おすすめアーカイブ

カテゴリー

ワタミ、介護事業売却へ 連続不審死事件の施設運営会社メッセージが買収検討 お荷物になる老人産業

  1. 経済
  2. 1219 view

ありがとうの家から虐待の家へ? ワタミの介護事業買収候補は事件の渦中に

 

 

ワタミが介護事業売却というニュースが駆け巡ってネットではザマァミロの大連呼だけど、買収するのは老人転落死のアミーユ川崎の運営会社「メッセージ」らしく。

入居者にとってはザマァ見ろどころか邏卒の入れ違いにヤクザが来たみたいな世界なんじゃなかろうか。

 

ワタミでも同様の事件は起きているけど、モラルを売り文句にしている会社とそうでない会社の違いは案外でかい。

 

25万近い金を毎月負担して、親を殺される。

家族も入居者も受難の時代と言っていいだろう。

 

ところで、この事件やワタミでも抱え込んできた問題、社会制度の推移からして介護事業というのは早晩お荷物になる。

つまりワタミは虎の子を手放したというよりは、むしろ将来の時限爆弾になりかねない厄介な財務上のお荷物を放り出したとも言える判断で、悪くなかったのではないかと思う。

 

買収に名乗りを上げている企業が生保に出資を受けているという事実を考えて欲しい。

あんなコンサバティブな会社が、将来性のある業界に先陣切って参入した事例があっただろうか?

損保ジャパン日本興亜ホールディングスは介護事業大手のメッセージと資本・業務提携する。20億円程度を投じて同社の株式を3.5%取得。保険代理店でメッセージの在宅介護サービスを紹介したり、新たな介護保険を共同開発したりする。人口減少や少子高齢化で保険市場が縮小するなかで、収益源の多角化を目指す。他の生損保も保険事業との相乗効果を見込める介護分野への参入を積極化している。

via: 損保ジャパン日本興亜、介護事業大手メッセージに出資  :日本経済新聞

 

大数の法則で計算出来ないものは絶対に手を出さない会社が投資した事実をどう受け取るのか。

バブル期の不動産投資で生保がどれだけ痛い目にあったか思い出したら介護事業の将来も大体予想がつくってもんだ。

 

ワタミ、介護事業売却へ 連続不審死事件の施設運営会社メッセージが買収検討 お荷物になる老人産業 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e8%a6%aa%e6%97%8f%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%96%e3%83%ab %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%9a%9c%e3%83%bb%e5%b9%b4%e9%87%91%e8%a9%90%e6%ac%ba %e7%9b%b8%e7%b6%9a %e7%8a%af%e7%bd%aa%e8%a2%ab%e5%ae%b3 %e6%b6%88%e8%b2%bb %e4%bd%8f%e5%b1%85 %e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%83%bb%e5%b9%b4%e9%87%91 %e4%bc%81%e6%a5%ad%e4%b8%8d%e7%a5%a5%e4%ba%8b %e9%ab%98%e9%bd%a2%e5%8c%96 health economy

 

 

現代の時限爆弾「老人施設」 老人人口の1%の施設に雇用を依存する地方経済

 

居酒屋大手のワタミはグループで運営する介護事業を売却する。損保ジャパン日本興亜ホールディングス、パナソニックと交渉を進めている。売却額は200億円程度とみられる。ワタミは主力の居酒屋の低迷で財務体質が悪化し、金融機関から改善策を求められていた。外食と食事宅配に経営資源を集中して業績を立て直す。

 ワタミは2004年に介護事業に参入した。全額出資子会社のワタミの介護(東京・大田)が「レストヴィラ」のブランドで有料老人ホームを運営。介護を手がける企業としては業界7位で15年3月期の売上高は354億円だった。3月末時点で施設は全国に111カ所あり、入所者数は6300人を超える。

 ワタミは主力の外食の低迷が響き、前期は128億円の最終赤字を計上した。外食での企業ブランドの悪化や相次ぐ競合の参入で施設の入所率が低下しており、介護事業からの撤退を決めた。

 介護市場は少子高齢化で膨らんでいる。損保ジャパンは介護大手のメッセージと15年3月に資本・業務提携。パナソニックも在宅介護向けサービスに力を入れている。両社はワタミの事業を取り込み業容の拡大を狙う。

 今後は介護サービスの継続性や従業員の雇用維持などの条件を踏まえ、売却額を詰める。ワタミは売却後も介護食など食関連のビジネスには関わりたい考えだ。

 

via: ワタミ、介護事業売却へ 損保ジャパンなど買収名乗り  :日本経済新聞

 

老人施設に入居する人間は増える これが世間のコンセンサスで、頭打ちや行き詰まりに悩む人、あるいは濡れ手に粟を目論んだ人がこの20年老人施設に投資し続けてきた。

特養とかグループホームが、アパマン投資とおなじ感覚で行われ始めたのはここ10年だ。

 

俺の不動産にもたまに営業に来てる奴がいたけど、どいつもこいつも根っこは土建屋や不動産屋、怪しいブローカーのどれかで老人ビジネスの将来をそれが示唆していた。

特養が補助金と厚生関係の融資で建ってた頃は確かにおいしい話だったろう。

 

ところが財政の悪化に歯止めが効かない現在、補助金は徐々に先細りになり、介護や保険の内容はどんどん支援が手薄くなり利用できる人は先細りになるのが確実だ。

総人数の推移はともかくとして、人口比率で言えば利用者は減少する、これがすでに確定した事実と言っても良い。

ワタミ、介護事業売却へ 連続不審死事件の施設運営会社メッセージが買収検討 お荷物になる老人産業 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e8%a6%aa%e6%97%8f%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%96%e3%83%ab %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e7%a4%be%e4%bc%9a%e4%bf%9d%e9%9a%9c%e3%83%bb%e5%b9%b4%e9%87%91%e8%a9%90%e6%ac%ba %e7%9b%b8%e7%b6%9a %e7%8a%af%e7%bd%aa%e8%a2%ab%e5%ae%b3 %e6%b6%88%e8%b2%bb %e4%bd%8f%e5%b1%85 %e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%83%bb%e5%b9%b4%e9%87%91 %e4%bc%81%e6%a5%ad%e4%b8%8d%e7%a5%a5%e4%ba%8b %e9%ab%98%e9%bd%a2%e5%8c%96 health economy

 

当たり前の話で、20年前の閉塞感は、将来日本がまた元気になって子供達が金を稼ぐことを前提としていた。

夢にも彼らが派遣社員のまま一生を終えたり、リストラされて親子揃ってお荷物になるなんて考えていなかった。

 

本人負担が増加して、足らない金を追い足しする子供はワーキングプアの中高年童貞になり一家断絶、現在の仕事は派遣か介護士、これで将来介護施設に豊かな老人が溢れかえって収益がどんどん増加すると考える奴は頭がオカシイと言われてもしょうがないだろう。

 

地方ではガテン系が長らく支えてきた雇用は崩壊している。

今や介護がそういった雇用の一翼を担い、それが再び崩壊していく将来を予測せざるを得ない時代になった。

 

老人の支払う金で賄える範囲の人しか雇えない数字の公理を考えた場合、今の老人よりさらに貧乏な老人が生まれ、そしてその次の老人はさらに貧乏になっているという結果以外、現実的にありえないし帰納的に考えてもそうならざるをえない。

 

地方の雇用のクッションになりつつある介護は産業的に崩壊して、連鎖的に地方経済はより深刻な打撃を受ける。

スパイラル的に介護も何もかもを巻き込んでもっとひどい経済状況を生み出すことが確実という因子になってるわけで、すべての環境は老人ビジネスが崩壊するという結果を一致して示している。

 

出来ないものは出来ない。

すべての環境が結果を残酷に予測している。

 

ワタミは今まで有利子負債を使って介護に投資し続けた。

それがダメになることは代議士なら誰よりも知ってるはずだ。

 

代議士の家業で介護を真剣にやってるところがどれだけあるだろうか?

介護施設の建設を受注したり、土地を貸したりはしてるかもしれないが。

 

虎の子の売却というより、時限爆弾の解体に爆発物処理班を呼んできたという方がこのニュースに対しての解説は正解なのだと思う。

 

 

売却は意外と正しい判断だったワタミ 本業のチキンレースに勝ち残れるか?

 

結局のところ、ワタミの今から必要な投資は外食事業の再建、あるいはスクラップアンドビルド的展開だろう。

 

居酒屋事業での閉店と撤退で筋肉質になった企業体質と、撤退によって地方から忘れ去られるという時の経過が後押しして、別人になりすまして展開していけば恐らくなんとか立て直せるのではないか。

 

抜本的な問題として、田舎のマイルドヤンキーでもワタミと聞いた時点でなんとなくもやもやっと「ブラック企業なんだろw」と敬遠するようになってるのは現実だ。

B層にどうやって忘れてもらうか、姿を隠すかは今後の経営課題だろう。

 

そしてもう一つ、そろそろチェーン店の展開は居酒屋では厳しいってことだ。

 

例えば宮崎県で外様企業が焼き鳥のチェーン店をやるなんてのは、自殺行為に等しい。

瀬戸内海沿岸や太平洋沿岸で鮮魚メインのチェーン店というのも無謀としか言いようが無い。

 

つまり出店先に様々な属性があるにもかかわらず、何故か今までは一律で都市部から地方に発信していた。

でも食い物の質から考えたらそれはベクトルを逆にするべきだったのは今となっては誰にでもわかる課題だ。

 

無意味なメニューの統一をやめにして、地方ごとに最適化していく分社化方式がベストな選択になるだろう。

 

高知にワタミを出店して、北陸のカツオを売る意味があるだろうか?

愛媛にワタミを出店して、東北のハマチを売る意味もやっぱりないだろう。

新潟に出店して、美味しい米を売りにした居酒を展開するのは無謀じゃないのか。

 

そしてそういうメニュー展開の結果、魚を自力でさばけない奴が店を運営していた、外食事業としてよく考えたら異常な事業形態も改めるべき時代がやってきたってことだ。

 

そこらの鮮魚店で新鮮な魚を買えるのに、わざわざトラックで築地から運んでいた今までが狂っていただけの話だ。

今後そういう常識を転換していけば、あらゆる外食産業には大分改善の余地が有るはずだ。

 

総合居酒屋の不振は外食業界のニュースの中でもひとつの大きなトピックであるが、特に目立つ企業といえば「ワタミフードサービス株式会社」であろう。同社は2015年3月期決算の連結業績見通しで20億円としていた最終黒字を下方修正し、30億円の赤字に転落。結局3月1日付で社長が入れ替わると報じられたように、深刻な様子がうかがえる。また過労死裁判を巡ってのニュースがたびたび報じられる中で悪化した、マイナスのブランドイメージも赤字に影響しているといわざるを得ない。それを象徴するかのように、「ワタミ」の名を冠さない新しい居酒屋ブランドが数種誕生しているのをご存じだろうか。高価格路線の「銀政」や、逆に圧倒的コストパフォーマンスの「旨い屋」などがそれにあたるが、「炭の鳥子」という「わたみん家」と似たような業態も生まれている。今回はオープンから1年を迎えた、この「炭の鳥子」に訪問して実態を調査。「わたみん家」との違いを紹介するとともに、この新ブランドがワタミグループの救世主になれるのかをレポートしていきたい。

via: 不振が続くワタミ、「炭の鳥子」は「わたみん家」に代わり再建の起爆剤になれるのか。|ぶっちゃけどうよ! | FDN フードリンクニュース

 

 

関連記事

3
人の保守(ホモ)、普通の日本人が図鑑に登録されました。

第二の青葉は早期発見! コメントはログイン必須→ ログイン
3 Comment threads
0 Thread replies
0 Followers
 
Most reacted comment
Hottest comment thread
1 Comment authors
gundariにこまつ Recent comment authors
newest oldest most voted
にこまつ
Guest
にこまつ

文脈は概ね同意しますが、もうワタミである必要ないじゃないですか(笑)
地方の食材を足元見て買い叩き、都市部でソコソコの値段で提供する。
ワタミのビジネスモデルはもう崩壊したんです。

FCの居酒屋店長やるくらいなら、屋台引いてたほうが遥かにマシだっつーの。

迦陵頻伽
Guest
迦陵頻伽

1