「人種差別も表現の自由」　ドワンゴ川上会長が在特会を全力擁護？　社会に揉まれるネット企業

そう。まったくそのとおり。あなたがたはクソだと思いますが、あなたがたの発言の権利は守られるべきだと思います。それは在特会も同じですね。発言の中身について責任があるからといって、発言するなとはいえないでしょう。 https://t.co/VNSOpWB8pN

— kadongo38 (@kadongo38) 2015, 5月 22

ニコニコ動画が最近アンチ差別界隈と火花をちらしてたと言うんだけど、相変わらず問題をこじらせてずるずる長引かせる馬鹿丸出しの反差別界隈、「自分たちが居なくても困らない相手」に要求を通そうと思ったら、目的のために相手が納得する方法で頭を下げろよという話で。

メディア企業としてかなりの大きさになったドワンゴ角川に、どうでも良いレベルの人数の集まりで、何の商業的シェアも持たない奴が政治的な圧力もなしの手ぶらで脅しをかけても何の効果も発揮しない。

もし脅すのであればやり方は色々あるはずなのに、総務部で解決できるレベルのつまんない嫌がらせしか出来なかったから意固地になってドワンゴはかなり長い間在特会を野放しにしてきた。

当たり前の話で、企業の決定権を握っている会長クラスを直接街場のチンピラがつまんない方法で嫌がらせしたら怒って話がこじれるに決まってるわけで、「なるほど、事情はお察ししました、協力します」と相手が言えるように平身低頭でお願いしたらすぐに問題解決してたんじゃないかと思う。

自分と他人の正義が一致している、してなければおかしい、してないのは間違いだという錯覚でつまんないことをするからやりたいことの実現に二度手間三度手間が必要になるんだよね。

一方であの手の動画を意地の天秤に載せてしまった上に、表現の自由問題と明言したドワンゴの企業運営姿勢はイマドキのネット企業の問題点をものすごく強烈に浮き彫りにしてしまった。

ある意味でそれを言ってしまった途端、FC2と同レベルの企業運営ですよと自己表明したのと同じことで、ドワンゴにかぎらずいろんな企業のモラルハザードを示唆していると思う。

金は儲かった、会社はでかくなった、株価はまずまず上がった、でも社会では鼻つまみ者。

金は金庫に唸り、ガキユーザーは立派にキモオタの仲間入りをして、彼らに何が足りないのか匂わせている。

在特会の動画に表現の自由を認めるというのは、もし本気で言ってるのであれば大したもんだと思う。

何しろ在特会の動画というのは、俺ほとんど見たことないけど中には李信恵さんの過去を揶揄するために作った動画とか、脅迫を目的に小さい役場の事務所に集団で押しかけて叫びまわるような動画も含まれていて、立派な違法行為や違法物になるのがサルでも分かるような状態のものもあったはずだからだ。

つまり社会の公序良俗や法に背を向けてもドワンゴは表現の自由は行けるところまで守り続けるぞというコミットメントをしたのと同じことで、苦し紛れに言い捨てたにしては相当の発言をしたんじゃないだろうか。

じゃぁ今後前衛アートを名乗って全裸で動画配信する奴が現れたり、子作りの啓蒙のためにSEXをニコ生で配信する奴が出ても守るんだろうか？

本当に表現の自由で争うんだったら当然上場も維持出来なかろうし、ろくでなし子みたいに徹底抗戦しなければいけなくなる。

これは当然守るはずもなく、やったら警察沙汰になるから守らない。

つまりそんな根性本当は持ち合わせてないってことだ。

どんな意見でもいえるネットの言論の自由を守るのが重要だと思っているからですよ。 https://t.co/OyAC26sK1P

— kadongo38 (@kadongo38) 2015, 5月 23

な判断で楽な相手からだけ守る「表現の自由」から生み出されるものの結果が在特会としばき隊で、表現の自由なんか守る気だったら徹底したカオスじゃないとろくな結果を生まないってことはもう明らかだろう。

つまり表現の自由を守るために全裸・SEX・援助交際から大自然の神秘まで何もかも受け入れる度量がないような企業が、いかにも崇高なものみたいに表現の自由とか言っても話しにならないってことだ。

その手のものを守るってことは金儲けと手を切るということを意味していて、グーグルが買収する前のYoutubeみたいになる。

すさまじい金額の赤字をばら撒いてでも売却まで表現の自由を守り通したけど、その手の活動にはやっぱり永続性はなかった。

役者や映画監督とかアーティストがほとんど貧乏なのが証明している。

こういうのもそうだよねえ。ふつうは金儲けだったら、こんな問題に深入りは避けるでしょ。それがふつうの大人に決まってんじゃん。 https://t.co/W2ZL58PTda
— kadongo38 (@kadongo38) 2015, 5月 23

キレイ事抜きで言えば、ドワンゴは結局のところ金儲けのためにその場その場のブームに乗っかってきた結果在特会の動画を受け入れて課金ユーザーを増やしたわけだ。

月額がせいぜい1000円もしないような有料会員は、お目当てのチャンネルとかが無くなってもめんどくさくて解約しないだろう。

そうしたユーザーも含めたらバカにならない収益増加が狙える。

有料ユーザーが飽和し始めたドワンゴとしては重箱の隅の白米だとしても腹に入れておくべきだという判断をするに決まっている。

実際問題、トラブルが激化するまでは海賊版の映画とかアニメ、エロ配信など何でもありだったのが過去の同社の履歴で、それぞれのテーマで課金ユーザーを採りつくしたあと禁止にしてきた実績がある。

会長がどう言い訳したところでそれはそういう意図があったとしか社会は受け取らないだろう。

それを指摘する奴が馬鹿なのかどうかの問題があったとしても、指摘の内容については客観的には事実だってことだ。

そしてありがちな「その手の線引は誰がするんだよ」という話にしたって、誰がするのでもない、常識でそれをするのが企業の義務なわけで。

「どこでそれを判断するんですか」そんなの常識でちゃんとしてくださいと誰もが口をそろえて言うに決まってる。

『私は責任を負いたくない』とかほざいてるサラリーマンじゃあるまいし、判断くらい自分でしろよｗ

それを放棄して本気で表現の自由と戦いたかったら、２ｃｈみたいなアングラな存在として割り切って活動するしかないんじゃないかと思う。

好き嫌いは別にして、２ｃｈの西村ひろゆき氏くらい根性を据えて社会に背を向けるのであれば、それはそれでひとつのスタイルとして誰しも受け入れるはずだ。

自分が本当に表現したいことを見つけるというのは創作の本質じゃなくて、あくまで方法論のひとつだよなあ。自分が本当に表現したいことというが見つかったとして、それがクソだったら、やっぱりクソなものしかできないに決まっている。

— kadongo38 (@kadongo38) 2015, 5月 21

結局、ネット企業全般に欠けているのは常識というしかないんだろう。

常識の枠の中で行動している既存の企業からすればそれはすごく蠱惑的で力に満ちたものだと思えるのかもしれないけど、それは単なる勘違いだ。

一言で言えばその非常識が生み出したのは元SM嬢のおばちゃんへの悲惨な嫌がらせだったり、援助交際募集の全裸動画だったりしたわけだ。

本当に力のある非常識はiphoneとかグーグルを生み出してきたし、FacebookやTwitterなんてものもある。

この違いが何なのか見分けがつかないのが日本企業社会の弱点なんだろうし、日本のネット企業が国外で活躍できない主要因なんだと思う。

”力のある非常識”は既存の常識を全部踏襲した上で「新しい生活形態や世界観」を生み出した。

”日本版非常識”は既存の常識の中で目を背けられてきたドブの中にフィーチャーして、援助交際してゲームを買おうと思っている女子高生の股ぐらとか、無職の白痴の行き場のないもやもやを差別感情として爆発させた。

新しい生活形態や世界観　VS　援助交際の女子高生や無職のキモオタ。

前者ではスタンフォードを卒業した秀才が製品を手にとって目をまんまるにして驚いて、後者ではなけなしの3万円を握りしめた陰湿なおやじの股間を勃起させた。

どちらも同じ非常識でありながら常識の枠の外に目を向けた非常識と、既存の常識の隙間を探し続ける陰湿さには越えがたい壁がある。

結局、非常識に生きたかったら社会に背を向けて何を言われても取り合わない俺様イズムで生きる覚悟か、常識を超越したところでハイレベルな勝負を展開する以外にないってことだ。

どっちもやりきれてない中二病の寝言は見苦しい。

今後も在特会の公式チャンネル閉鎖みたいな、中二にとって屈辱的な経験を経ながらどんどん下らない企業になっていくのが関の山のような気がする。

元々下らないことしか出来なかった企業の成れの果て、最後は公立中学校のHRみたいになるってことだ。

社会に背を向けて生きるってのは楽じゃない。

非常識を甘く見た中二はファミコンの電源を隠されて泣きを入れるのだ。

軍荼利

沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
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