する医者は景気の末期症状

 

こうした事情に一番の要因になってるのは、そもそもの医療費ですらケチり始めている世相があるだろう。

子供の頃は風邪引いたらすぐに医者にかかっていた人が多いんじゃないかと思うけど、社会人になった今、どうだろうか?

 

時間がない、これくらいで無駄遣いを・・・と思って医者に行ってないんじゃないか?

年寄りをあてにすると言っても、田舎の貧困老人は死後墓が維持できないと悟って墓じまいをすら検討する時代になった。

 

医者が開業するにあたって、周辺の人口を調査して収益率を予想して開業するのが常なわけだけど、その計算根拠になっている公式が崩壊しているのが医療業界の惨状の元凶だろう。

 

昭和60年前後~平成半ばまでの、暮らしに困ってなかった日本人のデータに基づいた計算式は多分、現在既に通用しない。

エアコンをケチって熱射病で死んでいく人や、電気代が払えずにロウソクで暮らし、火事で焼け死ぬ人々が無言でそれを証明している。

 

墓とか医者の代金までケチり始めている現在の世相は、景気の末期症状を示している。

病院にかかる金までケチり始めている景気で、どんな新規産業の大当たりが予想できるだろうか?

 

墓まで維持できない時代に、冠婚葬祭の全てが全く数字として当てにならなくなるだろう。

 

つまり、大恐慌に近い現象が目前に迫ってるってことだ。

早晩、入院患者が人質に近い問題になって手を出しあぐねている金融機関も、病院の不良債権処理に抜本的な対策を打ち出すだろう。

経産相が仲介して、倒産した互助会を合併させてだましだましやっている葬祭関係も崩壊は避けられない。

 

病院の破綻、葬儀屋の倒産が次の恐慌の狼煙になるはずだ。

一般的な産業の破綻でも、暴力団の占有や手形詐欺が騒がれるのが世の常だ。

病院にせよそれは同じだった、って事。

 

◇警視庁組織犯罪対策4課 逮捕状は組長ら十数人に

 柔道整復師(柔整師)の診療報酬にあたる「療養費」を不正受給したとして、警視庁組織犯罪対策4課は6日、指定暴力団住吉会系組長の男(49)や接骨院などを運営する会社役員の男(35)ら十数人について詐欺容疑で逮捕状を取り、数人を逮捕した。6日中に全員を逮捕する方針。捜査関係者によると、組長らは東京都内のコンサルタント会社役員の男(38)らと共謀して架空の施術記録を作成し、都内の自治体など健康保険事業を運営する「保険者」100機関以上に療養費を架空請求し、約1億2000万円をだまし取ったとみられる。

 また、都内の医院や千葉県の歯科医院でも同様の手口で診療報酬の不正請求を繰り返した疑いもあり、同課は詐取金が暴力団の資金源になったとみて調べている。暴力団関係者が「患者」をあっせんしていたとみられ、お笑い芸人が「患者」になっている請求もあったという。

via: <療養費詐取>詐欺容疑で数人を逮捕 柔道整復師と共謀 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 

 

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迦陵頻伽
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迦陵頻伽

データの裏付けがない結論を先にたてて、時事ネタを絡めるスタイル。

名無し
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名無し

データの裏付けがあっても結論を先にたてて、陰謀論を絡めるホモウヨ。

とらふぐ
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とらふぐ

いや。ホモウヨにデータの裏付けはない

一読者
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一読者

軍荼利さんあんた何もんなんだってくらいよくわかってると思いますが
わたくし開業医、親の法人は継いだけど別に自分で開業した
親は昔ほどの稼ぎが無くなって高く売れるうちに売って診療所閉めた
銀行の融資が厳しいのも本当
昔は医者ってだけでへこへこしてきたのにw
設備投資が高額なので後継ぎがいないと投資せずに細くなってやめる
パクられたやつみたいに底辺卒坊ちゃんのよほどなくるくるパーじゃなければまだまだ開業すればまあやっていけるけど親の世代よりは厳しいのは間違いない
軍荼利さんのおっしゃっていることはほぼほぼ正解、てか医療に無関係な人間のご意見とは思えない
下らん叩きに屈せず今後も正しい情報をお願いいたします
以前しんどいことがあった際に軍荼利さんのコメに救われたものです

一読者
Guest
一読者

大病院はリスクも大きいですからね
同期でもいきなり財政厳しくなった人もいました
メンタル系は今ほんとおおいですけど尊敬できる医師が少ないです、、、逆に尊敬できる人は本当に素晴らしい志をお持ちですが

一応経営はうまくいっているので(開業時公庫からは少し借りましたが)数千万だったら必要ないのですが、老人ホームやろうと思って4億貸せと言ったら結構雑に断られましたw

kum@
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kum@

私も医療関係者が間近にいる関係で色々と見ていますが、本内容は大体同意します。
非常に残念なことに、老人どころか現に働いている人ですら、医療費をケチっているのが実情です。
友人から聞いた例では、日本人なら9割が知っているような一部上場企業に勤務している人が、病院にかかるカネがない、といって治療を中断。
周りの必死の説得もあって通院を再開して病状は安定しましたが、あのままなら仕事ができなくなって最悪休職→退職だったようです。
家族もあったようですし、知的能力も決して世間の水準から大きく劣ることはなかったでしょうにその有様。
周囲の資源が潤沢だったから救われましたが、資源がいくつか欠けていたら、おそらく家庭崩壊していたと思われます。
そんな状況で、大衆相手の医療で一攫千金、なんて徳川埋蔵金程ではないにせよ夢物語だと思います。

個人的には不動産投資ぶっこむなら、(原資がある程度あるなら)REITにした方がいいとも思いますけどね…。
不動産現物投資は税金が高すぎる。