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2020年代の資本主義と文明 ルネッサンスのその後がやってきた

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今から世界が直面する苦境の実態

 

さて、そうした回転のサイクルが鈍った時点で私達は大きなリセッションに遅かれ早かれ(予測では2年以内)に突入することは疑う余地はない。
しかし今回起きるそれは、過去の人類史の中で一度も起きたことがないものであることを明記しなければならない。

今まで仮に局所的に人口爆発が起きたのだとしても、例えばルネッサンス時代なら新しい大地に肥沃な畑を発見し芋でも栽培して飢えを凌ぐことで人口爆発を拡大に転じていた。
窒素とリン酸が世界で流通し化学肥料が地球を穀倉地帯に変身させてから1990年代の頭くらいまでの間、農機で農地を拡大し化学肥料を撒き農薬で害虫を殺したくさん麦や芋を生産したら飢えの心配は富の偏頗を原因にした物以外恐れる必要などなかったわけだ。

今回の恐慌から初めて人類は拡大どころか全員のサバイバルが不可能になるという死活問題によって恐慌に突入するのである。

それが今回のLBOを現金でやるといった椿事としか言いようがないニュースに濃縮されているのだ。
殺された安倍晋三が叫んできたインフレが起きたのに好景気が起こらないのは何故か?
過去、物価や資産「価格」の向上は常に富を拡大させてきたはずなのに。

今住んでいる家の購入価格は、例えば1500万である。
インフレが起きて5年後にそれが3000万になった。
今までならその家を担保にカードローンを組んで財布に50万入れてネオン街に行き女のケツを触れたはずだった。

 

1kgの米 1軒の家

 

バブルの頃はなぜみんなディスコで踊り狂えたのか?

それはその頃まで家の値段や株の値段、給料など「だけ」が上がって食い物やタバコの値段、ガソリンなんかは特に上がらなかったからである。
少なくとも比例性が不均衡だったから、金をそういったみんなに都合がいいものに「だけ」振り向けることが可能だったからだ。

今般私達が直面することになるだろう恐慌の時代は、そういった理屈が全く通用しない世界だ。
家の値段が5000万になろうが1億になろうが大多数の人に関係ないし、それが1,5億円になる前に買いに来るやつもほとんどいやしないだろう。
絵に描いた餅みたいな値段を昔の物価感覚で眺めてニヤニヤする他することなどないのである。

それは価値の問題について真剣に検討せざるを得ない時代がすべての人に降り注ぐからだ。

例えば今1kg400円で買える米が2000円になった時代に、1500万の家が7500万に値上がりしたとする。
こうなったら、構造的に銀行のATMの中身は絶対に増えることはない。
どういうことか?

富が増えた増えたと喜んでも、米、油、芋、小麦粉すべてが値上がりした世界でうどん1杯3000円になってセルフうどんの支払いが6000円になっていたとしたら出費も正比例して増えていく。
7500万の痰壺みたいな家に金を貸すのと、今日米を買う人のための金をATMに用意しておくことのどちらが金融機関にとって大切か理解できないやつは気が狂っている。
拡大がもう起こらなくなった世界では必ずこの問題に直面するわけだ。

そして拡大が起こらない、つまり不足に苦しむ世界において欠品は生活の常になって、先週は品切れだったサラダ油をまとめ買いするために余計に金を下ろすような人の需要が銀行の資金不足を生むのだ。
品不足を解決する方法などいくら議論したって意味など、ない。

地球上の人口が生産量と面一になるまで調整されない限り何をやったって無駄だからである、つまり金は奪い合いに投下される。

それは翌日糞になってトイレに流されるから投資ではない、単なる投下。
要は唯生きていくだけでひたすら削られるのだ。

止まるのはなにもLBOやM&Aだけじゃない。
悪いことは言わない。
家がほしいやつは今すぐ住宅ローンを組むべきだ。

おそらく住宅ローンも金利がそのうち上がって恐ろしいことになるだろう(というかんなもん無くなるだろう)、深刻な社会不安が発生して国民の怒りは蓄積する。
大方プレッシャーに耐えられない政府が救済策を講じて徳政令に近いことをやるに決まっている。
遅かれ早かれ踏み倒せる金なのだからなるべくたくさん借りて広い庭を確保して芋でも作ることだ。

そのあたりから信用経済はきしみ音を立てて、あたかも田舎の限界集落の漁港で腐っていく漁船のように朽ちていくだろう。

 

都銀から乞食へ

 

今まで記述してきたように、富の回転は実にたくさんのブルシットジョブをそこら中に作り上げてきた。
(世の中で意味のある仕事をしているやつなど実際はそんなにいやしないのだ)
そしてそれが止まる以上信じられない規模の失業を生むことになるだろう。

おそらく歴史的に初と言える規模のショックがいろんな世帯に襲いかかるはずだ。

しかし、今はまだ粗い予測でしかないのだけど、おそらく日本やドイツみたいな西側の植民地は資産価格だけは上がるしある程度の流動性は確保されると踏んでいる。

全般的に都銀から乞食へみたいな流れは普遍だろうけど、ウォール街の勤労者はアメリカにおいて甚大な影響力を保持している。
その中でもこの50年証券部門は無茶苦茶な規模の就労者を生み出してきた。
彼らが持っている政治力からして失業者として投げ捨てられることはないだろう。

おそらくアメリカンマネーの証券金融部門は植民地に引っ越しして仮想シンガポールみたいな世界を作り上げてマネーゲームに相変わらず勤しむに違いない。

もちろん、米は足りないし芋ご飯と煮豆みたいな食生活がそのうち国民食みたいになると思う。

しかしあなた達の芋が足りようが足りまいが車はテスラが欲しいと刷り込まれなけなしの金をそうしたギミックに吸い上げられながら、百姓と資本家に拾ったアルミ缶をくず鉄屋に売っぱらった金をしごきあげられるような惨めな暮らしが待っていることだろう。

そんな暮らしの一方で植民地国家では連日株の高値が叫ばれて、どんどん円は安くなっていき、今まで買いまくったアメリカ国債は合法的に踏み倒されたのと同様になっていくのであろう。
(これが奇妙な経験でなかったらなんと表現したらいいのだろうか。しかし総合的にこれは不可避に起こる蓋然性が大変高いのである。)

世の中の80-90%の人はすでに手遅れである。

そういう時代に影響を受けない暮らしを作るのに、相当早くて3年。
(資産のポートフォリオを作る、いい利回りを出せる見識を持つ、食い物の自給体制を作り出費のない暮らしを実現する)
間抜けなみなさんなら5年かかったって不思議じゃない。

終りが来る前にせめてマイホームの夢を見たり、この世の終わり前夜みたいに踊り狂ったっていいだろう。

すでに結末は決まりつつある。
乞食に転落する前に何をして思い出づくりをするか、各々真剣に考えるべき刻がきた。
以上、これが私達の2020年代である。

乞食になるのが嫌な人は家族でマッサージパーラーでもやってみてはどうだろうか。
マイホームの軒先でインバウンドにやってきた海外の人に足裏マッサージをして、裏オプで娘や嫁さん、雇ってきた団地住まいのおねーさんにフェラチオさせるのだ。

長男と親父は水虫の皮を剥がし足を揉んで、嫁さんと娘はイカ臭い口で芋ご飯のおむすび握ってすまし汁を作る。
もちろん文句なんか言わないよね、福祉とか喚く前に働くのが当たり前なんでしょ?

遠くから見守ってるから是非頑張ってほしい、たまには俺も裏オプ頼みに行くからヨロシクね☆ミ

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