田村厚労相は「サイトがどういう仕組みか調査し、事業者がベビーシッターの氏名、住所を把握しているか、事故があった際の保険に入っているかなどポイントを整理して利用者に注意を促したい」と話した。
一方、森雅子少子化担当相も同日、「法的整備がないところから発生する問題と思う。子供が安全で、保護者が安心して預けられる仕組みの構築を検討したい」と話した。
この事件で異様な話だなと思ったのが、預けた母親が無職だったってこと。つまり、ホワイトデーに出かけるためにあずけてしまったわけで、まずそれが原因で起きた事件だってことだ。
ただ、働いてたら子供を預けていいのかって話も内心思っていて、そもそもの話だけど、なんでわざわざ託児所に子供あずけなきゃいけないか、全然理解できない。
そうしなきゃ食っていけないんだったら子供を作らんほうがいいんじゃないか、ってことだ。
繰り返し指摘してることなんだけど、なんでわざわざ身寄りのない都会に無理やり居座って、そこで孤立世帯で働きながら子育てをするとか言い出すのか、全然わからない。
それはつまり、田舎に帰りたくないっていう自分勝手の話を土台にした生活設計なわけで、そんな生活形態を政府が推進する理由全くないし、そのために税金を使用してくれとか全く賛同が出来ない。
実際、動機が仕事だ教育だのの名前を借りているけど、動機の根源はホワイトデーにデートがしたかったこの母親と大体一緒なわけであって、自分の生活設計に現実を組み込んでないってだけだろ。
実際問題、財政難の大きな原因になっている老人向けの福祉とか、そういう人が都会に居座るから発生してるコストなわけで、日本人全体の問題として分不相応な夢を見るのをやめなきゃいけない時代に来てるんじゃないか?
砕けた言い方をしたら、親の介護とか子供の安全を都会で生活することと天秤にかけて都会での暮らしのほうが大事となってるからそうなるわけで、子供や老人が大事だったらやっぱり都会で居座るのをやめて実家に帰ったほうがいいと思うんだよ。
政府としては、「安心して子供を預けられる環境を推進します」という発言で察することができるように、今からもそういう社会システムを推進していくつもりなんだろうけど、いくら金があったって足りないって、そんな事やってたら。
少子化も絶対解決するはずがないわけで、ただで子供を預けられるような社会でも到来しない限り、いずれ金銭的問題で出生率は天井を打つわけで、やっぱり政府が推進しなきゃいけないのは家族制度のあり方への提言と、その答えを実現するための投資だと思うね。
子供を預けさせてくれという親も、安心して預けられる環境をという政府のどちらも目を背けているけど、日本人の子供や幼児は進化していった結果親がいなくても一人で育つような生き物にでもなったのか。
老人が進化して介護が必要ない特殊な生き物になり始めてるとでも言うの?
現実的にはそうはなってないわけで、子供は心情的な問題でいつも親を必要としているし、立つことも出来ない乳児はおむつの中にうんこをして、体が動かない老人が寝たきりになっている。
つまり生き物としての原理的な部分を無視して、絵に描いた餅の部分だけ推進しようとしたってそんな計画うまくいくはずがないと言うんだよ。
自己責任社会が到来する前に、鍵っ子という存在が社会的テーマになって、小学校とかに急造の設備が出来て、放課後教室というのが出来て親が家に帰るまで学校に居残れる制度が出来上がった。(まだやってんのかは知らない。)
その結果、核家族化はどんどん進んでいって自己責任が社会の共通言語になって、今までのローコストな育児や福祉というものは崩壊した。
この事実に我々が学ぶべきことは、人間は温かい人間同士のぬくもりとかそういうものを常に必要としているってことであって、帰るべき家庭にいつも誰かがいるという当たり前の絵図を崩してはいけないってことだ。
育ちから親との関係が希薄だった人々が増え、親子という基本的な人間関係の認識は変貌している。だからこそ介護というビジネスが巨大化し育児は社会問題になり今みたいになっている。
そして介護でも育児でもこの事件と似たような事件が頻発する。
繰り返す。人間の生態系は全く変わってないのに簡単な部分だけを頭で考え原理を無視した変更をする社会システムに持続性はない。人間は、他人のうんこを迷惑と思わずに片付けることは出来ない。
自分で産んだ子供の育児を楽にさせてくれという親。自分の親の介護はアルバイトのデイケアサービスに任せようという子どもたち。そしてそのために税金を惜しみなく出しますという政府。
そろそろいい加減にすべきじゃないか。人間は人間という生物が誕生した瞬間から人間だった。ここ30年50年で人間以上の何かに進化したわけでもなんでもない。
存在の原理を無視した錯覚はいい加減でやめにするべき。
結論:育児も介護も絵空事で語りすぎ。人間の生き死には甘くないっていう現実こそ政府は周知しろよ。
昔は託児所や保育園ってのは、
それがなきゃ困る一部の人向けのニッチな存在だった。
確かにマイノリティーにとって不便な社会だったろけど、
その利用者がマジョリティになる社会ってやばいと思う。
↓関連記事↓
- 甘利担当相が春闘を評価「消費税増税ごまかせる、まだまだアホから絞れる」”無能という生まれながらの重罪、刑罰は終身刑”朝三暮四喜ぶ日本人
- 柏通り魔連続殺傷事件「チェックメイト!」捜査員に不敵に絶叫、狂気むき出しの顔 犯人は追い込まれた無職の24歳 竹井聖寿 容疑認める
- 【ロスジェネの逆襲】 「俺を見て笑ったな」 ゲーム会社「ジープラ」で社員の男性2人、派遣社員に刺される 容疑者には通院歴あり 東京都六本木
- 「私、逮捕されるんでしょうか」『はい、ブタ箱行きです』「大雪りばぁねっと。」元代表岡田栄悟爆笑の逮捕劇 復興支援金7億9千万円流用の疑い
- ”若者は安倍政権に不満ないのか??” フェアネスを無視し、貧困と戦わず貧乏人と戦う奇妙な政権
- シングルマザー・貧困女性に『男』は何ができるか ”「社会保障が風俗に敗北」貧困のために風俗で働くことになった若年女性、NHKが特集”
- ”介護の兄嫁に『食事まずい』など暴言” 激怒し車椅子の弟刺殺、兄逮捕 激増する老人トラブルと家族の形
- 格差蔓延する日本社会 ”所持金91円”の男、ベルトに包丁2本差しで交番へ 生活苦で「逮捕されたい」 富山
- 生活保護を描く漫画家「弱い人が弱い人を叩くのが今の現実」 弱い者いじめの煩悩を除夜の鐘で捨て去るべき
- ライフライン止めるってことは死ねってことだろ ”31歳団地女性はなぜ餓死したか ライフライン止まった部屋、マヨネーズの空容器だけ” 大阪市東淀川区
物袋勇治容疑者
根本的に育児の何を指導したらいいか理解できてない政府
保育施設で2歳男児死亡 8カ月の男児も病院で手当て 埼玉
フジテレビ系(FNN) 3月17日(月)12時5分配信
埼玉・富士見市の保育施設に預けられていた2歳と8カ月の2人の男の子が、部屋で倒れているのが発見され、2歳の男の子は、死亡が確認された。8カ月の男の子は、病院に搬送され、手当てを受けている。神奈川県警は、部屋にいた男性が、何らかの事情を知っているものとみて、任意同行を求め、事情を聴くことにしている。
任意同行されているのは、富士見市東みずほ台の「シッターズネット」の関係者の20代の男性。
警察によると、3月14日、2歳と8カ月の2人の男の子の母親が、2人を男性に預け、16日、引き取るはずだったが、男性と連絡が取れず、警察に届け出たという。
警察で捜査を進めたところ、男性が富士見市内にいることがわかり、17日朝、部屋から出てきたところで声をかけ、その後、現場を確認したところ、2歳の男の子の死亡が確認され、8カ月の男の子は病院に搬送され、手当てを受けているという。
警察は、男性が、男の子らの死亡について事情を知っているものとみて、任意同行を求め、事情を聴く方針。
埼玉県富士見市東みずほ台のマンション一室で、ベビーシッターに預けられた男児の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は18日午後、ベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者(26)を死体遺棄容疑で逮捕した。同日午前、物袋容疑者が「保育室」として使用していたとみられるこの部屋を同容疑で家宅捜索し、裏付けを進めていた。
県警によると、死亡していたのは横浜市磯子区の無職女性(22)の長男で山田龍琥(りく)君(2)。県警は18日に司法解剖して死因を調べる。一緒にいた次男(8カ月)は保護され、目立った外傷はない。
これまでの県警の任意聴取に対し、物袋容疑者は「帰す予定の16日の昼に薬を飲んで寝てしまい、翌朝に目覚めると亡くなっていた」と説明しているという。
県警は、死亡した龍琥君の遺体を物袋容疑者が放置していたとみて18日未明、死体遺棄容疑で逮捕状を請求した。遺体は保育場所の3LDKマンションから見つかり、場所を移すなどの具体的な遺棄行為が見られないため、証拠の積み重ねに向け並行して捜索を実施したとみられる。
物袋容疑者が代表を務める保育事業の「本部」は、両親が住む横浜市磯子区の団地の一室で看板も掲げられていない。物袋容疑者の母親(50)は17日夜、毎日新聞などの取材に「16日昼に電話で話したが『今日は休み』と言っていた。子どもの声もしなかった」と語った。
母親によると、物袋容疑者は子ども好きで、横浜市緑区の保育園で勤務していた。昨年11月ごろに現在のような保育サービスを始め、通信教育でベビーシッターの勉強をしていたという。「貯金をして開業資金にした。息子に保育士の資格はないが、保育園で補助作業の経験はある」と説明した。
昨年11月までは両親と磯子区の団地で暮らしていたが、「仕事が忙しくなった」として埼玉県富士見市に転居し、保育拠点も龍琥君の遺体が見つかったマンションに移していた。母親が手伝いに行くこともあったという。
保育事業は、自治体への届け出が不要な5人までしか子どもを預からない規模で運営していたという。母親は「息子は仕事が楽しいと話していた。事件はショック。何がなんだか分からないが、正直に話してほしい。亡くなった子の親には申し訳ない」と肩を落とした。【松浦吉剛、高木香奈】
埼玉県富士見市東みずほ台のマンション一室で、ベビーシッターの20代の男に預けられた男児の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は18日、男が「保育室」として使用していたとみられるこの部屋を死体遺棄容疑で家宅捜索した。県警は男について同容疑での逮捕状請求手続きを進めているが、さらに容疑を固める必要があると判断した。
県警によると、死亡していたのは横浜市磯子区の無職女性(22)の長男で山田龍琥(りく)君(2)。県警は18日に司法解剖して死因を調べる。一緒にいた次男(8カ月)は保護され、目立った外傷はない。
これまでの県警の任意聴取に対し、男は「帰す予定の16日の昼に薬を飲んで寝てしまい、翌朝に目覚めると亡くなっていた」と説明しているという。
県警は、死亡した龍琥君の遺体を男が放置していたとみて18日未明、死体遺棄容疑で逮捕状を請求した。遺体は保育場所の3LDKマンションから見つかり、場所を移すなどの具体的な遺棄行為がみられないため、死亡時刻など証拠の積み重ねが必要となっているとみられる。
男が代表を務める保育事業の「本部」は、男の両親が住む横浜市磯子区の団地の一室で看板も掲げられていない。母親(50)は17日夜、毎日新聞などの取材に「16日昼に電話で話したが『今日は休み』と言っていた。子どもの声もしなかった」と語った。
母親によると、男は子ども好きで、横浜市緑区の保育園で勤務していた。昨年11月ごろに現在のような保育サービスを始め、通信教育でベビーシッターの勉強をしていたという。「貯金をして開業資金にした。息子に保育士の資格はないが保育園での補助作業の経験はある」と説明した。
また、昨年11月までは両親と磯子区の団地で暮らしていたが「仕事が忙しくなった」として埼玉県富士見市に転居し、保育拠点も男児の遺体が見つかったマンションに移していた。母親が手伝いに行くこともあったという。
保育事業は、自治体への届け出が不要な5人までしか子どもを預からない規模で運営していたといい、母親は「仕事が楽しいと話していた。事件はショック。何がなんだか分からないが、正直に話してほしい。亡くなった子の親には申し訳ない」と肩を落とした。【松浦吉剛、高木香奈】
◇サイトの実態、厚労省調査へ
インターネットのベビーシッターのマッチングサイトを通じ預けられた2歳男児が遺体で見つかった事件を受け、厚生労働省は18日、同様のサイトの実態調査に乗り出す方針を決めた。田村憲久厚労相が閣議後の記者会見で明らかにした。問題点を把握し、同省のホームページなどを通じて利用者に注意喚起を呼びかける。
ベビーシッターは国の資格や事業者の届け出が必要ないため、厚労省はマッチングサイトを含め実態を把握していない。
田村厚労相は「サイトがどういう仕組みか調査し、事業者がベビーシッターの氏名、住所を把握しているか、事故があった際の保険に入っているかなどポイントを整理して利用者に注意を促したい」と話した。
一方、森雅子少子化担当相も同日、「法的整備がないところから発生する問題と思う。子供が安全で、保護者が安心して預けられる仕組みの構築を検討したい」と話した。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
三人の子をもつ親です。
まず、どんな事件・事故だろうと子供が亡くなることほど悲しいことはありません。
彼らが自ら命を絶つなんてことはないだから。
存在の原理。
いい言葉ですね。
@pop1281 さん
>彼らが自ら命を絶つなんてことはないだから。
同時に外界の悪意から身を守ることが出来ないからこそ親になることは重いと思っています。
簡単に託児だの、育児だのというアウトソーシング。
発育途上か、老化によって丸裸になった人間を無造作に「預けて働こう」という発想となんの審査も行わずにそのシステムを作る安易さに激しい抵抗を覚えます。
たしかに、働いて上等な生活をするためにあったら便利なのは認めますけど、そこまでして追求する生活の質って何なんだと思いません?
もう社会のシステムは変容してしまったあとなので、所詮今更論なのは知っていても違和感は拭えないですね。
管理人さんの指摘は鋭い意見だと思いますが、もう既に遅いと思います。
20年前か30年前に言っておくべきことでしょう。
もはや「実家」とか「田舎」とかいうものをもたない人間が大半を占める社会になっているわけですよ。
「なぜ田舎の実家にいないのか」とかいう以前に、そんなものはないのです。
@匿名
田舎の実家ないってほんまでっか?
それとも付き合いがそれだけ希薄になったってことかな。後者なら俺も同意です。
それについて俺は過去記事から「政府は核家族化を巻き戻すことに予算を使うべき。老後福祉も児童福祉もこのままでは維持不可能」と言い続けてます。