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理解≠納得 アイヌ民族と差別問題議論で小林よしのり火病 香山リカ氏の蹉跌

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理解と納得が区別出来ない人と「議論」してはいけない

 

「3つの質問と1つの要望」に答えてみましたが、これらはいずれも『創』での対談の中で、別の表現を使いながら話したことです。
 なぜ何度も同じ話をし、同じ質問を受けなければならないかわかりませんが、どんな言い方をしても小林氏は「わしには納得できない」と言うばかりですから、これ以上、理解が深まることはないでしょう。

via: 香山リカ、小林よしのり氏からの「3つの質問と1つの要望」に回答【アイヌ民族否定問題】vol.2 | 日刊SPA!

 

「お話は伺いました。で?」「そんなんじゃとても納得出来ない」というのを「議論」「質問」の最中に発言する奴って近頃増えてるけど、だからどうしたんだよという話で。

 

これって非常に日本的な作法からすれば、

質問の場合:「納得」つまり自分がどう思うかを置いて、理解できない部分を失礼のないように質問して教えていただく。

議論の場合:前提条件を共有した上で「相互理解するため」に共通の議題を話し合う。

 

というので、個人が納得したかどうかなんか関係ないんだよね。

そういうのが区別できない人は議論をしちゃいけないというマナーの啓蒙が先なんじゃなかろうか。

 

質問の場合にその答えには納得出来ないとか言われたって、『じゃぁ納得できそうな奴にしか質問しなきゃいいだろ』としか思わないし、そもそも答えるかどうかもこっちの胸先三寸なんだよね。

だって、交番のおまわりとかコンビニの店員が道を尋ねられたわけじゃあるまいに、無償で時間つぶして答えてやってんだから個人の気持ちとか言い出すなよと。

 

そもそもただで自分のわからないことを教えてもらおうとしておきながら、態度がでかいやつが多すぎるんじゃねぇか?

 

議論にしたってコンセンサスを共有しながら話し合わないと、在米黒人のアファーマティブアクションを話してる人と、黒人は奴隷になるかアメリカから出ていくかどちらか選べと絶叫してる人と議論になるはずがないよね。

 

香山リカ氏の行動を見ていて、『そりゃぁ徒労ですよ』といいたくなるのは、そもそもテーブルを共有してはいけない人と一緒に議論してしまっていることにあると思う。

日頃、職業的にキチガイを相手にしているからなのか、間口が広すぎると思うし、そのホスピタリティーと間口の広さで「議論のレベルに達せてない人」に「議論をしているという錯覚」を持たせてしまっていると思う。

 

下村博文とか菅義偉、安倍晋三の国会答弁を見て「あー、こいつらは大人が話し合うところに送り込んじゃいけないんだ」と判断できないアホの選挙民が投票しちゃってるのと同じことで、上げてはいけない人をステージに上げるのはある種の罪作りでさえあると思う。

 

単に田舎で塾を経営してるだけのヌル村さんが、どんな汚い経営手法で金を儲けようと国民に大した影響はないけども、文部科学大臣になって義務教育を弱体化させたらそれこそ国ががたがたになるのと同じ事だ。

馬鹿は同じ舞台にあげさせない。

 

「あなた何言ってるの?」「セラピーにかかりたかったら診察を予約してくださいね」と突き放すのも一つの優しさであり、治療ではないかと思う。

 

納得というものを話し合いでテーマにする場合は、まさに男女の恋愛なんかが代表例で、年収2000万で税理士事務所を開業している安全牌代表みたいなおっさんが、「僕と結婚したら生活は安泰です。嫁さん募集」と言ったとする。

ほとんどの女は言い分の整合性は理解できるだろうけど、納得出来ない限りおっさんの嫁さんにはならない。

 

つまりこういう感覚を肌を密接させて関係する相手でもない人に強要している人というのは、例外なく頭がオカシイ人なわけで、議論をする前に病院に行かせるほうが先なんじゃないかと思う。

 

アイヌ問題にしたって、喚いてるほとんどのやつの内容を見る限りでは、淡路島五人殺しの平野達彦と同じレベルにしか見えない。

アイヌは民族じゃないとか言う珍妙な話と、電磁波攻撃被害の話とどこに違いがあるんだろうか?

 

アメリカでアフリカンアメリカンを名乗ってる黒人がどれほどいて、彼らのエスニシティーが認められてないとでも言うのかね。

アメリカのアフリカ系黒人よりは圧倒的に正統性が感じられるアイヌの民族的主張や、北海道をドライブしたら15分でだれでも理解できるアイヌの足跡を見た時に、疑問符が浮かぶ奴は気が狂っている。

 

普段意識することはないけれど、日本人だってそういう連中の喚く民族的正当性を突き詰めたら民族としては消えていると言われかねない。

今どき日本神話とか古事記の時代の服装や髪型のやつがどれほど居るのか。

 

日常生活に亀甲占いをカジュアルに利用する家庭はあるのか?

ちょんまげ二本差しで歩いたら銃刀法違反で逮捕される。

イベント以外で普段から着物で生活してる奴がどれほど居るのか。

 

テレビをつけても道を歩いてもそこらじゅう横文字で溢れかえっている。

「俺達はジーパンを履く日本人だ。お前たちはアイヌの民族衣装で過ごせ。」

これはキチガイの妄言であって、いちいち相手にするのが間違いなのではないか。そう思う。

 

結論:戦時中の日本を賞賛する人は、まず防空頭巾ともんぺに着替えてくれ。牛肉は禁止、飯も芋しか食うな。卵は週に二個までな。

 

 

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他人と共有すべき前提条件が見えないのは頭がオカシイ証拠

 

結局、オタク趣味を人前で臆面もなく出す奴とそういう層ってリンクしてるんだけど、
「これは他人に見せたらTPO的にまずいよね」
という常識的判断ができない人の特徴なんだよ。
フルチンで目抜き通りを疾走したり、ど田舎の島で近所の年寄りを5人も刺し殺したりする基地外と同類ってこと。

 

 

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自分が納得したい人は自己完結でよろしく。他人はお前に納得してもらう必要ない。

 

要望 「アイヌ利権問題」について、わしよりずっと詳しく追及しているアイヌ系日本人の工芸家・砂澤陣と対談せよ。

 これについては対談の意味もありませんし、現在はとてもその気持ちを持つことができません。
 まず、私は「アイヌ民族はいる」と主張するアイヌの当事者やアイヌ協会を代理して発言しているわけではありません。以前も申し上げましたように、私はあくまで非アイヌ(つまり和人)というマジョリティ側として、「民族はいない」と主張する同じくマジョリティ側である小林氏に抗議しているのであり、「アイヌ系日本人」を名乗る、広い意味での当事者である砂澤氏と議論するのは私の目指すところではありません。

 また砂澤氏は、これまでブログ、講演、CS放送、ツイッターなどで、あたかもアイヌは利権をむさぼるために「民族」と名乗っているかのように主張し、帳簿などいくつかの“不正の証拠”もネットで公開しています。また、そういった不正にアイヌ協会が構造的にかかわっているような発言もしています。
 私は個々の不正やアイヌ協会内部の問題には、はっきり言ってあまり関心がありません。というか、差別是正政策には必ずこういうことが起きがちなので、それは個別に対策を考えていただきたい、と考えています。たとえ対談して、砂澤氏がいろいろ資料を見せてくださっても、「そうですか、それは問題ですね。それは摘発されて防止策が講じられるべきでしょう」としか言いようないのです。
 私が主張したいことは、小林氏や否定論者に「アイヌ民族はいない」といった民族否定が誤りであると認めていただくことであって、「アイヌ協会の運営はすべて適切に行われている」と証明することではありません。

via: 香山リカ、小林よしのり氏からの「3つの質問と1つの要望」に回答【アイヌ民族否定問題】vol.2 | 日刊SPA!

 

◆「定義がないという定義」と、現実的運用のための「大まかな定義」

 とはいえ、このように「民族とは近代社会になって人為的に作られた現象」と言うだけではあまりに具体性に欠けているので、必要に応じてより現実的に「本人の帰属意識や自己認識」「外部からもわかる資料による確認や共同体からの承認」という主観的、客観的基準を組み合わせて、「ウチの場合はこれが『民族』」と大まかな定義を決めることにしているのです。
 アイヌの場合は、こういった認定が必要になるのはいろいろな手続きのためにアイヌ協会の会員になるときであり、たとえば客観的な資料として戸籍の提出が義務づけられていますが、協会員資格がそのまま正確なアイヌ民族の定義とはなりません。「定義がない!」と否定論者は言いますが、「民族」よりさらに狭い意味の「協会認定資格」は述べられるものの、いまの世界的な考えでは「民族」は「ひとつ○○、ふたつ○○…」と箇条書きに定義を述べられるものではないのです。

 小林氏は、「それはインチキだ」と言うでしょう。それに対して、アイヌ協会は協会員認定に際し、自己申告をもとに戸籍などなるべく客観的な資料も用いて厳正に審査しており、決して一部の人が言うように「電話するだけで誰でもすぐアイヌ」などということはありえない、と聞きました。
 また、もちろんこのややわかりにくい「定義がないという定義」が今後も唯一無二とは言いません。もしかすると何十年かにはまた「民族の定義はこれとこれを共有すること」といった厳正な定義が優勢になるかもしれません。とはいえ、今の時点では先の「民族は近代社会の政治的な産物、それじたいの厳密な定義はない」を採択するか、それじゃわかりにくいのでアイヌ協会が用いているような主観的・客観的条件から認定するか、いずれかなのではないかと思います。

via: 香山リカ、小林よしのり氏からの「3つの質問と1つの要望」に回答【アイヌ民族否定問題】 | 日刊SPA!

 

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どうも不適切な譬えや事例の提示が多いように見受けられます。