Q 宮下公園にいるホームレスの方々は多様性に含まれないのでしょうか。
A 私どもの職員に聞いてもらうとわかりますが、路上生活者については責任を持って保護する、適切に指導することをやっている。あそこにはそういう人はいないんで、専門的にどこかから来る。組織を持っていらっしゃるんであって、何かの政治運動に利用するためにやっているんではないか。苦しんでいる人、助けを求めている人はやぶさかではないが、わけがわからない主義主張のために譲歩することはないとご理解いただきたい。
渋谷にホームレスが居ないとか言う渋谷区長と、緑化を推し進めるために緑のペンキをぶち撒いた中国人と何が違うのかという話。
ホームレスを排除した結果いなくなりましたとか、完全に大躍進政策みたいな発想で、頭おかしいとしか思えない。
この貧困という問題に限らず、市民運動を政治運動と言って冷笑する奴が多いけど、たとえ貧困じゃなくてもあらゆる社会問題をテーマに何か活動をした場合そこに必ず政治色がつくもので、例えばピカソが描いたゲルニカも、芸術作品とも平和運動のアイコンとも言える。
つまり、「ああいう運動は政治運動なんですよ」という言葉に何か意味があるのかと言えば無いわけで、空飛ぶ鳥を見て「あれは多分野鳥ですね、少なくとも鶏じゃない」と言ってるのと同じくらい無意味だと言える。
大抵こういう場合、政治運動=左翼とか赤旗といったジャンルに紐付けして「だから相手にする必要ないんですよ」という雰囲気の結論にしがちだけど、別に右左関係なく困窮や貧困は政治に利用されている。
片山さつきの生活保護叩きも立派な政治利用だし、右翼や暴力団が地震の時に鍋釜を持って炊き出しに行くのだって政治運動の一環だろう。
生活保護の絞り込みをぶち上げればアンチ生活保護の得票が狙えるし、生活保護やセーフティーネットの充実を訴えればそれに賛同する人からの得票が見込めるわけだ。
政治利用を冷笑するのは構わないけど、政治利用を世の中から排除したら何の目標も主張もない政治家しかいなくなる。
そんな政治に税金を使うのは馬鹿げているので、AIを政治を委任して国会を廃止したほうがまだましじゃないかと思うね。
そしてこうした言葉を観察するときにより大事なのは、それが何の役に立つのかという部分に集約される。
「あれは政治運動です」「法に違反している」「何なら自宅でやればいい」とか言い出す人々と、現実に腹が減っている奴に飯を食わせる活動のどちらがより正義なのかという部分こそが重要なわけだ。
そういう観点に立てば、法律を政治利用して持たなければいけない社会正義や、直視しなきゃいけない現実から逃げているこうした渋谷区長や片山さつきみたいなやつのダメさ加減が見えてくるんじゃないかと思う。
こうした貧困救済にどうして政治色がつくのか、一言で言えば政治色のないやつが救貧活動を行ってないという現実に突き当たる。
貧困救済を政治利用するのが問題だというのならば、金持ちが趣味でやれば良い。
その場合トヨタみたいな企業やNTTみたいな企業が法令遵守しながら食い物を配れば、企業のメセナ活動になってしまうかもしれないけど政治色は一発で払拭できる。
で、そういう活動をやってるのかといえば誰一人やってない。
世の中の市民運動の殆どはそうした金持ちの身を切る覚悟で全て政治色を払拭できる。
人種差別系の問題や、教育に悪い表現だってそうだろう。
Youtubeやニコニコ動画から差別や問題ある表現を排除するために、身銭を切って社員を増員して、トラフィックの減少も覚悟の上で問題のあるコンテンツとユーザーを全部BANすると一発で解決する。
で、それをやるのかという話だ。
つまり市民運動とか政治運動というのは、一般的な活動の損益勘定から外れたことをやってるからこそ政治色が出てくるわけで、身銭を切って誰かにやらせたら組織が維持できなくなる事ばっかやってるわけだ。
全体の俯瞰図の中で危険な部分は、腹減った奴に飯を食わすことにすら迷惑だと叫びだす常識の退化だろう。
江戸時代でもここまで貧乏人に冷たい社会じゃなかった可能性がある。
そしてそういう荒んだ感情を利用して自分の正当性を訴えている連中の魂胆を見抜く知性が劣化しているのも現実で、この渋谷区町の言動や片山さつきの言動は世相を表している。
邪魔になったらホームレスもホームレスに飯を食わそうとする奴も排除する奴は、必ず今度はLGBTも排除する。
渋谷区長が炊き出しを排除しようとした際に政治利用したのは、「火の利用を禁止している」という条例だった。
子供の声を騒音と喚き出すような連中が「火は危ない」という言葉に乗っかるのも見えていたはずだし、ナードなLGBT関係が薄汚いホームレスを排除して欲しいと考えるのもお見通しだったはず。
火の利用は人間と猿の区別の根幹に当たるもので、プロメテウスが命がけで人類にプレゼントしたかけがえのない宝物だ。
臆面もなくそれを取り上げて法令の順守を叫ぶ奴の道徳心は、もはや取り返しがつかないほど退廃しているような気がする。
政治利用や政治運動を受け入れられない人は政治家になっちゃダメだよ。
まず自分がお手本として政治色のない人生を生きなきゃ。
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質疑応答
ー今月13日、東京地裁は宮下公園での野宿者の直接強制排除は違法だと指摘し、賠償金を支払えという判決を出しました。渋谷区は水道の蛇口を締めて水を使わせないようにしています。これは生存権に関わる問題です。こういう施策は、今区長がおっしゃった思いやり、人権の尊重に矛盾しないでしょうか。
桑原区長:渋谷区はですね、月4回、区の職員が地域を回って路上生活者に働きかけをしています。それは生活保護の対象にしますという働きかけと、就職するための働きかけでもあるわけです。それと同時に、職員が医師と一緒に月に2回、そういう人がいないかということで回っております。
それだけではありません。年末年始の時など、我々が対応するからということで、24時間対応の窓口でそういう人たちを保護するための対応もやっているわけです。そういった中で、年末年始、生活保護の申請は1件。職員が回った中ではゼロでした。いないんです。区議会議員も路上生活者がいないということは知っているんです。
それではなぜ、食事を出すために人が集まってくるのか。これは政治活動だと、政治運動だと思っています。そういうことに対しては、渋谷区は対応する必要はないのではないか、こう思っているということです。
トイレにしても水飲み場にしても、それを作ると人を集めやすいということが言われております。そのことに対しては、きちっとルールを守ってもらいたい。秩序を守る生活であってほしいと地域からも言われております。しかしここに集まる人たちは火を使います。公園で火を使うことは禁止しています。
私は法令の下での色々な活動は十二分に認めておりますから、いまおっしゃったことは当たらないんじゃないか、こういう風に思っております。
via: 【詳報】「法があって事実があるのではなく、事実があって法がある」ーLGBT施策に取り組む渋谷区の桑原区長が会見 (1/2)
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
Huffpostが書いている区長のQ&Aは意味不明ですね…
ホームレスがいないなら、政治利用なる食事は誰に対して出すのでしょうか。
どうも宮下公園の件に触れられるのがよほどまずいのか、
回答文が質問に対応していなかったり、指示語が何を指しているのか分からなかったり支離滅裂でしどろもどろな印象ですね。