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脱デフレ顕著に、今度はアベノミクス貧乏 2月GDP2.1%・輸出6.5%・鉱工業指数3.4%マイナス、日銀短観悪化

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[東京 1日 ロイター] – 日銀が1日発表した3月日銀短観では、大企業製造業の景況感が事前の改善予想に対して横ばいにとどまり、先行きも悪化方向となった。

via: 3月日銀短観、予想下振れ:識者はこうみる | Reuters

 

デフレから脱却しました、経済はマイナスからプラスに!とか安倍チョンが喚く一方で、売上の総額は減少の一途をたどる日本経済。

物価は確かにこの4月から順次また上がるらしいけど、上がっただけお金を使わなくなるわけで、デフレ貧乏を克服して今度はアベノミクス貧乏になっただけだったと。

 

再三指摘してきたわけだけど、安けりゃ売れるという円安理論自体が間違ってたわけで、間違った前提で投資し続けていたのが最大の失敗要因なんだろう。
安けりゃ売れる後進国向けのミニカーみたいなやつとか、ファストファッションとかが売上を一時的に伸ばしたとしても、持続性はない。

世界的に一番取り込むべき需要というのは、「それが必要あるいは欲しいから買う」という需要で、ここを開拓することに近年の日本はことごとく失敗している。

 

土建屋に公共事業を出して、為替と株にPKOを超えた爆買いで公金を突っ込んでみたものの、株価が上がっても売上に直結しないし、輸出価格が下がった所で売り物が時代遅れな状況は挽回できない。

誰だって高級車を買う場合レクサスよりは外車を選ぶわけで、イメージ戦略も総合的なスペックも、中に搭載している技術の面でも劣っている事実は覆せてない。

 

Audiを運転してみたり、BMWのL7の後部座席で足伸ばして座わったりしてみれば誰にでも分かる話だな。

仕事の都合で目立たない贅沢でレクサスを買うおっさんが主要顧客になって、企業イメージも販売している製品の開発方向も余計にダメになっていく。

 

消費する層を団塊Jr以上でしか想定してない商品が多すぎるのも、産業力凋落の大きな要因だろう。

漫画・ゲームから車まで全てが平成の頭辺りから進歩が止まっている。

主要顧客層の一番大きな声が高いか安いかなので安けりゃ売れると盲信もしてしまうんだろうしね。

 

そうした流れがまずいところまで浸透してきた状況がこうしたニュースから明らかに見て取れるようになったけど、これはつまり再来年辺りから重電の業績もずる下げになることを意味しているもので、アベノミクスも完全に終わったと言ってもいいだろう。

 

一つだけ同情するとするのなら、ここ10年の産業界の流行り廃りの早さは既に日本企業の対応能力を超えているってところだ。

大体3-4年サイクルで大きくメジャー製品のシェアが入れ替わる流れの中で、二番煎じが主流だった日本企業の成功のロジックは通用しなくなった。

 

そしてその中で次世代を担う層が不在なのも日本企業の特徴で、派遣しかやったことがない多くの就労者を前に矢尽き刀折れる有り様が目に浮かぶようだ。

今後こうした流れはより顕著になっていくのは確実で、時間が経つほど悲惨な状況は可視化されていくだろう。

 

 

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あきらめから希望に変わった結果子供の教育費まで節約し始めるのかね。
ミステリアスな国だよ日本って。

 

 

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ついに教育と医療費も減少、GDP前月比マイナス2,1%、輸出マイナス6,5%に

 

日本経済研究センターが1日まとめた2月の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前月比2.1%減少した。減少は3カ月ぶり。中国の春節(旧正月)の影響で輸出が6.5%減と大幅に減ったことが響いた。設備投資も1.8%減と、大幅に伸びた前月の反動が表れた。

 消費は0.4%減と3カ月連続の減少となった。教育や保健医療などサービス部門で弱さが見られた。

 

via: 2月のGDP、前月比2.1%減 日本経済研究センター  :日本経済新聞

 

鉱工業生産指数はマイナス3,4%

 

経済産業省が30日発表した2月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比3.4%低下の98.9だった。低下は3カ月ぶり。生産の基調判断は「緩やかな持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。

 QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.8%低下だった。

 出荷指数は3.4%低下の100.2で、在庫指数は0.5%上昇の111.8。在庫率指数は4.3%上昇の112.8だった。

 同時に発表した製造工業生産予測調査では3月が2.0%低下、4月は3.6%上昇を見込んでいる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

via: 鉱工業生産指数、2月3.4%低下 基調判断は据え置き  :日本経済新聞

 

<IG証券 マーケット・アナリスト 石川順一氏>

日銀短観は総じて弱い内容だった。日経平均株価が下落し、ドル/円でも円買い圧力が強まっている。内訳では、個人消費の低迷や輸出の回復が緩慢なことが気になる。大企業製造業・業況判断DIの先行きがプラス10と、現況のプラス12から2ポイント低下したことを考えれば、日本企業も海外の景気動向に対する不透明感が徐々に強まっている印象がある。日銀の追加緩和に関する期待も盛り上がってこない中、株式市場では利益確定売りが入ってもおかしくはなく、ドル/円も円安方向には行きづらい。

 

日銀短観の企業の想定為替レートは保守的になる傾向があり、1ドル=111.81円と実勢より円高になったことはサプライズではないが、海外の景気動向に対する警戒感が強まっているようだ。

 

via: 3月日銀短観、予想下振れ:識者はこうみる | Reuters

 

<みずほ証券・チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏>

3月日銀短観は、景気回復力の弱さを反映した内容。景況感は総じて横ばい圏内。景気について、株式市場を中心とする強気なビューと、ビジネスの実態を直に感じる企業のビューの間にギャップがあり、現在の株価水準に上振れ感があると認識をしている。

 

円債市場は期初要因や2日の10年債入札前で、大きく買われることはないだろう。株式市場は、海外市場で不安定化しているほか、業績の上方修正期待が強い中で高値で推移してきたため、調整含みの展開を予想している。

 

via: 3月日銀短観、予想下振れ:識者はこうみる | Reuters

 

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