南九州市の霜出勘平市長は記者会見で「明日、命はないという極限の状況で隊員が残した真実の言葉を保存、継承し、世界に戦争の悲惨さを伝えたい」と話したが、このニュースをどうとらえていいのか筆者にはわからなかった。非常に困惑した。
まず、タイミングが悪すぎる。昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝以来、英国をはじめ、海外では日本の「右傾化」を懸念するニュースが氾濫している。
特攻隊をテーマにした小説『永遠の0』がベストセラーになり、映画も大ヒット。著者の百田尚樹氏はNHK経営委員に選ばれて、「南京大虐殺はなかった」と発言、海外からは批判の大合唱だ。
登録申請の真意は
登録申請の真意を知ろうと、知覧特攻平和会館に国際電話をかけた。菊永克幸館長によると、特攻隊員の遺書の「世界記憶遺産」登録申請についてはその後、賛否両論があり、「頑張ってください」という激励の方が批判より多かったという。
これも2000年になってから言い出したことなんだけど「神風賛美」、1990年代まで聞いたこともない話だった。
何しろ2000年に入るまでの間、ルーデル大佐も腰抜かすほどのMr.エース・パイロット坂井三郎さんとかが生きていて、普通に週刊誌で連載を持っていたし、変な法螺吹いても今のネットしか使ってない頭が悪くなった日本人より知的水準が高かったせいか、特攻や自殺的攻撃なんか普遍的だったことを知識層はだれでも知っていた。
では、特攻は日本固有の文化か?
これは日本だけとか、神風神風言ってる奴は大嘘つきで、世界中で追い込まれたら・あるいはとどめを刺そうとするときはこういう絶滅戦を当たり前に戦い続けている。
そんなの当たり前の話で、それしか方法がなかったらやるしかないんだから珍しいものでもなんでもないのなんか自明の理なんだよ。
マホメッド二世がコンスタンティノープルを滅ぼした時コンスタンティノス11世は自分が死ぬまで戦った。
バリ島ではバドゥンとクルンクンのラージャは一族と貴族、従者合わせて約4000人のププタン(終焉という意味のバリ語)行進で、オランダに「小なりといえど馬鹿にするな」と王者の意地を見せつけて全員で死んでいった。
第二次世界大戦ではチュイコフ中将の白兵戦主体のスターリングラード包囲戦の指揮、レニングラード包囲戦、ルメイの東京大空襲と枚挙にいとまがない。
つまり神風なんか特別なことでもなんでもない。
なんで神風をクレイジーといったかわかってないところが現代日本人の恐ろしさだ。
勝利条件が全くない中で無駄死にを積み重ねろと命令する組織を恐ろしいと言ってるわけで、それは「ワタミには就職したくない」というのと同じエンティティーの話で、特攻が怖かったわけでもなんでもない。
では神風から何を学ばなきゃいけないのか?
一番学ばきゃいけないのは何の戦果もない特攻をしに来る敵を、降参の打診をはねつけながら無慈悲に殺し続けたアメリカの政治哲学だ。
アメリカは、「死んでも勝てない」ってことを徹底的に教えこまなければどうせまた反撃するってことを悟っていた。
だから自殺的な危険性を含んだ東京大空襲をマジでやったし、原爆を落とし特攻機を無慈悲に撃ち落とし続けた。
中途半端な勝利はろくな結果を産まない。パチンコと一緒、10万円勝ったって金持ちになれる可能性は0だ。
アメリカ軍がハワイを攻撃したとして、占領せずに引き返したんだろうか?
入口の部分から負けが始まっていたのに、うたかたの勝利に酔いしれてついには部下も国民も人柱にしてそれでも負けた日本があった。
死んでいった人々も自分らを賛美する余裕と暇があったら、「ここまで追い込まれないで決着つける方法を模索したらどうだ」と思ってるに決まってる。
今日本人は「中韓ががたついて弱っている」と叫びまくり、日本の地方都市がガタガタの廃墟になっていくのを一瞥もせず楽勝論を叫び続けている。
叫んでいる当事者は脳の老化が始まった年寄り・おっさん・おばはんと、中高生のガキばっかり。
その中国と韓国は、反日運動をあれほどやっても未だに日本に攻めてきてない。
なぜか?「日本のハイテク技術はすごいんじゃないか」「前の戦争ではひどい目に合わされた」と思って警戒しているからだ。
そしてがたがたになってると年寄りとガキのネトウヨが嘲笑している当の中国や韓国の都市部では最新鋭のIT機能を備えた超高層ビルが林立している。
前の戦争でもアメリカなんか大したことないというやつはほとんどがNYの実際の町並みを見たこともなかったんだろう。
今度の戦争も多分始まる前か、始まった瞬間から負けているだろう。
東ローマ帝国のような宗教的権威であってさえ孤立して滅亡した。
今日本は何の権威でどれほどの富を蓄えどんな武装をしているのか?
何を計算したら楽勝論が出てくるのか想像もできない。
―基地には物資も豊富にあったのですか?
手塚 海軍は食糧もお酒もたばこも豊富でしたよ。ただ、煮魚はまずかった。
―煮魚って失敗しようがない気がするのですが!?
手塚 サメの煮魚が出るんです。これがアンモニアのにおいがしてまずかった(笑)。
―体罰もあったんですか?
手塚 すごいですよ。ちょっとミスしたら総員修正ですから。
―総員修正とは?
手塚 連帯責任ですから、ひとりがミスしたら全員が殴られるんです。みんなが一列に並んで、2発ずつバーンッ!と殴られる。ヒドい人は奥歯は折れるし、顔はアザだらけ。これが毎日ですよ。
―パンチを避けたりガードしたりできないんですか?
手塚 もっと殴られるだけ(笑)。
―それでは、飛行機についてもお聞きします。初めて飛行機に乗ったのはいつだったんですか?
手塚 昭和19(1944)年の6月。茨城県の谷田部海軍航空隊でした。ここで練習機の赤とんぼを使って離着陸の訓練を毎日やっていた。自動車の教習所みたいなもんですよ。
―では、特攻隊員に選ばれたのはいつだったのですか?
手塚 昭和20(1945)年の2月20日です。全員が講堂に集合して上官から「現下の戦局が厳しい状態にあるので、特攻をもって戦局の大転換を図る!」と訓示があり、その後に身上書を渡されました。身上書には家族構成、学歴などを書く。そしてもう一枚用紙がありました。
―もう一枚の用紙とは?
手塚 特攻希望調査書です。「熱望」「希望」「否」の3つが書いてあって丸をつけろと言うんですよ。
―みんなどうしたんですか?
手塚 勇ましい人は「熱望」に丸をつけて、「やるぞー!! ウォォォー!」って講堂を飛び出していった。彼らはみんな死んじゃったよ。
―手塚さんはどれを選択?
手塚 う~ん、「熱望」は絶対に無理だし、かといって「否」に丸をつけることもできないし……。
―「希望」にしたんですか?
手塚 「希望」の「希」にバッテンして、ただ「望む」と書いて出しました(笑)。
―「否」を選んだ人は?
手塚 後で聞いた話だけど、いた。「僕はまだ操縦員として未熟で、特攻作戦に参加できません」と理由を書いていたけど、翌日に大修正ですよ。結局ね、どこ丸つけても無駄だったみたい。
―玉音放送を聞いた感想は?
手塚 天皇陛下の声を聞くのが初めてだった。「もにょ、ごにょ、もにょ」と、何を言ってるかよくわからないですよ。「一時休戦? 負けたのか!?」。それすらもわからなかったから、仙台の駅長に確認したら「戦争が終わった」と。
―その後は、どちらへ?
手塚 原隊の谷田部海軍航空隊へ戻りました。特攻に参加できなかったから怒られると思っていたけど、上官からは「ごくろうであった!」と言われホッとした。
―谷田部に戻ってから混乱はなかったんですか?
手塚 「あれは陛下の意志じゃない!!」という血気盛んな陸軍航空隊がまず決起して、それに同調する海軍の厚木航空隊から、谷田部の上空に戦争継続を訴えるビラをまきに来ましたよ。でも、谷田部では誰も一緒に飛び立つ者はいなかった(笑)。
―最後に、手塚さんの戦争体験から、今の日本に思うことは?
手塚 今の日本の状況は、開戦前に似ていると思っています。うかうかしていると徴兵制が始まり、また若者が戦争に駆り出されるかもしれないと。「歴史に学ばざれば過ちを繰り返す」。若い人たちには僕らの経験から歴史を学んでくれればと思っています。
手塚久四(てづか ひさし)
1922 (大正11)年1月9日生まれ。91歳。栃木県出身。東京大学2年生に進級後、学徒出陣で海軍へ入隊。ゼロ戦の飛行訓練を受け、特攻隊員に選別される。終戦後は大豆の製油業を行なうビジネスマンを組織して活動した
坂井氏は1916年、佐賀県の生まれ。17歳で海軍へ入隊し、1938年から終戦までの7年間、主にゼロ戦を駆って大空で活躍した。
この連載を担当したジャーナリストの世良光弘氏はこう語る。「周囲からどんなに『天才パイロット』と言われても、自分を天才とは認めなかった。いつも『自分は才能がないから努力をした。努力で才能を買った』と口にしていました」
坂井氏は、自らの圧倒的な努力について、こう回想している。
「戦闘機パイロットは敵に見つかれば命を失う。そこで、こっちから敵を見つけるために、昼間の星でも見えるほどに視力を鍛え上げた。見えなければ殺される。そう思って訓練していくうちに実際に見えるようになった。お蔭で、一度も敵に先に発見されたことがない」(94年2月8日号)
彼は、自身が残した驚異的な撃墜スコアをひけらかすことはなかった。だが、ひとつだけ誇りにしていたことがある。どんな窮地に陥っても、自分の部下たちを死なせなかったことだ。
「いかに自分を、そして部下の命を守りながら勝利するかを全身全霊を挙げて研究努力した」(94年2月8日号)
via: 今こそ読み返したい、史上最高の「ゼロ戦パイロット」の言葉 – ライフスタイル – ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
■彼は毎日、誰に手を合わせていたのか?
連載時の1994年になっても坂井氏は、かつての戦友たちを誰ひとり忘れることがなかった。
「ほとんどが戦死したか、生還しても他界したかしているが、今も彼らは私の心の中に生き続けている。存命の戦友たちとは、たとえ遠く離れていようとも互いに連絡を取り合い、今も固い友情の絆で結ばれている」(94年2月22日号)
親友とケンカをしたという読者から来た「この世に本当の友情などないのでは?」という問いには、次のように発想の転換を促した。
「自分が真剣勝負で毎日を生きていれば、生き死にをともにするほどの親友と深い友情の絆を結ぶことができる。逆に、自分をごまかし毎日を言い訳でやり過ごしていれば友人は離れていく。敵は己にあり、だ。自分の人生を粗末にしてはならない」(94年2月22日号)
via: 今こそ読み返したい、史上最高の「ゼロ戦パイロット」の言葉 – ライフスタイル – ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
知覧のは日本の固有文化だから世界記憶遺産に申請したわけじゃないでしょ
長すぎて読んでないけど、要点を簡潔にまとめることもできないの?
自分が馬鹿なことを棚に上げて人様に注文ですか。
結構なご身分ですな。
そういのはママだけにしておきなよ。
>長すぎて読んでないけど、要点を簡潔にまとめることもできないの?
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
説明文をざっと読んだが実に酷いな
上っ面で皮相な知識ををひけらかすが、論理展開が実に粗野で浅く荒い。
荒削りな人格がそのまま雑な文章に表れているといってもいい。
>>今のネットしか使ってない頭が悪くなった日本人より知的水準が高かった.
これ、まんまあんたのことだよ
あんたが日本人なのかどうかはは判らんが
アマゾーン
長すぎて読んでないけど、要点を簡潔にまとめることもできないの?
何でも他人任せかよ。
以下管理人の自演でお送りします
以下管理人の自演でお送りします
というウヨちゃんであった。
そもそも記憶遺産は彼らが残した遺書等によりどういう心境だったのか戦争の悲惨さを記憶する為だよ
スレ主がバカなのはわかったけどね
勝利条件が全くない中で無駄死にを積み重ねろと命令する組織を恐ろしいと言ってる
要約というか筆者が一番主張したいところはココかな
歴史上、巨大な権力に対する独立運動や市民運動、宗教上の抵抗運動等も
勝利条件が全く無い中で行われてきたし、現在も行われているがな。
中国国内のウイグル人とかチベット人、それに自爆テロを繰り返す中東のイスラム戦士たち。
勝利を目指すというよりは、抵抗を続けるという行為自体に意義を見出してるんじゃないのかね。
文化遺産と記憶遺産をごっちゃにしてる?頭悪くねw
それに、コレを批判するなら中国の南京や朝鮮の売春婦を申請しようとしていることも
批判しましょうね。
知らないのは恥ずかしいことですよ
↓
ネトウヨ「慰安婦が!南京が!!」
どうせ、特攻は日本人だけの特技だとか思ってたんだろね。
救いようがない馬鹿だ。本文読んでまだこんなこと言ってんだから。
@名無し
スレ主ってなんなの?
君はインターネットは2chしか知らないのかなぁ?
>記憶遺産は彼らが残した遺書等によりどういう心境だったのか戦争の悲惨さを記憶する為だよ
それで追体験した結果お前みたいなのやネトウヨ、@リンカーン みたいなのが出てくるんだろ?
希望に満ち溢れた国だな。
遺書を残した人々も「こんなんだったら死ぬんじゃなかった」ってマジで思ってるよ。
以上、ネトウヨ連呼厨の薄識管理人の自演でお送りしました
以上、ネトウヨ連呼厨の薄識管理人の自演でお送りしました
というウヨちゃんであった。
当時の特攻隊の手紙を、そのまま受け入れるのはおかしいだろ。
死にたくないだの、無能な軍部なんて書いたら検閲で一発アウトだもの。
悲惨っていうなら、言いたいことも言えずに死んでいったことの方が100倍悲惨だね。
この記事の文章が長すぎて理解出来ないとかアニメばっかり見てるからだろ
@リンカーンの書き込みなんて酷すぎて泣けてくる
日本人を自称するなら頼むから日本語をもう少し勉強してきてくれないかな
管理人の視野の狭さ、頭脳の硬直さが可哀想で仕方ない。
自分に都合の良いものだけを見ていたいなら、有料の会員制で
ブログやればいいと思うよ。
@迦陵頻伽
>自分に都合の良いものだけを見ていたいなら、有料の会員制でブログやればいいと思うよ。
こりゃウケ狙いか?
管理人の視野の狭さ、頭脳の硬直さが可哀想で仕方ない。
素晴らしく広い視野をお持ちなんでしょうね!
そして、相当頭脳が柔軟なのでしょうね!
その答えが
自分に都合の良いものだけを見ていたいなら、有料の会員制でブログやればいいと思うよ。
素晴らしい♪アドバイス有り難うございます。
@迦陵頻伽
自分に都合のいいものだけを見る方法をお前のために探してきてあげたよ。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/internet-explorer/change-home-page#ie=ie-11
パソコンの設定は大丈夫だよね?↑
次に
http://www.news-us.jp/
ここを↑の方法でホームページにすればいいよ。
ザイニチが、ニッポンが、安倍ちゃんが、というお前にピッタリのサイトだと思うよ。
一日中そればっかり見てたらいいんじゃね?
いいからネトウヨはとっとと韓国にカミカゼアタックしてこい
ブログのコメント欄で発狂しても世直しはできないぞ
神風そのものに関する考察については大筋では賛同致します。
パイロットの摩耗によって出撃のコストパフォーマンスが低下したため、これを最大限維持しようとした必然の結果でしかありませんからね。
戦争の前段階、つまり政治での勝利に失敗したことこそ反省すべきで、特攻やら何やらは多大で悲惨なコストの一部に過ぎません。
ではなぜ政治で失敗したのかといえばこれも仰るとおり、国際情勢について自ら知ろうとせず(あるいは知ることが出来ず)自国民の不満をそらし慰めようとするプロバガンダを信じてしまったからでしょう。
一つの情報源に頼ることなく広く情報を集める事、これを国民一人一人が意識した時初めて過去の反省が出来たといえる、そういうことだと思います。
とはいえ、過去に学ぶことができていないのは我が国ばかりではないようですが。
断固とした対応が必要となることでしょう。
残念なことです。
坂井さんの言葉、いいですね
すごく心に響きました。
日本があの戦争の道に進んだ理由ってのは、対外的よりも対内的な格差固定の問題が絡んでますからな
財閥による市場支配が完成して国内に市場がない(とプレイヤーは少なくとも信じ込んでいる)。
富の再配分が歪つで特定の富裕層は莫大な資産をもってるのにミドル以下はその日のおかずにも窮する状態
(このあたりは同年代を生きてきた宮崎駿の「風たちぬ」が詳しい)
故に民間需要が壊滅的なために、産業のかなりの割合において官需、
最も大きい軍需を当てにしてる有様
故に軍隊の動向が企業にとっての収益を左右すると言う状態になって、
企業側も自分たちの利益に成るように賄賂や退役後の天下りを利用して高級士官に取り入り
軍隊を操ることを試みるようになる
その経緯と帰結は226事件の青年将校の供述みればわかるとおりで
結果、国際政治を無視した軍隊と財閥の利益を最優先にした軍事作戦と無軌道な戦線拡大となり
(国民は戦争需要によるトリクルダウンを期待して熱狂的に支持)
国際的に孤立してアメリカとやる結果になりましたとさ