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将太の寿司で学ぶ東芝の粉飾決算 浪花節の東京証券取引所 フロンティアスピリッツは舶来品

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東芝がチャレンジ詐欺で1兆円調達、日本人に突きつけられる法治と市場ルールの重要性

 

(ブルームバーグ):東芝が経営トップの関与が認定された不適切会計の期間中に資本市場から調達した公募増資などの総額が、約1兆円に上ることが分かった。投資家は税前利益などが水増しされた財務諸表に基づいて投資判断を行っていたことになり、今後の当局による罰則や民事、刑事責任の判断に影響を与える可能性がある。

ブルームバーグの集計によれば、東芝は2009年5月に3330億円の公募増資を実施、国内外の機関投資家や個人に新株式の発行や株式の売り出しを行ったほか、09年5月から13年12月の間に計6400億円の社債や劣後債などの有価証券を発行した。

 

via: 東芝:1兆円を資本市場で調達、経営トップ関与の水増し会計で (Bloomberg) – Yahoo!ニュース

 

東芝の粉飾決算が一応形だけは全容が明らかになったけど、ライブドアと違って家宅捜索も入らず逮捕者が誰も出ないという異常事態。

 

東芝の今回の決算修正は氷山の一角だろう。

公称では経年利益を積み重ねている割に、あんまり十分あるとはいえない手元資金、粉飾しながら市場から繰り返した資金調達、憶測にすぎないけど巨額の簿外債務や損失の存在を示唆していて、グループ全体の監査で資金を突き合せない限り全容の調査はできず、あまり玄人とはいえない第三者委員会の調査はその点で信用に欠けている。

 

おそらくは意図的に連結から外した会社の中にゴミ箱が眠っているはずだ。

 

そして「チャレンジ」と銘打って結果的に粉飾を引き起こした東芝は、日本の一流と言われる企業の能力の転落をわかりやすい形で示唆した。

チャレンジってことは、売り物が便利になったり安くなったり、あるいは高付加価値になったりして結果的に数字につながるという文脈の話で、何も新機軸を打ち出さずに粉飾に逃げただらしなさ。

 

それを真に受けた経営陣とそれしか手がなかった社員は、大卒でスーツを着た人間が今どき何の役にも立たないってことを証明してしまった。

振り返れば恐ろしい無能な国になってしまった。

我が国の「優秀な人材」ゾーンのやつが東電とか市役所、官公庁あるいは東芝みたいな「一流企業」に就職する。

 

日本の叡智を寄せ集めた結果、結局粉飾しか出来なかった現実はもう絶望的な内実を示しているわけだ。

 

ところで、逮捕されたライブドアや、東芝・日興・オリンパスといった会社の差は何なのか?

これは日本の証券市場の運営ルールを炙り出すのに非常にわかりやすい判断材料だろう。

 

市場のルールや法律は実は日本の市場ではあまり重要ではなく、日本市場の根幹のルールは実は浪花節なわけだ。

 

ライブドアとこうした企業の粉飾の違いを、おもしろ漫画「将太の寿司」を通じてラディカルに解説しようと思う。

 

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そもそもライブドアと東芝の粉飾って何が違うん?

 

日本でいう粉飾というのは、おおまかに区分すれば二種類に分かれる。

同じことをやったとしても大きな違いが出てくるのはこの情緒的な区分による。

 

まず、東芝や日興、オリンパスが該当する粉飾の形態は、「損失補填型」「のれん・名誉死守型」で、アグレッシブな意思を感じさせない本質は、落ちていく名門の悲しさを唄いあたりに祇園精舎の鐘の音を鳴り響かせる。

将太の寿司で言えば、東芝は小樽の屋台骨が傾いた寿司の名店の後継者、関口将太だ。

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一方でライブドアやgumiが該当するのは笹寿しの息子とかはじめの方の佐治さん役だ。

こいつらは二人共自分の成功を目論んだ手段を選ばない悪役相当で、つまりは既得権益を食いつぶす破壊者役として悪さをクローズアップされる。

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ISISのテロで邦人人質が殺されていたけど、健気に家族が助けようと駆けまわってる絵図を指して、国民は袋叩きにしていた。

「だいそれたことを」「自分の勝手な理想のための蛮勇だよ迷惑な」

 

重要なのは自分の目標のために、他人がしないことまで必死でやったら日本では悪役の誹りを免れないということだ。

 

ライブドアと東芝の粉飾は何が違うのか?

東芝は落ちぶれる名門の基盤の弱い経営者たちが、社内政治を盤石にするためにあがき続けた一手段であり、そこに私欲がなかったという判定がくだされた。

 

ライブドアを有罪とジャッジした多くの人は、結局は個人資産の増大につながる会社規模の拡大を、私欲と断罪した。

 

 

なんで笹寿司と佐治さんが悪役だったの?

 

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佐治さんと笹寿司が悪役に描写された大きなきっかけは、彼らが二人共自分の夢や利益に熱心だったからなわけだ。

佐治さんは将来の独立を狙って、頭角を現す将太とデッドヒートしていたし、笹寿司は家業の拡大を狙って性格の悪い息子が目障りな奴に嫌がらせを繰り返している。

 

つまり世の中の順位としては、そこそこ才能が有る奴が自分の利益を追求するという起業家的思想にあまり肯定的とはいえないということ。

だからこそ親を助けるという献身的な将太の対角線上に彼らが現れたし、「献身的な目的」と「自分の夢や利益の追求」を比べるメタファーが成立した。

 

でもこれを資本の理屈に反映させてしまうのはまずいんではないだろうか。

 

例えば親会社の利益を優先して自分の利益を吐き出す上場子会社とか、株主からしたら泥棒と同じじゃないだろうか。

自分の夢や利益の追求のために行動する人間を否定したら資本市場が成立しなくなってしまう。

(そもそも経営者の社内政治のための東芝の粉飾は、自分の夢や利益追求じゃないとしたら何なんだ?)

 

ところが実際は日本の資本市場では親子上場は当たり前で、しかも上場子会社が自発的意思を発揮せずに親会社のゴミ箱ポストになっていたりするのも珍しくない。

 

そして佐治さんや笹寿司相当のところにホリエモンとかが来るわけだけど、実際の社会でホリエモンが将太君相当の東芝みたいな会社に一体どんな嫌がらせをしたっちゅうんだろうか?

 

実際は、ホリエモンのM&Aで弥生会計は圧倒的に企業価値を増大させたし、あのままではいずれ倒産していたのだろうRedHatも上場して会社として独り立ちできた。

完璧に死に体だったカタログ通販のセシールも息を吹き返して、顧客のリアクションも実際のカタログの作りが変わってすこぶる良好だった。(主婦客の実感がそうだった。)

ネットバンキングも加速度的に広がったし、自分で技術を持たない人向けにブログのレンタルシステムも普及した。

 

粉飾の内容も売上の先食い、これは銀行取引の関係でやったことある会社が大半だろう。

ほぼほぼ確定の伝票未発行のレベルの案件を、無理押しして食っちゃうとかそういうやつだ。

逆に、納税の関係で遅食いにすることだってよくあるんじゃない?

 

フジテレビはライブドアに比べて将太君だったんだろうか?

ステレオタイプな捉え方でこの構図を見ると違和感を禁じ得ない人がほとんどだろう。

 

東芝は根も葉もない売上や利益を計上した結果ああなった。

その東芝経営者は辞任で済んだけど、西武の堤さんはどうだったんだろうか?

この構図は恐ろしい日本の資本市場の実体を浮き彫りにしている。

 

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サラリーマンが将太君の皮を被る”株券ジャングル”東京証券取引所

 

西武の堤さんやホリエモンがあれだけえげつない目にあった一方で、上場廃止にもならず罰金も大して追求されず、会社は平壌運転している企業にもう一つの違いがあったとすれば、粉飾の方向性の違いの他には当事者がサラリーマンだったかどうか、ってことだ。

実際、日本の証券取引所や、古株の会社でオーナーがまともにリーダーシップを発揮している会社なんか殆ど残ってない。

中小企業でもそういう会社はもう減少の一途をたどっている。

 

プロ野球の巨人のナベツネとかオーナーなんて言われてるけど、実際あいつはオーナーか?

持株比率を見たらただのサラリーマンが脱法的な手法でヘゲモニーを制圧して居座っているだけの現実が見えてくる。

 

日本全体の構図で言えば、今オーナー企業は受難の時代と言ってもいいだろう。

西武の堤家に象徴されるように、地方でも素封家の名門の家はどんどん消えていっている。

 

ホリエモンも堤さんも、曖昧模糊とした形で握った実権と、サラリーマン同士で保合して必死で支えている既得権益しか持ってないサラリーマン上がりからしたら最高にむかつく存在だった。

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だからこそフジテレビはあれだけライブドアの買収に抵抗を示していた。

鹿内家から株券をだまし取って簒奪した経営者の椅子はこたえられないほどの魅力があったんじゃないか。

 

常識で考えてみて欲しい。

オーナーが登場して実権を握られた時に、ただの雇われでしか無い日枝氏がどうやって億ションを買ったか問題化しないわけがない。

 

ここ最近はサラリーマン役員でも億の報酬をもらえる時代になったけど、昔はせいぜいが数千万円だ。

だから銀行から借りてきた金や株主の金で皆積極的に設備投資してビルを建てていた。

100億の工事から5%抜いたら5億円。

 

株主の金をピンはねできるまたとない機会。

自分のリスクで頑張る笹寿司や夢の実現に必死になって手段を選ばないところまで追い詰められた佐治さんに、被害者面をしてのしかかって上前をはねる将太君は、証券市場にとっては疫病神だ。

しかも漫画で使われる汚い手段は実際は将太君の方が熱心だったわけで、現実の世界では。

 

出入りの魚屋から賄賂を要求する将太君。

自宅は赤坂の高級マンション。(赤坂のマンションは高いんだろ?知らないけどw)

 

フジテレビの本社ビル建設業者と、日枝氏の新旧の自宅の登記簿謄本を見比べたらちょっと面白いかもしれない。

 

 

浪花節原理主義 将太の寿司と東京証券取引所では浪花節に逆らってはいけない

 

東芝の粉飾は、いわばそういった環境から考えると浪花節型粉飾というべきもので、今後の粉飾決算がバレたすべての経営者は、そこでどういうふうに浪花節を唄い上げるかだけを考えればいいということが明らかになった。

 

法の観点からすれば、既に逮捕されたり上場廃止になったりしたライブドアの粉飾より、より悪質で罪状として変わるところはこれといってない。

唯一東芝が踏襲することに成功したのは、浪花節だった。

 

日本の企業社会(サラリーマンの)と証券市場は浪花節で支配されている。

日本で勝ち組になるためのわかりやすい手法は、サラリーマンとして就職して、浪花節を踏襲しつつ役員になるってことだ。

 

それさえ実現すれば、たとえ会社の下請けからピンはねしても、粉飾決算をしても創業者の株をだまし取っても罪には問われない。

表沙汰になったら泣いて謝って辞職すればそれで終わり。

 

裁判になったら「知りませんでした」を連呼していればホリエモンと違って無罪になれる。

 

中国の市場をあざ笑う多くの日本人が気づいてない現状。

それはたとえ浪花節が通用しそうで、しかも特権階級に経営者が座っている企業であったとしても、アウトのラインを超えたら責任はしっかり取らされている中国の姿だ。

 

東芝が粉飾を通じて世の中に巻き起こした波紋は大きい。

有形無形で今後様々なことを我々につきつける結果になるだろう。

 

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まるgundariカバカバkum@ Recent comment authors
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kum@
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kum@

まあ仰るとおりだと思いますよ。
数千億単位の粉飾をしていまだに上場維持しているとか、常識で考えてありえない。
あり得るとしたら、法律以外の何かのルールが働いているとしか考えられないわけで
それって要するに法治主義を唄いながらの人治主義以外の何物でもない。
以前から日本は実質人治主義国家だと言われていました。
強力すぎる警察機構の権力や、安保法案などに見られる解釈改憲の濫用なんかはその典型でしょう。
それって、本当の法治国家、民主主義国家から見ればルール無視の土人国家以外には見えないわけで
そんなのが海外と価値観を共有している、とか言われても鼻で笑っちゃいますよね。
当資本の色々な所に、途上国は所有権などのルールが未整備のため、リスクが高い、的なことが書いてあります。
ロシアは投資してもプーチンの一声でおじゃんにされる危険があるからリスクが高いのもまた事実でしょう。
ですが、海外投資家から見れば日本の株式市場も同様の法律以外のルールが支配している市場なわけで
それでいて市場規模が中国よりも小さい、利便性がシンガポールよりも低い、となったら
東京市場に用なんて無いですよね。
本当にどう始末をつけるんでしょうか、この一件。

カバカバ
Guest
カバカバ

インチキ決算については「粉飾」と言わず、一般的には「不正」と言われていますね。誰のご指導なんでしょうか? 金融庁? 内閣府? 利権のある政治家個人? 私的には東芝は上場廃止させるべきだと思います。

まる
Guest
まる

一昔前なら上場企業の社長も例えば3000万円でほぼ固定されていましたが、昨今のように業績に連動して報酬が跳ね上がるようなケースが増えた場合、「会社にため」っていう論理は通用しない気がするんですが、この辺の変化はどうなんでしょうか?

まる
Guest
まる

@軍荼利さん
そうですよね。

今の経団連経営陣の多くはいわゆる学歴エリートのサラリーマン集団ですから、短期的な結果の追求を正当化され過ぎていることも問題といったところでしょうか?

例えば、「取締役の任期の2年で結果云々」って相当無理がありますよね。
図体がでかい企業ほど、事業ですぐに結果を出すことは難しくなるはずなので、昔みたいにフラットにしたほうが、経営陣もおかしな気を起こさずに済む気がします。