長崎県佐世保市で去年7月、同級生を殺害したとして逮捕された女子高校生の精神鑑定が終了し、16日、佐世保警察署に移送された。
高校1年の女子生徒(16)は去年7月、同級生を殺害したとして殺人と死体損壊の疑いで逮捕・送検された。精神鑑定のための鑑定留置は去年8月から長崎県外の病院で行われた。当初、3か月間の予定が生徒の父親が自殺したことなどを受けて2度延長され、少年事件では異例の約5か月に及んだ。
精神鑑定に五ヶ月というのが長いというけど、案外、この五ヶ月が長いってことは普通の鑑定は短期間でやりきってるんだなと逆にびっくりしたニュース。
むしろ、もっとあれこれ調べるのに手間がかかって、今年の半ばを過ぎたくらいの鑑定終了になるのかと思ってた。
鑑定結果がどうとかはともかくとして、刑事責任と精神異常と言うのはなかなか、現行法では難しい話だよね。
例えばもなみを鑑定して、異常なしという判断を下す医者が居たとしたらそいつは誰が見てもやぶ医者であって、異常という前提で尚責任はある、裁判ができるという判断にできるかの問題は大事な気がする。
核家族化が進んで、病んだ心の行き場を失う都市部の住人が増えた昨今、精神的な問題に起因した犯罪は今後も増加の一方だろう。
昔より精神的に病んでしまう人は増えたし、孤立によってそれが悪化してしまう人はなお増えたはずだ。
孤独というのは精神的には、一般論としては万病の元といえると思う。
徳勝もなみは異常か?そんなの誰が見たって異常に決まっている。
しかしここで重要なのは、犯人は異常でありながら(故に抜けてることがたくさんあったとしても)狡猾で凶暴だったのであり、異常だったから確信犯として実行した犯罪は誰が考えても常識では処分不適当とはならないってことだ。
本人も異常さを自覚しながら、「無罪になるはずだから人を殺そう」となったのではなく、ある種正常な判断として自然に殺人に至ったわけで、重要なのはそこだと思う。
スタートの部分から、そこをフィーチャー出来なかった社会が悪魔を野放しにしてしまっていた。
今回はその点でも警察の不祥事とも言える部分もあったわけだし、事件という一つのケースを多面的に分析すべきじゃないだろうか?
知るべきなのはもなみの異常な部分であると同時に、そういう人間がはびこる余地が我々の社会のどこにあるのかという部分に絞りこまれている。
「心神喪失で無罪だから殺そう♪」じゃなくて、
恐ろしいことにそういう保険の部分を全く振り向きもせずにまっすぐ殺しに行く所なわけで。
ある意味筋金入りの人殺しだから、異常という分には異常に決まってるんだよな。
つまり裁判でも基本的にはまともな状態の人が犯罪にいたった事を裁くもので、
純然たる人殺しを裁くという前提を持ってない。
そして同じような欠陥があらゆる場面で障壁になっている。
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去年7月、長崎県佐世保市で起きた高1同級生殺害事件で、殺人などの容疑で逮捕された加害少女(16)の精神鑑定が16日で終わりました。
捜査当局は、これまでの調べで、少女が事件前、図書館の本で少年事件の刑罰の基準などについて調べていたことや、事前に凶器を購入していたことから、犯行は計画的に行われたと分析しており、少女には刑事責任能力はあるとみています。
検察は今後、精神鑑定の結果をふまえ、少女を家庭裁判所に送致するかどうかなど、対応を検討します。(16日18:10)
長崎地検は女子生徒を今月20日までに家庭裁判所に送致。「刑事責任能力については鑑定結果をみて判断したい」としている。女子生徒の弁護団は、鑑定留置の長期化について「更生という観点からは、取り組み開始が遅くなってしまい、望ましい事態ではなかった」とコメントしている。
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義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
同じ理屈でイスラムのテロリストも日本の刑法では裁けないかもしれない。
原理主義の殉教者も捉えようによっては精神異常者だ。
@迦陵頻伽 さん
簡単にいえば、罪刑法定主義というのは結果を裁くものであって、動機を裁くものではないわけですよね。
つまり、未成年者との性交という罪を裁くとして、ロリコンが小学生と性行為をしたのと、ちょっと酔っ払って出会い系サイトで援交したらホントは17歳だったというのがごちゃまぜになってしまう。
同じような方向性で精神鑑定の責任能力を裁きに混ぜてしまってるわけですが、偶発的な行為に狂気が加担した場合以外、それであるがゆえに形成された犯罪にどう対処するのかというのは大問題になるでしょうね。
それはいずれ陪審制が導入されることの予兆であって、それによって弥縫するしかないのでしょう。