江田代表、松野幹事長、死体から逃げ出すシラミ達
維新の党の江田憲司代表は18日未明、大阪市内で記者団に対し、「大阪都構想」の賛否を問う住民投票で反対が多数を占めたことを受け、「(維新の)原点中の原点の政策が否定された。代表として責任を痛感している」と述べ、党代表を辞任する意向を表明した。これを受け、維新は同日中にも執行役員会を開き、対応を協議する。
江田氏は辞任の理由に関し、「けうな政治家である橋下徹大阪市長を引退に追い込んだ。サポートが不十分だった責任もある」とも説明。後任の代表人事については、松野頼久幹事長を推す考えを示した。
ただ、松野氏は取材に対し「まずは慰留する」と述べ、江田氏に代表続投を求める考えを示した。同時に「執行部全員の責任だ。代表が辞めたら、執行部の人事を入れ替えるのが組織としては当然だ」と語った。
鯉を〆る時に時に、真っ先に頭を落としながらはらわたを抜かないと身に寄生虫が移るし、ハンティングで獲物にとどめを刺したあと体温が冷え始めたらシラミやノミ、シラミがすごい勢いで逃げ出してくると言うんだけど、そのまんまの絵が都構想否決後の維新の会で起きてるみたいだね。
まぁ、橋下一つ看板の政党で、今まで口にした公務員の人件費がどうしたとか謳い文句の実現全てに失敗し、破壊するはずだった既得権益とやらは何も破壊できず文楽協会をやり玉に上げて揉め事の種になっただけだった実績からするとそれもしょうがないだろう。
最後の部分に都構想を持って行ってたのは、実は都構想そのものよりカジノ特区とかの方が大事だったってことだ。
それは合理化や公務員の人件費改革をぶち上げるならまず最初の一歩で都構想を住民投票にかけて統合とセットでやればよかったのに、今まで一回もそれをやらなかったという基本的事実が明白に証明している。
こうして沈みゆく船からネズミが逃げるのは仕方ないこととして、この手の議論でよく出てくる「既得権益」という単語の意味と、「都構想」に代表されるニューエイジ的セリフの中身は解説を通じて皆が知るべきことだと思う。
個人的には都構想には投票権を持ってないけど賛成で、なんで賛成かというと、正しいか間違いかは別として、そういう構想が美辞麗句に包んで隠している毒の側面が形として可視化されるからで、その結果が全国的にばらまかれたまやかしの正体を白日の下にさらすからだ。
大阪の公務員体質は確かに悪い。他人事ながら無駄も多いと思う。
都構想でたしかに少々は是正されるだろう。
でも大阪は商習慣や人間の考え方まで合理的とはいえない部分にかなり支配されている。
故に大阪全体が都構想で立ち直ることはなかっただろう。あくまで癌治療の痛み止め的効能しか発揮しなかったはずだ。
(とにかく大阪人は最初の一回の行動が遅いし実績主義。東京と大違いだと思う。)
老害VS若年というまやかし 都構想の本質は既得権益と対立軸の問題
大阪の橋下さんが俺は大好きやった。今回は橋下さんが負けたのではなく若者が老害に負けた。俺には直接関係のない話やけど、橋下さんほど人間的に活動した人は他に見たことがない。若者の重い心をつき動かせる数少ないカリスマを失うのは日本にとって大きな痛手になるやろうな。非常に残念です。
— ヒカル (@kinnpatuhikaru) 2015, 5月 17
意識高い人に限って大阪都構想を老若対決の対立軸で捉えて支持していたような気がするけど、意識高い人って案外足元見えてなかったり、データや書籍の中のきれいな世界だけしか知らない場合が多いんじゃないだろうか。
この都構想に象徴される新旧対決ってのは、基本的には既得権益VS対立軸の問題だ。
では既得権益とは何で、対立軸は何を狙っているのかを考えていない人じゃないとそうそう盲目的に支持できない場合の方が多いはずなんだけど。
橋下氏らが主張していた既得権益の場合、それはもっぱらパブリックな福祉の事を指していた。
小泉改革の時でもそうだったけど、既得権益を連呼する一方で彼らが言うような巨悪の実像が炙りだされたことがあったんだろうか?
知るかぎりではそんなものは一度もなかった。
竹中平蔵が炙りだした巨悪のはずの既得権益は、バブル崩壊以降の地盤沈下で倒産寸前になっていた単なる中小企業や小規模上場企業で、巨悪をイメージさせる既得権益の悪徳に相応しくない首吊り自殺などでフィナーレを飾っていた。
橋下氏が言う既得権益の場合、大阪のシラミをイメージする既得権機の実像は、高齢化が進む都市部の福祉がそれに当っていた。
既得権益を攻撃すると言って出てきたのが文楽協会とかどうでも良い三セクのミュージアムばかりだったのは、本当の既得権益をまじめに攻撃すると、公約に反して住民サービスを破壊することに着手せざるを得ず、それでは政治家としてやっていけなかったからだろう。
つまり既得権益なんてものは今までの日本で言うほど存在してなかったのが実像だ。
嘘だと思ったら高級住宅街を見て歩いてみれば良い。
どこにお城が建ってるんだろうか?
せいぜい建築費用に直して2,3億までの非常に日本的なレベルの豪邸しかお目にかかれないんじゃないかと思う。
日本で膾炙される既得権益の場合社会福祉やインフラに相当するものがそれで、それに少々役人がぶら下がって役得的に職員の椅子を確保してるだけってところなのが実情だ。
つまり若年VS老年をニューエイジVS既得権益に翻訳すると、一言で言えば既存の社会福祉や雇用のインフラをぶっ壊してその金をこっちに動かせってこと。
竹中が自慢する既得権益ぶっ壊しの結果、オリックスグループは未曾有の成長を遂げて資産を激増させ、人材派遣会社はボロ儲けの時代がやってきた。
ぶち壊された中小企業や小規模企業の経営は破綻し、経営者や上場企業の社員だった人は派遣会社に登録しダンボール工場で働いてみたり、商売仲間で集まって集団自殺したりしていた。
実例があるのに若年は学んでなかった。
その点では老害のほうがいくらかマシなのかもしれない。
そもそもそんなに既得権益が悪いというなら、筋金入りの既得権益の電力会社を解体するほうが先でしょ。
生活保護とか医療・介護とか、どうやったって切って捨てられないものに食って掛かるなんて時間の無駄で、ナンセンスだと思う。
大阪版の既得権益の対立軸は何だったの?
橋下氏の言う大阪の問題というのは、一言で言えば大阪市の金を大阪府に使わせろというのに集約される。
今のところ大阪市の税収というのは市が予算化して消化しているもので、大阪府にそれを左右する権限はない。
そういった福祉的なものを府で管轄して何を目論んでいたかというと、一言で言えば多額の公共事業に利用しようというものだ。
皆さんがお住まいの自治体の県庁所在地を解体して、その税収を県全体で使うという話を想像したらわかりやすいと思う。
同じ構想がまさに都構想なわけだから。
大阪府全体で見たらまだまだ未開発な市町村はたくさんあって、貝塚や和泉、長岡京や松原なんかその代表バッターだろう。
大阪市の税収を府で吸い上げたら当然ながら色んな事ができるわけで、「市の余分な物(既得権益)」を府で使ってしまえば大阪市以外の人はかなり得をする話だった。
多分大阪市で投票せずに大阪府で投票していたら都構想は成立していただろう。
維新の会の大立者は幹事長の松井氏なわけだけど、彼は大阪ローカルの大手電気工事会社が母体だ。
つまり大阪市の税収が府に移転してくれれば、合理化(笑)のためにいろんな設備投資が出来て、結果的に土建屋がボロ儲けするという筋書きだったはずだ。
意識高い人が集合して、元ヤンキーの集合体の土建屋を利するために必死で声援していたのは皮肉に見える。
カジノ構想にしても同じことで、新規の建設、機材の導入と儲け話の山。
浅く広く福祉でシェアする(既得権益)か、一回土建屋にばら撒いて福祉する(対立軸の主張)かの二択の話。
既得権益を壊す活動は別に悪くないけど、どっちの話にしても金をどうやって山分けしようかという話であって、大阪はお土地柄府も市も一体という概念を拭い去れないがためにやりやすい土地だったのかもしれない。
結局住民は否決したんだけどね。
カジノビジネスの現在に見る橋下構想の将来図
リビエラホテルの閉店(爆破解体)は残念。ラスベガスのゴージャスさイナタサさを担う今や貴重な存在だった。懐古厨は卒業しなきゃと思いつつも寂しい。 pic.twitter.com/Rx28d1KCgC
— 篠崎真紀 (@shinozakimaki) 2015, 2月 14
こうした利権の新旧対決で、新参側が分が悪いのは持続性がない主張しかしてないという一点に尽きるだろう。
竹中の利権新旧対決でも結果は明らかなわけだけど、近頃の新参側はもっぱらカジノビジネスを主要な出口政策に掲げている。
しかしカジノビジネスなんかで既存のシステムを破壊した穴埋めなんかできるわけがない。算数ができる殆どの人は理解できているはずだ。
テラ銭の徴収率を考えたら競馬場でも作って競馬を振興した方がまだましなレベルで、カジノ運営なんかで利益が出ないことは現在世界各地のカジノタウンが証明している。
バグジーがラスベガスを設立して以来の最古参、リビエラホテルも閉店・爆破解体されるらしいけど、カジノビジネスというのは既に世界的には供給過多になっている。
韓国のカジノも火の車、香港・マカオも青息吐息、供給をかなりきつく制限している欧州・地中海や、地の利がある南方のビーチリゾートのカジノが多少マシな程度だろう。
それでもサイパンとかあの辺のカジノは、旅行客の低迷で悲惨な業績なはず。
カジノ推進派と都構想支持派はだいたい一致してるけど、彼らは不都合な現実に目を瞑りすぎだ。
催し物で客を集めてカジノに人を誘致するとか、中国からの観光客を誘致するとか言ってるけど、ラスベガスのカジノなんかショービジネスの本家本元だ。
ハリウッド直結で人を手配できるところが不景気で閉鎖すると言ってるのに何を考えてるんだろうか?
そもそもショーを見にカジノに来るやつから利益が上がると思ってるのが狂っている。
カジノはあくまで極太の客からの巨額収益が利益の主要部分であって、安値で宿泊を提供してショーを見せる多くの泡沫客なんか経費の足しにもなってない。
だからリビエラが閉鎖しているし、ラスベガス全体で大赤字に転落した。
世界中の山ほどあるカジノが、限られた数のセレブを奪い合っている。
一晩で2,30億張って当たり前の客が来ない限り利益が出ない。
そして三セクが運営するという日本でカジノを作って、そんなセレブをまともに接客できるわけがない。
カジノの屋根の上にヘリポートがあって、ホテルからヘリで直結してるようなカジノを日本で作れるのか?
カジノ向けの慰安婦を養成するところから構想を練り直せって話だ。香港・マカオは現実にそれで勝負している。
観光資源でカジノ客を誘致するというのもあまりにも現実を無視している。
マルタ島のオールドシティーにあるカジノなんかまさに観光資源で客を誘致しているけど、お台場とか大阪の南港エリアにカジノを作って太刀打ちできるとは全く思えない。
自称グルメシティーの東京より今どき上海や香港のほうがよっぽど旨いものがあるし、それはヨーロッパでも一緒。ソムリエやメートルの能力もあっちは段違いだ。
本当は彼らはわかっているはずだ。
カジノ構想で儲かるのはカジノの建設と機械の納品、設備のメンテナンスだけだってことを。
だからカジノ運営は三セクでやろうと言っている。
儲かっているはずの地下鉄を民営化するというほど合理的な人が、どうして利益が出てしょうがないはずのカジノを三セクで運用するのかかなり怪しい。
一事が万事とはまさにこの事であって、多くの抽象的な新参利権側の主張は、持続性も怪しい上に金の行方が不透明すぎるがゆえに嫌気された。
それだけわかった上で俺は都構想が成立したら面白いと思っていたけど、支持していた自称若者のどの程度がそこまで考えた上で支持してたんだろうか?
老若対決というのは、長生きした分人間の本質を洞察している年長者と、世間知らずの甘ちゃんの対決という一点では正しいのかもしれない。
銭勘定と人間の欲、商売人の本質をわかっていたら彼らを維新の志士とは思えないはずだから。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
大阪府が仕掛けた「大阪都構想」という名の大阪市に対する敵対的TOB。結局のところ公開買付価格があまり魅力的ではなかったってことですね。仰せの通りカジノに関しては世界的に供給過多のマーケットで勝てる可能性は極めて低いし、増してや3セクでうまくやれるはずはない。反面、虎の子である大阪市営地下鉄は民間に手放すという何ともおかしなことをやっている。結局は軍荼利さんが仰せの通りカネのぶんどり合戦であり、松井一郎が電気工事業を営む大阪府下から大阪市を見て「あっ!その金欲しい!!」からスタートしたのが大阪都構想だったわけです。橋下徹は大嫌いですが色んな能力はある人だと思います。でも維新の会は彼以外がボンクラ過ぎて、都構想が成立していたとしても悲惨な将来が待っていたように思います。軍荼利さんはそれを見てみたいという意味で賛成とのことですが、大阪市内の湾岸区になる予定だったところに会社を構える身としてはちょっとこの構想は怖すぎたわけです。
カジノはダメだと思うが、俺は個人的には「賭場」をやればいいと思うんだけどね
Japanese TOBA
絶対これ流行るって
花札、おいちょかぶ、チンチロリン、賽本引き、手本引き、公務員が伝統的な博徒スタイルで壺振ればいい
野球賭博も出来れば組み込んで
飛田新地の側に作って、外人向けにGEISHAも用意してさ
絶対いいよこれ~
西洋かぶれのカジノとか誰も見向きもしないのは火を見るよりも明らか
俺も行きたいし外人も大喜びだろ
これぞCool Japanだね
@考える葦 さん
>それを見てみたいという意味で賛成とのことですが
遅かれ早かれ国全体でそういうことをやり始めると思うんで、「奇策に逃げ道なし」って学習する機会にはなると思ったんです。
でもよく考えたらそれが出来る奴は安倍に騙されることもないんだろうし、一緒なのかもしれませんね。
大阪経済全体で言えば、実需を主体のあの構造は今の日本の経済の中では沈没の一途だと思います。
大阪の所得の低下を指摘する人も多くいますが、肩を持つわけじゃないのですけどそれは維新がいようがいまいが私は同じ事だったと思いますね。
大町あたりの死滅した問屋街や、失敗した繊維シティーなど新大阪エリアの開発という歯抜けが埋まらない限りどうしょうもないでしょうし、企業が進出するしないというのも、制度的な魅力のあるなしは実はあんまり関係なくて、大阪特有の「知り合いたらい回し・村社会」がよそ者にとってアウェイすぎるからですし。
次世代が死んで、維新がレームダックになったことで野党の死に票がまとまる事は今回のプラスの面かもしれません。
今までの死に票が生き返るだけで野党側の議席は次の衆院選で大躍進するでしょう。
多分安倍はもう死んでも解散しないでしょうね(笑)
@迦陵頻伽 さん
それやるなら公務員じゃなくて博徒にやらせないと。
壺振りってマジで難しいよ。
思ったとおりに賽の目を出す超人みたいなテクニックなんか簡単には身につかない。
手本引きとかサイコロで超能力者みたいに札を読む奴とか、スイチで目読みが出来る奴やらほんとに居るんだから、博徒には。
男も女も外人が大喜びしそうな凝ったスミ入れてるし。
JAPANESE TOBAにJAPANESE YAKUZA解禁。
日本式のルーレットも人気化するだろうな・・・・
そうなると、現役博徒からヘッドハントか・・・
というか、伝統的な賭場なんて壊滅して、裏カジノもせいぜいバカラやブラックジャック、裏スロやってるイメージしかないけど、壺振りの技術継承は途絶えてるのかな
20年前にはそれなりに賭場も親しいところにあったのになぁ
@迦陵頻伽 さん
ところにもよるけど花札や手本引きは未だあると思うけどね。
ただ、西日本式のルーレットと同じで絶滅危惧種だろうね。
目読みができるような連中もあと20年弱で絶滅すると思う。
関西の沈没を目の当たりにしながら成長してきた世代ですけど
今の関西の沈没をどうこうするための策がちょっとおもいつかないですね
インターネット普及などIT革命以降、情報産業が重要になってから
逆に東京以外要らなくなったようなところありますし
新幹線で2時間台でいけるようなところに支社や拠点を置く価値が見出せません
何か仕事頼むならよっぽどのメリットがない限り電車で1時間ほどで打ち合わせできる周囲の人を使おうと思いますし
@千歳 さん
↑の考える葦さんなんかはよくご存知だろうなと思うんですけど、ある種の詐術を使ったりコネをうまく使わない限り大阪って起業の資本を集めるのが困難な街なんですよ。
もちろんそれはどこでやっても難しい物なんですけど、難易度が比較して高い上に金額もしょぼいし、決定も遅いんです。
そりゃ企業の数が増えないわけなんです。
東京が素晴らしいとも思わないし、コネが必要なのは同じだと思いますけど、決定が遅いのは致命的だと思います。
言及頂いたので再コメントさせて頂きます。実は私は元々東京出身で東京で勤め人をしていたこともあり、東京と比べて大阪は軍荼利さんが仰せの「決定が遅い」を日々痛感しています。大した金額でもないのに見積3回以上出し直すなんてことは日常茶飯事です。最終的に「最初に見積は何だったんだ!?」って価格でねじ込まれたり、ねじ込んだり・・。大阪人って自称”いらっち”で気が短いはずなんですが、ビジネススタイルは真逆で手間と時間をコストと思ってない人が多いですね。結構な電車賃かけて日本橋のでんでんタウンに電化製品買いに行って交渉の最後に「数百円値切ったった」ことを自慢げに語るのを聞かされると「は、はぁ・・・」ってなってしまいます。
また、当社は町工場を相手にする商社もしているのですが顧客を見ていると明暗がはっきりと分かれています。工場の親方と話していて『今は何でも中国、ベトナム、タイやろ?かなわんわぁ。そやけど技術では負けへん!』なんてことばかり言ってるところはダメですね。どんどん仕事減ってます。理由は”図面通りモノを作る”以外に独自の技術なんて実は無いからです。一方本当に独自の技術と設備を持っているところはとにかく忙しくて数年先まで大手メーカーのプラント受注しているという状況です。そして、前者は仕事が決まるのが遅い、後者は仕事を決めるのが早い。今後ますます勝ち負けがはっきりとしていくことでしょうね。本当に誇れる技術を持つ会社は仕事は増え続け、真面目なモノづくりだけが取り柄の会社は残りカスのメンテナンスくらいしか仕事が残っておらず、それすらも取り合い、食い合いを展開している。これでは地盤沈下するのは当たり前です。他方京都の優良企業はとにかく決定が早い。そしてコストについても超シビアです。同じ関西でもこの差は何なんでしょうね?
@考える葦 さん
「言うだけタダ」「とりあえず会ってみる」「知り合いを紹介して裏で印象を聞く」
この3つが大阪ビジネスのキーワードですよね。
言うだけタダというのは聞かされる方のコストを無視してますし、とりあえず会うと言ったって他人の時間をどう考えてるのかと。
「○○さん知ってはりますか」と言ってたらいまわし。
時間や手間で金を請求出来ない商売が中心だったからこうなったのではないかなーと思うんです。
京都の場合は大阪と大きく違う点は、衣料品と工芸品の重要な交易場所が成り立ちで、街で製造もやってましたよね。
つまりデザイナーとか職人の手間賃を織り込んでいかないと製造が成立しない街だったことが大きいんだろうと思うんです。
(大阪はその消費者だったので、プライスタグや売れ行きだけを考えてればよかったわけで。淀川を利用した交通で川船が有った時代から近かったですし。)
私は京都の人の閉鎖性や粘着質な性格が苦手ですけど、ビジネスの点では京都人のほうがやりやすい相手だと思います。
理解と納得を区別できているので、こと仕事の話だったら合理性を中心にして話し合う余地があります。
大阪の人がマネージメントする京都人の会社だけは絶対勘弁して欲しいですけどね。
なるほど!「手間賃」に対するコスト意識が京都と大阪の違いだったんですね。深く納得です。ありがとうございます。