生活保護者の巣窟、見る人が見れば金鉱脈
火はあっという間に木造の簡易宿泊所2棟を飲み込み、夜空を真っ赤に染めた。川崎市川崎区日進町の「吉田屋」から出火し、死者5人が確認された火災。火の手に追われた宿泊客は着の身着のまま建物2階の窓から次々と飛び降りた。「まるで地獄のようだった」。命からがら逃げ出した宿泊客は言葉を失った。
神奈川県警川崎署によると、死者の1人は職業不詳の市川実さん(48)。2棟の宿泊客名簿には計74人の名前が載っていたが、実際の宿泊客数は不明。無事だった宿泊客約50人は、近くにある別の簡易宿泊所などに移った。
複数の宿泊客が「玄関が燃えていた」「ガソリンが燃えたときのようなにおいがした」と話していることなどから、同署は放火の可能性もあるとみている。
via: 川崎火災 簡易宿泊所、放火の可能性も「ガソリンのにおい」 「こんな所で死にたくねぇよ」次々飛び降り (産経新聞) – Yahoo!ニュース
川崎の木賃宿の火事、燃え方が凄いなと思ってたら放火だったそうで。
川崎って東京に近い大きな街だとしか知らなかったけど、この手の木賃宿の巣窟らしい。
いまどき日雇い労働者の需要も派遣会社が埋めてしまって、元労務者の老人たちが生活保護を受けながら暮らす一種の福祉街になってたという。
もう少し北へ移動したあたりを地図で観察したら木賃宿の密集した木賃宿メッカになってるあたり、高度成長期~バブルの頭まで活躍した日雇い労働者が、多分15年かそこら前からここで死を待ちながら細々と暮らしていたんだろう。
一泊1000円しないマンスリーの住所提供場所として、結構良心的な福祉施設化してたことは容易に想像できる。
警察署の目と鼻の先のその手の古参施設に放火するトラブルは何だったのか?
ありえる線としては、ホームレスもどきの老人への嫌がらせで、ガキが犯行に走ったか。
あるいはアングラなトラブルの発生というところなんだろう。
ガソリンで放火ということは、携行缶にガソリンを購入したやつから必ず足がつくはずで、即刻警察に逮捕されるはず。
そういう情報がまだ出てないってことは、多分アングラなプロフェッショナルの犯行なんだろう。
かなり薄い入居者同士のトラブルの可能性
複数の宿泊者によると、出火直前に金の貸し借りをめぐる宿泊者同士のトラブルが目撃されたとの情報もある。市消防局は昨年8月に吉田屋、同6月によしのへの立ち入り検査を実施したが、「消防法違反に当たる指摘事項はなかった」(査察課)という。【松浦吉剛、太田圭介、国本愛】
入居者同士でのトラブルというのも噂に出てるらしいけど、仮に実行犯が入居者だったとしても動機がそのトラブルというのもまぁないんじゃないだろうか。
玄関にガソリン撒いて放火したというのが今出ている話だけど、それは一言で言えば明確な害意や殺意があっての行為で、1:1のトラブルでそんなことになるってことはまずないからだ。
貸した奴が債務者を殺してやろうと思ったのなら1:1で殺すのだろうし、借りた奴が債権者を殺すかといえばその可能性なんか無いに等しい。
もともと根無し草の生活が身についてる人がわざわざ殺したりしなくても、蒸発して次のドヤ街に流れていけばそれで済む話だからだ。
ホームレスや木賃宿の住人というのは一種の草食動物みたいな人々で、「排除圧力」「敵対的感情の衝突」から一生をかけて逃げ続けてそうなっていると言っても過言ではない。
つまり金の催促が嫌になったのなら姿をくらませるような人々で、発狂してガソリンを撒いて放火というのは、自発的意思でそれをやるとはとても思えない。
地上げに不向きな土地、揉める種は住人そのもの
「早くしろ」「手伝ってくれ」と怒号が飛び交い、「ガラスで顔を切って血が出ている人や足が不自由で逃げ遅れている人もいた。地獄のようだった」と語る。
炎は近くのマンションの7~8階くらいの高さにまで上がった。現場はマンションや民家が密集する住宅街。近くに住む男性会社員(43)は、吉田屋2階の角部屋で「こんな所で死にたくねぇよ」と叫んでいる男性を見た。「『飛び降りろ!』と呼びかけたが、その男性がどうなったかは分からない」と肩を落とした。
via: 川崎火災 簡易宿泊所、放火の可能性も「ガソリンのにおい」 「こんな所で死にたくねぇよ」次々飛び降り (産経新聞) – Yahoo!ニュース
これは地上げ関連の放火じゃないかという人がぼつぼつ居るけど、地上げの可能性はとりあえずはまず無いと言っていいだろう。
周囲を見た限り分譲と賃貸のマンションが入り組んでいるし、警察の目と鼻の先。
地上げでそれをやっちゃった場合、まず地権者の遷移は警察が見逃さないし、そもそも地上げの金額的出納が全く合わなくなってしまう。
分譲マンションが入った土地はもう再開発的利用価値は0というしかない。
元々坪単価いくらだったにせよ、建ぺい率・容積率目一杯の建築物を建てて、それが坪単価30万~で販売されて、個別に所有権が設定されている。
どういう利用用途にせよそんなものを再開発しても買収金額が合うはずもなく、バブルの時代でもそんな無茶はしなかったと思う。
じゃぁ何がアングラで揉め事の種になるかというと、昨今拡大の一途をたどる福祉・生活保護ビジネスの一環の可能性のほうが高い。
こういう古株の木賃宿ってのは、金額設定が良心的だからその手のビジネスの連中にとっては目の上のたんこぶだったはずだ。
つまり、施設を物理的に揺さぶって「生保の受け入れ」をやめさせてやろうと考えてる奴がいたんじゃないのかと。
仮にこれが脅しだったとしたら施設の再建もしないだろうし、入居者の老人たちに「お前らも焼き鳥になりてぇか」と噂でも流せばすぐに出ていくはずだ。
誰だってそんなところで死にたくないのは一緒だからだね。
早速行き場に困り始めた受給者
「火事だ」「逃げろ」--。悲鳴と火災報知機のベルが17日未明、夜の静寂を切り裂いた。多くの死傷者を出した川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所の火災現場では、火柱が30メートルにも達し、黒煙と焦げた臭気が街を覆い尽くした。火元とみられる「吉田屋」からは遺体の発見が相次ぎ、避難した宿泊者は今後の生活への不安を口にした。
昨今始めたような福祉ビジネスというのは、家賃補助だけじゃなくて生活費まで預かって徹底的に生保受給者を扱き上げるビジネスらしい。
反対にこうした木賃宿ってのは、宿泊費だけ払ってもらえたらそれでいいというビジネスで、生保受給者の安息の地と言ってもいいような場所だろう。
月に3万そこらの宿泊費を受け取ったらあとはご自由にというビジネスで、あくどい福祉ビジネスに流れて来て欲しい人々を相当数吸い上げていたと思う。
月に一人頭10万円以上の売上になる福祉ビジネスとしては、そういうところに居る奴も根こそぎ奪って金にしたいところなんじゃないだろうか。
一昔前に大阪で医療版のそういう事件が実際起きていたけど、ホームレス狩りを病院が自発的に行って、病気でもないホームレスを誘拐して適当な診断を出して薬を大量投与し、監禁して死ぬまで医療費を毟り取っていた事例があった。
川崎の現地の様子を知らないからなんとも言えないけど、同じような強引な手口で生保受給者に施設の移動を勧誘してたような事があったりするんじゃないだろうか?
当然自由な環境でローコストに過ごせる木賃宿のほうがそういう人々にとってはありがたいわけで、あまりうまく行かないだろう。
だとしたら目障りな施設を一発焼き討ちして、脅しの材料にしてやろうとアングラな奴が考えついてもおかしくない気がする。
いずれにせよまともでない奴がろくでもないことを目論んで放火したのが関の山のこの事件、思った以上に燃えちゃった結果が警察の本気を引き出したのは確かなことだ。
犯人にとっては想定の範囲外だろう必死の捜査で逮捕されて洗いざらい白状させられるはずだ。
小規模なぼやでも狙って放火したんだろうけど、警察と目と鼻の先で火柱をあげちゃったのはいかにもまずかった。
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