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コピペは悪か?  反撃する小保方女史、右往左往の科学界  iPS山中教授も問題発覚  ブーメランが自分に命中する先生達  「消費者の言いがかり」に惑わされた報い

  1. 生活・文化・健康
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小保方さんの論文不正ならかなりの人も…質問状

読売新聞 4月30日(水)13時10分配信

 STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダーの代理人を務める三木秀夫弁護士は30日、理研の調査委員会に対し、「捏造(ねつぞう)」や「改ざん」の定義に関する質問状を提出したことを明らかにした。

 質問状は「どのような解釈をとるのか明らかにされず、争点が散漫になり主張がかみ合っていない」と指摘した。三木弁護士は、調査委の石井俊輔・前委員長が自らの論文に疑義が浮上して辞任した問題も踏まえ、「小保方さんの論文が不正なら、かなりの人もこれに当たると思う。定義などを慎重に整理して議論せずに、調査報告書が確定したら大変なことになる」と強調した。

via: 小保方さんの論文不正ならかなりの人も…質問状 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

 

そもそもコピペは問題かって言ってたのって、様式を問題にしだしたらきりがないからなんだよな。

科学は茶道とか空手の型じゃない。様式にこだわるより合理性にこだわれってことだ。

「コピペはダメ、著作権ッッ!」とか著作権社以外のやつが喚いているのを気にしだしたら、必ずこういうことになる。

 

世の中、例えば俺みたいな学のない人間にも3かける3は9みたいな、至って当然の検証する必要のない常識がある。

それを論文に記載するときに全部自分で実験して生データとやらを載せるのか。

それこそ既知のデータを切り貼りするくらい、だれでもやってるだろうしそれが悪いと思わない。

 

学がないということで、小保方女史が嘘を付いているのか、それとも嘘じゃないけど間違ってるのか、単に引きずり落とされただけかも全然わからない。

しかしはじめから言ってるのは、門外漢の「クレームもどき」をまともに相手にするなってことで、今の状況についてそら見たことかと思うわけ。

 

科学に科学の検証で向かわないでどうするんだよ。

論文の書き方がおかしかったとか、漢字ドリルで漢字の書き方習ってる小学生じゃないんだから、仮になにか言いたくても違うアプローチにすればよかった。

様式は間違ってるけど正しくて貴重なデータもあれば、様式も中身も間違ってるデータもあって、様式は正しいけどなんの価値もないデータもある。

 

大事なのはその有用性と科学的信憑性の一本であって、ハーバードの教授が大丈夫と言ってるものを日本人の学者がいちゃもんつけている構図からして胡散臭い。

どっちが権威かと言えば、無作為アンケートでも国際的には大半がハーバードを信用するんだろう。

 

科学とか思想とか政治というのが、関係ない人間の問いかけに阿るってのはあらゆる選択肢の中でも最悪の選択肢だ。

だから結果的にここまで混迷を極める。

どうしてSTAP細胞の製造方法の審議に踏み込まなかったのかが未だに理解できない。

 

改めて記載するけど、コピペは悪じゃない。

ここまであらゆる情報がデジタルのアーカイブになってきた昨今、常識はいずれ変動するのは誰の目にも明らかだ。

つまり既存の様式やしきたりも変わるんだろう。

そしてそれは山中教授が問題を指摘されている98年がWINDOWS98の登場した年だったことも先行きを示唆している。

 

便利であることを否定してはいけない。

大事なのは野放図に他人の権利を侵害しないことと、便利さを既存のヒエラルキーに阿って否定することだ。

科学に義務が課せられるとすれば、利便性を取り入れて真理の探求を加速させることじゃないのか。

 

それで侵害される権利を守ることと、新しいガイドラインを策定することは科学者の仕事じゃないと思う。

実際はみんながコピペなんかやってるに決まってるよ。検証の必要がないデータの繰り返しなんか何一つ価値がないんだから。

3かける3が9だということを一日100回唱えたらどんな効用があるというのか。

 

そんなくだらない様式に囚われた論文を書くくらいなら写経でもしたほうがよっぽどまし。

写経より価値のある文書が作りたかったら科学者は新しい何かを発見して世界を変えてくれ。

 

結論:その過程に消費者のクレームが介在する余地はない。現に消費者にあなた達は雇われてないんだから。

 

 

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全然内容に関係ないけど、今日買ってしまったもの。
クレソンの栽培に成功しつつあるんで、ポテサラ作ってステーキサンドだな。
楽しみ、楽しみ。

 

 

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小保方氏側、理研に質問書提出 改ざんの定義ただす

朝日新聞デジタル 4月30日(水)11時35分配信

 STAP(スタップ)細胞の論文問題で、小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所ユニットリーダーの代理人の三木秀夫弁護士は30日、理研に質問書を送ったことを明らかにした。

 質問書では「捏造(ねつぞう)や改ざんについての解釈が明らかにされていない」と主張。「争点が散漫になり、主張がかみ合っていない状況にある」として、調査委員会が捏造や改ざんの定義について、どのように解釈しているかただしている。

 小保方氏側は「論文の画像に捏造や改ざんの不正があった」と認定した調査報告に対し、理研の規定上の不正にはあたらないとして不服申し立てをしている。

via: 小保方氏側、理研に質問書提出 改ざんの定義ただす (朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

 

人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発者でノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授は28日、2000年に欧州の専門誌に発表した論文にインターネット上で疑問が指摘されていることについて京大で記者会見した。山中教授は不正を否定した上で、論文共著者の実験ノートが手元に保管されておらず、自分のノートにも実験の生データがなかったとして「日本の科学に対する信頼が揺らいでいる状況でこのようなことになり、誠に申し訳ありません」と陳謝した。

 問題の論文は、山中教授が奈良先端科学技術大学院大学の助教授だった00年、欧州分子生物学機構の「EMBOジャーナル」に発表した。特定の遺伝子を欠落させたマウスの胚性幹細胞(ES細胞)を作製し機能を分析する内容で、06年に発表したiPS細胞の研究にもつながった。昨年4月ごろネット上で画像と図が不自然だと指摘があり、山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所が調査していた。

 調査した森沢真輔副所長によると、山中教授の実験ノートなどから、実験は1998年ごろ行われたことを確認した。論文で発表した細胞は現在も使われており、再現性に問題がない点から「論文の内容が正しいことは明らか」と判断。画像に切り貼りの跡がないことも確認した。

 ただ、実験の生データは山中教授のノートでは確認できなかった。共に研究の中心となった中国出身の研究者のノートに記録されている可能性もあるが、連絡が取れないという。

 山中教授は会見で論文と同様の結果を示す実験の生データと図を示し、「学生に厳しく指導している私と昔の自分(の違い)を思い、恥ずかしい」と話した。 

via: 山中教授、不正否定=共著者ノート、確認できず陳謝―14年前の論文・京大 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

新たな万能細胞「STAP細胞」論文に不正があったとされる問題で揺れる理化学研究所で、研究室のリーダーら管理職全員に義務付けられた研究不正防止などの研修に、論文筆者の小保方(おぼかた)晴子氏(30)を含め半数以上が参加していなかったことが分かった。論文を巡る調査委員会の前委員長の論文にも疑惑が浮上し、組織全体に厳しい目が注がれる中、研究倫理の徹底が理研改革の焦点になりそうだ。

【「未熟」な論文、見抜けず…】理研、弱いチェック体制

 理研では2004年に論文のデータ改ざん問題が起き、研究不正防止の体制強化のため05年4月に「監査・コンプライアンス(法令順守)室」を新設。同年12月には不正の定義などを明記した「研究不正行為への対応方針」を公表し、翌年に文部科学省がまとめた指針のひな型になった。

 同室が研究者の倫理向上のために始めたのが、研究不正を題材にした外部講師による年1~2回の講演会。しかし全職員約3400人のうち100人程度しか集まらず、09年度で終了した。

 それに代わって11年度から約550人の管理職の参加を義務化した研修が始まり、ハラスメント防止や労務管理などとともに、研究室内での不正防止対策も講義に盛り込んだ。しかし毎年4月の研修会の出席者は11年88人、12年59人、13年37人。パソコンで希望の時間に聴ける「eラーニング」の受講者を加えても、今年4月時点で研修を終えた管理職は46%にとどまる。13年3月に研究ユニットリーダーに採用された小保方氏も、この研修に参加していなかった。

 同室は「研究室は全国に散らばり、ベテランの研究者には『今さら聞くまでもない』との思いもあるのでは」と説明。一般の研究員に対するコンプライアンス研修は、当初から企画されていなかったが、「理研は教育機関ではなく、採用の時期や経歴もまちまちで難しい」としている。

via: <理研>倫理研修に半数が不参加 管理職550人に義務付け (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 

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4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですがgundarihogehoge Recent comment authors
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hogehoge
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hogehoge

> gundari様

いつも楽しく拝読しております。
gundari様の主張では、なんでSTAP細胞の審議(真偽?)一本に絞って記者会見をしないのか?
というのが本記事の副題に当たると読みました。

言い換えると、「なんで、科学者なのに様式にこだわるのか理解できない」といったところでしょうか?

私は、某研究所で技官を務めておりますので、ひょっとしたら、科学者側の見方を解説できるかと思い
コメントを書き込んでおります。

> 大事なのはその有用性と科学的信憑性の一本であって
私は、その有用性と科学的信憑性を実証するためにこそ、様式は重要と考えています。

科学の世界では、提唱したある仮説を、本人以外の第三者が検証できなければ、
例え、ノーベル賞受賞者やお釈迦様が主張をされても、真実とは認められないのです。

そのため、文中で論じる仮説を構築するのに用いた前提条件である常識は、当然、真であることが
担保されてなければなりません。
その確認の手段として、その常識の出典元は最低限明記されている必要があるのです。
(当然出典元がスポーツ新聞とかだと学術記事なのに胡散臭いですよね)

また、仮説の実証に援用する実験データが偽りであれば、その仮説が現実世界で通用する
と説得はできません。

よって、引用元を記載するとか、実験データを加工しないなどの様式・お約束事は、、
その仮説が真であることの必要条件であります。

そのため、この様式はデジタル化とは無関係に、今後も尊重され続けると予想しています。

迦陵頻伽
Guest
迦陵頻伽

gundariさんが4月9日に投稿した記事「小保方女史記者会見 どうなる会見内容? 自ら醜さ示す日本式村社会、問われる組織論」の4月16日のコメントで
>言ってる動機も、みんながおねーちゃんを集団で袋叩きにしてるので私は意地でもそれに加わらないという天邪鬼が相当影響してますしね。
とおっしゃっていますが、どうもあなたの文章を読んでいると
大前提として、多数派(と思われている人たち)とは反対の意見でいたいというのが見受けられるような気がします。
それを前提として、デジタル化や合理化などと言って誤摩化しているように見えます。
コピペブログを長々とやってきたのですから分からないでも無いですが…

昆虫トレースの引用についてですが、引用元を示したからといってそれが著作権的に模写してもいいか、商業利用していいかとは関係ありません。

4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが
Guest
4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが

>ほらまた始まった。これでコピペブログになるんだったら何からオリジナルでどこまでがそうじゃないか新しい定義が必要になるよ。馬鹿じゃねぇの。

いえいえ今現在のあなたの記事がコピペブログだなんて言ってませんよ。
しかし以前のあなたのブログは2chの転載をして申し訳程度にコメントを乗っけていましたよね(そうでない記事もありましたが)
転載禁止の板を堂々とまとめていた時もありましたよね?その記事は削除されてますが
「以前の」あなたのやり方はれっきとしたコピペブログですよね?
今の管理人さんのやり方は2chに頼らず元コピペブログの中では一目置かれる存在だと思います。

>素人のアンタはそう言ってるけど、出版と著作権のプロの出版社の見解は違うものだったよね。
>それについて自分でどう思ってんの?

私が言ったのは「引用元を示したからといってそれが著作権的に模写してもいいか、商業利用していいかとは関係ありません。」です
出版社の言い分は、「そもそもトレースしていないから著作権侵害にあたらない。似るのは当然」です。
出版社側は引用元を明記しているから著作権侵害にあたらないとは言っていません。
私の見解は著作権のプロであるはずの飛鳥新社は間違った判断をしたという感じですかね。
昆虫交尾図鑑の作者はトレースをしたことは否定していますが明らかに写真と酷似したイラストがありました。
トレースしていなくても写真とイラストを重ねて重なりすぎていたら元の写真の複製権を侵害する恐れがあります。
ですので、出版社の言い分「トレースじゃないから著作権侵害ではない。似るのは当然」ははなっから間違っていたと考えています。
ですが著作権侵害の処罰はあくまでも親告罪。今回は引用元の出版社も無断で「参考」にされた写真の所有者も見守るという形で沈静化されましたけどね。
そしてもう一点写真に関するプロである日本写真家協会によれば

写真家に無断で写真そっくりに絵を描いて公表すれば、著作権(複製権)の侵害になります。
(第2条1-15・第21条・第30条)
ただし、私的複製の範囲で、描いた絵を自分の部屋に飾ったり、家庭内で楽しむことは違法ではありません。

だそうです。

なぜgundariさんは突然口調が荒々しくなったかは私はよくわかりませんが(笑)

4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが
Guest
4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが

>一レスの文字数見たら分かる通り、個々の投稿内容とコメントの主従を比較したらコピペなんて言われる筋合い全くないね。

もしかしてあなたはコピペブログのコピペというところに深く反応していたのですか?コピペブログのコピペにそんなに深い意味を持たせていなかったのですが
コピペブログをまとめブログというかんじで使っていました。
コピペブログと言ったことは申し訳ありません、まとめブログと置き換えてください。

そして今なおその記事が非公開となっているということは、主従の関係があなたと著作者側とで食い違っているということですか?対外的な影響を含めて非公開にしているということですか?

>>コピペブログを長々とやってきたのですから分からないでも無いですが…
>
>ほらまた始まった。これでコピペブログになるんだったら何からオリジナルでどこまでがそうじゃないか新しい定義が必要になるよ。馬鹿じゃねぇの。

上のコピペブログってところををまとめブログにおきかえてもらえれば、かなり意見の食い違いがあったように思えます。

>>素人のアンタはそう言ってるけど、出版と著作権のプロの出版社の見解は違うものだったよね。
>>それについて自分でどう思ってんの?

>そんなこともわからないで「法律を自分の都合よく”引用”してしたり顔で一言言って他人を不愉快にさせたいだけ」ってのが透けて見えるんだよ、書いてあることから。

gundariさんが私の見解について訪ねられたので答えたまでです。自分の意見と違ったから不愉快になっただけではありませんか?確かに自分と違う主義主張の人と話をするとムカッときたり不愉快になったりすることはありますがね。

4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが
Guest
4月9日の小保方氏に関連する記事で長文コメを書いたものですが

>そしてそういうぎりぎりの線をついてるつもりが、線の場所は人それぞれ違うんだからあちこちで不愉快な思いをしてる人がいるだろうね。

そうかも知れませんね。無意識のうちにネット俯瞰に陥っていると思います。
私の書いた最初のコメントから昆虫図鑑の話へそしてまとめブログのはなしへそして私の人格の話へ巧みに話をそらされた気もしますがね

hogehoge
Guest
hogehoge

当方は電気・電子系を専門にしておりますので、学術記事・発表の心得という点において、
おもにコメントをいたします

先立って、今回の返信にあたり参考にしまた、理研側の発表と小保方博士のコメントが
記載されているURLをコメント末尾の文献[1]に示します。
上記記事を元に、gundari様が列挙された疑問点、についてわかる範囲でコメントします。

【疑問1】そもそもなんでその様式違反を外国の人が指摘したのか(日本語で書いてるんでしょ?)
 今回話題になったSTAP論文を文献[2]に示します。この論文は英語で書かれています。ですので、英語しか読めない方でも追及可能です、gundari様自身も[3]で追求サイトを引用されてましたよね。

【疑問2】画像の疑惑とか、2chで騒いでたのをきっかけに調べました、って権威をなんだと思ってるのか。
 権威については、なんとも思ってません。文献[4]にその回答があります。

あくまで問題なのは誰が発表したか、ではなく、何を発表したのかとその論文・実験の真偽です。
なぜなら、原則論として述べますと、本当に発見が真ならば、誰が実験しても再現できるはずだし、まさか、証拠の画像に加工がされるはずがありません。(そういう画像はもはや、写”真”ではありません。)

だから、権威が今回のように厳しく追求されてもおかしくないです。文献[6]には
「基本的に、科学者の仕事は、問題を解決するための仮説を立て、その仮説を批判的にテストすることによって誤りを排除し、その過程で生じる新たな役割を取り除くことです。」
と記述があります。

ですから、誰が発表した内容であれ、まずは批判を行い、誤りの見つけ出す習性が、その道の研究者には備わります。

【疑問3】引用疑惑についてよくよく話を聞いていたらちゃんと引用出典を明記してリストしていると本人は主張している(だとしたらなんでそこに食い下がるのか)
 今の段階で、この点に関しては両者の間では、争点になってないのではと思います。(まだ争ってたらごめんなさい)
 そう思う理由は、この件については文献1の11ページ側に理研側の調査委員会のコメントとして「研究不正行為と認定することはできない。」記述があるからです。
(出典の記載を忘れたのはこの1個だけで、研究手法は一般的な手法だからとの内容が調査委員会の判断と読めます。)

【疑問4】要件を満たして尚引用を問題視して叩き潰すほどの何が小保方女史にあったのか?
※これ以降は推測が多くなります。こういう考え方もあるよとの指摘など有ればお知らせいただけるとありがたいです。

(世間が)叩き潰すとの表現よりも、「彼女は自らの地位と雇用を守るために、学者としての自殺を選んだ」と解したとの見方ができます。言い換えると「科学者として備えているべき知性と倫理観がない事を、愚かにも世間に披露してしまい、しかもまったく反省していない」と思われているでしょう。
そして、そのような見方をしているのは、分子生物学専門外の科学者の方々だけかもしれません。

文献[1]の”研究論文の疑義に関する調査報告書(全文)の3ページ目をご覧ください。”ここで、調査委員会は、STAP論文[2]中に有る”一枚の写真”Fig1iが、改竄に相当すると主張しています。今回はこれについて考えてゆきます。

 説明のための例え話ですが、仮に、富士山をバックに友達4人(A~Dさん)で記念撮影をしたら、その写真に写っている4人は、その時点で全員富士山の麓に存在したこと、そして、その4人の身長の高低関係は写真に写った通りになることが、その写真から分かります。
 しかし、もし、Bさんの写真だけ、ほかの写真からコピペされたものだとしたら、どうでしょう?
その当時のBさんの身長の高低関係については、残りの3人と”一目には”比較できませんね。

 つまりは、一枚の写真に納まっている情報は、ある1つのサンプルを同じ時間、同じ条件で撮影したものだと一般的には、認識されます。
 しかし、改竄認定されたFig1iの画像はBさんの様に切り貼りされた箇所が有る画像です。そして、批評・判断しているのは、科学者でも、生物系に素養がない方だったりするかもしれません。
 すると、そのような方が、「fig.1iの写真は比較対象として適さない」と”短絡的”に判断しても無理はないです。
 私は、この”短絡的”判断をもとに、他分野の学者さんが憤怒しているのではと推測します。

 さらに、「『見やすい写真を見せたかった』から切り貼りした」との本人コメントが、事態に火に油を注いでいます。
 このコメントは、本来、”ありのまま”の”写真”を示す義務を負う科学者が、自分の意思で、その”ありのまま”を曲げた。と一般の科学者に解釈されたと思います。
 普通この義務は、博士の研究者なら、大学で教わらなくても身についているべき基本的倫理・良心と考えるのが妥当です。
 なぜなら、この義務を放棄することは、自己の説のために自然の真実を曲げても良いということになり、科学者の存在意義であるはずの、「自然の現象を明らかにする」姿勢に反しているからです。

よって、彼女は、「引き摺り下ろされたというよりもむしろ、科学者として自殺してしまったのでは?」というのが生物学に詳しくない科学者の認識だと推測しています。

—切り貼りについての補足—
まず画像の切り貼りですが、研究によっては切り貼りをせざる終えない場合もあるはずです。Natureも、やむ終えず切り貼りする場合は、境界線をはっきりと画像中に示し説明を記入することと以下URLに記載しています。
http://www.nature.com/authors/policies/image.html

ですので、小保方博士もきちんとその旨を説明する文章を記述していればセーフだったはずです。

(しかし、調査報告書では、この切り貼り自体に科学的な裏づけ・妥当性を見出せなかったとの記述があるようにも読めました。ただ、門外漢の私がこれ以上の学術的追求を行うのは難しいため、この件はここまでにします。すみません。)

—補足終わり—-

【付録】
gundari様記事の本題である「コピペは悪か?」ですが、文献[6]「理系のための即効卒業論文術」には
「関連する先行研究は、必ず引用しなければなりません他人の後塵を拝しているだけの先発性がない研究は、論文たりえません。既知の情報は報告する必要がないのです。つまり自分のアイディアが新しいことを証明するために関連論文を引用するのです」
とあります。ですので、すべてのコピペが悪ではなく、このように必要とされるコピペも当然あるのです。

次に、「素人の意見をアカデミックな分野に差し挟むのはやめたほうがいい」ですが、
これは、その通りだと、実感しました。この返信を書くにあたって、実際の論文にも当たってみましたが、予想通り、用語の意味が分からないので、頭を使いようが無いのです。
 私の研究室の本職の研究者がSTAP細胞の話題にまったく触れようとしなかった理由が分かりました。この話題を最初に振ってきたのは、私のような補助職の方でした。
その時私は、「高校生では生物学を履修してないから知らない。」「そんなワイドショーネタに付き合うぐらいなら昼寝してた方がマシ」と言い逃れましたが、gundari様の釣り針からは逃れられませんでしたね。

「本当の目的を覆い隠さずに、首はまっすぐに取りに行かなければならない」
STAP細胞の実在を確かめる検証チームは理研内部ですでに立ち上がってるとの報道が有った気がするのですが、(うろおぼえです。)どうだったでしょうか?

返信が遅れましたが以上です。

【参考文献】
[1]独立行政法人理化学研究所, “研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について(その2)” ,理化学研究所ホームページ > 広報活動 > トピックス2014 >,2014.04.01 (http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140401_2/)
[2]Obokata et. al., Nature 505:641‐647(2014)
[3]小保方女史叩きと日本博士界の科学力 割烹着を槍玉に挙げるだけのフェミニズムに正義はあるか?(http://danshi.gundari.info/to-be-or-not.html)
[4]サルでもわかる小保方博士の論文FAQ「小保方論文の真贋について」(http://hisawooo.hatenadiary.jp/entry/2014/02/25/124348)
[5]高橋昌一郎「理性の限界 不可能性・不確定性・不完全性」p.167,2008年
[6]中田亨「理系のための即効卒業論文術」、講談社, p78.2010年
[7]中田亨「理系のための即効卒業論文術」、講談社, p197.2010年

hogehoge
Guest
hogehoge

@gundari
ご返信ありがとうございます。

> しかし未だに「そもそもそこまで根底に疑義が発生するような改ざんをやっていたのだろうか」と思ってしまいます。
根底(STAP現象の有無)と改ざんは独立であります。おそらくgundari様も皆様も前者の方がより知りたいと期待されてたと思います。
今回その点において、ご期待に添った返信が出来ず すみません。

> 仮にこの情報が本当だとすれば、小保方さんは研究者としての自殺というより、ソーシャルクレーマーに膝を屈した理研に追い詰められたといえるのではないでしょうか。
今回の改ざん問題では、写真の切り貼りの行為自体を問題としています。
そして、撮影された元の写真と追試でSTAP現象が確認されることと、その加工した小保方博士が頭を下げることは
両立してもおかしくないです。(ややこしい話ですが)
なぜなら、加工の元となる写真はSTAP現象自体に基づいて(起因して)定まるはずで、
また、加工後の写真については、人為的な画像処理操作に基づいて定まるからです。

ただ、マスコミを招いて会見をする必要が本当にあるのかについては疑問です。
Natureの雑誌に発表したのだから、訂正・謝罪についてはNatureの読者に対して行えば良かったはずです。
「このような記者会見の開かれ方こそ、ソーシャルクレーマーに屈した証拠だ」と言われればその通りだと思います。

> いくらサイエンスと言ってもこうした実験手法については「手の違い」による差が出てくる気がするんです。
小保方博士の手腕だと再現する可能性もありますので、同氏が再現実験に関われる環境が必要だと私も思いました。

> 今日本の社会が示している反応は、芸能スキャンダルやそうした嘲笑されるためのゴシップと科学を混同している
おっしゃる通りだと思います。

先の書き込みで、私にSTAP細胞の話題を振ってきた方は、”人生は茶番だ”と評しております。
しかし、そのSTAP細胞劇が茶番だとしても、その主役は小保方博士で、我々素人は観客です。
まだ結末が分からず、懸命に演じている最中の役者に、客席からヤジを飛ばしたり、
物を投げ込んだりするのは無粋にも程がありますよね。
私も、自分の分をわきまえて、この件は引き続き話題に出さないように努めます。

最後になりましたが、当方の文章を読んでいただきありがとうございました。
身の回りは、理系出身者ばかりなので、他分野の方に説明させて頂く機会があまりなく、
今回はその貴重な機会となりました。

また、今後もgundari様の記事に関していろいろと質問させて頂く事があると思いますが、
引き続きよろしくお願い致します。