ユーモアで遺族の気持ちを和ませようと自民党副総裁が柳腰で「配慮」
高村氏は首相の代わりに訪れたことについて「総理が来られなかったことは申し訳ない。アイ・アム・ソーリー、アイム・ノット・ソーリ(私は総理ではない)」と発言した。
自民党の高村副総裁がテロ関係で冗談を言って袋叩きと言うんだけど、どうもおかしな話で。
ちょっと前にテロリストに殺害された後藤さんを自己責任と突き放した社会において、殺されたのがバングラデシュになったからといって厳粛な受け止め方がなされると期待するほうがおかしな話で、まぁその当事者だった政治家としては当然の反応を示したまでだろう。
「蛮勇が過ぎたのではないか」と思ってるだけで。
それがダメだというなら早い段階でそういう意思表示をするべきだったのに、今までこうして事件に巻き込まれてきた人の亡骸を社会は自己責任ビームで火葬してきた。
バングラデシュと当地の違いは、外務省発表の危険情報のレベル以外何もなかった。
町を離れたらイスラム神学校があって、そこで過激派の教師が教壇に立っていれば当然こういう犯人たちのようになる教育を施しているだろう。
そんな国はアジア中に山ほどあって、別に珍しくともなんともない。
いつも通り、普通の日本人の皆さんは遺族に向かって自己責任を連呼して、サヨクだ代々木だと罵倒を浴びせかければいいんじゃないだろうか。
たったひとつの趣味なんだろうし、その正当性は与党の圧勝で担保されている。
管理できる危機とできない危機 回避不能リスクがユーラシア大陸に拡散
ところで今般の事件でちょっと気になるのが、「政府の危機管理はどうなっているのだ」という批判の風潮だろう。
まぁ、言わんとする事はわからんでもないんだけど、まず基本的事実として、危機管理が今回のような事件にどの程度働くのかを真面目に考えなければいけない。
それは批判する方もされる方もということだ。
まずこの手のテロに関していえば、九条だの安倍だのといろいろ喚いているものの、九条のない国で飛行機飛ばして即日爆撃できる国でも巻き込まれているのが現実だ。
つまり、危機管理なんか及ぶはずがない天災に近い最悪の事件だということを芯から理解する必要がある。
動機と形態が違うだけでエンティティーは限りなく通り魔に近い。
防ぎようがないわけだ、結論的には。
政府としてはNSCがあるとか、安保法制で抑止力がどうとか言うけど、現実に核武装しているアメリカ人もバッチリ被害にあって、空港ではあれだけ小うるさいセキュリティーを求められるアメリカの本土でも実際テロが起きている現実をどう考えているんだろうか?
大きな制度で小さな偶発的点をコントロールすることは出来ない。
はっきり言って安倍が官邸で座ろうが菅が空をとぼうが何の役にも立たない事くらい理解しないとやばい。
軍隊でテロを防ぐと言っても、現実にロシア軍が攻めてきても立ち向かってる奴に軍隊は抑止力にならない。
確かに安倍が対ISISを支援したからこうなった可能性が無いとはいえないだろう。
しかしその場合、出来るだけ批判されない方法で宗教戦争の犠牲者を人道支援して的から外してもらう以外に回避する方法もない。
(仮に敵対関係になってなかったところで、ISISにとって日本人は異教徒であることに変わりはない。積極的に殺すかついでに殺すか以外に変わりはないだろう。)
そしてそうやってお茶を濁して回避する方法は日本人が自分で選挙で揉み潰してきたわけだ。
つまりこれは、民意に沿った上での実現がなかなか難しいことで今さら誰がやっても「現場では日本人もついでに殺される」状況を回避することも出来ないわけだ。
国が管理できる危機には、相手国に交渉が通用することや、そもそも誰と話しあえばいいかが固まっているというのが基礎要件に挙げられる。
イスラムテロについて国の危機管理を批判してもあまり意味が無い。
この手の事象は結局のところ、個人のセルフディフェンスでしかカバーできないわけだ。
政府はカナダまでの安全な往来を保証する義務がある。しかし山で雪崩に合わないようにするのは結局個人のスキルでしか対処できないってこと。
レストランで飯食ってたらナイフと拳銃で武装した奴が攻め込んでくる状況に抑止力も危機管理もない。
頭が回った瞬間に勝手口から走って逃げる以外に対処のしようはない。
その点、IRAが威勢がよかった頃からの旅行者として、ユーラシア大陸の多くの地域は今は気楽に旅行したい地域に見えなくなってしまった。
当面は中南米や北米大陸、中国とロシア東部、欧州西部くらいが限界なのかなと思う。
日本人人質がほとんど殺されてしまったというテロ。
こういうときのために国家安全保障会議(NSC)を肝いりで作ったというのに、肝心の官房長官が官邸にいないで欠席とはどういうことでしょうか。
菅氏官房長官は、邦人がバングラディッシュで人質に取られたという報を受け、2016年7月2日午前8時半すぎ、官邸で緊急に記者会見して状況を説明しました。
ところが、菅氏はその後午前10前に官邸を出て、自民党候補の応援で野党共闘候補と激戦になっている新潟県内の二カ所で街頭演説し、午後6時すぎまでの約8時間、官邸を空けました。
via: ダッカ人質テロ事件。菅官房長官が選挙戦で遊説に行って、国家安全保障会議に出ないという危機管理。 – Everyone says I love you !
抜本的な政府の責任は外務省発表の危険情報の塗替え 渡航の是非の再検討が重要な時代に
政府が喫緊でやらなきゃいけない状況は、海外渡航の危険情報の速やかな刷新だ。
例えばインドネシアの非ヒンドゥー教地域やインドの一部地域などでも、レベル2より3が妥当な地域が出てくるはずだ。
むしろ、日本の本土にも徐々にその手のテロの危険性は近づいてると見るほうが妥当だろう。
覚醒剤や拳銃がどうやって密輸されるか検挙している当事者は知ってるはずだ。
荷物が人間と重武装に変わっても同じように侵入できるってことは考えざるをえない。
そもそも論としてバングラデシュがインドと同じ程度の危険レベルというのは、渡航経験はないけど相当異様な判断なような気がする。
その辺りの旅行者の判断基準になる部分に外交的な配慮を持ち込んでいる地図は即刻書き直すべきだろう。
フィリピンでは、ドゥテルテ大統領が当選した。
あの人の治めていたダバオ市はアブサヤフの勢力地域のど真ん中だった。
フィリピンは疎いから断言は出来ないけど、投票したフィリピン人は肌身に異質な風を感じているんじゃないか。
東南アジアのゲリラ活動は大体アメリカ軍基地の進出や撤退運動に呼応して勃発している。
同時に経済発展で広がる貧富の差がテロの土壌を肥やしていく。
アメリカ軍が再駐留するという話にフィリピン人ナショナリストは激しく反発を示す一方、大統領と次期官僚陣は中国に話し合いに赴いた。
現在、危険情報レベル1のフィリピンにもきな臭い風は吹き始めている。
【概要】
海外に渡航・滞在される際には,国内で生活している時とは異なる心構えが必要です。緊急時の安否確認等のため,海外に渡航される方は外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録を,3か月以上滞在される方は在留届の提出をお願いします。~テロに注意してください 先進国でも海外安全情報のチェックを~
●1日(金)21時30分頃(現地時間),バングラデシュ首都ダッカ市内のレストランにおいて数名の武装グループが人質を取って籠城し,日本人7名を含む約20名を殺害,多数が負傷する事件が発生しました。
●他にも,今年に入ってからだけでも,インドネシア,トルコ,ベルギー,米国等,世界の様々な地域において,テロ事件が発生しています。日本人・日本権益が標的となる可能性もあります。
●特に繁華街,観光地,公共交通機関に対し,イスラム過激派組織によるテロやこれらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれがあります。
●ついては,海外に渡航・滞在される方は,旅行計画の段階から渡航・滞在国に発出されている海外安全情報をよく確認し,自らの安全確保に努めてください。特に,テロの標的となりやすい場所(デパートや市場等不特定多数が集まる場所,公共交通機関,ホテルなどの宿泊施設,ビーチ等のリゾート施設,観光施設,政府・軍・警察関係施設,欧米関連施設等)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意を払ってください。via: 海外安全ホームページ: 広域情報詳細
6月30日にドゥテルテ新大統領の就任式が行われた。大統領は就任演説で「本物の改革」をスローガンに掲げ、国民の期待が集まっている犯罪や汚職の撲滅に尽力することを改めて強調した。
国家警察によると就任式が行われた時間帯に、マニラ首都圏で犯罪ゼロを記録したという。フィリピンの国民的英雄のボクシング選手、パッキャオ氏の試合中は、全ての国民が中継に熱中するため犯罪が発生しないことで知られていたが、ドゥテルテ氏も就任早々に新たな逸話を作った格好となった。また就任式の前日には、各地で麻薬の密売者や使用者が、数百人単位で自治体や警察に自首するケースが相次いだ。国家警察によると、これまでに首都圏ケソン市で約350人。またパサイ市では約500人が自首しており、彼らには職業訓練などの更生プログラムが適用される見通しだという。
表向きにはドゥテルテ氏の犯罪対策を恐れて自首したということになっているが、市民の間では、麻薬密売に関与している警官に、口封じとして消されるのを恐れた密売人が、助けを求めて駆け込んでいるといううわさも流れている。やはり腐敗の根はかなり深そうである。
ドゥテルテ政権は警官の待遇改善策として、給与を現在の倍額に引き上げる方針を示している。これによって、警官による汚職を防止したい構えだが、果たして奏功するのか注目したいところだ。
勝手に期待して発狂する保守(ホモ)新聞と論客達(笑)
ドゥテルテ氏は21日、ダバオで財界人と対話集会を開き、南シナ海に中国が造成した人工島周辺で同盟国の米国が行っている「航行の自由」作戦には「参加しない」と断言した。フィリピンの排他的経済水域内にあるスカボロー礁を中国が実効支配し、拠点化に向けた埋め立てを狙っているとされる問題でも、「中国とは争わない」との姿勢だ。
駐フィリピン米国大使にも13日、初面会の場でこうした意向を伝えた上で、「(米国は)味方なのか」と迫ったとされ、自称「社会主義者」のドゥテルテ氏は「米国嫌い」との見方が広がっている。
via: “親中派”フィリピン新大統領、30日就任 南シナ海で中国寄り前面へ アジア安保環境への影響必至(1/2ページ) – 産経ニュース
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コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
結局後手に回るしかないという苛立ちと閉塞感をみんな感じてるんだろうね
過激なこと言っても現実問題として実行できないし、安易に寛容なことをしても被害がなくなるわけじゃないし
どうしよもないって現状でなにやらトンデモないことをやらかしそうでそこが怖いところです
やっぱり自己責任とは言わないまでも知らない振りしてる方がいいんですかね?でもそれだと東京でテロが起こったときに通用しないだろうし、一市民としてのなにか出来ることや心構えはないんですかね?
これ防ぐにはアメリカみたいなパラノイア的な取り締まりしなきゃならないってのがなぁ難易度が高すぎる
それで防げるかもまた厳しいし
@迦陵頻伽 さん
ずばり、日常的な行動範囲の避難経路の反復でしょう。
つまり、地下鉄の構内案内図を見て全容を把握する癖をつけたり、建物の出入り口や全体図を軽く見ておくような感じのことです。
前他の記事でも書いたんですが、例えば東京の人、通勤で使っている駅でも、自分に関係のある出口以外はあんまり理解してないようなことが多いのではありませんか?
犠牲者にならない第一歩は、全体を理解してどこからでも逃げれるようにすることだと思います。
本件のバングラデシュのテロでも、キッチンのコックは逃げおおせています。
たまにしか来ない客と違って建物を知悉していたため、イタリア人シェフは屋根伝いに隣家に逃亡し、庭木に飛び降りて難を逃れていました。
また、襲われてなくなった殆どの人が、「アッラーアクバル」とか喚いて走ってくる犯人たちを見て、最初なんのことか理解できずに逃げられなかったようです。
日頃からちょっとだけ意識を切り替えておいたら、危ないと思う時間が何秒か早かったでしょうし、腰を上げて即逃げることで全然違う結果になったでしょう。
防止するかどうかは、セキュリティーの専門家が世界中で頭を振り絞り、ことにバングラデシュみたいな国では軍隊がそのへんで警備しているのに結果はこれです。
市民はその時に犠牲者にならないように心構えを持っておくことが最も大事だと思います。
テロされても自己責任論の狂気については記事にあるので書き込みませんが
12年前にイラクで首を切られて済んだ香田さんの尊厳を踏みにじって歓喜していた
当時のホモウヨどもの絶叫を思い出します。
去年は流石に喝采をあげて自己責任を叫ぶホモウヨは激減していましたが
今回も去年も良識のある人間が完全黙秘するのは
やはりホモウヨに叩かれるのが怖くて自己責任論を否定できないんでしょうね
テロの脅威に屈しない方法は
ホモウヨのカミカゼアタックしかありませんよ!
三十六計逃げるに如かずなんて考えは普通の日本人にはありませんよ♪
普段の勇ましい言動から考えてこれしかないと思います。
@梨さん
やっぱり記事を公表する人の大部分は、コメント欄の荒れに辟易としてるらしいですわ。
記事に書いてある内容が正しいことをコメント欄が裏付けてくれるように狙って書いてる私みたいなのは別でしょうけどね。
だからそういう事を書かないのだろうと思います。
これ、90年代だったら確実に政治家への揶揄を込めて似たような論調のことを週刊誌やメディアのコラム欄で書いてたはずですよね。
@名無し(´・c_・`) さん
テロの脅威に屈しないためにパソコンを起動させて電脳世界に避難するのではないでしょうか?(笑)