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薬師寺保栄氏 みずほ銀行行員の詐欺被害に、一億三千万円詐取 裏方には無力になる企業セキュリティー 本当は怖い「中の人」

  1. 経済
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みずほ銀行の元幹部行員が、現職中、顧客の男性に「高い配当が得られる金融商品がある。銀行が元本を保証する」などと架空の話を持ちかけ、2億6000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで刑事告訴されたことが分かりました。
ほかの複数の顧客も、元行員に資金を預けたまま返還されていないとして、損害賠償請求を検討しています。

関係者によりますと、都内の40代の男性は3年前の5月、当時、みずほ銀行本店の審査役だった51歳の元行員から「特別な顧客だけに紹介している金融商品がある」と、本店の応接室で勧誘を受けたということです。
さらに元行員からメールなどで「銀行が元本を保証し、月3%の配当を行う。いつでも解約できる」と説明を受け、男性は合わせて2億6000万円を預けました。
その後、解約を申し出ましたが、元行員は「銀行でシステム障害が発生した」などと言って応じず、今も1億4000万円余りが返還されておらず、男性は30日、詐欺の疑いで警視庁に告訴状を提出し、受理されたということです。また、ほかにも複数の顧客が、同じ勧誘を受けて元行員に資金を預けたまま返還されていないとして、損害賠償請求を検討しています。元行員は、おととし9月に銀行を退職しています。
みずほ銀行は、「事実を明らかにするため、捜査に全面的に協力します」とコメントしています。

via: みずほ銀元幹部を詐欺容疑で告訴 NHKニュース

 

この手の企業を舞台にした詐欺事件や、今でもどこかで生きている巨大な粉飾決算のネットワークというのの恐ろしいところは、本当に「中の人」がやっちゃってるところにある。

信憑性を生み出す会社の看板、補強するための証拠からいくらでも作れるわけで。

「投資は自分でしかやらない」という信念がある人は別にして、ある意味投資ではディフェンシブな発想の「できれば玄人に」という気持ちを持っている人はハメられやすい。

 

怖いのはMRIみたいに儲けようという「隙」を持ってない人でもコロっと行ってしまう可能性があるってことだ。

 

この手の事件で典型的でかつ大規模だったのが、結局は総額で被害額が460億円を超えていたアスクレピオス事件や、大塚製薬の未公開株詐欺事件なんかだろう。

どちらも中の人が協力していた。

粉飾決算関係の犯罪は詐欺と関係ないから今回は置いとくとして、あれも幾つか大企業の中に奥の院めいた非常にヤバいグループができていた。

 

この手の銀行が絡む事件ってのは、大体は始めに実行犯になる人が「引っ掛けられて」その手の人の持ち駒になっちゃってる。

抱かされる、掴まされる、握られる、まぁ色々ある。

前中国ビジネスの超有名人だった人の会社に、数百億円引っかかったのも、ある都市銀行の幹部が女子高生を抱かされ、それから脅迫されてはじめに数十億円貸してしまったことが始まりだった。

 

そして恐ろしい事に、そういう人間の選定に大体の事件では「引っ掛けやすい」人を中の人が指名している。

特に銀行は顕著だけど、いわゆる「厄介な筋」の話をまとめてくる係ってのが居る。

本店とかの、肩書が曖昧だけど妙に嫌な笑い方をしている奴とか、まぁそういうような人々だ。

 

こういう人達は厄介な仕事内容に見合うだけの報酬があるのかといえば、そうでもないもんで、くすぶって煙を出してる人も珍しくない。

そしてその煙を、交渉している「厄介な人」は敏感に嗅ぎつける。

 

そしてそこで「見合うだけの報酬」を提示して手引を手伝わせるってわけ。

実例をローカルな範囲でいくつか知ってるけど、帳尻の合わない沙汰の結末がまぁまぁ強烈ですごい被害になっていた。

 

大概の企業は、泥棒、ヤクザ、ヤバい同和・在日関係、キチガイクレーマーとそれなりに防壁を作ってるけど、中から壊されたらそれもおしまいで、ヤクザより怖いのは中の人の裏切り。

 

このみずほの詐欺事件がそういう筋の関係かまではわからないけど、ぶっちゃけ登場している関係者からして多分「裏方」の人だったんじゃないかと思うね。

本店に帰った時に、そのまま裏方から出れないってことを悟って山っ気に火がついたんじゃないだろうか?

 

50代で審査役ってことは、役員になる芽もなく、今までやってきたことと割があわないという非常に鬱屈した心理を抱えていたんだろう。

 

外の人より怖いのは中の人。

こればかりは他のだれでもない、経営責任者が目を光らすしかない問題だ。

 

 

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粉飾決算事件も●●●●では大抵●●●が出て来て、
これが情報機関の工作会社なのかといつも思わされる。
看板が立派なのと中身がまともなのとは無関係だなぁと痛感させられるね。

 

 

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元みずほ銀行本店行員O氏に対する告訴状が警視庁に提出され、受理されたのは9月30日である。都内の会社役員から多額の現金を騙し取ったという詐欺の容疑だ。O氏は第一勧業銀行出身で、都内の支店長などを経て本店勤務となったが、詐欺騒動をきっかけに2012年9月に退社したという。

 多数と見られる被害者のなかには、元WBC世界バンタム級チャンピオンの薬師寺保栄氏も含まれていた。投資は1億3000万円に及び、大半が未返済のままだという。10月6日発売の週刊ポスト10月17日号で、同氏はこう語っている。

「O氏と初めて会ったのは2010年の夏。知人の会社経営者から紹介されました。身長170センチ弱と小柄な体格。さっぱりと短い髪で、地味なスーツにネクタイを締めた、いかにも銀行員といった風貌でした。

 ただ、『お勧めしたいファンドがある。月利5%の投資話です』とあまりにうますぎる内容だったため、最初は信用していなかったんです」(薬師寺氏)

 後日、名古屋在住の薬師寺氏はO氏が本当にみずほ銀行の現役行員なのかを確認するため、同じく投資を検討していた知人と一緒に、東京・内幸町のみずほ銀行本店(当時。現在は大手町に移転)に出向いたという。

「みなさんに顔が知られている私が突然出向くと不審がられると思い、本店までは知人に行ってもらいました。本当に本店で働いているか、呼び出して確認するためです。

 すると、本店から社員証を下げたO氏が出てきて、知人を本店内に案内した。知人は受付を通り、2階の応接室に通され、投資の説明を受けている途中で、女性の事務員からお茶も出されたそうです。

 これで私と知人の疑念は消え、“本当にみずほ銀行が行なっているファンドへの投資話だ”と信じてしまったんです」(同氏)

via: 薬師寺保栄氏 元みずほ銀行行員に1.3億円騙し取られていた (NEWS ポストセブン) – Yahoo!ニュース

 

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まる
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まる

社会調査なんかで、派遣・契約社員あたりの賃金待遇への満足度が低くなった結果もありますし、PCの発達なんかでホワイトカラーのパイ自体も減ってきてるといいます。
この流れだと、仕事・出世でくすぶってて鬱憤はらしたくてしょうがない人間からこの手の犯罪を実行しちゃうくらいのバイタリティある人が出てきても不思議では無いですよね。

景気の良かった頃のような終身雇用・定期昇給が難しくなった時代に、軍茶利さんはどんな形での企業運営手法が増えると思いますか?
僕は現在ブラック企業と揶揄されている多くの企業のように、成長ややりがいといった一種のマゾヒスティックな思想の社員への啓蒙がより活発になっていくと予想しています。

まる
Guest
まる

なるほど…
そうなると、一部の大企業・大資本が担う仕事と個人が個業でやっていける仕事で大きく2つに分業されそうですね。
確かにバイトテロなんかの実例で、経営者にとっても雇用自体がリスクになっているのは僕も実感しています。

ノマドなんかがもてはやされているのを見ると、被雇用者自身も「雇われるのは辞めだ」って思っている節もある気もします。とりあえず食えりゃいいやって感じで。

しかし、そういう風潮になると格差社会の問題や国際的競争力の面でどんどん日本は置き去りになるんじゃないかっていう憂国の思いもします。
やっぱり松下やソニーみたいな企業が出てこないと、ダメだと思うんです。
貧乏人を減らす大企業が出ないと、中産階級は減る一方ですから。

まる
Guest
まる

@gundari
確かに、一人で労働生産性をきちんと確保できる人材ってなかなかいないですね。
この辺はちょっと見誤っていたかもしれません。
だからこそ、ダッサラ失敗で、って話もずっと昔からあるわけですもんね。
実際ノマドみたいなのでうまく言っている例はほとんどなくて、大半は与沢翼さんのお客さんで終わったりしているわけですし。

しかしコメント欄、なかなか凄まじい様相ですねw

端的にいえば、組織観が崩壊していますね。
転職のタイミングについても、絶対に自由だと思ってるのはおかしいですね。
法律の条文でいえば、そうなのかもしれませんが、僕からしたら抜け穴を利用して権利を主張しているだけの印象を受けます。
法律解釈なんかだと、信義則上どうこうとか、そういう部分も考慮されて判例が出来上がっていくものだと私は解釈しております。
例えば、サイバーエージェントの場合、責任有るポストを遂行するという義務が職務上与えられていた訳ですから、それを一方的な自己都合でやめるとなれば、そこに責任問題が出てきたとしてもなんら不思議ではないですよね。

そもそもあの記事では、軍茶利さんは悪い意味で我をむき出しにして組織をかき乱す社員のモラル欠如なんかを指摘していたと僕は捉えています。

まぁ、会社の中でも職種や雇用形態によって差別化が進みつつある世相ですから、そこに対する反発力が働いて過激になっている団体もあるのかもしれないですね。
雇用関連の論文を何本か僕も読んでますけど、色々と手詰まり感は感じますw
多分、階層化・格差社会化という動きにはあらがえないでしょう。
なぜなら、労働生産性が労働者の求める見返りに見合うだけ生まれていないですからね。
ここが一番の問題かもしれないですね。
資本家にとっても労働者にとっても。
労使関係の根本がずれてるから、ずっとずれている。
PCの発達なんかで、相対的にホワイトカラーの価値なんかも下がっているんだってこともっと労働者も自覚しないとどうしようもないと思います。