本土のキャバクラと沖縄のキャバクラの違い
今夏の参院選に自民党の比例代表候補として出馬を表明した女性ユニット「SPEED」の今井絵理子(32)に懸念される問題が浮上している。「事実婚」と報じられた交際相手の男性の過去。男性は昨年3月、沖縄県で経営する店で、中学生を含む少女3人にみだらな行為をさせたとして児童福祉法違反容疑で逮捕され、その後、不起訴処分になったことが分かった。今井自身も一連の経緯を把握している。
via: 今井絵理子、参院選出馬に不安材料…交際男性元経営のキャバで事件 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
今井候補の内縁の夫は「キャバクラ経営してただけだろ」というけど、じゃぁ飛田新地で料亭を経営して、シロウト・カタギ・健全経営を標榜してあんた真に受けるのか、と。
相当前に書いた記事でも指摘したけど、沖縄のキャバクラはつまり飛田新地の料亭とそれ以外の普通の料亭くらい違いがあって、全部が全部じゃないだろうけど、結構な比率が金払ったらお持ち帰りできる中国式キャバクラみたいな店をやっている。
つまり、今井候補の亭主はキャバクラであることは間違いないけど、管理売春に関わっていたその筋のものであることに疑う余地はない。
そして、ストレートに言えば、沖縄の歓楽街でヤクザと無関係な経営ができるほど沖縄は甘くない。
戦後の日本の暴力団がどうやって台頭してきたか誰だってわかってるはず。
つまり、反米主義者や日本の独立主義者、共産主義者を攻撃するために裏方仕事を頼まれて勃興してきたのが大半で、沖縄はまさにその最前線といえる濃厚なエリアだ。
今は基地の追い出し運動排除以外に「仕事」はない。
本土と違って、まとまった土地は基地関係以外からは大して出てこないし、そうしたスキームで地上げで飯をくったりする余地も大してない。
つまり、冷戦時の反共最前線のドル箱地帯でなくなった今、那覇の公設市場ですらその筋の世界に片足突っ込んだ奴が働いているのが実態だ。
(わかりやすく言えば、冷戦対策の西側諸国による過剰投資が終わった途端不景気が始まり、飯の種を失って迷走する今の自民党と同じような状態に陥ってるのが沖縄の暴力団の実像だろう。どちらも平和によって飯を食い詰める結果になった。)
公設市場でヘラヘラしながら魚おろしてるあんちゃんのめつきを注意して観察してみて欲しい。
揉めたらやばい連中だなってことはすぐにわかると思う。
なぜかシノギがない地域でヤクザは必ず食肉や生鮮魚介類の仕事をやっている。そんな感じなんだろう。
で、ただのキャバクラ、18歳未満の売春付店舗を経営していた今井候補の内縁の夫は、友人知人から金を集めてヤミ金に手を出そうとしていた。
金は誰が出したのか?
日本最高の貧困比率で、内縁の夫が経営するキャバクラは未成年まで体を売りに来ていた。
沖縄はいつから金持ちになったんだ?
ちなみに、↓の画像のリンク先を辿ってみて欲しい。多くの人にとって興味深い忘れられた昭和が眠っている。
終わってない沖縄の「戦後」 今井候補は直ちに立候補を取り下げるべき
で、世間は今井は立候補取り下げろと言わんばかりの報道ラッシュを続けているけど、まぁ形通りにとっても確かに今井は立候補を取り下げるべきではあるんだろう。
でもそれって、亭主が筋者だという道義的問題によって取り下げるべき問題なんだろうか。
どうして誰も沖縄の事に一歩踏み込んで考えないのか、全く理解できない。
貧困による無理心中や、生活保護の水際作戦による餓死が起こるたびに、我々日本人もメディアも「もう一歩踏み込んでいれば救えたはずなのに」と何度も何度も失ってしまったものを振り返り後悔してきたんじゃないだろうか。
だとしたらこの今井候補の問題を道義的なものと捉えるのは間違っていると思う。
もっぱら、代議士というのは選挙区地方や有力支持者の代弁者としての側面を持って中央に出てくる人々を指すことであるのは理解できると思う。
そして、今井候補はその地方に中央から中央の意思を代弁させるために送り込まれた候補者なわけだ。まず第一歩の順序が逆転している。
目的は基地問題と安保政策。
俺はこれが問題の中核ではないかと思う。それ故に彼女は立候補を諦めるべきだし、自民党も見苦しい真似はいい加減にするべきだろうと思う。
沖縄が抱えている問題の最も中心にあるのは、そういったあさましく卑しい行為で侵されている地方自治であるし、今井候補の亭主の店で体を売っていたような女性達、県民全体が抱えている貧困だ。
本当に解決しなけりゃいけない問題の中核をなおざりにして、なんで安保やら基地やらが目的でそうした問題に関心すら示さない人を中央から送り込まれるのか?
貧乏なままの沖縄、本土では税で優遇されていると膾炙されている噂が間違ってるってことは何度も指摘した。
普通にビジネスをする上でのハンデをかなり重く抱えている。
事実、USJだって進出を撤回する方向。
今井候補にこうした問題を解決する力量があるとでも言うのか。
沖縄は沖縄が抱えている問題を解決するために、自分たちの判断で自分たちの候補者を擁立して、主体的にやるべきことを選択して解決しなければいけない。
そして、政府の太鼓持ちに成り下がった経団連も、経済と経営のプロを自称するなら、ハンデを抱えた沖縄が産業的に自立できるところまで、自分たちのノウハウとネットワークを使って積極支援して当たり前だ。
(国だの公共だのと喚くならせめてその程度身を切ってから喚けよ。)
安保にしても基地にしても、それは飯が食えてからの話。
どうして貧乏で15や16の子供が体を売りながら、おまけの部分の安保や基地に関心を示さなきゃいけないのか全く理解できない。
(その構造を理解できないうちは沖縄県民が何に怒り狂っているかを死ぬまで理解できないのは間違いない。)
国を守る気持ちが足りない、国を愛してないのかと言われても、体を売るまで追いつめられた人間が助けてもくれない、関心も払おうとしない国に感謝するはずないだろ?
バカも休み休み言えと。
日本一貧困層が多い沖縄県に、ままごとの延長線上の基地問題やら安保問題に注意を払う余裕はない。
日本全体が沈没する最中、その最底辺にいる沖縄は、今後ますます状況が悪化する可能性が高いだろう。
飯が食えてない奴は外敵に備えて防壁を作るより先に、今日食べる肉を取る方法を考えるのが先なのは自明の理だ。
つまり、そうした問題解決に能力を発揮できる可能性が限りなく0に等しい今井候補なんか選挙に立候補するだけでも馬鹿にしてるのと同じことだ。
マック赤坂とか外山恒一と同じゾーニングの人が、まさに貧困で売春するしかない人が山ほどいる沖縄に立候補して、「日本のために!」「国を守るための最前線として!」と喚くことを為政者がおかしいと思わない今、沖縄はやはり戦後が終わってないと言わざるをえない。
アイヌも沖縄人も含めて、我々日本人皆共通の戦後はこの一枚の画像に凝縮されている。
殆どの日本人は戦後を終えたのに、沖縄だけはまだこの画像の世界観から抜け出せてなかった事にもっと反省するべきじゃないかな。
反省の第一歩は面白半分の今井候補みたいなのを擁立したかったら、沖縄以外で擁立することから始めるべきだ。
だってそうだろ?障害を持った児童の権利なら別に沖縄じゃなくて渋谷ででも名古屋ででも訴えられるじゃない。
山口4区に立候補したって別にいいと思うよ。
本当の連帯とはそういうことをさして言うのではないのか。
そういうわけで、今井候補はあくまで道義的な問題として立候補を取りやめるのではなく、原理的に立候補を取りやめるべきだという事実を広く認識して欲しいと思う。
精液と消毒液とタバコの匂いが染み付いた女の子達
「沖縄出身で、聴覚障がいを持つ、シングルマザー」という、当事者性を前面に出しているにもかかわらず、彼氏のお店で働いていたような沖縄の女の子たちという存在と真摯に向き合う気はないのかな? と、感じてしまうことです。
「スポニチ」によれば、今井さんは彼氏から、経営していたのは「キャバクラ店」だと説明されていたそうです。「キャバクラ」だろうが、「ピンサロ」だろうが、18歳未満の女の子を雇うのはアウトだと思うのですが……。18歳未満の女の子が働いている状況がおかしいですし、そこを見なかったことにされるのは悲しいです。
上原は「いつかどこかで書けたらいいな♪」くらいの気持ちで、18歳未満でピンサロに勤めていた女の子と4年ほどかかわり続け、話を聞いています。また、今回の報道があった後には、風俗店の関係者の方からも、「当時、お店で働いていた(18歳未満の)女の子たちの家庭環境」について話を伺うことが出来ました。その中で、見えてきたのは“貧困問題”でした。
今井さんの彼氏のお店で働いていた18歳未満の女の子達の家庭環境は、決して良いとは言えないものでした。上原もシングルマザーなので、自ら誤解を生まないように慎重な表現を使わないといけませんが、「ひとり親家庭の子供が多かった」とのことです。女の子のうち数名は、保護者に「スナック(キャバクラ)で働いている」と説明していたそうです。本当はピンサロなんだけど……。
沖縄では、田舎のスナックであれば18歳未満の女の子(中学生含む)を雇うお店があります。でも、それでも、お金が足りないから性風俗店に流れてくるんです。そして、自分で稼いだお金を、親に渡している女の子達がいます。
via: 精液とタバコの匂いが染み付いた女の子たち 今井絵理子の彼氏報道から考える沖縄の貧困問題 – BIGLOBEニュース
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
普通の住宅地に本番有りで殆ど中学生が働いてる場所があったなあ
警察に潰されてたけどあれチクッタのはやーさんだと思う
>飯が食えてない奴は外敵に備えて防壁を作るより先に、今日食べる肉を取る方法を考えるのが先なのは自明の理だ。
自分の知り合いの現地の方(昔ちょこっとやっていた格闘技道場の同じ流派の方ですがウラの仕事は暴◯団関係者とのウワサ)が昔東京に来られた時「沖縄に来たら夜はまかせてくれ」みたいな事をおっしゃっていたのを思いだしました。
最近はチャイナ関係のビジネス(夜の仕事ではないらしいですが(笑)をやってて景気が良いらしいですが。
あっちにしてみれば、「罵りながら石を投げてくる親戚(日本人)よりも、下心は見え見えでも優しい言葉とメシを奢ってくれる他人(中国人)」ってとこですかね。
因みに彼は以前東京で会った時(13年前)は、コテコテの保守(と言うか右翼?)でしたが、今は現地道場挙げて基地反対活動をしてるらしいです。東京の道場仲間は節操がないとバカにしてましたが、むしろ自分はこれ以上ないくらいリアルな現実を感じて、全然責める気持は起きないんですよね。
今井絵理子、やっぱ違う気がするんですよね。何か、全てがこっち(東京)の論理で動いてるような、現地のリアリティが皆無と言うか。
@元通りすがり さん
今沖縄で最も猛威を振るっている外資は多分、中国というか台湾系ですね。
尖閣の領土問題で、一番強硬でもっとも日本に譲歩させているのが台湾だということを考えれば、基地反対(≒日本の右傾化大反対)は実は台湾なんだろうなと思います。
二番目は、公設市場に行けば一目瞭然なんですが、今はフィリピン商人が頑張ってますね。
フィリピン風にアレンジした沖縄料理とか食えますが、結構美味しいんですよこれが。