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移住とリタイアのガチHowTo リアルなトラブルQ&A

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リタイア、移住怖いってほんまでっか?

 

引き続いてリタイア、FIREの記事を。
前記事でいうリタイアやFIREを今住んでいる環境で実現できる人以外は、大抵今住んでいるところから地方へ移動することになるのではないだろうか。
いわゆる移住、ってやつ。このQ&Aをまとめる前に思ったんだけど、そもそも移住の意味がわからない。

引っ越しと何が違うのか音頭を取っている行政関係者や民間ボランティアにそこを突っ込んだらみんな苦笑いしている。
そうだろ、今住んでるところから上京するのを移住とは言わないし、地方都市から県都に住むのを移住とは言わない。
なんなら移住者ってのを募っている地域からほかへ引っ越すのも移住とは言わない。
これ、相当重要な認識なのでまずここを頭に入れておいてほしい。

隣人は、選べない。
少なくとも今住んでいる人にとって隣人は選べない。
誰かがいつか近所にやってきて住む。これが当たり前の話だ。
移住がどうしたこうした言ってる地域は長らくその流れが途絶えて人口が減っていった。

土地の上に誰かが住み着いていつかコロニーを形成した成れの果てが今私達が住んでいる日本という国で、世界史の授業でアメリカがその近代最大の事例であることくらいは誰だって習っただろう。
この50年くらいその流れが先進国では変わった。
しばらくなかったから忘れているだけで移住などという話は無いのだ。

交通機関は発達した。相当の僻地でも国内の故郷に帰るのに24時間を要さないだろう。
引っ越しと何が違うのか説明できるやつがいたら是非教えてくれ。

 

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移住に際しての不安と恐れはだいたいウソ

 

移住というものに関して、結構ネガティブなニュースが飛び交っている。

――話題になった「移住失敗」をどうみましたか。

嵩和雄氏(以下、嵩氏):私は学生時代から約9年間、熊本県小国町に移住し、地域づくり活動に従事していました。当時住んでいた隣町で、集落の草刈りがあった日のことです。

自分の自宅周辺から草刈りをしたところ、その後の飲み会で地域の人から怒られました。「集落の草刈りというのは共有部分をやるんだ」「自宅の周りは普段からやっておくもんだ」と。

田舎には見えにくいルールがたくさんあります。
元記事→“移住失敗”の村となった別子山、再び「よそ者」を受け入れるのに必要なこと

実際最近俺の地域でも似たような話があった。
この話の顛末の想像はともかくとして、大筋以下のようなものに集約されるのだろう。
移住の不安

  1. わけのわからない因習があるのではないか
  2. ネットではネガティブなニュースをよく聞くのだが
  3. 近所がうるさく人間関係の距離感が怖いイメージが有る
  4. 嫌がらせとかあるのではないか

というような感じ?

はっきり言っておくとある。
しかしこれは現実的には移住に起因したものではなくて、持ち家になった途端全国どこでもある。
つまり移住と田舎だからこれがあると思っているという点について嘘だと言っている。

東京に住もうが大阪に住もうがそれがタワマンだろうが戸建てだろうが中古住宅だろうが持ち家になったら途端にある。
嘘だという人に聞きたい。
じゃぁゴミ屋敷とか、まことちゃんハウス訴訟は何だったのか、と。

(東京地裁平成21年1月28日判決・確定)

【原告】「まことちゃんハウス」の北側隣人・向かい側隣人

【被告】楳図かずお

【事案概要】
通称「まことちゃんハウス」と呼ばれる特徴的な色彩の個人用住宅の北側隣人及び向かい側隣人が、所有者の著名漫画家に対して、問題の外壁部分の撤去、完成から撤去完了まで原告それぞれに対して毎月5万円ずつの慰謝料の支払い等を求めた事件です。

【結論】
東京地裁は、一般論として建築物の外壁の色彩も景観利益に含まれ得ることを認めましたが、本件住宅地域に建築物の外壁色彩に関する法的規制や民間の協定がないことや、同じ地域にある他の住宅も様々な色彩をしていること等の事情から、本件住宅地域では外壁色彩が景観利益に含まれないと判断しました。また、仮に景観利益に含まれるとしても、まことちゃんハウスの色彩が原告らの景観利益を侵害しないとの判断も示し、結果、原告らの請求を全て棄却しました。
その他、原告は、私生活上の平穏やプライバシー権等の人格的利益の主張もしましたが、裁判所は、これらの主張を併せて否定しました。
まことちゃんハウス訴訟の判決→

この結果、安くない金を投じただろう楳図かずおさんはせっかくの終の住まいに行くのも嫌になって、判決までの期間くだらない不毛なことに老いの時間を費やされた。
これが嫌がらせではないと思う人は変わってる。

トラブルや鬱陶しさの内容が住民の平均所得によって変わるだけで、それは絶対にある。
裁判するカネがないやつは陰口と変な噂話、舌打ちとかに変わるだけじゃないか?
まずこれは頭に叩き込んどいたほうがいい。
持ち家になった途端なぜ起きるのか?

まずその地域の中で(タワマンならマンションの中で)所得階層というのはボトムを共通として、例外的に飛び抜けている人までピラミッドを形成している。
そのピラミッドの順位を決定する振る舞いを人は必ずするようにできているから起きるのだ。
→過去記事
実家でそういうことが起きなかった印象がみんな強いのは、その階層が固定化されたあとだったから途中の暗闘を目にすることがなかったってだけ。

新しく動いた先ではそれは必ず起きるし、性別や所得、社会的地位や職業によって変わるだけなのだ。
タワマンではもっぱら働いてない専業主婦が朝方の子供の見送りやお迎えの現場でどんぐりの背比べをしている。
大学教員同士のマウントの取り合いなんかもSNSでしょっちゅう目にするだろう。

賃貸住宅であまり意識することがないのはそこに永続的に住む予定の人はほとんどいないし、度が過ぎたら追い出されるからである。
所有権持ちは競売にかかったり死んだりするまで出ていかない。
その中で好戦的なやつや下等なやつは特に居座り続けるからとりあえず所有権持ちはそういう事からどこへ住もうが逃れられないのである。

実はこの問題については幼少期から悩み続けていて、実家が豪邸だったがために地域の大百姓の家の子だった担任からエライいじめられたり、嫌な目にあいまくってきた。
解決のために数千坪の敷地を用意して自宅を建てたりしてきたけど、面積とか住む場所というので解決するのは難しいようだ。
物理的に会う可能性がない面積があっても今度は金を強請りとろうとするやつと嫉妬した人が登場するのである。

どう見ても50m以上離れた家の人が全く改造してないノーマル車のエンジン音に苦情を言ってきた時に悟った。
動物と人間の言葉で話そうとするからダメなのだ、と。
(動物が15軒くらい離れた距離を乗り越えて文句を言いに入ってくる。)

これが全面的に嫌な人はそもそも人間がいない場所か賃貸住宅に住かむしか無い。
ここだけはそうなのだという前提を持つ他ない。

噂とか謎のローカルルールだって冷静になって考えてみてほしい。
港区ガールとかラーメン二郎とかありゃなんなんだ?
どこにでもくだらない変なローカルルールがあってそれにアジャストしなきゃいけないような気分がなぜか発生しているのだ。

はっきり言っておく、そんなもんどこ住んでも一緒や。

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なぜそんなトラブルが移住者に起きがちなのか?

 

ではなぜそんなネガティブな情報に触れる機会が多いのか?
まず第一に挙げられる理由は、人は正常化バイアスの中で生きているということ。
つまり今が正常な状態であるか、沢山の人がそうしていることにあまり疑いを挟まないのだ。

だから東京で普通に近隣で裁判が起きたり、マンションでくだらないどんぐりの背比べをやっているのを普通の事だと思っているのに、遠くの知らない過疎地での同様の出来事をことさら大きく異様に受け止めてしまうのだと言える。

実際あるのに知覚できてないだけの話なのだ。

さらに移住者という人にありがちな属性に起因しているのは間違いない。
前回の記事でちらっと触れた項目。
つまり社会人スキルが足りない人が社交的な能力が低いままにその中に入るからトラブルが起きているのだ。

成熟した社会人スキルとはなにか?
それはNOという能力と角を立てずにそれを伝える能力、何かを判断ジャッジする責任力と集約していいと思う。

嫌だったら断わりゃいいことを断れないから故障するまでそれが押し寄せてくるし、今起きていることや目の前に来ている話がおかしいかどうか自分で判断できてない。
なんなら自分の言動がおかしいかどうかも考えられないから際限なくそれが起きているのだ。

つまり移住する前から抱えていた問題をそのまま引きずってその先でも同じだったから駄目になる。
単にそれだけの話しでしか無い。
元からコミュ障気味だった人は打たれ弱さも上乗せ要因だ。
トータルでは人口を求めている過疎地側が譲歩するのが当たり前なのだけど、その人自身の問題がチャラになるかというのとは全くの別問題なわけだ。

冒頭で引用した別子山村の問題も、地域で赤字をダラダラ出している第三セクターの話を帰った人が口にしているのをなにかのニュースで読んだ。
そんなの当たり前の話で、水源地と山林のメンテナンスのためのつづら折りの道しかなく、連休のときにしか人が来ない第三セクターが黒字になんかなるわけがない。
(多分現地の道の駅とレストランの話だと思う。)

住んでる人の現金収入を維持するために地域の自治体がわかっててやってる慈善事業みたいなのを黒字にしようとしたら現金収入を維持するという目的は達成不能になる。
(要するに普段閉めておくしか黒字にする方法なんかありはしないのだから。)
そういう社会的な暗黙の了解を読み取る能力がなかったから角が立ったのではないか。

会社で決算や決裁に関わったり、部下を人事的に評価する務めを経験しないまま、部下だった頃のまま出てきた人は大概こういう幼稚さを抱えている。
元から持っていたコミュ障も上乗せされてる蓋然性は非常に高い。
普通の話に奇矯なリアクションを返されて首を傾げることも少なくない。

魚が余った、野菜が余ったで『食べるかね?』と聞いて「いりません」と返されたら普通ムッとするよね。
そういう基本的なところが故障してる人は移住者的な人には相当多い。

確かに別子山村はせこいカスみたいなジジババがいた記憶しかないけどだからと言ってそういう土民が全部悪いかといえばちょっと違うんじゃないかとしか思わなかった。
山村で小泉改革みたいな事言う暇があったら政治家になったら良かったのでは、的な感想だ。
黒字が出る余地があったら過疎化なんか起きてないっつの・・・・

なにかやった実績がほしい移住者という人はいる。
冷静になれって。
そんな能力があったら会社に勤めたり自営やってる時にお前は光っていたはずだろ、そんな実績あったのか?
普通に暮らしたらええやん。

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