”和食のカリスマ”久田雅隆氏、従業員の睾丸を破壊して逮捕　笑顔の裏側の現実

警視庁麻布署は２２日までに、入店したばかりの従業員に暴行し大ケガをさせたとして傷害の疑いで、東京・南麻布の高級日本料理店「割烹久田」の経営者で料理人久田雅隆容疑者（５４）＝渋谷区恵比寿＝を逮捕した。久田容疑者は「和食のカリスマ」としてテレビ番組にも出演していた。

　逮捕容疑は４月、店内で板前見習いの２０代男性に「朝のあいさつがない」と言って右肩を突き飛ばし、股間を蹴って「左精巣破裂」の全治１カ月のケガをさせた疑い。「蹴ったと言われればそうかもしれない」と供述しているが、傷害容疑は否認している。

　同署によると、男性は事件後に店を辞めたという。同署は、修業の一環だとして暴行を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

via: 和食のカリスマ逮捕　従業員に暴行、ＮＨＫ「あさイチ」出演取りやめ ― スポニチ Sponichi Annex 社会

睾丸を破壊しちゃって逮捕と言うんだけど、飲食店と言うのはとりわけ体罰やアナクロなシゴキの多い業界で。

これが大きくなったのがワタミだったりする。

つまり飲食というのは案外ブラックな業界で、店でみんなが見る笑顔とは別な世界が展開されている魑魅魍魎の裏側を持っている。

ところで、ブラックと言われる業界で、いわゆる言葉通りにどうしょうもない業界、例えばエンジニアにとってのIT業界（エンジニアが居ないとお話しにならないのに最も待遇が低い）やその手の業界があるのは事実として、ブラックには実はもう一つ別な種類があったりする。

それはお客さんと店員・社員の生活レベルや行動形態が著しく異なっている業界だ。

飲食店にかぎらず、銀行とか証券会社もブラックと言われやすいけど、ブラックと言われ始める端緒はその客と社員のギャップにある。

銀行だって、飲食店顔負けに体罰やら怒鳴ってめちゃくちゃ叱ったりという事がある業界で、自分で立ち寄った銀行の応接室の横から貸付係長とかが物を投げつけて部下を怒鳴りあげている声が聞こえたりとか時々ある。

役員会で光通信並の恐ろしいやり取りで頭取が発狂していたりなんてのも珍しく無い。

証券会社だって、末端の支店では軍隊みたいな組織を構成してとてもまともな民間企業とは思えないガバナンスだったり当たり前だ。

銀行のブラックなんかは、客は店員のミスによって会社が倒産したりとか本当にありかねない業界で、自覚がない社員さんは案外本気でやばいスイッチを押していたりする。

IT化が行き渡った現在ではいくら何でもそんなことないんだろうけど、給与振込の実行を忘れていて全社員の給料が遅配になった会社の社長が銀行に怒鳴りこんで壮絶な大暴れをしたのを目撃したことがある。

（担当の社員が伝票の処理を忘れて、喫茶店にこもって漫画読んでやがったらしい。手形の処理で体が震えるようなミスが発覚した朝9時半とかあるあるらしい。）

つまり、客に対して提供することが当たり前の「お約束」部分に無自覚な奴が混入してしまったら、致命傷になる打撃をガチで受ける業種が、お約束部分に無自覚な社員に対して行った行為からブラックが始まっちゃうわけだ。

その点では高額な飲食店ほどブラックな噂が立ったり怨嗟の声が上がったりする蓋然性が高くなる。

飲食店で板前になろうとかコックになろうと思ってる奴のDQN比率は高い一方で、客単価が2万3万の店に来る客はそういう人間に不快感を感じずに居られない人間だ。

そういう連中の多くは、なぜか「頭がいい人」「金持ちのお客さん」「いっぱい社員を雇って頑張っている」客をリスペクトしてるので接遇面では案外問題がない場合が多いけど、厨房の中では口だけで躾ができないなんてのは珍しくもない話なんじゃなかろうか。

「何やってるんだお前は！」と怒鳴っても、言い返すどころか殴りかかってくるような糞ガキも居るらしいし、規則正しい生活が身についてないから、早起きして市場に仕入れに連れて行く段階でトレーニングが必要だったりもするらしい。

なにより、言い聞かされて教育される事に反発し続けてきた連中の根性を叩き直すのに、口だけでは不十分だと彼らの今までの人生が物語っちゃってるわけで、こればかりは哀しいけどどうしょうもないのが現実なんだろう。

徒弟制度なんて言うけど、実際に見ている面倒ややっている教育の幅を考えたら、渡世の世界の親子関係に類似してると言えなくもないんじゃないか。

金玉を蹴り潰したなんてのは流石に話しにならないけど、こういうニュースに発狂する前に消費者側がちょっと考えたほうがいいことってのは多々ある。

何気なく食ってる野菜は、時給300円でゴミ捨て場のような家に住まわされている外国人研修生が一生懸命育てた作物かもしれないし、何の気なしに履いている靴下はベトナムで貧困で塗り固めたような村で暮らしている子供が作ったものかもしれない。

口の中でとろけるトロは、板子一枚下は地獄という世界で、５階建てのマンションみたいな波が押し寄せてくる海で誰かが捕獲してきたものだ。

そこを考えた時に「何が間違っているのか」を自分で正しくジャッジするきっかけが掴めるんじゃないかと思う。

制度が近代化してもシステムが洗練化されても、
人間がやはり人間なのだという現実だけは動かしようがないんだよな。

(ヤンマガKCスペシャル)” style=”border: none;” />

↓関連記事↓

• イケダハヤトはなぜサラリーマンに嫌われる？共感の生物、賃労働者の実態
• 徴兵制コスパ・技能論に終止符　「国を守るためボランティア出来るはず」　サイバー防衛で４万人のエンジニア、５年で育成
• 人手不足で老人福祉施設が大量倒産というデマが流行に　減少し始めたデイサービス・訪問介護
• 上がった？下がった？　給与分布に見る不景気の原因　泥棒の受け取り超過鮮明に
• 熊谷6人連続殺人事件　日系ペルー人のナカダ容疑者、派遣社員だった事が判明　地域がいい加減な移民ビジネスの巻き添えに
• 武豊　ボウガン・刃物通り魔事件　無職のネトウヨ山口泰斗容疑者逮捕　県営住宅などで元同僚の男性らをボウガンで撃つ
• 愛知県大府市で女性経営者が社員蹴り殺す　増元春彦さん死亡の疑いで逮捕
• 関東連合元リーダーがタクシー強盗　川名毅容疑者（４４）を強盗致傷の疑いで逮捕

同署によると、男性は事件後に店を辞めたという。同署は、修業の一環だとして暴行を繰り返していた可能性もあるとみて調べている。

　久田容疑者は「割烹久田」のホームページ（ＨＰ）に「テレビ出演のお知らせ」のタイトルで「今月はＮＨＫに出演します。スタジオのいのっちさん、有働アナとともに、割烹久田から絶品豚汁を伝授いたします。途中、クイズもあり楽しい番組です。ぜひご覧ください！」などとＰＲしていた。

　ＮＨＫによると、２７日の「あさイチ」の一コーナー「スゴ技Ｑ」に出演し、豚汁の作り方を披露する予定だったが、逮捕を受けて出演は取りやめになった。同番組には過去にも出演したことがあった。

　この日、「割烹久田」の入り口には「店主体調不良のため、しばらく臨時休業します」の張り紙が張られ、近所の人は「従業員の入れ代わりは激しかったように感じた」と話していた。

　▼飯田橋中村クリニック・中村剛院長　睾丸（こうがん）はフグの皮のような強固な膜で守られているので、よほど当たり具合が悪くないと破裂しない。しかし、破裂すると、腹部全体に激痛が走り気を失うぐらい痛い。精子が外に出るため、割れた睾丸を摘出する手術を受けることになる。生殖機能に関しては片方が残っていれば大丈夫。通常は手術後、１週間程度で普通の生活を送れるようになる。

via: 和食のカリスマ逮捕　従業員に暴行、ＮＨＫ「あさイチ」出演取りやめ ― スポニチ Sponichi Annex 社会

軍荼利

沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守（ホモ）、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。

過去の記事一覧は→

Twitterのフォローは→

義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか？
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。