自動車学校津波訴訟、仙台地裁で結審 19億賠償命令、当然の判決 各地で起きた避難の誘導ミス、賠償を以ってケーススタディーにすべき


東日本大震災の津波で犠牲になった常磐山元自動車学校(宮城県山元町)の教習生25人と従業員1人の遺族が、学校側に総額約19億7000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は13日、教習生全員の遺族に対して計約18億5000万円、従業員遺族に対して計約6400万円を支払うよう学校側に命じた。高宮健二裁判長は「学校は消防による避難の呼びかけを聞いていたと推認でき、その時点で津波襲来を予期できた。広報を無視せず教習生らを避難場所に避難させる義務を負っていた」として安全配慮義務違反を認めた。

via: Yahoo!ニュース – <自動車学校津波訴訟>遺族へ19億円賠償命令 仙台地裁 (毎日新聞)

 

この手の津波の裁判は、他にも大川小の児童の遺族によっても起こされていて、こんな判決当たり前だろという話。

この小学校と教習所の罪の部分は、こういうところで主導する年齢の人は、奥尻島の地震で何が起きたかとか、地震で津波が起きるってことを今まで嫌ってほどニュースで見てきたはずで、それを連想できない若い人に逃げろというべきだったのに言わなかったことにある。

ぶっちゃけ、戸惑ったり責任逃れを考えたりでいい加減なことをした部分について、民事じゃなくて刑事的に訴追されてもしょうがないんじゃないだろうか。

 

普通、あんなデカイ地震があったら逃げると思うし、若さやトロさで逃げるという判断ができない人に逃げろというのを管理責任というのであって、その意識がにぶすぎたと思う。

それは結果的にこういう、経験知を持たない若者や子供を殺す結果になっているわけで、やはり罪だよ。

 

大体において、この手の災害でなんで管理者が居るかといえば、大雑把に言えば普通の人がトロくさくて、ヤバイのに逃げないということが統計的に明らかだからなんだよね。

土砂崩れで死んだ、雪で閉じ込められた、多くの災害の場合、入り口段階でヤバイと悟って逃げりゃよかったのに逃げてない。

いつもと違うことが起きているのに違和感を感じ取ることが出来ない人間というのが案外多い。

 

そしてその人たちに逃げろという危険を伝達する人が要るから管理責任が定義されている。

 

訴訟全体、大川小学校も教習所の裁判でも金目当てだと叩く人は多いけど、実際問題小学校の件はともかくとして、こんな裁判で金なんか入ってくるはずもなく、純然たる警鐘のための訴訟だってことを世間は理解しなければいけない。

田舎の教習所が逆立ちしたって19億も出せるはずもなく、訴えの訴額を積算する段階で無理だってことは弁護士も遺族も誰でもわかってるはず。

 

車も基本的にはリース物件だし、土地なんか全部売ったって二束三文。

金だって銀行が貸付と相殺して終わりで、事実上借金抱えて潰れるだけになるのは大人なら馬鹿でもわかる。

 

それでもなお、震災ですべてを失った教習所に引導を渡しに行ったのは、「管理責任の責任をもつ」という義務を「管理側」の人々に認識してもらいたいという意思の発露にほかならないわけで、これを見た人は、管理側の場合「リスクが最も少なくなる行動を選択する必要性」を改めて認識すべきだし、経営側としては「そうした意識を現場レベルで浸透させよう」とかんがえるべきだろう。

一人の人間としては、いい加減「いつもと違う状況」になったら安全な場所まで逃げなきゃいけないことを悟るべきだし、子の親としては「誰がなんと言おうが逃げるんだ」と教えこむという責任感を持つべきだろうね。

 

あんまり言いたくない事だけど、社会の消費者化にともなって日本人は生き物として弱くなってるんじゃないだろうか。

裁判の判決も動機も理解できるけど、それでも「なんであんな異様な状況で死ぬまでそこにいたんだ」という違和感は拭えない。

 

奥尻島も見てない、スマトラの津波も見てない年齢の子供はしょうがないとして、それ以外の人が逃げなかったことだけが意外だった東日本大震災だった。

目の前で不安で泣いている小学生を見て、それらを目撃した年齢のおっさんたちが海沿いを通って遠くまで逃げる?

裏山に登ればいいと考えなかった思考経路が不思議でしょうがない。

 

確か幼稚園でも同じような事が起きていた。なんでそういう結論に至ったのか全く理解できない。

 

教習所にしたって、あの地震で家に帰す前に、とりあえず山まで全員で逃げようと思いつかなかったのがすさまじい。

責任逃れというか、猿知恵過ぎて人間失格だと思う。

そして付和雷同にそれについて行った多くの人の主体性の無さにも少し愕然とした。

 

 

自動車学校津波訴訟、仙台地裁で結審 19億賠償命令、当然の判決 各地で起きた避難の誘導ミス、賠償を以ってケーススタディーにすべき defence economy %e7%b5%8c%e5%96%b6 health saigai %e6%ad%b4%e5%8f%b2 %e6%95%99%e8%82%b2 domestic %e4%bd%8f%e5%b1%85 soho%e3%83%bb%e8%87%aa%e5%96%b6

 

土砂崩れが起きるだろうと予想して俺だけ避難する時に、ほとんどのやつは
「何大げさなこと言ってるんだよw」
と笑っていた。
大げさもクソも、危ないかどうか目で見たものを吟味すれば答えはシンプルなんだがな。
どんなハイテクも強力な行政も津波に流される人間を救い上げることは出来ない。
初動の72時間、自分を助けるのは自分だけ。

 

 

自動車学校津波訴訟、仙台地裁で結審 19億賠償命令、当然の判決 各地で起きた避難の誘導ミス、賠償を以ってケーススタディーにすべき defence economy %e7%b5%8c%e5%96%b6 health saigai %e6%ad%b4%e5%8f%b2 %e6%95%99%e8%82%b2 domestic %e4%bd%8f%e5%b1%85 soho%e3%83%bb%e8%87%aa%e5%96%b6

 

↓関連記事↓

 

 

 

津波被害を巡って学校や勤務先など管理者の責任を問う訴訟は仙台、盛岡両地裁で少なくとも15件あり、1審判決は4件目。管理者側の賠償責任が認定されたのは、同県石巻市の私立日和幼稚園の送迎バスで園児が犠牲になった訴訟の仙台地裁判決(2013年9月=昨年12月に仙台高裁で和解成立)に続き2件目。

 判決などによると、11年3月11日の地震発生後、教習生は学校敷地内で約50分間待機。その後、送迎車が順次出発したが、うち4台が間もなく津波にのまれ、当時18~19歳の教習生23人が死亡、徒歩で帰宅途中の2人も死亡した。学校にいたアルバイト従業員、大久保真希さん(当時27歳)ら学校の従業員や幹部11人も犠牲になった。

 教習生遺族は11年10月に提訴。現在も行方不明の大久保さんの遺族は12年4月に提訴し、審理が併合されていた。

 訴訟で遺族側は「学校側が津波避難マニュアルを整備せず、地震後も情報収集を怠り、教習生や従業員を避難させなかった過失がある」と主張。無事だった教習生が法廷で、消防車による高台避難呼びかけを聞いたと証言していた。

 学校側は、大津波警報に伴う宮城県の津波高さ予想が当初最大6メートルで、山元町沿岸の防潮堤(6.2~7.2メートル)よりも低く、県の津波浸水予測の区域外だったことなどから、「海から約750メートル離れた学校に、生命を害するような大津波が到達することは予測できなかった」と反論していた。【伊藤直孝】

via: Yahoo!ニュース – <自動車学校津波訴訟>遺族へ19億円賠償命令 仙台地裁 (毎日新聞)

 

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

    • 名無し
    • 2015年 1月 14日

    当事者じゃない者が、タラレバで語るほど、滑稽なことはない。

    • gundari
    • 2015年 1月 14日

    @名無し

    なるほど、滑稽ですね。

    • 壊国人
    • 2015年 1月 15日

    @名無し
    貴方には@このページ
    をお勧めします。

    • 壊国人
    • 2015年 1月 15日

    @gundari
    連続投稿して
    軍茶利さん申し訳ありません

    • gundari
    • 2015年 1月 15日

    @壊国人 さん

    いえいえ。よくやり方が分かりましたね。

    • 壊国人
    • 2015年 1月 15日

    @gundari
    いえ、少し前にHTMLをほんの少し齧ったことがあったもので。
    たしかハイパーテキストを使うだったかで
    “と”の間にアドレスを指定して@の後に表示する文字列だったと思います。

    ところで
    #comment-◯◯◯◯◯の数字部分はどのように
    指定しているのですか。

    • gundari
    • 2015年 1月 15日

    @壊国人 さん

    コメントのところにPC版だと「返信」とありますがそこをクリックするわけです。
    その数字部分は何番目のコメントかという数の部分で、管理画面を見ない人の場合、返信ボタンでチェックするか、PC版サイドバーの新着コメントから該当コメントをクリックしてアドレスバーを確認するしかないと思います。

    • タントレ
    • 2015年 1月 30日

    はじめまして。いつも軍茶利さんの意見を楽しみに拝見しております。
    逃げなかった自動車学校の生徒はもう17−18歳だったのですが、この世代でこれだけの大地震があったのにもかかわらず、逃げなかった事にも疑問を感じてしまいます。危機管理能力が無いというか、世間で選挙権を与えようと言われている人間なのに、こういった判断を、全く出来ていない訳ですよね。無くなった方や、遺族の方には申し訳ないとは思うのですが、自分もここからすぐ近くの場所で被災したので、どうして逃げなかったのか、逃げる時間はあったのにと考え得てしまいます。

    • gundari
    • 2015年 1月 31日

    @タントレ さん

    これはみんな重々気をつけるべきことで、色んなシーンの命取りの種になることなのですけど、集団心理のせいなんですよ。

    私もそこそこの規模の地震(勿論大震災みたいなのではありません)を二度経験してるのですけど、誰かが逃げない事をとっかかりに「大丈夫だ」と安心したり、パニックになってる人の叫び声をきっかけに混乱を起こしたりと、周囲の状況に引っ張られるわけです。

    その様子を観察してて思いましたが、「あー、自宅まで回送よろしく」とか無線でやりとりしてるのを聞いて、動いている車の中に居ることで、多くの人間は安心してしまったのではないかと思います。

    乗り遅れて徒歩で帰るのはいくら何でもめんどくさいという心理も強力に後押ししたはず。
    私は逃げなかった理由はそれだと思います。

    私は大げさと言われようがどうしようが自分のことは自分で決めますけど、世の中8割位の人は周りに引っ張られて生きているわけです。
    そこを見越した上で、管理者の責任は問わなければいけないと思います。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

顔面キムチレッドのネトウヨ達

カテゴリー

ページ上部へ戻る