SMAPの存続と謝罪記者会見。あれ喜ぶとこか?
安倍晋三首相は19日の参院予算委員会で、解散騒動があったアイドルグループ「SMAP」が存続することについて、「多くのファンの期待、願いに応えて存続することはよかった」と述べた。
民主党の斎藤嘉隆氏への答弁。
解散騒動に関しては「政治の世界もそうだが、同じグループが長年続く上ではさまざまな課題もあるんだろう」と語った。
菅義偉官房長官も記者会見で、「(存続は)よかった」とした上で、「国民から親しまれ、夢と希望を与え続けられるよう、さらなる活躍を期待したい」とメンバーを激励した。
TVを全く見ない俺でも知っている数少ない芸能グループのSMAP。
なんか、解散騒動でばたばた騒いでたらしいけど、昨日で当面の決着はついたそうで、国会からテレビ番組まで「あ、そー。ヨカッタヨカッタ」という反応らしいけど。
動画で生放送の謝罪部分見たけど、良かったって喜ぶ要素がみじんもないどころか、どういう角度から見ても違法行為の塊みたいなヤクザな取引を押し付けて、40歳近いいい大人に子供じみた謝罪なんかさせて、政治やマスコミが喜んでいてどうするのかと?
まず、政治家からしたら違法行為だろうと言う点や人権侵害を問題視するべき現状じゃないか。
メディアからしたら、日頃は見たことない難民がハラルフードを食う権利まで心配する同じ口で、ここまで蹂躙された「個人」としての彼らの尊厳を心配するべきじゃないの?
「解散防げてよかった」というファンも頭おかしいと思う。
普通、あのくらいの年であれだけのルックスを兼ね備えた人達だったら家庭があっても全くおかしくないよね。
で、そういう人達が家族に見える場所でああいう事をやらされることで尊厳が崩壊するってことは理解できるでしょ。
マジで嬉しい?
香取慎吾ってやつの謝罪を見て心底思った。
子供のまんま成長してない感じの話し方。
キムタク以外誰一人家庭を持ってない現状。
いろんな奴の都合でまともな人間だったら得られたはずのものを全部取り上げられて、最後は所属事務所の年寄りの腹立ちまぎれに土下座まがいのショーをやらされる、悲惨そのものの生き様は完全に人権侵害だと。
これって現代の纏足じゃないのか?
労働基準法でみても下請法で見ても真っ黒の違法行為
SMAPのメンバーの収入がどの程度なんだかは全くわからんけど、多分各個人でどんなに少なくても4,5000万はもらってるんじゃなかろうか。
常識的に考えたら音楽も売れてライブとかにもいっぱい人が来るのだろうし、テレビ番組の出演ボリュームを考えたら億単位の所得のはず。
つまり労基法関係で問題視する人が多いながらも、実情としてはSMAPの問題は下請法で捉えるべき問題だと思う。
(多分個人事業者として確定申告してると思うし。)
で、昨日の生放送の動画を見る限りでは、一見して下請法で言う親事業者(この場合芸能事務所)が禁止行為を露骨にやってるんだけど、公正取引委員会はそこら辺なんで無言のままなんだろうか。
購入・利用強制、報復行為、役務提供の強請と、一般的にありがちな下請法違反をフルコースでやっていたのが昨日の生放送の内容だったはず。
極稀にだけどヤマダ電機とか電機屋さんで、たまにあちこちのメーカーから店舗の運営協力の人員を出させて書類送検されたりしてるやつだ。
で、ジャニーズ事務所の力が強いからこういう下請法違反を見過ごしているのかといえばそうでもなく、実はSMAPに限らず下請法違反は日本の事業者間取引の常態と言ってもいいだろう。
知り合いの会社でも、4年くらい前に元請けから2億円踏み倒されて、「社内で稟議が通るかと思ったら通りませんでした。ごめんなさい」で終わりだったのを思い出す。
つまり、公正取引委員会の問題か労基の問題かにせよ、日本でその手の法律違反は基本的にはやったものがちなのが現実なわけだ。
蟷螂の斧と知りつつ下請法違反でも目に余る行為はすぐ裁判にしてきて思ったけど、中小企業や個人事業者に普遍的な、専任に近い取引形態の事業者ではそれは出来ない。
つまり、公正取引委員会や労基がこういう行為で一罰百戒をしっかりやらないから、APPLEと中小企業が裁判になったみたいな悲惨な事例が当たり前みたいにまかり通ってしまうのが現実だ。
やられたら潰れるような嫌がらせを平然と放置する国のシステムが「日本は中小企業で支えられている」というお題目と裏腹な現実の温床になっているし、潰れて自殺するという最悪の人権侵害から弱いものを守ろうとしないから国民的アイドルのSMAPの人権侵害に気づくことも出来ない。
そしてその鈍感さは労基関係のモラルハザードを生み出している。
そうやって生み出された成果物を何も考えずに受け取る消費者の倫理観と常識の無さも無視できないものがあるしね。
ネットの評判に同調するわけじゃないけど、SMAPの問題はさすが国民的アイドルと言われるグループのものだけあって、社会の縮図としていろんな問題を露骨にあぶり出している。
文藝春秋電子書籍編集部では、電子書籍「週刊文春が報じた ジャニーズ女帝メリー喜多川 怒りの独白5時間」を1月15日に緊急発売いたします。
これは「週刊文春」2015年1月29日号に掲載された「ジャニーズ女帝メリー喜多川 怒りの告白5時間」の記事を電子書籍化したものです。
SMAPの分裂騒動を報じるメディアの多くが指摘するように、この記事が発端となり、現在の一連の騒動につながったと見られています。記事では、取材の途中でメリー氏がSMAPの担当マネージャーを取材現場に呼び出して、「対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう」と叱責する緊迫した場面などが克明に報じられています。
日本国内のみならず、海外でも報じられたSMAP分裂騒動。その鍵となったこの記事を、ぜひ電子書籍でお読みください。新谷学「週刊文春」編集長コメント
「すべてはこのインタビューから始まりました。今回の分裂騒動の原点をぜひご確認ください。尚、週刊文春では、インタビューから現在に至るドキュメントと、SMAPの将来について、次号1月21日発売(1月28日号)で詳報します」via: SMAP分裂騒動のきっかけとなった 「週刊文春」ジャニーズ事務所メリー喜多川副社長 独占インタビューを電子書籍で緊急発売! : 【プレスリリース】: ライフ : 読売新聞
勘違いし過ぎの平成の老人たち 日本社会の老化を象徴
一方で、ネットの評判ではキムタクはもっぱらボロカス叩かれている感じがある。
実際問題、裏切ったと言われるキムタクの行為はどうなんだろうか?
結婚して世間ずれしたんだろうキムタクは、上述までの環境下で独立したところで事務所の老害との戦いは相当不利だと踏んで安全牌を握っただけで、そうボロクソ言われる筋合いもないんだろうと思う。
多分、関係が近かったと言われている経営陣のすぐ近くで、彼らがどういう言動をしているか観察していたはずだ。
独立組がこのまま行ったら面倒な目に遭うということを察してちゃぶ台返しして最悪の結果を回避しようとしたってとこなんだろうと思う。
(失うものを最小限にしようと思ったら、謝罪を受け入れてもらった形を作るしか落とし所がないと俺も思う。)
考えてみて欲しい。
芸能界よりよっぽど法的権利が保障されている事業経営で「稟議が通りませんでした」で2億円泣かされたりする日本において、閉ざされた芸能界でヤクザもどきの権力を握っているジジババから攻撃対象にされたらどうやって活動を円滑に進められるだろうか?
多分、どういうことをするつもりかをジジババの軽口から推察して、まずいことになると見切っただけの話なんだろう。
(もちろん、ジジババも軽口のように見せながらそうやって迂遠に脅迫してるんだけどな。)
芸能界というのは近頃の薬物事犯を見ても明らかな通り、ヤクザがだいぶ浸透している業界だ。
確かに独身で勢いだけで考えたら独立という選択肢もあるだろうけど、子供やら家族という人質が居て、ヤクザを向こうに回して机を蹴って去れというのはちょっと無茶な要求だろう。
公的な権利保障のための機関が、文字通りフェアに被害者を救済していく姿勢を示さないかぎりそこで思い切って正しい権利を主張するなんてことは出来ない。
基本的に、昨日の人権侵害ショーは国側の怠慢によって乱れた社会の産物だったわけだ。
同時に、ジジババの勘違い社会の象徴でもある。
取引の圧力や、暴力をちらつかせて脅したんだろうジジババ。
メリーかジェニーか知らないけど、80歳過ぎのじいさんばあさんにSMAPのメンバーを撲殺するような腕力でもあるんだろうか?
取引の圧力と言ったって、金の支払元は広告代理店とテレビ局のはずだ。
つまり、今の日本ででかい顔をしている老人って、意外と一皮剥いたら何の力もない哀れな存在なわけだ。
一昔前の敬老と、今の敬老というのはニュアンスが違う。
平成の頭くらいまでの年寄りは、事実戦争に出征して、自分で銃を撃ったり敵兵と戦ったりした、つまりは必要であれば人殺しでも出来るという、生物としての能力を証明した強い個体だった。
敬老と言っても、一種の畏敬に近いリスペクトを受けて当たり前の人々だったわけだ。
今現在の老人にそんな能力はない。
単に老いぼれた弱者として福祉的に敬老されているだけなのに、変なところで昔の老人と同じ方向性でものを考えるから似合いもしない脅迫や恫喝をやってしまう。
しかも最後はそれで済ませてくる癖だけついているゆえに、こういう問題を契約や常識にもとづいて処理することも出来ない迷惑な老害に成り果ててしまった。
駅で駅員に殴りかかる年寄りも一緒。
そんなに腕自慢だったら、道端で迷惑行為を平然と繰り広げている不良のスケボー少年のケツでも蹴ってみろって話だ。
反撃しない奴にしか攻撃的になれないオカマ老人と、そいつらに金や生活の首根っこを抑えつけられてやって当たり前の反撃ができなくなった纏足状態の若年層の縮図みたいな話だ。
個人的には、SMAPは去勢された教育を受け続けたために道を誤ったんだと思う。
虚心坦懐に目の前の老人を見つめたら、ビンタ一発ですぐ土下座するような座敷犬より弱い存在にすぎない。
もし独立で揉めたのなら、飲みかけのビール瓶でもぶち割って投げつけたらそれで終わりだった。
その点でも、暴力反対・手を出したほうが負けという寝言がまかり通っている日本社会の申し子といえるのかもしれない。
飼い犬でも縄張りは自分で守ろうとするのに。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
何故彼らが謝る必要があったんでしょうね、世間騒がせたって言ったって労働者が独立するかどうかってだけで彼ら自身は何か違法なことしたわけでもないのに
@迦陵頻伽 さん
勿論そのへんの法律論もあるんだろうと思うんですけど、40歳近い大人の男があんな事しか喋れないようになってしまうほど、他人の人生を使い潰すだけの権利が一体誰にあるのかと強く思ったわけです。
それはジャニーだろうがメニーだろうがジャニオタだろうが持ってはいけない権利ですよね。
「誰かの人生をしゃぶり尽くして自分のために消費する権利」「問題の先送りのために他人に死刑宣告する権利」ってのは。
公正取引委員会案件であると同時に、人としてのモラルの問題だろって激しく思いました。
>やられたら潰れるような嫌がらせを平然と放置する国のシステムが「日本は中小企業で支えられている」というお題目と裏腹な現実の温床になっているし、
同感です。底辺だけの話ではなく日本のビジネス界全体に蔓延してますよね。これだけ現実と表づら(日本の中小企業は凄い!みたいな、TVの愛国ポルノ番組等)が違うと、我々中小零細は怒りを通り越して愕然ですよ。
>「稟議が通りませんでした」で2億円泣かされたりする
こ〜れも、額は小さいながら良くあるんですよね。仕事仲間内では「出し逃げ」「まき餌」と呼んでます。
@元通りすがり さん
>こ〜れも、額は小さいながら良くあるんですよね。仕事仲間内では「出し逃げ」「まき餌」と呼んでます。
件の知人は、大規模工事につきものの追加発注と修正箇所の金をそっくりそのまま踏み倒されたらしいです。
親会社と言えるほどの発注量を持ってる人にそれやられたらどうしょうもないんでしょうね。
私はそういう悪ふざけには一切付き合いませんけど。
>これだけ現実と表づら(日本の中小企業は凄い!みたいな、TVの愛国ポルノ番組等)が違うと、我々中小零細は怒りを通り越して愕然ですよ。
ベンチャー企業で日本を立て直そう→新しい会社は怪しい、実績がない
中小企業は素晴らしい→怪しい会社に就職したり取引したりするな、一流企業を狙え
資金繰りが苦しい企業を助けなければ→法人税減税、保証プランは追加なし
若者の力で日本を盛り上げよう→経験がないやつには任せられない
ざっくり並べてみたけど、これって痴呆の初期症状ですよね。
完全にパラノイアですわ。
ホントどうしちゃったんでしょうねぇ、日本。グローバリゼーションとわめいて新自由主義を取り入れたフリをしてるけど、欧米では当たり前の「契約の概念」がズッポリ抜け落ち、実態はチョンマゲ頭でスーツ着てる様な歪な「化け物自由主義」が横行してるのが日本の現実なんじゃないでしょうか。
大手だけじゃなく中小企業の経営者も、安易な人件費・人員削減や、無謀な仕入れコスト削減(下請けイジメ)をやる事が経営の最先端だと得意顔で言う2代目・3代目経営者を何人も知ってます。これって経済が「自由」になるのではなく、世の中萎縮して「不自由」になってくような気がするんですよね。
@元通りすがり さん
暴力や権力と一緒で、一定の閾値を超えたら周囲に危害を加える可能性が高いのが金なんですよ。
その横暴を防止するために下請法とかその他の法律、労基法があるわけですが、官吏がそれを適切に管理しなくなったらこうなるわけです。
仮にノールールで暴力、権力、金を運用したらどうなるか。
結果は歴史で十分証明されてます。
全部が奴隷を発生させる結果につながっていきました。
日本も遅れてそうなったわけです。
ジャニーズの人生はジャニーズのもので、それを「使い潰す」みじめな謝罪会見を「よかった、事務所とケンカしたら干されるし」と言える自称インテリの父の発言に疑問を感じていた折、その「違和感」の内容をぐんだりさんが見事に言い当ててくださいました。干されるだのなんだのって、そんな一方的な攻撃の「干す」行為を当然の権利と言い張る今の中高年はどうかしてると思います。