好景気は嘘だったと副総理が演説で自白
麻生太郎財務相は6日の長野県松本市内での街頭演説で、「この2年で株価は1万7千円まで上がった。円安にも振れた」と景気回復の実績を強調する中で、「その結果として企業は大量の利益を出している。出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」と語った。麻生氏は3日の香川県内や5日の神奈川県内での演説でも同様の発言をしている。
好景気の定義というのは大分前に書いたんだけど、再度書いたら好景気というのは「これと言って特徴のない個人や企業」つまり無能な人がどれだけ儲かったかが肝なわけで。
「儲かってないのは無能な人だけだ」というのは好景気じゃないってことなんだよね。
当然、100人居て100人利益出すのは難しいわけだけど、20%くらいの人しか利益出てないというのは好景気とは到底言えない。
そもそも中小企業が儲からないと言ってる状況をさして無能と言っていいんだろうか。
有能ならなんで中小企業のままなのか?
つまり中小企業というのは、職能やある分野の才覚がありはするけど、ペンタゴングラフなどでスペックを測定したら必ず大企業と比較して全体的に無能なようになっている。
これはよく考えたら動かしがたい因果関係で、一言で言えば中小企業は無能なわけだ。
そしてその無能な人が儲からないうちに好景気と言っても、そんなもの誰も信じないわけで、信じる信じないの問題以前に数値にGDPマイナス成長とはっきり現れている。
どう計算してもそういう出納というのはごまかせないもので、円安で目減りした円建て資産およそ150兆円近くに対して、国富がそれ以上増えたのかとか、上がった原材料費以上に収益が上がったのかという部分で現実は突きつけられる。
上がってないからマイナスなわけで、皆が利益を出しているということ自体嘘なんだよ。
そもそも株が上がってなんで経営が良くなるの?
帳簿の一部資産は良くなるかもしれないけど、株価だけを指標に経営するなら、皆従業員解雇して相場師になっている。
経営をやめて相場師になれってことなんだろうか?
個人的にはそのほうが気楽で楽しいとは思うけどね。
無能な人から利益あげないと誰も利益出せなくなるんですが
この画像を見ればだれでも有能無能論の虚構がわかると思うんだけど、このそれぞれの屋根の下に住んでる人はみんな有能なんだろうか?
答えはいたって簡単で、この中のほとんどが無能の建てた家だ。
そして社会は無能の建てた家や、無能の買った車から発生する利益で回っている。
優秀な人間だけが利益をあげていたらどうなるだろうか?
家の数が写真の2割位になって、資産価値は暴落して、無産者に転落する有能者が続出するだろう。
当然その時利益を上げている奴は有能で、その時損をする奴は無能ってことなんだけどね。
有能無能論にこれと言って意味は無い。
ある連続した現象を一次的に切り取った判定でしかないわけで、精薄者でも時々驚くほど鋭いセンテンスを発するってことを忘れてはいけない。
景気不景気の前に日本に将来あんのか?
麻生副総理がこういうセリフを言うってことがつくづく終わってるアベノミクスを実感させるけど、麻生さんの経済政策って実は近年の自民党閣僚の中で一番まともだったんだよね。
実態の効果がどうとかはともかく、高速1000円とかエコポイントというのは目視の範囲でかなり効果が出ていた。
電気屋のレジに行列ができて、高速道路を使って移動する観光地は人が増える。
まずまずの効果だなってことを実感していた。
それだけ感性をもってる人がこういうセリフを言うってことは、実際マスで効果を出せる政策がなくなり始めてるってことで、かなり厳しい状況を認識せざるをえないわけで。
市場に関係してる奴に散在する金を偏頗させないとコントロールが出来ないのが現状というのがピッタリだろう。
よく考えて欲しい。今利益を上げてる企業で、日本国内が主戦場の企業がどれだけあるんだろうか。
日本で商売をして、日本人を雇用して、日本の製品を売ってる企業。
ヤマダ電機とかソニー、あるいは外食産業。
日本に軸足を持ってる企業は壊滅状態で、逆に海外事業のウェイトが大きい会社ほど利益を出している。
儲けが一番日本人に還元されやすい企業が赤字で、海外銀行の預金残高の円建て換算がスライドしてる企業だけが帳簿上で利益を出しているってこと。
海外に売れる売り物もこれと言ってなく(つまり低付加価値事業しかできてない)、儲かってる企業の帳簿の中身をさらったら金融事業の利益と海外資産の含み益の時価会計による利益が大半なんじゃないか。
理由ははっきりしている。
将来性というポテンシャルを失った結果の問題で、それは取りも直さず日本の将来性に赤信号が灯りだしてるってことだ。
有能か無能か?つまり国ごと無能っていう評価を受けつつあるってことだよ。
新しいマニフェストをチェックする前に過去の公約の決算を
経済と政治の関連性で国民が一番壊滅的にダメなのが、新しい公約とかキャッチフレーズにはすぐ踊らされるけど、過去の公約の決算を全然しないことだ。
ちょうどどこかで拾ってきた画像でいい具合のがあったので掲載するけど、公約が守れなかったから今こうなってるわけで、「ミンシュがー」の安倍ちゃんのセリフを審査したら「お前もミンシュといっしょやんか」で終わってしまう話だ。
基本的な約束の部分をチェックしないからおかしな結果を生んで、禊もしない政治家をホイホイ当選させることになる。
それと、いい加減で経済的な公理に気づくべきなんだけど、大企業になればなるほど政治なんか関係ないのがなんでわからないんだろうか?
国際的に展開していれば尚更だ。
TOYOTAが何故あれほど利益を上げたのか?
アベノミクスがどうとかなわけじゃなくて、アメリカで始まった自動車向けサブプライムローンのおかげだろう。
大企業みたいに価格決定力や市場支配力、あるいは地政学リスクを避けるための国際展開で、一つの国の政策が決定打になる可能性は非常に低い。
実際TOYOTAも中国では販売高を落とし北米では伸ばしている。
「今利益をあげてない企業は無能だ」その通り、無能な中小企業が利益をあげてないわけだけど、政策の恩恵をこうむるのは基本的に中小企業だという原理から考えれば、今の政策に何の効果もなかったからに過ぎないわけで、その部分を反省しない経済政策を信任してもいいのかという話にしかならない。
政策で融資プランを生成しないと中小企業は融資もうけられない。
市中のほとんどの企業が信用保証協会付きの融資しか受けてない状態で、政策が悪かったらそりゃ設備投資も伸びるわけがない。
人件費が高いという時代はもう10年前に通りすぎた。
リーマンショック前までの空前の設備投資ラッシュで、鬼みたいにリストラしながら構造を改善して、製品原価の7割以上が原材料費、1割前後が人件費という黄金比も達成した。
つまり原材料費の行方に経営が左右される企業が殆どになったところで、円安政策をとったらこうなるという極めてストレートな結果がGDPマイナス。
来年の初夏は消費税納税倒産がラッシュになるんじゃないか。
一件あたりの金額もしれているんだろうけど、一社につき30-200人位雇用が消えていくんだろう。
まぁ、無能な企業とその社員ががどうなったって、関係ないんだろうけどな。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
バカ「アベノミクス(笑)でGDPマイナス!日本経済終了!自民は無能wwwwww」
現実↓
日本経済研究センターが5日発表した民間エコノミスト42人の経済予測調査によると、10〜12月期の実質GDP(国内総生産)成長率は前期比の年率換算でプラス3.25%となった。11月の前回調査(プラス2.51%)から上方修正され、内閣府が11月17日に発表した7〜9月期の速報値(1.6%減)からのプラス転換を見込む。
[時事通信社]
( ´,_ゝ`)プッ
でも、選択肢はないからな
ねじれるくらいなら自民に入れるしかない
ネトウヨが大好きな次世代なんて、キレイ事言ってマイノリティ狙いで政党助成金乞食してるだけの意味無い集団だし
白か黒かの小選挙区は日本につくづく合わないと思うよ
「好景気は遠きにありて思ふもの・・・」
バブルはじけて20数年たちましたから、当時どういう感じか知ってる人も少なくなったんでしょう。
軍茶離さんの仰るとおり、当時はホント誰でも儲かった時代なんですよね。
自分の父なんか、株買って1週間で100万円儲かっちゃって、「このことは誰にも言うなよ」と家族に言いながら、自分で周りの友達に言いふらしてたという、コントみたいなことを本当にしてましたから。
当時父の保有する株の時価総額は4000万円を超えていましたしね。それが現在売ったりしましたが、すでに数百万円ですから。この前の配当で10万円近い配当があったけど、平均株価1万7千円の今の時期に全部売ったほうがいいですかね。
@アホな読者
どうやら本当に阿呆らしいな、これ。
「予測」の二文字が読めないのか。
馬鹿 @阿呆な読者
↓
現実 オバマ大統領「アベノミクスは失敗deathネ。」
速報
7-9月期の実質GDP改定値は-1.9%(年率換算)に下方修正
あ、当然日本のことだから
@アホな読者
お前アホな読者から文盲に名前変えろよ。
@迦陵頻伽
@速報だよ全員集合
見ての通りアホな読者ってやつは文盲なんですよ。新聞やニュースも見てるんだろうけど文盲だから・・・
@在日日本人 さん
>平均株価1万7千円の今の時期に全部売ったほうがいいですかね。
こればっかしは今の時点ではかなり予測不能ですね。
為替も株も未知の世界ですよ。
ほんとにどう動くか方向性が読めないですね。日経平均9000-11000円、円ドル65円とかが産業構造そのままの日本経済のベストバランスだろうなと思うんですけどね。
産業構造の転換に成功して初めて平均株価が1万5千越えていくイメージで。
@アホな読者
3.25%かよ…
せめて12%は欲しかった
@アホな読者
ここまでアホだと逆に引っ掛けられてるのかと思ってしまうけど
当人は大マジで引用したんだろうなあ
@日本猿 さん
セカンドバージン早速読んでみました。
なんか心にグッサリ来る終わり方でした・・・・
@迦陵頻伽 さん
こいつはアホじゃなくて文盲だから。
こいつ宮城県のやつらしいけど、震災の時に寄付したのをマジで後悔してますね。
なけなしの金寄付したけどブーメランで帰ってくるのがキチガイの罵詈雑言。
情けは人のためならず現代版だね。
@gundari さん
>こればっかしは今の時点ではかなり予測不能ですね。
答えていただきありがとうございます。
確かに、経済環境が悪くなっているのに、株価だけが上がってますからね。
@在日日本人 さん
個別企業のとりわけ優秀なものを除いて、市場全体の話をしたら将来性が全然ないんですね、日本市場。
円の通貨価値にしても、どう考えても「今までなら」60円台有っても良かったくらいの実力もありました。
将来性のない市場で、通貨の実力だけが将来性の担保だったのが崩壊しましたんで、政府が取ってくる政策としては株式買い上げ以外なさそうなので、思わぬ高値だってありえない話じゃないですし。
https://www.boj.or.jp/research/brp/ron_2013/data/ron130731a.pdf
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=TAAV1S%3AIND
これは株価が倍になった一方で外資系の資金なんかが倍化したのかどうかの答えです。
(民主党が2012年度から有効になった「信用取引の証拠金規制撤廃」を置き土産にしているので、単純に国内の個人トレーダーの売買高はおそらく3,4倍になってるはずです。)
この辺りを見たら東証で動いている資金の正体に見当がつくと思うんですけど、安倍の政治的な都合で天底が決まる可能性が激しく高いので、売買タイミングはほんとに読めないですね。
@gundari さん
株価が二倍になっているのに、売買代金が微増ってことは、取引量が半分近く減っているってことですよね。
普通なら、取引量が同じで、価格が二倍になれば、売買高も2倍にならなければならないのに、あんまり変わらないというのは、新規の参加者がいないということか、軍茶離さんの言うとおり、個人トレーダーの売買高が3,4倍になってるはずなら、個人投資家の影響力が微々たるものか、または新規の参入者と同じぐらい、今までの参加者が取引を辞めているってことですよね。
自分あんまり株の取引についてよく知りませんが、株価が上がっているのに売買高が変わらず、取引量が減っていることを、自分なりに考えたら、今までの参加者が株を高値で売り抜けた後、市場に戻って来てないってことになりますよね。本当に株式市場が、日本経済が活況なら、売って儲けたお金で、評価の低い株や値ごろな株に再投資するはずで、それによって取引寮も増え、売買高も増加するのに、そうじゃなく、取引量が減って先細くなっているなんて、日本市場が見限られているということで、なんかやばくないですか。
散々言われていることですけど、この株価は、投げてる株を高値で買い支えてるんですね。
自分の読みが間違ってたらすみません。
@在日日本人 さん
本気で相場が活況になったらマザーズやJASDAQの新興銘柄が入れ食いになるんですよ。
品薄の株はすぐに値が飛ぶんで特に。
実際は全然そうなってなくて、日経銘柄と重厚長大産業が伸長してます。
一方で個別銘柄の影響を受けにくいTOPIXと、品薄銘柄に影響されやすい日経の乖離は開く一方です。
私は在日日本人さんの指摘が当たってると考えています。
プロトレーダーやセミプロの値鞘とり、機関投資家のINDEX売買、こういったものが伸びただけで年金や日銀がゴミ箱になって価格を釣り上げただけだと思います。
前回の総選挙前後の暴騰は、証拠金規制の緩和を見越した玄人の先回りです。
それ以上の値上がり部分は私はPKOで買い上げたものと解釈してますね。
日本企業の実態や国の産業構造も変わってないのに、いきなり将来性の売買をする市場の銘柄がポテンシャルが上がるはずないですもん。
@在日日本人 さん
ちなみに参考材料に書いておきます。
>個人トレーダーの売買高が3,4倍になってるはずなら、
確実になってます。デイトレの売買を何回でも出来るようになったわけですから。
現実にトレーダーのブロガーの取引を見てるとそうなってますね。
>個人投資家の影響力が微々たるものか、または新規の参入者と同じぐらい、今までの参加者が取引を辞めているってことですよね。
個人投資家の影響力は微々たるものです。
新規参入を誘導し損なったってことです。
当然の話しで、ホリエモン逮捕の時期に大量に離脱者がでてそういう時代は終わりました。
「額に汗しないものは悪」これ誰が言ってたのか思い出せよって話だと思います。
売買代金のチャートで特徴的なのが、定期感覚で5兆円近い売買があるってとこですね。
これがPKOで空気入れてるだけだという予想の傍証です。