解散しないと思ってた会社側が馬鹿だった
SMAP解散というので馬鹿騒ぎして、会社側は衝撃を受けて肩を落としているというけど、何を考えているんだという話で。
ジャニー氏は自らの言葉で解散を否定した5月以降、積極的にメンバーと対話を続けてきた。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」などのギネス世界記録を持つジャニー氏自ら「ファンが待ち望んでいるからエネルギーをSMAPにぶつけたい」と25周年を祝うコンサート、イベントの演出に意欲を見せるほどだった。
演出やトークの仕方などデビュー前からエンターテインメントをたたき込んだ社長の呼びかけに、メンバー全員が応じて協議を続けてきた。“父”のような存在であるジャニー氏との話し合いでも、グループ活動の限界とソロ活動への思いを覆すにいたらなかった。
via: ジャニー喜多川社長 SMAP解散に肩落とす 年下3人の意志強く… (デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース
大の大人を捕まえて、中学生にHRで謝罪させたり、反省文発表させるような真似をして反感を買わずにいられるはずがないとなぜわからないのだろうか。
他の様々な社会的事象とリンクしている問題で、なおかつ今の日本社会に顕著になっているのが、他人の尊厳を理解できない人の増加だ。
例えば安倍総理に向かって「無能者」「能なし」「カルト右翼」と言うのはわかるけど、ニュースでまだ安倍を批判していた頃、目立ったのは『腹痛総理』『下痢総理』『種なし』と言ったワードだった。
前者は公人として指摘されても仕方ない事実の指摘である一方、後者は尊厳という超えてはいけない一線の向う側にあるパーソナルな話で、そこを表に引っ張り出して突くというのは完全に尊厳の侵犯といえる。
逆にそう言われてる連中や同じ側のクラスタがミンスと共産党、SEALDsやらサヨクやらを批判する時も一緒。
個と個との話にしてもそうだろう。超えてはいけない線をはじめの一歩で踏み越えているクソ馬鹿は社会に溢れかえっている。
2,3年前までただの社会の劣化や、あるいはネットによるお下劣な品性の可視化の副産物だと思い込んでいたけど、実はこれは社会の高齢化にともなって起きている必然の現象なのかもしれない。
囲われ者として育ち、正常な大人に育つことが出来なかったSMAPのメンバー。
彼らが尊厳を認められていないことにある背景を深く考えると、それは「まだまだあいつらは子供だ」という老人経営者の「囲った側の認識ギャップ」にあるような気がする。
つまり、社会はマジョリティーから見れば子供で満ち溢れているからこうなったのではないか。
リオ五輪で盛り上がる13日深夜、衝撃のニュースが日本をかけめぐった――。
ジャニーズ事務所は報道各社宛のFAXで、SMAPが今年12月31日をもって解散することを正式に発表した。今年1月に突如勃発した解散騒動とグループ活動継続宣言からわずか7カ月、急転直下で解散が決定した。
1月の解散騒動以降、グループとしての活動は激減。新曲の発売もなく、予定されていたデビュー25周年記念ツアー実施のメドも立たず、メンバー全員が揃っての仕事はほぼテレビ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)出演のみとなっていた。
7月に放送されたTBS系、フジ系、日本テレビ系の音楽特番にもSMAPとして出演しなかったことが話題を呼んでいたが、その裏ではジャニーズのジャニー喜多川社長が直接メンバーに出演を説得したものの、メンバーはこれを拒否したと報じられている。
40歳を過ぎた人間でも子供扱いの日本社会、違和感を感じない異常
現在、日本の平均年齢は45歳を超えている。
今日イオンに買い物に行って驚いたけど老人の山、山、山。
波のように蠢く老人たちに圧倒されて、事の本質を現実からも突きつけられた。
子供は尊厳を持っていない。それはよほど教養のある親が、人格として意識的に線を引かないかぎり得られることの出来ない贅沢品と言ってもいいだろう。
例えば大人になってから集団でパンツ一丁で体育館とかに集められて身体検査を受け健康診断を受けるだろうか。
まず、ない。
つまり、子供であるがゆえに大人の管理の都合でどうしても失わざるをえない尊厳と個が確かにあるわけだ。
1970年の日本人の平均年齢は30.5歳。
1960年は28.5歳だった
この平均年齢が日本社会でヒトが「一人前」の冠を抱く年齢を示唆していた。
そして今の日本社会の平均年齢45歳、2020年には48歳。
今までの平均年齢の常識から言うと(というか当たり前なんだが)、40歳超える年齢に差し掛かったSMAPは当然、普通に考えれば大人としての尊厳を持ち、他人からの軛は大幅に軽減した成熟した人生を歩んでいたはずだ。
一人前になるのにおよそ50年かかる社会において、SMAPも40歳以下も一昔前の中高生のような扱いを受けることは避けられないわけだ。
で、冒頭のジャニー氏の記事に行き当たる。
今、日本から尊厳というものの取り扱い説明書が消えていきつつあるのは、尊厳を持つべき年齢が大きくスライドしてしまったからじゃないだろうか。
つまり、それが正しいかどうかはともかくSMAPは今の日本社会においては子供ってわけだ。
そしてそれは現在世間のあちこちで若者たちから気力を奪っている色々な事象の根源なんだろう。
例えば30歳超えてそれなりに業績を上げている一人前の社会人や、あるいは若手(?)経営者が何かの集まりに顔を出した時に不愉快な思いをせずに帰ることは稀だろう。
大概が「一国一城の主に何を抜かすか」と逆上しそうになるのを取り繕いつつ、そこらの看板でも蹴り壊してやろうかと思いながら帰路についているはずだ。
老人経営者、老人の財界人の他人の個を舐め腐った発言に総毛立つような怒りを感じているはずだ。
結局のところ、意味不明な「まだまだだ、あいつは」「まだ小若衆だろう」というふざけた発言は、相手を個として認識できていないことに端を発している。
個として認めていない以上、彼に嫁子を抱えて暮らしていける給与を払っているかどうか考えられないし、それなりの社員数を雇っている奴の足を止めるだけの仕事の話ができているか気にも留めない。
つまりそういうことなのだ。
そしてSMAPはそういう事務所とおさらばすることにした、結論からみてもそうだとしか思えない。
そしてそれは馬鹿じゃなかったら誰でもわかる当然の帰結なのに、目の前の人間、ブラウン管の向こう側の大人に個としての尊厳を見いだせなかった老人社会は気づくことが出来なかった。
40歳過ぎたやつに○○クンと呼んで違和感を感じないその脳みそ、十分高齢化社会に毒されている。
帰って子供の前で「○○クン」は大人としてどういう顔すればいいの?
(友達親子の根源でもあるのだろう。大人としての個を持たない子供の親が子供の前でどうやって尊厳に満ちた大人の顔をするというのか。)
健全な労使・受発注関係の前提に「個の尊厳」を
平均年齢のスライドが社会における一人前の年齢を示しているのだとして、45歳を過ぎた人間に子供を産めないことは大きいくくりで言えば論を俟たない結論といえる。
45歳から起業して会社が自社ビルを建てられるだけの体力を蓄える頃には統計上65歳を過ぎている。
つまり平均年齢によって認識だけがスライドするのだとしても、どこかで超えてはいけない線を認識せざるを得ないって事を一度社会的なスタンダードとして示すべきじゃないだろうか。
いつまでも青年みたいに扱うのは良いのかもしれないけど、子持ちの親は青年に飯を食わすような子供だましの金で満足させることは出来ない。
人の子の親として受ける扱いにも自ずと受忍限度が出てくるはずだ。
あるいは自分の会社に雇っている社員や部下の面目の手前、受け流したくても牙を剥いて怒るしかない場合も当然出てくる。
今の社会の一人前の認識位置ではその当たり前の理屈と矛盾する点が多々出てくる。
社会の認識のこうしたまずい方向へのスライドとともに、労使関係でも個の否定をためらわない企業はワタミよろしく激増した。
ワタミが悪いとは全く思わないけど、しっかりと分析すれば社員の個々の尊厳を見ていないからこそあそこまで踏み切った事ができているといえる。
そういう点ではブラック企業の宗教的教育というのは高齢化社会で消え去った「個としてのヒトの尊厳」に変わって入りこんだものと言えなくもない。
この社会状況に一石を投じることが出来るのは、法人間取引からしかありえない。
社員の採用や教育、給与設定に「個としてのヒトの尊厳」を織り込むべきだ。
相手が子供だと思って馬鹿にしていたら自衛隊でしごき研修が出来るかもしれない。
しかし相手を一人の人間としてみていたらとてもじゃないけどそんな酷いことをする余地が無い。
仕事の受発注で相手の「個としてのヒトの尊厳」を無視してはいけない。
相手を人間だと思っていなければ「あんたの給料を下げたらもっと値引きできるだろう」と言えるかもしれない。
しかし相手をヒトと認識さえしていれば、目の前の中小企業のアンチャンや運送屋のデコスケも、家に帰れば子供が居て、会社には同僚が居て、連休には温泉旅行に行くだろうと想像できるはずだ。
「個としてのヒトの尊厳」が消え去った社会で、何が起きているのかSMAPの公開謝罪以来の騒動はこれ以上なく可視化した。
もはや死んでいくしかないだろう老人の認識を改めることは出来ないだろう。
今を生きている社会が、大きなお金の決済、大きな人の採用から少しずつ社会の歪を是正する以外に解決の道はないはずだ。
そして当の老人たちにいうことがあるとすればたった一つ。
「あなた達は戦争に行ってない。喧嘩一つまともに出来ないただの弱者なのだ」という事だ。
おとなしく暴力と無縁に生きている若者の善意で生かされている老人。
若者の非暴力という善意で偶然生きているだけなのだから、それらしく生活したらどうなんだろうか。
本当に老練な戦う生物として敬意を払われるべき老人は、自分より強いかどうか程度は相手を見極める力を持っている。
殆どの高齢者は、踊りで鍛えたSMAPが本気になったら一分で殺される程度のただの弱者なのだ。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
ジャニーズ事務所って、ホモのジジイがお稚児囲いしている事務所というイメージ。
自民党改憲草案で、現憲法の「すべて国民は、個人として尊重される。」を「全て国民は、人として尊重される。」に変えている話に通じますね。全国民を子ども扱いしている金正恩や中国共産党への憧れが表れている草案ですね。
ところで、以前に軍荼利さんが橋下や乙武の件で仰っていた「奴隷頭」。スマップにおいて木村拓哉は奴隷頭だったのでしょうか??キムタクの笑顔も橋下、乙武のそれと通じるものがあるように感じています。
@考える葦 さん
SMAP騒動で奴隷頭だったのは解雇された飯島という人だったんじゃないでしょうか。
決してSMAPには嫌われていませんでしたが、一等市民のジャニーズの血族と、自由権を持たない奴隷頭の認識ギャップから生じた悲劇なんだろうと思いますよ。
自由市民だと思っていたのに「お前も奴隷だよ?」と突き放された屈辱は察するにあまりありますが。
稲田先生はホモウヨのメンツを潰しましたね。
まさに外道ですよ。
まあ、あの人も某宗教の奴隷なんでしょうけど。
@名無し(´・c_・`) さん
本件は稲田というより社会の話で、政治家の存在もその時々の社会の徒花である以上、稲田がキチガイであることは社会がキチガイである故でしかないのだと思います。
稲田、安倍の話=子の話
SMAPに表象される社会の話=親の話
です。似て非なるレイヤーです。
在日朝鮮人は最前線に送られます
@迦陵頻伽
そういう時代になったらお前なんか、前線送りどころか
政府によって強制収容所に送られて殺処分だわなw
(前者は一応、“国のために戦った勇敢なる兵士”扱い、後者は単なる廃棄物扱い)
@gundari
なるほど。そういう構図のほうがしっくりきますね。
@迦陵頻伽
「忘れられた皇軍兵士」 投稿者 melt-ks
肥えてはいけない一線パーソナルな話って
ホモウヨとかか
@迦陵頻伽
・その一線をどう引くのか
・どのくらいの意志力でそれを貫徹するか
これが歴史や世間からあなたが受ける評価の大きな基準になりますね。
それをどういう風に悟っていくか、それが人それぞれの哲学や美学なんですよ。
まぁ、わからんのだろうけど。