すごい国日本☓→すごかった国日本○ 現実が見えてないアホの巣窟
世界一愛される日本、とかこれからすごくなる日本、とか実は世界一の日本、とか、ゴキブリ味だったのかよという話で。
今度は日清食品の製品にもゴキブリが混じってたらしい。
今度は日清食品で発生
日清食品冷凍は10日、同社の冷凍パスタに、ゴキブリが混入していたとして、同じ時期に製造された商品の回収を始めると発表した。消費者から計3件の指摘があった。今年10月に静岡工場の同商品生産ラインで作られた74万6000食分を対象に回収する。
今回、静岡工場(静岡県焼津市)で10月21日に製造(賞味期限表示が平成27年10月21日)した「冷凍 日清スパ王プレミアム ブロッコリーの入った海老のトマトクリーム」で、異物混入の指摘が消費者から相次いだ。同社で検査した結果、ゴキブリと推定される虫の一部分が混入していることがわかった。具材に使用している野菜から混入した可能性が高いと判断し、10月21日製造分だけでなく、10月にこのラインを使って製造した冷凍パスタ3商品を回収する。
商品を同社に冷凍便の着払いで送ってもらい、商品代金相当の金券「QUOカード」を返送する。
まー、こういうのは氷山の一角で、ぶっちゃけ今の日本のモノヅクリの実力からしたら、昔インドでユニオン・カーバイドが起こした毒ガス事故みたいなのがいつ起きても不思議じゃない国になってんだよ。
俺は見て知ってるから何がスゴイんだっていつも思ってたけど、先進国になるってことは成長するまでの投資をレガシーコストで背負っていくってことで、それは国全体が老朽化していくという当然の結果を生むわけだよね。
ストレートに言ってしまえば、今どきインドとかベトナム、中国で建設された工場のほうが先進的なピカピカの工場だったりして、やけくそで勝負を仕掛けてくる鄧小平の時代からの工場と、先進工場がしのぎを削っている。
つまり、おんぼろ工場で赤錆をまき散らして青息吐息でやってるのが、馬鹿が自慢している「日本のモノヅクリ」の実態で、そのうち毒ガスを発生させたりして近場の小中学校を全滅させたりするような大事故を起こすんだろうと思うね。
ベッドタウンを壊滅させたりね。
そうじゃなくても時々、工場が爆発事故を起こして半径1kmくらいの家が窓ガラス割れた、なんて年に一回はやってるだろ?
そういうことなんだよ、残念だけど。
日本はおもてなしの国らしいけど、日清食品やペヤングが開発したインスタントゴキブリそばでもオリンピックで出すんだろうか。
腐った鶏肉が混入したものの人体にはとりあえず無害だったチキンナゲットと、フライになったゴキブリが絡んだ人体にはとりあえず無害な焼きそば、どっちが食いたいか真剣に悩むところだろう。
こういう現状が見えないままに自画自賛するのを夜郎自大と言うんだけど、小田原城とかああいう精神性だよ。
「秀吉みたいな猿に何十万もの軍隊が興こせるかよwww」そして半年後にお陀仏、みたいなね。
彼我の実力の認識だけはしっかりしないと、恥ずかしい結果になる。
敵の実力を二倍で見積もって、自分の実力を半分以下で見積もってちょうどいいくらいだ。
いつもコンディションが最高で、自分だけは最高の状態で動く前提の一方、敵は弱く、不都合が雨あられというのは幻想と言うんだ。
二倍に見積もった余分が自分の見えてない相手の要素、半分以下に見積もった状況を何かの外因による自分の弱体化と考えたらまさに丁度なんだ。
日本経済の現在もまさにそれで、非常に複合的な要素で実力は半分も出せてない。
採用している新入社員たちも過去類例を見ない無能さだよ。
「そこらを飛び回るゴキブリを退治しなきゃ」ということでさえ思いつかなかったわけだから。
ゴキブリのお詫びはPL保険、これがおもてなしか?
全ての原因は、もともと俺みたいな偏屈な奴は「もういい加減で豊かだった時代の錯覚を止めて、ふんどし締めなおせよ」って言ってんのに、ブサヨだチョンだと喚きまわった挙句に、国際社会に出て行ってオモテナシだの日本が素晴らしいだのと喚いてくるその精神なんだよね。
そりゃ東京だの、都会に住んでて現場が見えないのはしょうがないと思うんだけど、さんざん自慢してきた日本のモノヅクリの中小工場の現場写真見て気づかなかったのかね。
もう老朽化でガタガタ。誰が見てもわかるのに、鉄や油、土の匂いと無縁に暮らしてるせいか一人も気づいてない。
そして現実が見えてないからこういう事故を起こしてなお腹から謝りもしない。
”商品を同社に冷凍便の着払いで送ってもらい、商品代金相当の金券「QUOカード」を返送する。”
これは、PL保険に加入してたらみんな知ってると思うけど、自社製品が事故を起こした時に、クレームを起こした消費者にとりあえず一件500円ずつ金券を配るっていう契約があって、それ使っただけなんだよね絶対。
別に坊主にしろとか土下座しろとかは思わないけど、保険使ってチャラにできればそれでいいやという精神がオモテナシなんだろうか?
もうちょっと誰が見ても収まりがつきそうな幕引きの仕方は考えたほうがいいと思うんじゃないけどね。
このスライドショー見てよ。
「日本だけの特別なオモテナシ」
実際はPL保険使って小銭ばらまいて知らんぷりしようというだけだろ。
マクドナルドと何が違うんだ?
全然日本だけの選ばれた感を感じないんですけど。
そもそもなんでこうなるのか?”ブラック企業”論は甘え
この画像が答えの全てなんだけど(日本企業が半分も実力を出せてないってのも含めて)、とにかく日本の工場は古すぎるんだよね。
でも古くても、中小の大して儲けてない会社で、なんとかやってる所は一生懸命掃除をしてピカピカにしてあるんだけど、中途半端にでかいところは必ずこうなっている。
愛社精神というのがないからだと思うんだけど、家族ぐるみで社員と付き合いがあるような会社だとみんな、仕事場が生活の場になってる面もあるから、自分たちの家と同じように綺麗に掃除するんだよ。
(これは結構重要な社員のメンタルの観察点になるんで覚えといたほうがいいけど、散らかっていて汚い、設備が古い、売上が悪いとかもう末期症状だね。)
そしてサークル化してるからそのノリについていけない人はいられないシステムになっちゃってるしね。
中途半端にでかい所~大企業の場合は、仕事とは単純に金だけの付き合いの人が圧倒的多数になるから、どうしてもその掃除ができない。
まかないを出す、食器を片付ける、洗うのは次の日の出勤で。
これが中小の仕事場が生活の一部になってるところだと、それがゴキブリの呼び水になるってわかってるから誰もそれはやらない。
黙ってタイムカードを切って、帰りがけに「ごちそうさまでした」と言って掃除して帰る。
やらないやつを大きな会社だと首に出来ない。人としての常識の問題であっても労使関係の問題になってしまうからね。
この有る無しの日々の積み重ねでこうなった。
人としての常識を忘れて権利を叫ぶ奴が増えたし、人としてそれを従業員に求めたら必ずブラック企業と言われて叩かれる時代になった。
それはアメリカや契約社会のあり方で、もしそういうシステムに依存するのであれば、コストがアップするか、ゴキブリが混じった食い物を食わされるかの二択になる。
カビが生えた生地をはたいて作ったような肌着を着る羽目になったりね。
ブラック企業を反対にホワイトにすると、16:59分までに飛んでいるゴキブリは可能な範囲で始末するけど、17:01分以降に飛んでいるゴキブリは無視して帰るってことになる。
機械にゴミがついていても無視。
そしてゴキブリは夜中に産卵しうようよ数を増やしていく、こういうことだ。
ホワイト企業にはゴキブリがいないだと?
じゃぁ誰が掃除してるんだよ、ブラック野郎。
どうしても受け入れなきゃいけない現実
日本企業が設備を更新できてないのは、結局のところ金が借りられないか、借りても収益化出来ないというのが大きな原因だ。
金が借りられないというのは、機械とか土地の担保評価(つまり市場の流動性)の問題があるんで政治の問題だけど、収益化の部分はつまりは消費者と労働者の問題だ。
労働基準法順守というけど、それはつまりゴキブリ入りの食い物が出てきてもしょうがないってことを受け入れるべきだし、嫌なら高くても我慢しろよということになる。
わかりやすく言えば、病院に入院して医者が勤務時間シフトでコロコロ入れ替わって「あなたはどこが悪いんでしたかの?」というところから何回もやり直さなきゃいけない社会を意味している。
「主治医は居ないんですか?」『15:49分でシフトが終わったんで帰宅しました』
「電話して確認して下さい」『勤務外の仕事の電話はご法度なんです』
こういうことな。
今まで日本の良さを下支えしてきたのは、さすがに死ぬほど働けってわけじゃないけど、帰る前に15分とか30分、機械にはたきをかけてみたり、水回りの水滴をちょっと拭いて帰ったり、医者は勤務外とか細かいこと言わずに酒も遠慮して急変に備えるバッファ、心構えや愛社精神と呼ばれたナニカだった。
まさにいま日本の良さを駆逐してるのはブラック企業論で、その土壌を作ってしまった悪乗り経営者達だろう。
このゴキブリ入りの食い物を生産した設備が物語っている。
社員の帰る時間を規定通り守り、株主や銀行が納得する収益を上げて、消費者には可能な範囲今まで通りの値段で物を売り、それでもなお持続可能な経営スタイルを追求したら絶対にこうなる。
そしたらおんぼろの機械をだましだまし使うしかなくなるし、でかくなった組織では愛社精神のない人が汚れた機械を放置して帰るようになり、ゴキブリが飛び始める。
設備を更新する余力が既にない。
市場は縮小し、金を借りようと思ってみたところで土地も機械も見積もり段階で掛け目は半額にもならない。
それでも満額貸してくれるのは超優良企業だけだろう。
半額頭金を用意する余力があればとっとと経営などという地獄巡りから足洗ってるよというのが多くの経営者の本音だろうね。
皮肉なことにどこにもまとまった金が無いから、「不渡りを出さないこと」を目的にしたような企業がそこら中にある。
目的は金儲けじゃなくてサバイバルってやつ。
消費者側の自衛の一つの対策としては、マイナーな中小企業の商品を買うようにすることだね。
家と工場が半分一体化したような工場はやっぱり自分たちが食べるものも作っているから最低限の安全には自分の力で気を配っている。
そしてこれらの事象は消費者にそう長くはない猶予期間で、「労基法順守のゴキブリ社会」を選ぶか、「みんなで一歩ずつ引きあって安全で安い暮らしと安定した経営を満喫する」か「要求相応の高い金をみんなが払う社会」かどれを選ぶかの選択肢を突きつけている。
さて。あんたどれにする?
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
労働時間内にちゃんと仕事をこなせるやつにとっては契約社会が理想的だけど、昨今のブラック叩きはやることをやらずに権利ばかり主張する甘えたやつを生み出すことにもつながりそう。
身も蓋もない事を言うと仕事ができない底辺は権利が阻害されてもしかたがないと割り切ったほうが世の中うまく回る。
負担や苦労は全体を考えると事象なので、有能な人より無能な人の方が負担がかかる組織なんて存在し得ないです。
しかし評価は人間が下すものなので、有能な人より無能な人の方を高く評価してしまう組織はあります。
これを融合させると、「ウチは有能な者は楽だが、無能な者には厳しい()」な組織が完成します。
発言者の能力と組織の実状はお察し下さい。
遵法精神からすると、労基法順守で要求相応の金を払うでFAだと思うんですがね。
僕は農家とかじゃないですけど、食品を作るコストと輸送費、廃棄率なんかを考えたら、
今の日本の食料はものっそい安いんじゃないでしょうか。
それはもちろん外食産業やらカップ麺なんかでは海外産のやすい原料を使っていることもあるでしょうが
それにしたって輸送費やらはかかるわけで、色々と限界が近いんじゃないかな、といつも思います。
そうなると、自分の健康をまもるためにも自分が食べるものくらいもうちょっとお金を使おうよ、と思います。
ブラック企業理論にも似通っていますが、24時間営業のお店は消費者には便利だけど運営する方には地獄。
今までの日本はそこを「努力」で乗り切ってきたけど、
そろそろみんなが少しづつ不便を感じる世の中に切り替えていってもいいのではないかという話ですよね
@kum@ さん
>そろそろみんなが少しづつ不便を感じる世の中に切り替えていってもいいのではないかという話ですよね
そうそう。誰も一円も損しない社会はやっぱりムリだろってやつです。
関係ないかも知れないけど、地元のスーパーが改装してオープンしたら24時間営業をやめましたってのが増えてきたような気がする
@愛国左派 さん
24時間営業の見直しは単純にPL(営業利益。パーフェクトリバティーではありません。)の最適化だと思います。
24時間営業で全面的に収益化するのではなく、採算の取れる時間帯を洗いなおしていた企業も結構あったんですよ。