発覚即閉店、弁護士に一任
最近、ネクタイ締めたフツーのサラリーマンなのに、見てて「こいつらヤクザ以下だな」と心底思わされることが増えている。
大学出てフツーの会社に就職して、やってることの倫理的なヤバさを全く考えないまま「うまくやったw」と思ってる連中。
最近ネット界隈で激増している「ルールの範囲内に留まっているだけの事と、モラリスティックに生きる姿勢を持つ事」の区別がついてない連中のリアルな鏡なんだろう。
「違法じゃないから」と言いつつモラル的にはチンピラ以下のことをやっていて、「ルールを守ってるから俺は卑怯じゃない」と嘯いて平然と生きている。
中卒のヤクザでも「これって褒められたことじゃないんだよね」と自覚して生きてる分、自覚があるやつに限って言えばその点でヤクザの方がマシなのかもしれないと心底思う。
前、大手商社の支店長と飯食いに行って愚痴を聞いていたら、大手Y電機なんか凄まじい発注の有り様だった。
457万8200円の見積もりを出したら、400万円と書いた発注書が来たらしい。
電話して真意を確認したら『あ、端数は切らせてもらいましたw』と当たり前みたいに言い放ったらしい。
57万8200円が端数。パワハラ的理屈でゴリ押し・・・
本件の詐欺騒動というのも氷山の一角で、仕入れに悪用するだけならまだしもこの手の架空売上を計上して株価に影響させている新興企業や、グループ内に連結外した子会社を潜伏させてキャッチボールをやって売上を吊り上げている会社というのは山ほどある。
まだその程度なら半玄人の投資家を引っ掛けてる分、可愛げがあるといえるけど、このヤフーのポイント詐欺みたいなやり口で小銭を稼ぐ企業が本当に増えてる。
実際ヤフーショッピングでも規模の大小が違うだけで似たようなことやってる奴はかなりの数がいるんじゃないか。
目先目先しか考えられない焼畑農業が本分の連中で、言ってしまえば中国人経営のお土産物屋みたいな感じだ。
今日と明日が良かったらどうでもいいと思って下水油をぶち込んでみたりね。
この下水油や合成物を混ぜた醤油とか、昭和40年代末くらいまで普通にあった話で、日本人も当時の民度まで転落を始めたという証拠なんだろう。
殊にこのディーケイシーという会社の撤退の早さは、はじめから確信犯だったことを指し示しているし、数億円というかこの会社が上げてきた年商の中核的部分がこうしたポイントの詐取にあったと確信させる材料になっている。
その数億円のブースターがなかったら上がってない売上ばかりに決まってるからで、事業の中核がポイント詐欺だったわけだ。
詐欺が生業でネットショップを開店して百億売り上げて、ベストショップになれる。まるっきり与沢翼の世界観だ。
今風に言えば与沢氏は先見の明があったと言っていいくらいなんだろう。
隅々までこの焼畑農業精神が染み付いた日本経済は、どこかでその仕組みを転換させないと転落の一途をたどるのみだろう。
なにしろ今から大学教育をL型とG型で区分けして、こうした事態を防止するための知的中間層や思想的ニュートラル層をバンバン削っていくという。
つまりこのまま焼畑農業がコンセンサスになった場合、それをシフトさせるための技術的・商業的パラダイムシフトも起こらなくなって、精神的な部分で問題提起する奴もいなくなるのだから。
読書よりプログラミングを優先させて、世間のトレンドについていくために活字より漫画を読ませ、アニメを見せる。
そしてトレンドが終わった時には中身が空っぽのロボット人間がそこに居る。
やることはなにか?ゲームで鍛えたスキャルピングの腕前でポイントをだまし取り、冷蔵庫を安売りするのが関の山なんだろう。
取り返しがつかない結果が出た後、惨憺たる光景に戦慄して叫ぶ
「だって仕方なかったじゃない、他に方法がなかったんだもの!」
あるある。はじめにモラルで選択しなかった結末がお前が見てる光景なんだよ。
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家電の通販サイト「家電専門店まいど」を運営するディーケイシーが、ヤフーの仮想モール「ヤフー!ショッピング」からポイントを不正に取得していた疑いがあることが分かった。ポイントアップのセール時にディーケイシーの社員がヤフーの同社店舗で架空注文し、ポイントを取得するというもので、ヤフーでは刑事告訴も検討。ディーケイシーは同社サイトで閉店を告知しており、ヤフーをはじめ各社の仮想モール店もすべて閉店している。ディーケイシーは年商100億円を超える大手ネット販売専業だけに、事実とすれば波紋を呼びそうだ。1998年設立のディーケイシーはネット販売専業としては老舗で、各社の仮想モールでの受賞歴も多く、直近では「楽天市場」の「ショップ・オブ・ジ・エリア2014」の関東・甲信越エリアに選ばれたほか、ヤフー!ショッピングでは「年間ベストストア」の12年・13年で連続2位となっている。ユーザーレビューでも評価が高く、各社仮想モールにとっては「優良店」といえる存在だった。2014年3月期の売上高は、前期比7・4%増の116億円だった。薄型テレビなどにエコポイントが付与されていた09年頃に売り上げを急拡大。エコポイント特需後の需要急減に苦しむ家電のネット専業が多い中で、同社はその後も売り上げを伸ばしていた。一部報道によると、ヤフー!ショッピングのセール時に、ディーケイシー社員が自社のヤフー店で商品を大量に注文。ところが実際には購入しておらず、ポイントだけを不正に取得していた疑惑がある。こうして取得したポイントは数億円規模にのぼるとみられる。ヤフー!ショッピングの場合、ヤフーがポイント増量分を負担するセールをたびたび実施しており、10%ポイント還元セール時にこうした架空注文を繰り返していたとすれば、ディーケイシーに負担のない形で多額のポイントを得られたことになる。また、ヤフー!ショッピングでは2013年秋から手数料を無料にしており「商品が売れても負担が発生せず、狙われやすい状態だったのではないか」(業界関係者)との見方もある。ヤフーではディーケイシーがポイントを不正に取得した疑いがあることを認めた上で「警察に相談しており、刑事告訴も考えている」(広報室)とコメント。一方、ディーケイシーは廃業を告知、6日付で各仮想モールに閉店の連絡をした。「先月末頃から仕入れを絞っているようだった」(同業他社)との声もあり、しばらく前から廃業に備えていた可能性もある。同社が入居する東京都大田区のビルは1階のシャッターが閉まっており、外部からは入れない状態に。2月に同区内から移転したばかりだった。同社では本紙記者の取材に対し、インターフォン越しに「社長が不在なので分からない」。また、同社代理人の弁護士は「何もコメントできない」とした。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
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まじかよ!楽天内のマイドでテレビ買った事あるわぁ。
楽天見てきたら店舗閉鎖してたわ。
固そうなイメージあったんだがオレの印象とかカスだったわ。
株とか絶対やんない方がええな。
前から思っていたことなんですが、多くの日本人にとって「お金儲け」ってのは「インチキしなければ儲からない」「インチキこそ金儲けの極意」と考えている節があると思うんです。
だいぶ昔に、ネットアンケートサイトの募集で「オークション取引を模した社会実験」のモニターを2週間やったことがありまして、モニター参加者に架空のオークションで出品したり落札したりしてお金を稼ぐゲーム(?)をやって、手に入れたポイントがそのままモニターへの報酬となるものでした。
詳しいルールを書くと長くなりますのではしょりますが、この手のものってゲーム理論の「囚人のジレンマ」の考えがキモであり、「自己の最大利益」をあげるのなら「一番安い仕入れ値のものを、高い値段設定で売る」のが一番ですが、ヤフオクみたいに取引後相手への評価をしなければならず、本当は自分と相手との「利益の最適化」を図るため「一番高い仕入れ値を、一番高く売る」のが正解で、「一番安い仕入れ値のものを、高い値段設定で売る」ような、自分だけ得するやり方は駄目です。
まあ、こんな話は先に書いた「囚人のジレンマ」を知っていればわかる話なのですが、いざモニター実験が開始したら、なんと自分が取引した半分が「一番安い仕入れ値のものを、高い値段設定で売る」ことをしていました。しかも、最初からずっとインチキ取引した人もいれば、数回に一回の割合でインチキを混ぜる奴とか、とにかく最初からまじめに取引しようとする奴が思いのほか少なかったことに正直驚きました。
スタート開始時は取引回数が少ないから評価システムが満足に働かず、かなり混乱しました。
しかし、時間に立つにつれ評価システムが機能し始めると、評価が高い相手には取引が集中して高い値段設定でも買ってくれるようになり、評価が低い方は取引が成立せず、儲からなくなっていきました。
結局終わってみると、皆の獲得ポイントの平均が約3300ポイントで、支給される種銭が5000ポイントから大きく下回る数字になりました。
大体売り上げを競うゲームではないし、皆儲けた分だけ報酬がもらえるのですから、皆が皆「利益の最適化」を目指し同じように儲ければ、皆同じように沢山報酬がもらえるはずなのに、インチキしたり騙したりする人が多くいたため、疑心暗鬼となり、騙されたときのリスクを回避するため「高い値段設定のもの」の取引が成立せず、騙されても損害が少ない「値段お安いもの」しか取引されなくなりました。そしてこれが全体の経済規模を縮小する原因を作り、皆が儲かることを阻害することになったと思いました。
長々と昔のモニター実験の話しをしましたが、「商売は信用」と昔からよく言いますけど、この実験とか見ると、多くの人には「まじめに商売しても儲からない」「インチキしないと商売は儲からない」と「本気で思っている」ひとが結構多いと思いました。
よく軍茶離さんが「金儲け=悪と思っているけど、それは間違い」と主張していますが、多くの人が「インチキされると怒る」くせに、いざこういう疑似的ながらも「商売」させると躊躇無く「悪」に走るところをみると、「金儲け=悪」と考えるのは、ただ「金儲け」に対する「嫌悪感」でも「金持ちへの嫉妬」ではなく、「金儲けするには悪いことをしなければいけない」と本気で考えているんと思います。
でも、実際はそうではなく、インチキして信用を失うと、商売だってうまく回らず、実験結果から見ると「信用の喪失」は全体の経済規模も縮小も招くと思います。
ちなみに自分の結果ですか、ポイント獲得数はグループトップで14200円貰い、デジタルカメラ購入の足しにしました。