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この冬、読書の冬 タカジン遺産騒動で訴訟、知名度バク上げ百田尚樹のベストセラーと原作作品 読み比べて納得の類似作品特集

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知名度うなぎのぼりの百田センセ、人気は反比例

 

訴状によると、百田さんはやしきさんと昨年10月に再婚した妻との闘病生活をまとめた「殉愛」を今月5日に出版した。長女側は「再婚した妻側の話を無批判に受け入れた内容で、親族らに取材していない」と主張。長女がやしきさんに金を無心するなど、確執があったように書かれているとして「事実に反した内容で父親への思いや名誉を傷つけられた」と訴えている。

 幻冬舎は「担当者がおらずコメントできない」としている。

 同書については、出版後からネット上で批判が相次ぎ、百田氏は11日午後3時過ぎに自身のツイッターを更新し、「未亡人に対する誹謗(ひぼう)中傷がひどすぎる! 実態も真実も何も知らない第三者が、何の根拠もなく、匿名で人を傷つける。本当に人間のクズみたいな人間だと思う!」などと激怒した。

 さらに「未亡人に対するいわれなき中傷レビューを、真実を何も知らない第三者が面白がって『参考になる』ボタンを押しているのが、本当に腹が立つ」と怒りのツイートを重ね、「非難されるところなど何もない未亡人を攻撃して、何が楽しいのか。恥を知れ!」と強く批判した。

via: Yahoo!ニュース – たかじんさん長女、百田氏著書差し止め訴え (日刊スポーツ)

 

若い女性と2ショットで得意満面、在りし日の百田センセ

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冒頭で引用のニュースのおかげもあってか、今度はネガティブな方向でも全国的に知名度が上がり始めた百田センセ。

そもそも知名度が上がったのが、永遠の0という作品からの始まりで、百田尚樹という誰も知らなかった「どうでも良いゾーン」のサブカル作家は一躍有名になった。

 

それをきっかけに過去の出版物や蔵書作品から含めて売れに売れているらしい百田センセの作品、確かに「読みやすい」(≒面白い)けど「これ、クレジットに名前出してないけど原作出さなくて大丈夫なのか」と思ってたんだよね。

というわけで、この冬、読書の冬。百田センセの有名二作品とその原作を読み比べてみてほしいと思う。

 

ちなみに原作の方は頭からバカを否定するために作られたような作品で、ある程度の読書力がある人以外はお呼びじゃない作品だってことは念を押しておく。

 

 

剽窃とオマージュ、原作の立ち位置

 

 

百田小説作品を指してパクリパクリという人がいるけど、ここは公平を期して「パクリとまでは言えない」と言っておくべきだろう。

百田作品の特徴が、キュレーションと言ってもいいリメイクの優秀さで、原作が読書歴の浅い人にはわかりにくいようにお化粧した上で非常に現代的な物に作り替えられている。

 

その上で原作の作家たちが確立した独特の世界観を巧妙に踏襲して、つまりは偉大な作家の醸しだした世界観を多数送り出し、まるで天才作家のように見せることに成功している。

 

個人的な意見を挟ませてもらったら、百田尚樹がベストセラー作家と名乗らずに文学キュレーターと名乗っていたら価値を認めて俺も絶賛していたと思う。

作家というのであれば元々の世界観を自分で作り上げてはじめて口にするべきで、それがあたかも無尽蔵にあるかのように気楽にそれを名乗ったところが神経を逆なでしている。

 

百田尚樹は作家か?作家とはいえない。しかしキュレーターとしては超優秀だろう。

ここ何十年不世出と言って良いレベルの天才的なキュレーターなのだけは間違いないからだ。

 

オマージュ(仏: hommage[)は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。

via: オマージュ – Wikipedia

 

剽窃(ひょうせつ,Plagiarism)は、他人の成果物をクレジット表示することなく取り込むことです。 この用語はよく混同されていますが、著作権侵害と同じ意味ではありません。著作権侵害は著作権保護下にある成果物について著作者の排他的権利を侵害して許可無く用いることです。著作権の表示により行為が軽減されたりはしません。 同様に、パブリックドメインの著作物についても出典の明記無く用いた場合、著作権の問題がなくとも剽窃とみなされます。

via: Wikipedia:剽窃 – Wikipedia

 

キュレーター(英語: curator)とは英語由来の外来語である。英語の元の意味では、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す。(※curate―展覧会を組織すること)。日本語でも、ほぼ同じ意味で使われている。日本にキュレーターと言う語が入ってくる2000年代までは、学芸員と言う語が使われていたが、現在は学芸員とキュレーターが混在している。なお学芸員は普通curatorと訳される。

via: キュレーター – Wikipedia

 

作家が「作る」のはなにか、百田尚樹の売り物

 

文学作品の主要な創作成果というのは基本的には作品全体の世界観だろう。

時代の匂いや、人間関係から発生する作品全体に通底する臭い。

 

こうしたものを創作性の中核と考えた場合、やはり百田尚樹の著作は作品と呼ぶのがまずいものばかりな気がする。

 

何がまずいかというと、根本的な部分で百田尚樹の作品は、どれが本当の百田作品か判別がつかないほど多彩な世界観を持っていて、「読みやすかったという読後感」は共通のものである一方、作品の世界観があらゆる作品でバラバラなことだろう。

特定の作家の作品を追いかけて読み続けた人ならみんなわかると思うけど、作家というのは基本的には多数の世界観というのを持つことが出来ない。

 

サラリーマンから社長を経験しそこから転落したもののそのうち作家になった、こういう人の場合就職するまでの学生の世界観、サラリーマンの社会、経営者の俯瞰、転落の苦しみ、作家になった運命のめぐり合わせ。

この辺りがせいぜい持てる世界観の限度だろう。

 

それですら属人性として通底するものが必ずあって、どの部分を読んでも作者が愛読者にはすぐに分かる。

 

ところが百田作品の場合、誰が書いたかわからない状態で見せられたら、赤川次郎が書いたのか星新一が書いたのか検討もつかないんじゃないのか。

顔のない作家(実際はキュレーター)、それが百田の実態で、それは上述の通り時代に埋もれた作品や、偉大な作家のマイナー作品、あるいはマイナー作家の名作・奇作に的を絞り込んで掘り起こしているから引き起こされた結果だろう。

 

ないのは髪の毛だけじゃなくて顔もだったし、商才は十分にあったってこと。

 

モンスター:他人の顔

 

まずは百田センセーの「純愛」(殉愛じゃないよ)小説のモンスターとその原作、安部公房の他人の顔を読み比べてみるべきだろう。

顔無し作家が顔を失った人間が他人になりすますというテーマの小説をオマージュするなんてのはなかなかの椿事だろう。

 

オマージュした作品はモンスターという作品で、親にも愛されなかったブスが都会に出て顔を整形し、風俗で体を売りながら別人になり、ブスであるがゆえに失恋した過去の恋を発掘しに行くという話だった。

 

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あらすじ

瀬戸内海に面した人口4万の古い田舎町でレストラン「オンディーヌ」を営む町一番の美女・未帆。彼女は店を経営しながらある男を待っていた。奇形的な醜さで生まれ、学校の級友はおろか実の母親にすら罵られながら育った女・和子。この和子こそがかつての未帆であった。周囲から疎まれる学生生活を送っていた和子だったが、高校で幼き日の淡い恋心を抱いた相手との再会を果たす。しかし和子の男への歪んだ思いが、ある事件を引き起こしてしまう。その常軌を逸した犯行に、町の人々は和子を「モンスター」と呼び忌み嫌う。親からは勘当される形で東京に出た和子を待っていたのは、それまでと同様、短大や職場で遭う差別された生活だった。それ故、美容整形にはまり、性風俗業に従事しながら、幾度にもわたる整形手術を繰り返していく。顔を変え、名前を変え、年齢を変え、別人の人生を手にした和子だったが、その胸のうちにはかつての初恋の男への変わらぬ思いがあった。

 

via: モンスター (百田尚樹) – Wikipedia

 

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あらすじ

高分子化学研究所の液体空気の爆発事故で負ってしまった重度のケロイド瘢痕のために、自分の顔を喪失してしまった所長代理の「ぼく」は、顔を失ったことで、おまえ(妻)や職場の人間との関係がぎこちないものに変わり、周囲の目を異常に気にするようになってしまった。「ぼく」は、精巧なプラスチック製の人工皮膚の仮面を作り、誰でもない「他人」になりすまし、最大の目的であったおまえの誘惑にも簡単に成功する。しかし自分という夫がありながら「他人」と密通するおまえへの不信感は募り、「仮面」に嫉妬しながらも関係をやめられない自分に苦悶していく。

「ぼく」は「仮面」を抹殺するために、おまえに全ての経緯の手記を読ませるが、おまえは、交際していた「他人」が実は「ぼく」であったことに気付いていた。おまえは自分へのいたわりのために、「ぼく」が「他人」を演じているのだと理解していたが、「ぼく」がおまえに恥をかかせるための目的で暴露の手記を読ませたことを知り、「ぼく」への非難や愚弄を指摘した手紙を残して家を出ていった。その絶縁状を読んだ「ぼく」は再び「仮面」を被り、空気拳銃を手におまえを捜して街に出た。おまえの実家や友人らの家を巡った「ぼく」は、怒りに「野獣のような仮面」になり、銃の安全装置を外して路地に身をひそめ、近づくおまえらしき女の靴音を待ち構えた。

 

via: 他人の顔 – Wikipedia

 

永遠の0:往きて還らず

 

往きて還らずはSM官能小説の大家、団鬼六氏の父親の回想作品。

父親が知覧の特攻隊に事務方として軍属で勤めており、その勤務中に起きた特攻隊員とその愛人の悲劇的な関係を描写したもので、特攻と性を結びつけた世界観の数少ない作品だ。

「おれが飛び立ったら、この女をお前の妻にしろ」

──戦争末期の鹿屋航空基地で著者の父が出会った、三人の特攻隊員と絶世の美女、八重子。

出撃命令を待つ彼らの間で交わされた密約が、それぞれの人生を大きく変えていく。国を守るために命を捨てた男たちと彼らの想いに殉じた女の運命を描く哀切きわまる恋愛譚。

父が語った思い出を妖艶な物語に昇華させた鬼六文学の最高傑作。

via: Amazon.co.jp: 往きて還らず: 団 鬼六: 本

 

多分、団鬼六は浪速の有名人であり、そういう関係でなんとなく手にとって見た作品が強く印象に残って戦争と性というテーマを持ち合わせた永遠の0に結びついたんだろう。

他にも大空のサムライなどいろいろ剽窃している作品がある中で、永遠の0と団鬼六の類似性は、

 

・上品極まりない美しい女性が戦後の混乱の最中性の地獄に落ちる

・反社会的な人間たちの慰み者になる

・死にゆく中に男の最後の心残りが自分のものに出来なかった女であったこと

 

この基本的な世界観と言っていいだろう。

 

そしてその作品の元祖は、官能小説や表題の回想小説で初めてそれを描写した団鬼六のものであって、剽窃の1番には浪速の文豪団鬼六の作品を出さざるをえないと思う。

実際、官能小説という立ち位置を除いたら暴力と性をテーマにした名作小説がかなりある作家で、官能作品でも読んでおく価値は十分あると思う。

 

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ストーリー

大学生の佐伯健太郎と、出版社に勤める姉の慶子は、亡くなった祖母・松乃の四十九日から暫くした頃、祖父・賢一郎から彼が自分たちの実の祖父ではないことを知らされる。第二次世界大戦後に松乃は二人の母・清子を連れて賢一郎と再婚しており、実の祖父である松乃の最初の夫は、終戦間際に特攻で戦死した海軍航空兵だという。

それから6年後、司法浪人が長く続き人生の目標を見失っていた健太郎は、フリーライターとなった慶子から、新聞社で主宰される終戦60周年記念プロジェクトのアシスタントを頼まれる。プロジェクトを進める高山は神風特攻隊のことをテロリストだと語るが、祖父の話もありその考えに釈然としない慶子は、このプロジェクトに際して特攻隊員だった実の祖父について調べようと決めた。姉弟はわずかな情報を元にその足取りを追い始める。

厚生労働省や方々の戦友会に連絡を取ったところ、祖父の名が宮部久蔵であり、関係者9人が存命であることが知れた。その内の一人、戦闘機搭乗員としてラバウル航空隊で一緒だったという人物を訪ねるが、元海軍少尉の男は久蔵について「海軍航空隊一の臆病者」「何よりも命を惜しむ男だった」と姉弟に蔑みの言葉をぶつけた。健太郎は元戦友から聞く祖父の話に困惑し、次第に調査を続ける気を無くしていたが、母から健太郎と同じ26歳で亡くなった父・久蔵がどんな青年だったのか知りたいと改めて頼まれ、更に手がかりとなる海軍従軍者たちを訪ね歩く。だが、生前の久蔵を知る者たちの語ることはそれぞれに全く違っており、調べるほどにその人物像は謎に包まれていた。戸惑いつつも二人は、国のために命を捧げるのが当然だったと言われる戦時下の日本と、そこに生きた人々の真実を知っていく。凄腕の零戦乗りで、卑怯者と誹られても「娘に会うまでは死なない」と松乃との約束を守り続けていた久蔵は、どのような生涯をおくり特攻を選んだのか。終戦から60年を経て、各々の壮絶な生き方と封じられていた事実を明らかにする。

 

via: 永遠の0 – Wikipedia

 

作家百田尚樹の一番の特徴は?

 

永遠の0は、毎年恒例の戦死者慰霊旅行に出かけた先で読破した。

モンスターは小旅行で雨の日にホテルで読んだ気がする。どこでだったかもう覚えてない。

 

それぞれ原作も読み込んだ上で感想を一言で言えば、「読みやすかった」

 

これが一番大きい感想だったね。

原作の癖の強さを知っているだけに実に強い印象で、内容のディティールはあんまり記憶に残らなかった気がする。

 

それと意識して読んだことはないけど、ラノベというのが一番近いジャンルなのか?

 

もうすぐ冬休み、学生諸君の読書の冬だ。

さて、どんな感想を抱くか?

 

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