太陽と微笑みの影の陰惨な現実
【シンガポール=吉村英輝】マレーシアのザヒド内相は24日、同国北部で多数の遺体が地中に埋められているのが見つかったことを明らかにした。遺体は、人身売買組織に拘束された末に死亡したミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャらの可能性があり、当局が捜査している。ロイター通信などが伝えた。
via: 人身売買の末に死亡? マレーシアに数百遺体、ミャンマー抑圧民族「ロヒンギャ」の集団墓地か (産経新聞) – Yahoo!ニュース
マレーシアで少数民族が虐殺された可能性がと言うんだけど、ぶっちゃけこの手の少数民族とか部族単位の差別ってのは、東南アジア全域でかなりひどい。
大概は宗教の違いか部族の特異な慣習(風葬とか)で差別されるもので、東南アジアで散見される物乞いとか売春婦稼業はそういう人々が就いている。
中国とかのほうがまともな扱いをしているというのは知らない人が多い事実なのかもしれない。
東南アジアってのは、親日のイメージも強く人種差別なんて意識しないのかもしれないけど、それは日本人の大きな勘違いで、白人を筆頭にしてかなり強烈なヒエラルキーが彼らの社会で構成されている。
それが白人にとっての居心地の良さに直結してるのも確かな事実で、現地人と間違えて電車の行列で白人のババアが突き飛ばしてきたりとかあるある話だ。
非常に不愉快なので力づくで排除して終わりだけど、時々暗黒面に触れる気の弱い人にとっては衝撃的な光景かもしれない。
我々に見せている笑顔も隣に白人がいればそちらに向けられる、それが微笑みと親日の実態だ。
ところで、そういうヒエラルキーの中で最もひどい目にあってるのは国境地帯に住む少数民族や、ジャングルの辺境に住む部族で、ひどい場合は殆ど人間扱いされてない現実がある。
タイの人身売買なんてのも相当強烈で、トラックで乗り付けて一人いくらで買い付けて国境地帯から少数民族を狩り集めてるような状態で、アングラな臓器売買なんかの温床になったりあたりまえだそうだ。
女はまずチェンマイに送られて、化粧を覚えさせられて変態の餌食になる。
ドイツ人や東欧系の変態ジジイがウジ虫のように年端もいかない子供にたかっているし、気がつけばその辺りを軍務の谷間で息抜きをしている海兵隊が、子供の胴体より太いような腕で幼児を連れ歩いたりしている。
なんとも言えない不気味な空気を醸し出して、マクドナルドなんかでたむろしている異様な組み合わせがそれだ。
日本の篤志家がお金をだしたり、右翼団体がボランティアに駆けつけたりしてるらしいけど、もっぱら貧困救済の寄付や、教育への投資が中心らしい。
タイはともかくとして、東南アジア(中東やアフリカもそうだろう)の場合はこうした差別は教育や金では解決できない問題の気がする。
なぜなら、大昔ヒンドゥー教が中心だった時代にラージャが群雄割拠していた時代の国の版図が人々の意識にしっかり残っている中で、人々の意識を統一しようと思えば必要以上にナショナリズムを昂揚する必要がある。
そして差異を無視して「統一○○の国民たちよ」となっていくわけだけど、そういう国の中では必ずクルド人みたいな存在が出てくるからだ。
しかも元々のラージャたちが描いた国境と違う枠組みで作られた国の場合、差別される民族や部族は「お前は何人だ?」と聞かれて「おらたちゃクルド人ですだ」と答えてしまう程度に希薄な意識しか持ち合わせていないわけで、そこから差別が激化していく。
インドネシアにしたって「インドネシア人」という意識を持って暮らしているのはジャワ島の人々くらいなもんで、各々島嶼部の人は「俺たちゃ○○人」と思ってるし、大陸の山岳民族だって国境がコロコロ変わってきた歴史を振り返ったら誇りを持って断言できるのは「俺たち○○族」って部分しかないと思う。
こうした実情を考えると、アジアの差別の場合は貧困とか教育とかいう問題の前にあやふやな国境を引き直すことから始めるしかないような気がする。
ある面ではこういう差別というのは植民地からの独立や、あるいは既存の大国の崩壊によってもたらされる宿痾なのかもしれない。
どちらもパラダイムシフトの発生によって民族的な結束をぶちあげて国をまとめるしかない現実を生むし、結果的に既存のシステムからかなりかけ離れた統一国家や新しい民族像を打ち出すしかないからだ。
その必要性が高ければ高いほどはじき出されたマイノリティーの扱いは酷薄になっていく。
「なんでそんなことするんじゃ」と怒ったりもするけど、皆助けられるわけじゃないんだよね。
怒鳴ってやめさせたところで後のことまで責任持てないし。
と言うわけであんまりエスニックなところには旅行する気が起きない。
↓はトルコを通じてそういう問題を理解できる屈指の名作。
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【シンガポール=吉村英輝】マレーシアのザヒド内相は24日、同国北部で多数の遺体が地中に埋められているのが見つかったことを明らかにした。遺体は、人身売買組織に拘束された末に死亡したミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャらの可能性があり、当局が捜査している。ロイター通信などが伝えた。
ザヒド氏は遺体の数に言及していないが、地元メディアによると、警察は北部プルリス州の2カ所にある計30の「集団墓地」で数百人分の遺体を見つけた。
同州と隣接するタイ南部では、ミャンマーから脱出したロヒンギャを拘束・収容する人身売買組織の施設が摘発され、付近では衰弱死したロヒンギャの集団墓地も見つかっている。
via: 人身売買の末に死亡? マレーシアに数百遺体、ミャンマー抑圧民族「ロヒンギャ」の集団墓地か (産経新聞) – Yahoo!ニュース
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義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
9月30日事件なんかは強烈だよなぁ
あれ絶対、犠牲者に日本人も混じってたと思うんだけど
島国でホント良かったと思うわ