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趣味:市会議員 金子やすゆき氏統一地方選で落選 加速する地方議員のホビー化、止まらないネトウヨの選挙離れ

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SNSの人気者、北海道の小野寺チルドレン金子やすゆき氏、あえなく落選

 

 

地方議員で国家的問題を吠える奴が増えてきたけど、これを指して「地方議員の日曜大工化」と言ってもそろそろいいんじゃないかと思う。

 

毎日毎日、市議会議員とか県会議員が防衛だの外交だの天皇陛下だの喚きだして、「皇族に帰化人が嫁いだらどうなるんだ!」とかユニセフは怪しいとか喚き出し、しまいにはアイヌなんていないとか喚き出す。

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12日投開票の札幌市議選で、東区選挙区(定数9)から出馬した無所属現職の金子快之氏(44)が落選した。同選挙区では計11人が立候補していた。

 金子氏は昨年8月、短文投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んで議論を呼び、札幌市議会は同9月に法的拘束力のない議員辞職勧告決議を賛成多数で可決。決議後に金子氏は「辞職の考えはない。市議選で有権者の審判を受ける」と述べていた。

 金子氏は兵庫県西宮市生まれで東京大卒。航空会社勤務などを経て、平成23年、解党したみんなの党公認で初当選した。

 

via: 【統一地方選】アイヌ発言の金子氏が落選 札幌市議選 – 産経ニュース

 

そんなに民族や国レベルの話が気になるならどうして代議士に立候補しないのかとか、代議士の範疇の職務に地方議員としてくちばしを挟んで、そもそも立候補した時の選挙公約はどの程度進んだんだとか。

 

ある意味で記者会見号泣議員の野々村と同じようなジャンルに切り分けた方がいい議員を、個人的には内心で日曜大工議員と呼んでいる。

日常的にSNSでわめきまわって、本当に難問である自分たちの選挙公約をウィークデイに手が付けられるはずもなく。

 

日曜大工的に報告会でお茶を濁すだけ。

 

それはある意味、ホームセンターで木材を買ってきて、疲れたおとーさんが作る犬小屋的な何かと同レベルで、いつ完成するのかというあやふやさがそっくりそのまま日曜大工だからだ。

 

そうした彼らの選挙公約や議員としての資質を、金子氏のそれを通じて俯瞰してみたいと思う。

 

 

 

統一地方選:札幌東区金子やすゆき氏の選挙公約

 

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金子やすゆき氏の選挙公約の中で、目玉なのは4の丘珠空港再生だろう。

経済的効果が発生しそうなものはそれしか書いてないからだ。

 

ではその丘珠空港再生でどの程度金子氏がイニシアチブを握っていたのか観察してみたいと思う。

直近のブログから引用すると、

 

静岡空港を拠点に新千歳など全国でリージョナルジェット(小型ジェット機)を運航する
フジドリームエアラインズ(FDA)が今夏、丘珠空港での試験飛行を計画していることが
分かりました。
FDAから札幌市役所へ入った連絡によると、7月7日(日)に小牧(名古屋)発丘珠行きの
テストフライトを旅客を乗せずに一往復運航する計画です。
FDAが運航する航空機はブラジル・エンブラエル社製の約80人乗り最新型ジェットです。
丘珠空港は滑走路長が1500Mと短いため、これまでジェット機の運航は困難とされて
いて、このクラスの商用ジェット機が飛来するのは初めてです。

via: 歓迎フジドリームエアラインズ!丘珠空港に今年7月試験飛行を計画

 

今日は、「丘珠空港活性化シンポジウム」を聴講してきました。
会場は京王プラザホテルの地下会場で、たぶん500人以上入るところなのですが、
全席びっしりで立ち見が出るほどの盛況ぶりです。
私は選挙公約で「丘珠空港の活性化」を唱えているのですが、実際のところ、あまり
市民の皆さまの関心が高くないことに悩んでいました。
しかし、これは自分の勘違いであったことに今日気づかされました。
主催者から、ロンドンシティ空港にならって、丘珠は「サッポロシティ空港」を目指しては、
との提言がありました。

via: 丘珠空港活性化シンポジウム

 

のとおりで、シンポジウムに聴講者として参加したり、当の丘珠空港にチャーター便が来ることを役場を通じて知らされたりしていたらしい。

 

これをわかりやすく説明すると、一つのイッシューに対してその他大勢の一人が金子氏だったわけだ。

選挙直近の報告がこれということは、つまり何もしてませんでしたということだ。

この人は政治というものをなめてるのではないだろうか。

 

実際の地方議員でも、こうした再生政策を本気で訴えてる人は、自分で実業家や中央官庁に人脈を作って、「シンポジウムを主催者として開催している」し、チャーター便を「自分で」呼び込んでいる。

何かしら動きがある時に必ず自分の耳に入る立ち位置に立っているし、そもそも動きを自分で起こすために必死で頭を下げて歩いている。

 

にも関わらずこうした日曜大工議員達は、日常的にSNSでアイヌ問題などを絶叫する一方、自分が市民に約束した政策の中核をおざなりにしてきた。

 

地方議員といえど選挙も自分の仕事も多くの人は真面目にやっている。

時々会えば自分が最近やってることを満面の笑みで語る人も居たし、苦手分野の会社にコネを探す時に仲介を依頼されることも実際よくあった。

若い人に田舎だって捨てたもんじゃないという話をしたいと頼まれて若い衆を集めたことも何回もある。

 

金子氏に代表される日曜大工議員はそれをTwitterで済ませようとしたし、一方でTwitterを主戦場にすることでそうしたきつい業務から逃げを図っていた。

でも本当の支持や信用はそうした地道な活動でしか勝ち取れない。

 

銭ガメの俺ですら熱心な姿勢を見せられたり、人として尊敬したら、彼らの支持者や関係者に仕事の一つや二つも頼もうと思う。

そうしてより彼らの絆は強固になり選挙公約を果たすための道のりも短くなるんじゃないか。

 

税金のムダの監督が必要という政策も入っていたけど、はからずもその役割は市民が果たした。

皮肉なことにそれは月給86万円の日曜大工を雇う必要はないという厳しい監査だった。

 

 

あれが高いこれが高いが口癖のやつを信用してはいけない

 

こうした無能な人々の選挙公約で顕著なのは、必ず議員報酬の削減とか税金の無駄だとかばかみたいなことを書いていることだ。

 

確かに庶民感覚からすれば86万円は大金なのかもしれないし、税金に無駄があるのも疑う余地がないところだろう。

その税金の無駄をどう削減するのかということをまじめに考えたらどうなるだろうか。

 

金子氏はアイヌに関しての政策で無駄があると指摘した。

ところが、アイヌの政策に無駄があろうがなかろうが、まず真っ先に削減するべきなのは誰が考えたって札幌市役所の職員給与に決まっている。

 

「これから我が社で経費の削減を行います」と言って自分の給料を下げてない社長が、福利厚生施設を閉鎖したり、裏紙を使えと喚きだして素晴らしいと拍手する社員なんか居るわけがない。

同時に殆どの社員が、経費の中核部分になっているはずの人件費に手を付けないどころか、売り物のあんこを減らそうとするアホの経営手腕に不安を抱くだろう。

 

同じ事だ。

ムダ削減を喚いて真っ先に生活保護に目をつけている、いわば片山さつきみたいな人の視線のシャープさに国民はそろそろ勘弁して欲しいと思っている。

 

当たり前の話で、福祉予算というのは役場を会社に例えたら顧客サービスの一環で、「お客様のために無駄を削減します」と謳うホテルが、宿泊費の値下げをしないまま部屋のタオル交換を停止したらよほど事情がない限り客はそのホテルに宿泊しなくなる。

 

お客様のために削減する無駄というのはホテルの人件費とか光熱費の話であって、顧客サービスを削減してドヤ顔のやつを歓迎するはずもない。

Twitterの世論と札幌の世論の乖離に気づくことの出来ない無能さといい、日曜大工議員的な怠慢さといい、こうした人々は本質的に公の金を受け取る資格なんかないと思う。

 

86万円の議員報酬は高いんだろうか。

有能な人から見たら安すぎて話しにならないだろう。

 

見知らぬ人にいちいち頭を下げて、経費を何に使ったか知りもしない人に監査されて、頼まれたってお断りのはずだ。

金子さんは86万円が高いと思うなら、同い年の東大の卒業生に今給料をいくらもらってるか確認した方がいい。

 

86万円が過ぎた給料になるのは無能な人に対しての場合だけで、大多数の地方議会が抱えている問題は、86万円を貰う資格が無い人が沢山座ってる現状だろう。

 

自作わいせつ動画投稿の合間に市会議員をしていた議員。

丘珠空港再生を叫んで当選しておきながらアイヌ問題に主戦場を移し仕事を何もしなかった市議会議員。

 

今後有権者として、地方議員のホビー化にどう対抗していけばいいのか?

現在抱える問題にアプローチしうる有能な人に地方政治を志してもらう手法を考え始めなければいい加減でそろそろまずいと思う。

 

86万円の議員報酬が高いと主張して、仮にそれが50万円になったとしよう。

それが財政問題に貢献するほどの金額かという馬鹿げた算数の問題と、もう一つ。

50万で他人に土下座できる根性の人間がどれほど信用できるのかという話。

(それは国政でも同じことだけどね。)

 

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