正義の味方をきどりたきゃ本物の悪と戦ってみりゃよかったのに

毎日新聞社の報道によると、インターネット上の人種差別的な発言（ヘイトスピーチ）で名誉を傷つけられたとして、在日朝鮮人のフリーライター・李信恵さんが8月18日にも訴えを大阪地裁に起こすそうです。

これは「在日特権を許さない市民の会」（在特会）の桜井会長らが今年7月までにインターネット上で、李さんの出自を取り上げて、「不逞（ふてい）鮮人」などと蔑視・差別するような言葉を繰り返し投稿し、「保守速報」が昨夏から今年7月まで、同様の匿名による差別的な発言を掲載したことを受けたもの。

李さんは桜井誠会長および在特会に約550万円、発言を転載した2chまとめブログ「保守速報」に約2200万円の損害賠償を求める方針で、ヘイトスピーチを巡って個人が賠償請求する訴訟は初となります

via: ついにまとめブログ「保守速報」がヘイトスピーチで訴訟沙汰に、ひっそりと記事削除中 | BUZZAP！（バザップ！）

まぁ当たり前すぎる話だけどついに訴えられたそうだね。

むしろ今までアンチヘイト側の人々がどうして法的手段を使わないのか理解に苦しんでいたけど、単純に勝訴見通しと訴訟費用をどう工面するかの部分が大変だったのかね。

こういう部分では日本の場合やったもの勝ち言った者勝ちの部分があって、訴訟費用はうちでも結構かかっている。

大体、相手の発信者情報を特定して訴訟で法廷に引きずり出して判決か和解に至るまでで６－８０万ほど。

けじめの部分でしっかり釘を刺す意味で相手の身辺調査もしっかりするんで仕上がりで１００万円ほどになる。

約束や落とし前はしっかり履行してもらってから初めて意味を持つものだから必要経費なんだけど。

朝鮮人と決めつけたり、アフィ剥がしとか言い出して荒らしを始めるガキとかそういうのがもっぱらのターゲットになるけど、個人的にはいいかげんにしろよと思うな。

もっぱら収益部分はこっちが訴えられた時の訴訟費用にしようと思ってるのに、それを阻害する馬鹿と何を言ってるのかわからないキモウヨを追い込む方に浪費してしまう結果になっている。

番茶も出花は１８歳まで、馬鹿は引っ込んでろよと思う。

そしてそういうクズの生産元は大体がそういうキチガイブログとかになるんだけど、知能指数と反比例する形でその手の連中は、迷惑だって自覚をもたずに自分を社会正義だと思い込んでるフシがあるんだよね。

キジトラ速報の管理人とはかなり親しくしていて、あいつのとこのブログでは「ネトウヨブログの管理人も商売でやってるだけ」と書いていたけど実際はブログの内容と人格が一致してる場合が多いように見受けられるな。

そもそも商売でやるなら限界線を巧妙に回避しながら嘲弄するはずが、ほとんど全部のその手のブログが完全に振りきって「これは正しいことだ」と思ってルビコン川をわたっている。

リベンジポルノをばらまき、死人を引きずり出しておもちゃにし、反論することの出来ない人間を痛罵して小銭を稼いでいる。

普通に考えたら嫌になるんじゃないかと思うけど正義を何処かで標榜しているからこそああした行動をやり続けられる。

でもちょっと考えたらアホでもわかると思うんだけど、正義を自称するんだったら何故いわれのない悔しい思いをする人が出るんだろうか？

朝鮮人だからといってなにか迷惑かけたわけでもないフリーライターがなんで執拗に誹謗中傷を浴びせられる？

売国奴と他人を名指しで非難しているけどそれが何故なのか本当にわかって言ってるのか。

正義の使い方を間違っているから安い正義に酔うアホが集まってああしたコミュニティーができている。

別に朝鮮人が憎けりゃ勝手に憎んでりゃいいんじゃないかと思うけど、だったら高利貸しをやっていて理不尽な方法で人の不動産を占有して、銀行を凹ませて割安で優良物件を入手している朝鮮人でも襲撃すればいいと思うんだよ。

夜中に窃盗団で工場を襲撃して何トンもある機械を盗んでばらして売ってる奴もいる。

正義の味方になりたかったらそういう奴に鉄パイプや木刀で武装して対抗してみればよかった。多分、匕首で刺殺されたりピストルで後ろから頭ぶち抜かれると思うけど。

コモンセンスの問題にしてもどうなんだろうか？

俺もモラルに関しては「一般人で善人であることしか売りがない連中」よりは相当低いと思うよ、表面的な部分は。

でもその「一般人で善人であることしか売りがない連中」に正義を提供するためにモラルを平然と売り渡して誹謗中傷を繰り返す。

反駁されたら差別だと叫びだす。これを潮目にブログとかも辞めにしたらどうなんだろうか、真面目な提案なんだけど。

あんな内容のブログでまともな広告を出稿できるはずもなく、月の収益も５０万行かないだろ？

同じだけのPVをまともなコンテンツで集めたらその４倍近く儲かると思うよ。

ルビコン川をわたらなきゃそれだけ集めることが出来ないってことはそれはもう言葉で飯を食う資格が無いってことなんだよ。

ネットのシステムとか歴史や国家の前に、人間は人間として最低限の部分を正義として共有している。

それは時折社会常識とか人間愛、ヒューマニズムという言葉で置換されているけど、子供を泣かすな、女につらい思いをさせるな、不当な原因で弱った人間を叩くなということに集約される。

そして世の中の事象を文字や映像にする人間は自分の判断と責任、自分なりに持っている正義感に基づいて編集したりあるいは見なかったことにしたりして塩梅していく。

朝鮮人を追い出すためのブログも需要はあるのかもしれないけど、その需要と小銭のセットと、人間が天より授かった使命のどちらが大事なのか考えたほうがいいと思うね、どうせまだ何もやってないのと同然の人生しか生きてねぇんだろうし。

いまだに正義を信じて疑ってないのかもしれないけど、真面目に振り返って考えてみるいい機会だよ。

そしてそれはこれを読んで「保守速報と保守主義者が攻撃された」という奇妙な怒りにとりつかれたそこのお前も同じことだ。

「自分は馬鹿ではないんだろうか」という少しの疑いと、「言霊と正義に見放されない枠の中に収まっているだろうか」という内省。

それが持てない、失っていることによってお前達が霊的生物「ニンゲン」として失っているものは思っている以上に巨大なものだ。

結論：せめて社会正義の前にお前自身の哲学・美学・正義を用意しろよ。法律や歴史、他人の用意したものに逃げるな。

商売と正義がミックスされたらあいつらの大嫌いなワタミになるよね。
結局朝鮮もワタミもそれを罵倒する奴の同族嫌悪だったんだよ。
理解できた？

＜ヘイトスピーチ＞ネット発言で在特会提訴へ　在日女性

毎日新聞 8月15日(金)7時15分配信

　インターネット上の人種差別的な発言で名誉を傷つけられたとして、在日朝鮮人のフリーライター、李信恵（リ・シネ）さん（４２）＝東大阪市＝が、「在日特権を許さない市民の会」（在特会）の桜井誠会長や在特会に約５５０万円、また発言を掲載したインターネットサイト「保守速報」の運営者に約２２００万円の損害賠償を求める訴えを、１８日にも大阪地裁に起こす。専門家によると、在日への「ヘイトスピーチ」を巡り、個人が賠償請求する訴訟は初めてとみられる。

　李さんによると、桜井会長らは昨年初めから今年７月までインターネット上で、在日朝鮮人という李さんの出自を取り上げて、「不逞（ふてい）鮮人」などと蔑視、差別するような言葉を繰り返し投稿。「保守速報」も昨夏から今年７月まで同様の匿名による差別的な発言を掲載した、としている。

　ヘイトスピーチを巡っては、京都地裁が昨年１０月の判決で、在特会などによる京都朝鮮第一初級学校（当時）への街頭宣伝を「人種差別」と認定。大阪高裁も今年７月の２審判決で、１審の判断を支持した。在特会側は上告したが、李さんはこうした経緯をふまえ、桜井会長らの発言が「人種差別撤廃条約が禁じる差別に当たる」などと主張する。

　ヘイトスピーチの法規制を研究する師岡康子弁護士（東京弁護士会）は「学校を攻撃対象とした朝鮮学校訴訟から発展して、今回の訴訟には、特定の個人に対するヘイトスピーチも違法だと確認する意義がある」と話す。【松井豊、後藤由耶】

　◇「家族も友人も傷つき悲しい」

　「朝鮮ばばあ」。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」や動画サイトでは、李信恵さんに対する発言がしつこく繰り返されてきたという。これに同調し、ネット上には「サッサと朝鮮へ帰れ」など匿名による「ヘイトスピーチ」があふれ返り、昨年には李さんへの殺害予告もあった。「私だけでなく家族も友人も傷つき、悲しい気持ちでいっぱいだ」と言葉を詰まらせる。

　李さんは在日朝鮮人１世の父と、２世の母を持つ。ネット上のニュースサイトでライターをし、東京・新大久保や大阪・鶴橋で広がるヘイトスピーチについて批判的な記事を複数書いてきた。これが、在特会の支持者らの格好の攻撃の的になり、李さん側がネット上で反論。差別的な攻撃がさらに強まっていった。

　今年初めには、ネット上で母親への批判的な書き込みを見つけた長男（１５）が「あんなことを言われ、僕も傷ついている。もう反論せずに関わらんといて」と泣いたという。【後藤由耶】

via: ＜ヘイトスピーチ＞ネット発言で在特会提訴へ　在日女性 （毎日新聞） – Yahoo!ニュース

軍荼利

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