実行犯、英出身ラッパーか 「イスラム国」米記者殺害
朝日新聞デジタル 8月24日(日)20時28分配信
シリアやイラクで勢力を広げる過激派組織「イスラム国」が米国人ジャーナリストのジェームス・フォーリー氏(40)を殺害した事件で、英サンデー・タイムズ紙(電子版)は24日、英当局が特定した実行犯とされる男は、ロンドン出身の23歳とみられると報じた。
同紙によると、男はロンドン西部の高級住宅地に昨年まで家族と住んでいたが、その後「ジハード戦士」になったとみられる。
一方、英インディペンデント紙(電子版)は、男は英国ではラッパーとして活動し、治安当局への不満を歌っていたと伝えた。男の父親はエジプト出身で、1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館爆破事件に関わった疑いで、2012年に米国に引き渡されていたという。
英国では、殺害の様子を撮影したビデオに映る実行犯について、英語のアクセントからロンドン出身ではないかと衝撃が広がっていた。(渡辺志帆)
このニュースでちょっとだけびっくりしたのが、案外西側社会って「テロリストガー」ばっかり言う奴が多いことだね。
どうして憎しみが発生するか理解できてなかったからこそ9・11が起きたのであって、そろそろイスラム側の主張に耳を少しでも傾けるべきなんじゃないかと思うけど。
9・11の時に馬鹿な話だと思ったけど、「これは戦争だ!」とかブッシュが言ってたけど、先に自分らがミサイル打ち込んどいて戦争もクソもない。
とっくの昔に戦争というのは始まっていて、マヌケなことに自分が攻撃されるってわかってなかったってだけ。
向こうからしたら臨戦態勢で「いつかあいつらの街にでかくて熱いのを一発打ち込んでやる」とマジで思ってたわけで、いつ起きるのかだけの問題だった。
そして9・11にかぎらずイスラム側から見れば自分たちの宗教的自由に対して資本や自分の国益を振りかざして弾圧を加えている連中に対して心理的摩擦が発生しないはずがないわけで、とりわけそのシステムの潤滑油である金融を狙わないはずがなかった。
東京大空襲にかぎらず無差別爆撃を正当化するために日本軍の重慶爆撃やゲルニカを例に出した故事にならって、彼らは彼らで今まで殺された市民の死を正当化の材料として持っている。
テロではなくて報復合戦であり、厭戦気分を巻き起こすための方便としての兵站・銃後の攻撃なわけだ。
金融にかぎらずジャーナリズムやメディアだって無論対象になるわけで、彼らの主張の骨子である「キリストの教義でイスラムを裁くな」を少しでも目に見える形で見せようとしたら必然的にああなるに決まっているんだよ。
そして今現在、立ち上がったイスラムに西側に移民していた人たちの子孫が義勇兵として万を超える単位で参加してるらしいけど、これだって当たり前の話だ。
収容政策として、在米日系人と中南米で行った日本人狩りの強制収容の成功を思い描いてたのかもしれないけど、イスラム教徒は日本人ほど従順でもなければ今の人権感覚であそこまでの無茶はできなかったわけだ。
つまり家族や恋人がアブグレイブの向こうに連れ去られて文字通り強制収容され、どうなったかですらしれない人々が現実にいて、残された家族は憤ったまま自由を持ってそこにいる。
皆が皆とは言わないけどそりゃ何割かの人は立ち上がって当たり前で、不景気で仕事にさえあぶれた若者は怒りを抱えたまま義勇軍に応募するんだろう。
これを法や自分たちの宗教感覚で裁けると思っている方が大間違いなわけで、もう少し原理的な人間心理を直視すべき時がやってきているということだ。
カダフィ大佐を失脚させ、イラクを叩き潰し、彼らが自由に活動するための基盤は西側が自分で作ってきた。
箍が弱体化したらあの物差しで引いたような真っ直ぐな国境線の是正運動と、今までいないことにされていた民族や部族が蜂起するのは必然だ。
はっきり言ってアメリカのテロとの闘いに出口なんかあるわけがないし、第三国としては付ける薬のない泥沼闘争として遠くで見守る以外できることはありはしないだろう。
事ここに至ってどういうふうに解決を模索していくかといえば、民主主義至上主義を一回忘れることで、イデオロギー闘争だった冷戦が終わったことをもう一度総括するべきだろう。
共産主義と自由主義のせめぎあいだったあの冷たい戦争は終結した。
今度は何で争っているのか?自由主義が唯物論と法至上主義を振りかざしてコーランとファトワに殉じたい宗教と対立し、命もいらない戦士を生み出し続けている。
自由主義の骨子は自由なことであって、自由を推進するために「人の勝手」に制限を加えていることが大間違いなのだってことをまじめに考えるべき。
原理主義が嫌な人も宗教政治より世俗政治がいい人もそりゃたくさんいるんだろう。
しかしそれは彼ら自身で新しい妥結を生み出さなければ前に向かって進まないのであって、デファクトの押し付けはさらに激しい闘争を生む。
親父がアメリカに連れ去られて安否も知れず、
自分は浪人としてロンドンの場末で生きている。
で、大人しくしてろって?無理だよそれ。
そもそも移民を自分の欲得ずくで連れてきたのが悪かったんだよ。
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殺害されたフォーリー氏、意志の強い男だった―仏人記者が明かす
ウォール・ストリート・ジャーナル 8月22日(金)11時27分配信
【パリ】シリアのスンニ派過激組織「イスラム国」の人質となりこのほど処刑の映像がインターネットに掲載された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏と、同じく人質として数カ月間行動を共にしたフランス人ジャーナリストがいたことが分かった。
この人は、フランスのラジオ放送「ヨーロッパ1」記者のディディエ・フランソワ氏で、昨年6月にシリアで「イスラム国」に拉致され、同年9月から今年4月までフォーリー氏と同じ部屋に監禁されたのち解放された。フランソワ氏はヨーロッパ1に対し、「彼は並外れた男だった。優れたジャーナリストであり、非常に困難な状況にあってもくじけない強い男だった」と話した。
フランソワ氏は、別の3人のフランス人ジャーナリストとともに解放されると、すぐにフォーリー氏の家族と米当局に連絡をとり、フォーリー氏の情報を伝えたと語った。
米政府高官は、米軍特殊部隊が今夏初めに、シリアで「イスラム国」に拘束されたフォーリー氏など米国人の救出作戦を実施したが、失敗に終わっていたことを明らかにした。フランソワ氏は、これまでシリアでフォーリー氏と会ったことは「安全上の理由」から公にしてこなかった。「イスラム国」は、フォーリー氏のことを明らかにした場合には報復として他の人質を罰すると警告していたからだという。
フランソワ氏によれば、「イスラム国」はフォーリー氏のラップトップ・コンピューターを調べ、彼の兄弟が米空軍にいることを発見したことから、彼への取り扱いが他の人質に比べ厳しくなった。「解放される前にフォーリー氏を最後に見たとき、彼は壁を背に十字架に張り付けられているようなポーズをとることを強制されていた」という。
シリアで人質になり、フォーリー氏と共に数カ月間拘束されていた別のフランス人記者ニコラ・エナン氏は英BBCとのインタビューで、フォーリー氏は米国人であることがマイナスに働いていることが分かっていたと話した。エナン氏はまた、「多くの国がイスラム過激派と交渉をしている。そうした国が人質の解放について交渉しているのかどうかは分からない。ただ、米国や英国などは交渉せず、国民を危険にさらしている」と述べた。
via: 殺害されたフォーリー氏、意志の強い男だった―仏人記者が明かす (ウォール・ストリート・ジャーナル) – Yahoo!ニュース
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この記事には直接関係ないのですが
ちなみにネトウヨ記事に貼ろうものなら
ネトウヨが大挙しそうなサイトです。