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西伊豆 改造電気柵に川で泳いでいた家族連れが感電、男性二名死亡 野生動物の適応能力に苦慮する地方住民たち

  1. 経済
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19日午後4時40分ごろ、静岡県西伊豆町一色の仁科川支流に人が倒れていると、消防を通じて県警下田署に通報があった。消防隊員が駆け付けたところ、子ども2人を含む7人が感電しており、川崎市宮前区の男性(42)と別の男性(47)が死亡した。

 川の土手には高さ約1メートル、長さ約10メートルの動物よけの電気柵があり、電線の一部が切れて川に入っていたという。県警は7人が漏電した川の水に感電した可能性があるとみて調べている。

via: 動物よけ電気柵漏電2人死亡5人けが 川に電線 西伊豆 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

 

川で感電死した人のニュース、電気柵は違法改造だったそうで。

あんまり野生動物を知らない街の人だと、「違法改造なんかして大事故になった!」と言うんだろうけど田舎だとしょうがない事情もあったりする。

 

察するに、伊豆半島なんかだと交通の便も悪く、工業系の都市もないつまりは過疎で所得が決して高くないエリアなんだろうと思うけど、今日本の田舎というのは猟友会の会員不足で悩んでるようで。

つまり、動物に困っても駆除してくれる人もおらず、増える一方の野生動物に、所得の低い一次産業の人が困り果てているってことだろう。

 

もっぱら農業の種類で所得高は推測できるんだけど、柑橘類の栽培をやってるところは、冬に海が荒れて漁に出ない伝統が昔あった地域や、他の作物が育たない貧乏なエリアを示唆している。

伊豆なんてのはまさにその図星の地域なんだろう。

そして、猟師がいないところまで逃げおおせたシカとイノシシが増加に転じる・・・・

 

このイノシシとシカが柑橘栽培の人にとっては悪夢のような害獣だ。

川魚で生計を立てている人にとっての「鵜」と同じような存在だろう。

(鵜は駆除動物だ。うなぎから鮒・鯉まで群れでやってきてなんでも食いつくすイナゴみたいな鳥。)

 

イノシシとシカはどちらも電気柵が通用しない相手だ。

大方の野生動物というのは、高い適応能力を日常行動の維持のために利用している。

普通、電気柵ができたら行動経路を変えるような気がするけど絶対にそうはならない。

 

むしろ電気柵にビビらない方向で適応していくのが相場で、パイプラインが出来ても従来のルートを模倣した移動を見せるカリブーやムースなんかが好例だろう。

そしてそういう動物を相手に、人を殺す力もないような電気柵は大して効果を発揮しない。

野生動物の生命力や餌や水の確保に対する熱意は人間の想像を超えている。

 

イノシシも、危険度は折り紙つきの怪力動物だけどこいつらの生命力は恐ろしい。

イノシシが好物なので、罠猟の人に分けてもらった時に自分で屠殺しようとして思い知らされた。

農具の柄で、ちゃんと構えて眉間を叩いたのに、柄が折れてイノシシは一発では死ななかった。(熟練者だと一発で殺せる。)

 

猫みたいな小動物でも野生化したら生命力はバカにならない。

釣り場で雑魚を与えていた野良猫一家に、意地悪な年寄りがふぐを与えていたけど、猫はまるごと食っちゃう。

「かわいそうに、死んでしまうだろう」と思ったら、フグ毒にも食べ続ける内に耐性ができるのか、普通に全部生きていた。

 

シカが電気柵を超える理由は至って簡単で、シカの一番の好物は樹皮と木の芽だ。

多分人間が植えている柑橘類の芽や皮を狙って、電気柵に馴染んだら平然と超えてきていたんだろう。

イノシシははじめから土をほって侵入してくるので通用しない。(しかも皮下脂肪がごついので電気なんか効くわけがない。)

 

台風のイタズラで電線が垂れたのは悲惨だったけど、ハンターの世界も少子高齢化になったおかげでとんだ事故に発展する時代になったってことだ。

 

野生動物の肉が好きな人、罠猟のライセンスだったら、銃のライセンスより簡単に取れるらしい。

週末ジビエパーティーの為にいっちょいかが?

 

ちょっと寝かしたイノシシの肋を備長炭で炙って、岩塩・ハーブ・オリーブオイルで仕上げてかぶりついたらもう・・・・

血眼でイノシシ狩りに行ったろうかと思うよまじで。

でかいサイコロ状に切って、味噌漬にして石焼にするのも美味いなぁ・・・・

(なかなか、罠では取れないらしいけどね。)

 

 

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イノシシの牙は7,8センチはあるね。
屠殺してまじまじと実物を観察してぎょっとしたよ。
かみ合わせで牙が研げる作りになってるから、ペーパーナイフみたいな感じだ。
あの牙でグワーッとやられたら腹が破れてしまうんじゃないか?

 

 

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実際の被害の実例

 

うり坊からは想像もできない危険性のデカイノシシ

 

川の土手には高さ約1メートル、長さ約10メートルの動物よけの電気柵があり、電線の一部が切れて川に入っていたという。県警は7人が漏電した川の水に感電した可能性があるとみて調べている。

 同署によると、死亡した男性のほかに感電したのは、40代女性2人と小学生の男児2人(いずれも8歳)、現場近くの70代女性。70代女性以外は3人家族の2組で、現場では当時、男性(42)と男児2人が川遊びをしていた。この男性が川で倒れ、悲鳴を聞いて助けに向かった4人も川に入って次々に感電したとみられる。死亡した2人以外はけがを負い、40代女性と男児1人が重傷という。

 川は深さ20~30センチ、幅約10メートル。消防が駆けつけたとき、父親2人と母親1人が川の中で倒れ、ほかの4人は土手で座り込むなどしていたという。

 近くの住民によると、家族2組は親戚の家に遊びに来ていた。電気柵は、近くの家がイノシシやシカからアジサイを守るために設置していた。現場は山間部の集落で、多くの家が電気柵を設置している。

 近所の男性(70)は電気柵について「仮に触っても普通はぴりっとくる程度の電気の強さ。なぜこんなことになったのか」と話した。

via: 動物よけ電気柵漏電2人死亡5人けが 川に電線 西伊豆 (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

 

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こたろう

亡くなった人はかわいそうだけど、このニュース聞いた時地元の人がかわいそうだなと思った。少ないと思う人口で管理が行き届くのかな?関係ない話、イノシシはまだ大きくなるつもり?ってぐらい毎年大きくなるのでビックリ。