政府・自民党は佐賀県知事選で与党が推薦した樋渡啓祐氏(45)が敗北したことを受け、規制改革の柱と位置づける農協改革に向けた勢いがそがれることを警戒している。農協改革に反対する地元農協の政治団体「県農政協議会」が推薦した元総務官僚、山口祥義氏(49)が当選したことで、統一地方選を前に「農協を敵に回して選挙は勝てない」と受け止められかねないからだ。
知事選では、全国農業協同組合中央会(JA全中)の権限を縮小する政府の農協改革案が争点になった。安倍政権は規制改革で農業に競争原理を取り入れ、成長産業に育成したい考えだ。政権が「岩盤規制打破」と位置付ける農協改革の成否は成長戦略全体の行方を占う試金石にもなりつつある。
この選挙結果は日本人じゃないと意味わからないんだろうなーと思うんだけど、基本これってネットやマスコミが作り出している虚像と実態の違いを克明に現している表層現象かもしれない。
つまり、国政というのは多分にロマンやイメージ部分が入り込みやすい土俵で、実際口に出してることがほとんど実現してない議員ばかりなのを見ているとさにあらんという話。
夢みたいな壮大なことを口に出しているけど夢みたいな壮大な日本が実現した験しはなく、誰が見ても明らかなのに毎回夢が優先しているブルーオーシャン=国政。
まだまだ日本人の暮らしにどこか余裕や甘さがあるという証拠で、それがこの間まで議員バッジをつけていた石原慎太郎に象徴されていた。
五大都市圏とメディアの中の日本と違って、首長と民衆の距離が近い田舎ではそうも行かず、寝言が通じにくいのだろう。
今回、佐賀県知事選で顕著なのが、自民党の全国組織にそろそろヒビが入り始めていることだろう。
「県農政協議会」というのは実態はどう考えてももともと自民党の佐賀県連の支持基盤だったようなところで、そこが独自候補者を擁立したということは中央執行部の統制や党議拘束が効かなくなり始めているということにほかならない。
つまり、一口で言えば「国際社会がどうした、名誉がどうした言う前に支持者の腹を満たせ」こういうことだ。
支持者層の反発が起きて組織が維持できなくなる恐れが出た場合、まず初期段階でこういう対立が起きて、次の段階でそれらの団体が分離して別の組織を作りはじめる。
この佐賀県知事選は自民党分裂の兆しとも言えるだろう。
そしてそれに対しての自民党の反応は自浄能力を失っているとしか思えない。
まずそもそもの段階で、安倍晋三も含めて周辺の人はいつまでもこんなことをやっていて支持が続くとでも思っているんだろうか?
政府・与党は10日、昨年4月の消費税増税に伴う経済対策として、子ども1人当たり1万円を配った子育て世帯臨時特例給付金について、2015年度も支給を続ける方針を固めた。財源確保のめどが立たず、支給しない方向だったが、与党内の要望の声を踏まえ、継続する方針に転じた。
ただ、支給額は減らし、中学生以下の子ども1人につき3000円程度とする方向で最終調整。14日に閣議決定する15年度予算案に盛り込む。
この動画の内容を思いついた奴に、誰か一人でも「安倍ちゃんとアイドルは違うんだから意味ないだろ」ッて言わなかったのか、まずその自浄能力のなさが恐ろしい。
3000円を配るのに5,6000円はかかりそうな矛盾を誰も指摘しないのか。
そして何より不思議なのは地方でははっきりと自分の意見を突きつける気概を見せている有権者も、テレビを通じて選挙を見た時になぜかその支持しない方向の政党に投票している現実だ。
大筋では「投票できる野党がいない」というのが言い分らしいけど、いい加減で自分の生活が守りたかったら選挙というものの意味を少しは考えることだ。
はじめから自分たちに上げ膳据え膳の政党なんてものがあるはずもなく、GHQの肝いりで作られた自民党と違って政権担当能力が低いのはしょうがないと割りきって、諫言苦言で育てる以外ないというのがなぜわからないのか?
常識があるなら教えられるまでもなくそれを知っている。
その結果自民党が増長し続けてきたのが日本の戦後史だし、対米依存を深めてきたのが現実。
一回、自民党が組織力を崩壊させるまで日本人は苦い薬に耐える他ない。
そのためには鳩山由紀夫氏みたいな顔がゆがむほど苦い薬を飲んで、支持率で後援する以外ないのが現実。
TPPに反対ということは対米隷属をやめるしかないし、それなら自民党は選べないし、当然防衛は自主防衛になる。
戦後レジーム脱却を叫んでいる張本人は対米隷属路線、戦後レジーム固持を叫んでいる地方の保守層が対米隷属打破という意味のわからない結果になってしまっている。
実際は民族主義者の右翼よりだった鳩山さんが左翼と呼ばれ、革新反動のバリバリの左翼安倍晋三が右翼・保守になっている。
自主独立路線を打ち出して年次改革要望書をつっかえしたらハト派の左翼で、守ってちょうだいと土下座してTPPを約束し廃止した年次改革要望書を再開したらタカ派の右翼。
佐賀県知事選で意思を見せたのは結構だけど、基本的な部分で色々間違えている気がする。
それだけアホが増えたということなんだろうけど、アホを増幅するためのネットコンテンツをばらまいてそれを煽っている自民党とマスコミも相当あくどいのではないんだろうか。
戦後レジームを打破して、なおかつ今のインフラを維持しようと思ったら、年収400万以上は
所得税控除なしの税率40%、消費税が35%位になるんだろう。
若者の人口のうち10%弱が軍役もしくは軍属にならないとまともに防衛組織が機能しない地形。
口で言うだけならなんでも簡単なんだけどな。
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現自民党の中枢は痛い現実から目をそらすことにばかり注力している。必然の敗北
J-NSC(自民党ネットサポーターズクラブ、通称ネトサポ)を利用した、自民党による他党へのバッシング工作疑惑について紹介した。加えて、ネトサポのなかには少なからぬ数のネトウヨが存在しており、ツイッターなどでヘイトスピーチをまき散らしていることについても言及した。そこで今回はあらためて、自民党がいかにしてネット右翼をとりこんできたかについて詳述したい。
現在のネットと自民党の“蜜月関係”は、2000年代後半の “ローゼン麻生閣下”人気をぬきには語れないだろう。
麻生太郎がオタク界隈で人気を博すきっかけになったのは、安倍晋三、谷垣禎一と争った06年の総裁戦でのこと。「AERA」(朝日新聞出版)08年9月29日号によれば、弱小派閥だった麻生派の井上信治議員が麻生に「ぜひお得意のマンガの話をしてください」と進言したという。06年総裁選の初演説で、麻生は秋葉原駅前を強く希望した。そして演説の際、こう切り出した。
「自称オタクのみなさん、『キャプテン翼』、知ってる?」
この“庶民派サブカル路線”が大いに受け、その後ネット界隈で話題になったのは周知の事実。2ちゃんねるでは、「麻生が空港で『ローゼンメイデン』を読んでいた」という情報が出回った。強面の麻生と少女マンガ的絵柄のミスマッチが生み出す諧謔味は瞬く間に広まり、07年には『現代用語の基礎知識』(自由国民社)に「ローゼン麻生」の項目まで登場した。このネット・ムーブメントが自民党にあらたな“草狩り場”の存在を示唆したと推測される。事実08年、自民党はニコニコ動画(以下、ニコ動)内に「麻生自民党チャンネル」を設立している。
「宝島」(宝島社)13年10月号の記事にはこうある。麻生自民党が惨敗し、政権交代となった09年衆院選の前、ニコ動ユーザー85万人を対象とした世論調査では、自公で337議席の予想が出ていた。つまり“ニコ動世論”では麻生自民の圧勝だったわけである。これはネット世論と世間とが乖離している証明としてよく語られる逸話だが、裏を返せば、少なくともニコ動は自民党の独壇場であると言うことができる。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
自分、あんま偉そうな事を言える立場も能力が無いけど、今の人たちって「独立」とか「個立」「stand alone」の意味がわかってないと思うのです。
みんな「国」とか「政府」とか、「政治家」「会社」「経済動向」「絆」とか、外部に頼ってばかりで、これは逆に自分の生活や生き方を外部要因に翻弄されるってことです。
相手側に翻弄される、他人が自分の思い通りにならないからストレスが溜まるのであって、正直な話、そのストレスから逃れ、自分の思い通りになる方法は、結局「自分でやるしかない」ですよ。すべて「自分でやる」なんて出来ないけど、せめて自分の出来ることは自分でやれば、その分だけ「自分の思い通り」になるんだし、それが「自由」だと思うんですよ。大体「自分のことは自分で」なんて、昔から親とか目上の人に言われていた「保守的な」考え方でしょ。
それに今の人たちは、「自分に甘く、他人に厳しい」なんだから、他人では許せないことでも「自分でやった」ことに関しては許せるでしょ。
巷ではアホウヨかぶれのミリオタどもが
日本は軍事を強化すれば復活できるとか
ほざいているようですが、
軍茶利さんはどう思われますか?
愚生は、戦時中のごとき時代に戻ることは
現状よりも悪化すると考えています。
ましてや戦時中には欠陥飛行機(永遠の)0戦を作り
阿呆と共謀し多くの若人の命を奪い
現代ではトラックの脱輪事故を放置し
罪の無い人々を殺してもなお
反省することもなく、兵器な顔をして
経営、生産を続けている某財閥系企業が
もう一度覇権を握るなど考えただけでおぞましい。
都市近郊圏については農協って半分死んでると思ってたんですがより地方だとそうでもないんですかね?
@在日日本人 さん
国民というより消費者といったほうが正しい実像ですよね。
「選挙と暮らし」より「マクドと暮らし」「松屋と暮らし」の方がブラウン管の中においてリアルなんですよ。
@迦陵頻伽 さん
>日本は軍事を強化すれば復活できるとか
そのものをまとめて書いたことはありませんが、軍拡をやったら完全に国が崩壊すると思います。
介護を含めた社会保障も維持不能になりますし、すぐに戦争になると思います。
結果的に軍事スキルしかない若者を大量生産して、なおかつ戦後復興みたいな単純ではない時代、産業も摩滅するでしょう。
すぐ戦争になるという根拠ですが、社会保障と産業の凋落で拍車がかかっている円安がすぐに激化して、海外に持っている債権、今まで棒引きにし続けてきたようなものでも回収するしかなくなって暴発するリスクが跳ね上がります。
そしてわーわーわめいていたアホが泣きを見るのではないかと思います。
@熱斗茶浴 さん
12月から一昨日まで北国を旅行してたのですけど、一次産業が強い地域では農家が、あるいは漁師が県都を食わせており、最も所得が高いという構図です。
まぁ、客より店員が給料高い店はないので、至ってあたりまえのことですが。
強い弱いではなく、地方の生命線になっているのが現実ですね。
農協漁協が死んでいるところは、必ず他の産業が中心のBtoBのマーケットが成立しています。
仮に農業革命だ、TPPだ進めた場合、およそ3000万人近いそういった地方部の住人に死ね、貧乏になれと言ってるのと同じことになってしまいます。
支持されるはずがありませんし、都市部の安価な暮らしを安値の食料販売で支えている国民に対する背徳だと思います。
地元住民だけど、そもそもこの選挙は自民党本部が推した樋渡氏へのYes/No選挙で、
議会の言うこと聞かない・自分で何でも勝手に決める事で有名な元武雄市長が落ちただけです。
本当は県農政協もあんな人推薦してなきゃ自民党に協力したはず。
衆院選だって民主の原口が勝つこともなかったかも(県知事候補の件ですでに揉めてた)。
全国ニュースでは「官邸VS農協」って事になってて、地元はビックリですよ。
@hanhan さん
>本当は県農政協もあんな人推薦してなきゃ自民党に協力したはず。
つまり佐賀県の考えや都合なんか関係ないからそうしたわけで、正しく官邸VS佐賀県だったり農協だったりするんだと思いますよ。
協力して欲しいという考えや話し合うつもり、佐賀県民の利害に興味があったら相反する人を無理やり擁立しません。