おすすめアーカイブ

カテゴリー

大和ハウス、ユニクロと物流事業で提携 港湾・ベイエリアの物流施設活用事業展開 「食い尽くした」店舗需要、暗雲かかる消費経済

  1. 経済
  2. 164 view

カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングと大和ハウス工業は14日、物流事業で提携したと発表した。共同出資で新会社を設立し、ファストリのネット販売の注文を、リアルタイムでの発送などに取り組む。まず東京都江東区に専用の物流集約倉庫を平成28年初めにも竣工させ、運用に入る。

 ファストリの柳井正会長兼社長と大和ハウス工業の大野直竹社長が同日午後、東京都内で記者会見した。

via: Yahoo!ニュース – ユニクロのネット通販、即出荷へ ファストリと大和ハウスが物流で提携 (産経新聞)

 

大和ハウスの事業というのは、不動産の近未来動向の予測に非常に役に立つものだったりする。

住宅メーカー他社と比べて機敏にいろんな事業を展開する会社で、腰の軽さでは業界一だろう。

早い段階で住宅専業から足を洗って、店舗開発・商業用地開発に手を出して他の企業とは一線を画した業績を上げてきた。

大和ハウス、ユニクロと物流事業で提携 港湾・ベイエリアの物流施設活用事業展開 「食い尽くした」店舗需要、暗雲かかる消費経済 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e6%b6%88%e8%b2%bb soho%e3%83%bb%e8%87%aa%e5%96%b6 domestic economy

 

↑の画像の通り、延べで3万3千293軒の店舗の開発を(多分)2000年以降で行ってるわけだけど、本格化したのが確か2004~5年位だった。

この店舗数を見ての通り、一店舗の年商1億で計算しても3兆3千293億円分の売上相当の商業施設を開発して、そろそろ消費の需要は食い尽くしたという判断なんだろうね。

 

大和ハウスだけじゃなくて、いろんな業者が様々な形で土地開発を行いまくって、もう伸びる余地は見込めないということがこのニュースの重要な部分だろう。

なんせ物流なんてのは、がっちり古い企業が施設を握りこんでいるもので、儲けの少なさも折り紙つき。

せいぜい、経常で7~8%利益が出せたらいい方だろう。

 

それでも手を出したってことは、今後の需要動向で一番利益が出せる分野がそこにしかなかったってことで、景気に関してもっとも重要な地価の動向にかなり重たい暗雲がかかってることを示唆してるニュースだ。

 

反対に、こうやって物流の統合や新規の港湾開発が見込めるようになった分、乙仲・沖仲仕・倉庫会社、船会社、陸運は多少なりともいい影響をうけるはず。

特に港湾倉庫に投資して不良債権化していた会社にとっては、チャラで荷物をおろせるいい機会なのかもしれない。

 

株式銘柄で言えば山九(9065)、大運(9363)、ケイヒン(9312)、このへんは何かしら面白い動きが出てくるかもしれないね。

特に大運はたしか阪神の港湾に相当の設備を持っていたはず。

かなり前に知り合いがグループで猛烈に買い集めて仕手戦をやっていた銘柄で、手垢はつきまくってるんだけどね。

 

 

大和ハウス、ユニクロと物流事業で提携 港湾・ベイエリアの物流施設活用事業展開 「食い尽くした」店舗需要、暗雲かかる消費経済 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e6%b6%88%e8%b2%bb soho%e3%83%bb%e8%87%aa%e5%96%b6 domestic economy

 

消費が伸びる、じゃなくて単に方向性が変わる話で、
しかもそれを集約しようという何の伸びもない話だからな。
経済的には非常に気が重くなるニュースなんだよこれ。

 

 

大和ハウス、ユニクロと物流事業で提携 港湾・ベイエリアの物流施設活用事業展開 「食い尽くした」店舗需要、暗雲かかる消費経済 %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e7%b5%8c%e5%96%b6 %e6%b6%88%e8%b2%bb soho%e3%83%bb%e8%87%aa%e5%96%b6 domestic economy

 

↓関連記事↓

 

 

 

新しい物流体制では、ネット販売の場合、物流倉庫から直接購入者へ即日配送するため、これまでよりも納入期間が短縮できる。さらに、店舗での売れ行き状況を把握して、欠品が出ないような商品配送を図るとしている。

 全国に物流倉庫を整備するほか、海外展開も図る。このため、大和ハウスは私募リートを組成し、物流倉庫の開発を進める。

 アマゾン、楽天のほか、ファッション通販の「ZOZOTOWN」を展開するスタートトゥデイなどは、いずれもネット通販で、即日出荷などスピード配送の体制強化を進めている。

via: Yahoo!ニュース – ユニクロのネット通販、即出荷へ ファストリと大和ハウスが物流で提携 (産経新聞)

 

大和ハウス工業はファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長)と共に、東京都江東区有明1丁目にファーストリテイリング専用の物流倉庫を建設する。両社共同出資による物流事業会社も設立し、顧客の多様なニーズに対応できる、多機能な物流拠点を中心とした新たな物流スキームの構築をサポートする。
 開発にあたっては、大和ハウス初の私募リートを組成して、物流拠点の用地取得、開発のための資金調達を行い、ファーストリテイリングの物流スキームの構築をサポートする。更に、共同出資で設立する物流事業会社が、ファーストリテイリングの物流業務も担う。
 大和ハウスでは、同社オリジナルの免震システムや非常用電源などのBCP対応に加え、壁面緑化や周辺緑地整備などの環境配慮を施した最先端の物流施設を計画。地上6階建て、延べ床面積11万2402平方メートルの規模で2016年1月完成予定。
 大和ハウスは、1990年からファーストリテイリングの店舗開発に取り組んでおり、これまでに550店舗の開発をサポートしてきた。

via: Yahoo!ニュース – ファーストリテイリングと共同物流事業で大和ハウスが私募リート (住宅新報)

 

関連記事

米国アジアの最重要パートナーは?  1位…

まぁ、日本人でさえ現状認識がまともな人はそりゃそうだろうなって結論なんだけど、むしろ、貿易相手先としてアメリカにとってメキシコ以下の取引額になってきた日本が二位って時…

  • 112 view

人の保守(ホモ)、普通の日本人が図鑑に登録されました。

第二の青葉は早期発見! コメントはログイン必須→ ログイン