炎上バイラルメディア、怒るクリエイター コンテンツ・ネットビジネスに著作権は必要か? 問題の本質に気が付けない人々


そんな感じでこの「ゴシップぱんだ」を訴えよう、と思ったのですが、運営元を調べてみると、なんと前述のBUZZNEWSを運営するWebTechAsiaと住所が同じでした。

BUZZNEWSを運営するWebTechAsia(外部サイト)

ゴシップぱんだを運営するLIBERTA PTE. LTD(外部サイト)

住所は両方とも「88 Tanah Merah Kechil Avenue #07-22 Optima @ Tanah Merah Singapore 465518」となっており、同じ住所で運営していることが分かりますね。
※LIBERTA PTE. LTDの住所は、10月14日時点までは記載されていましたが、現在は削除されています。

via: 悪質バイラルメディアにはどう対処すべき? BUZZNEWSをフルボッコにしてみた – Yahoo!スマホガイド

 

バイラルメディアというのが少し前から話題になってるけど、こういう状況が引き起こされることは大分前から予見していて、個人的には広告が原因でこうなってると思うんだよね。

中身を審査しないままわけの分からない基準で安い単価しか出さないからこうなる、というの。

今回の訴訟を前提とした騒動について、ネットメディアとしての訴訟・コピー関係の揉め事の被害者をぼちぼち経験してる当事者として掘り下げてみようと思う。

 

大筋で言えば

バイラルメディアが問題化している4つの要因

  1. 広告の単価の問題(=金儲けがしにくい)参考
  2. スペースの貸し出し手のモラルハザード(=削除要請などにまともに応じない)参考
  3. 儲からないがゆえに自己顕示欲をストレスが上回ってしまった現状参考
  4. そもそもネットカルチャー・コンテンツと相容れない日本の司法
  5. まとめ

があるんじゃないかと思う。

総合的に言えば、作り手としてはある程度パクリは歓迎すべきだと思う。

 

1:広告の単価の問題(=金儲けがしにくい)参考

 

1の問題のアウトラインはリンク先で完結しちゃってるけど、掘り下げればネットメディアというのは基本的にはCS放送みたいなプル型のチャンネルと言ってもいい。

例えばハゲが気になってる人や美容整形によるメタボの解決を目論む人にとって、関連コンテンツを見に行くというのはまさにそれに相当する。

ミニマムな局地的効果で言えばCSより効果が高い可能性がある。(違うのはインプレッションの母数だってことで、それもメディアによっては上回る場合がある。)

 

で、CSのショッピングチャンネルを持つのとネットメディアに広告を出すのと、TCOは確実にネットメディアのほうが安い、と言うかなめてんのかという金額になるのは読者としての立場しか知らない人でも想像がつくんじゃないかな。

メディアによっては一日真水で100万人以上の「訪問者」(PVで換算すれば400-700万ほどになるんだろう。)を持っているにもかかわらず、それがCSのインフォマーシャルより売価が高いってメディアは存在しない。

 

これはつまり、粗製濫造を広告出稿側が後押ししてるのと同じことで、参考の記事で指摘している通りポリシー準拠というのを審査してコンテンツの内容を審査しない姿勢もそれを物語っている。

どうしてインフォマーシャル以下の報酬しか払わないメディアがインフォマーシャルより面白くなるんだろうか?

この部分が原因を露骨に物語っていると思う。

 

これは、人を雇うこと自体がリスクになった今の時代に、法人化してメディアを運営している組織的メディアにとって致命的な問題で、現状はポータル大手を除いてどんなに大きなメディアでも価格決定権を持てない。

そして、ネットコンテンツの出元になっているメディアが塗炭の苦しみに喘ぎながらコピーコンテンツに晒されている現状の生みの母になった。

 

この金にならないという問題を具体的に踏み込んで言えば、↓のよっぴーさん(この人のコンテンツは結構読んでる。ファッション関係のは爆笑した)のような人も、例えば月に200万の運転資金でメディアを運営していたとして、粗利が500万くらいあればコピーがどうとか気にもしてない可能性が高いってこと。

ところが、現状では運営に毎月100万円かかって実入りが140万以下だったりするようなメディアばっかりじゃないだろうか?

ギガジンだって2013年までの経営は基本的に赤字だ。

 

問題なのは500万円の粗利の部分じゃなくて、それを得られる可能性が全くないという環境の部分じゃないだろうか?

面白いもの作る、当たる、全然儲からない。

結果的にどうなるか?

 

この中で生存を図ろうとする、もしくはストレスを何かにぶつけるとなったら当然、コピーしてるやつにその矛先が向くのは当然で、本来は広告単価の向上や、価格決定権の奪還を目指すべきところを、法人が小規模でありあるいは、クリエイター上がりの人であるがゆえにスケール感に欠けた経営を行っており間違った方向に怒りをぶつけている気がする。

コンテンツを何のために作るか、それは自分が作りたいから、見てもらいたいから、その継続を十分可能にする収益がほしいからに他ならない。

 

この分析から見てどうだろうか?どう考えてもその解決にコピー君の駆除は役立たないと思う。

仮に駆除に手を付けるとして例えば2chを崩壊させられるのか?

不毛であり、実現可能性も著しく低いと思う。

 

問題はコピーが一番手っ取り早く儲かるという図式にあるわけで、天井が見えている収益の中で利益率を最大化させるために必然的に発生しているこの状況にある。

上述のような利益が見込めるのであれば、「質」という不滅の収益の担保をみんなが追いかけ始める。

 

結局広告が安すぎるし、価格をエンドユーザーに阿た結果とも言える。

その結果、コンテンツの質を育てるべき編集者相当の人間は不在になり、コンテンツの質が低くなったのと同時により出向者側の価格決定力が強くなった。

 

ただし、ニコ生とかまとめサイトカルチャー(つまりジャンクコンテンツ)に現状の仕組みがマッチしているのも現実で、より有用な発想としては、よっぴーさんみたいなメディアとか、いわゆる「源流」相当のコンテンツにもっと金銭的にリスペクトする仕組みこそが必要なんじゃないか。

 

製作者側と受け手側が意図に則した反応を示すユーザー層をまじめに分析したら、どっちみちジャンクコンテンツとそれ以外では読者層が一致してないし、広告の種類を切り分けて単価も変えるというのはそれほど悪い筋のアイディアじゃないと思う。

「源流」側のコンテンツではジャンクコンテンツと違ってインプレッション効果だって確かに期待できるわけで、せめてその分だけでも上乗せすればまた違った話になるんじゃないだろうか。

 

 

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独自の視点で様々なものを流行らせているカリスマブロガーを中心に議論が巻き起こったり、「キュレーション」という言葉を流行らせて以後はすっかりチョロい仕事で稼いでおられる佐々木俊尚氏が編集長を勤める「TABI-LABO」が炎上謝罪再炎上というステキなコンボをキメられたり、バイラルメディアを運営しながらバイラルメディアの暗部に斬り込んだ猛者が返り討ちにあって記事をガシガシ削除されたり、いつもどおり無責任発言を繰り返すイケダ師にヨッピーが全力で反論したりと、広範囲に戦火が拡がっています。

 

そんな最中、国内の主要バイラルメディアの代表が集まった最高に胸糞悪いトークセッションのレポートが公開されています。

「テレビやゲームの時間をリプレイスしていきたい」 BuzzNewsやCuRAZYなど注目の「バイラルメディア運営者」が明かしたサバイバル戦略

「ネットにおける紹介とパクリ」に関しては慎重に考えたい(後述)raf00ですが、このインタビューに関してはパトレイバーの後藤隊長が語った『普段眠ってる「正義の心」ってやつがムクムクと頭をもたげてくるぞ。』という台詞が浮かんでくる思いです。

冒頭でいきなり「オリジナルコンテンツ?コストかかるからやらないよwww」と飛ばしてきますが、激熱ポイントは2ページ目。
ネットのコンテンツをパクリにパクッた上に「向こうのコンテンツを持ってくるより、こっちで提供するほうがたぶん楽なので、まずはそっちなのかな、と。なんとかテレビのコンテンツを持ってこれたらいいな、とは思いますが。」と発言する精神が凄い。
ViRATESも「テレビ局が『高いから使わない』とか言うのなら、タダであげてもいいぐらい。」とコメントしており、おいちょっと待て、パクってきたもの売りつける気かよと。
さらに「なんとかテレビのコンテンツを持ってこれたらいいな、とは思いますが」とテレビからも盗む気満々。

via: 「バイラルメディア運営者」がダメすぎて滅びてほしい | @raf00

 

「訴えても割に合わない」という現状

―― 9月ごろにヨッピーさんからお話を聞いたときには「本気で訴えようと思ってる」って言ってましたよね。今回「和解」という形になったのは?

ヨッピー 一番大きかったのは、相手がまだ若かったということと、改善のあとが見られたということです。今ではTwitterで画像を使っていいか聞いているようですし、謝罪文も出すと約束してくれました。

―― 裁判コストの問題もあった?

ヨッピー そうですね、以前僕も調べて記事にしたことがあったんですが(まとめサイトの画像盗用にはどう対処すべき!? その道のプロに聞いた)、結局のところ、裁判に持ち込んでもメリットがほとんどないんですよ。まず第一に時間の問題。最低でも半年から1年、相手が控訴したりすればもっとかかる。それに費用の問題。僕の場合は友達の弁護士にお願いするつもりだったんですが、それでも100万円単位のお金がかかると言われました。

―― それで勝ったとして、どれくらいのお金がもらえるものなんでしょう。

ヨッピー 一概には言えませんが、そもそも画像や記事の盗用って「被害額」の算出が難しいんです。

―― 確かに、画像をパクられたとしても、それでどれくらいの被害が生じたのか具体的には出せないですよね。

ヨッピー そうなんです、あと「精神的苦痛を受けた」などで上乗せするケースもよくあるそうなんですが、これも実際にケガをしたとかでないかぎりは安い。結局、訴えても割に合わないんですよね。今回は同じような被害者を集めて和解を持ちかけましたが、1人で訴訟したらたぶん、勝っても負けても赤字だと思います。

―― なるほど……。

via: ヨッピーさんインタビュー:BUZZNEWSが記事の盗用で謝罪、和解金支払いへ バイラルメディアを追い詰めたライターの執念と戦略 (2/2) – ねとらぼ

 

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