子供を作るというビジネス 皆川玲空斗くん殺人事件に見る親子性善説論を盲信する危険


再逮捕されたのは住所不定、無職の皆川忍容疑者(30)と妻(27)。両親と子供6人の計8人家族で、男児は生きていれば4歳の次男だった。両親は「生活が苦しく、次男の死亡を届け出ると受給額が減ってしまうので届け出なかった」と容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、両親は今年3月、インターネットのオークションで約1メートルの大きさのマネキンを購入。児相の職員が5月16日、自宅アパートを立ち入り調査した際、他の子供5人とマネキンを布団に寝かせ、全員そろっているように見せかけていた。職員はマネキンとは見抜けなかったが、同課のその後の捜査で偽装が発覚した。両親は児相の調査の直前に近所の複数の知人に「子供を貸してほしい」と依頼し、断られていたという。

 同課は今月、両親が足立区のアパートに据え付けられていたエアコンを持ち去った横領容疑などで逮捕。

 

via: 東京・足立の男児不明:マネキン使い生存偽装 児相立ち入り時に両親 – 毎日新聞

 

足立区の児童虐待殺人で「ひどい」「人間じゃない」「厳罰を」と喚いてる人が多い中で、今回一番ひどかったのって世間だよなというお話で。

というのも、世間一般的には親子性善説論的な何かに支配されている風潮があって、「必ず親は子供を愛している」みたいな妄想に凝り固まっている。

 

そしてその常識とか他人の家庭への不干渉という現代的な感覚を足場に、この家庭は子供たちにとっての地獄になっていたわけで、「祝福されることなく生まれ来た子ら」を誰が助けるかといえば、距離の近い周辺の大人(世間)以外ありえなかったのに気づくことなく今まで来てしまった。

 

つまり、「まともじゃない親が居ますよ」「誰にも愛されることなく道具として生きて死んでいく人間も居ますよ」と認識した上で、必要に応じてプライバシーの壁を踏み越えるコンセンサスが仮に社会にあったのだとすれば、多くの児童虐待ってのは最悪の事態に至る前に食い止めることができていたのだろう。

当然児童相談所にも動くに相当する情報も格段に集まりやすくなるはずなわけだ。

ところが、「まともじゃない親だって居ますよ」とは誰しも思わないし、「誰にも愛されない子もいるんです」とは想像だにしない。

 

字面だけ見るとそりゃそうだろうと思うかもしれないけど、類似した事件なんて毎年二度三度起きていて、テレビや新聞、ネットでみんなが目にしている。

今回世間が一番ひどかったってのは、もう何年も、へたしたら十何年も前からそういう事件は相次いでいたのに、一過性のニュースとして流し見るだけで誰一人それを覚えてなかったってことだ。

そして多くの人は「厳罰化しろ」「そんなことをする知恵があるならなぜまともに働かない」などとずれたことを喚いて今回も同じように通りすぎようとしている。

 

そういうまともじゃない親に働いてまっとうに更生する期待をするとかそもそもずれているわけで、詐欺師に向かって「その才能さえあればお前はまともな事業でも成功するはずだ」と言うようなもんだし、本職のヒモやチンピラに向かって「本当に強い男は女を殴らない」とか説教するのと同じくらいずれている。

まともに働いて子育てする程度の正常な感覚があれば、そもそもそういう奴は子を儲けないし、生活保護を受給することもまずないだろう。

 

大切なのは「まともな人間になれよ」と言っても響かない人間もいるし、大概の人は可愛いと思うだろう児童を見てもなんとも思わない人間も一定数居るという現実を正確に認識することだ。

まともじゃない親が悪知恵をはたらかして乳幼児を監禁した場合、どう考えても子供の方は手も足も出ない訳で、遠くのオフィスで働いている児童相談所の人もその存在に知ることが出来ない。

 

現実を正確に認識することで、真っ先に彼らの存在に気づくべき周辺の人々は己の責任に気づくはずだ。

 

こうした事件を教訓にして、少し遅れて制度は変わり続ける。

そして「理不尽な巻き添え」で至って普通の親子関係も児童相談所によって破壊される事例も今後は相次ぐだろう。

 

そうした「理不尽な巻き添え」のロシアンルーレットが自分に当たる確率が上がることも見ないふりをして今まで通り快適に暮らすのか、それとも理不尽が起こらないように上げるべき時に自分の腰を上げることを世間が受け入れるのかの二択をこうした問題は常に迫っている。

 

 

 

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障害者性善説論、マイノリティー性善説論と同じ程度に信じ込んでる人が多い妄想だよね。
「それほんとか?」と少し疑えば聞こえてくる声もあると思うけど。

 

 

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生まれてきても祝福されない子がいる現実を社会は受け入れる必要がある

 

<男児かご監禁死亡>監禁は居間 家族ら食事やテレビ見る中

 東京都足立区で次男(当時3歳)を約3カ月間、うさぎ用のかごに監禁して死亡させたなどとして両親が逮捕された事件で、かごは自宅アパートの居間に置かれ続けていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。居間では家族が食事などをしていたという。

 捜査関係者によると、次男玲空斗(りくと)君は2012年12月から、かごに入れられた状態で監禁された。自力で出ようとしたことがあったため、かごの上に重しが置かれた。居間では日常的に、父親の皆川忍容疑者(31)や妻朋美容疑者(28)=いずれも監禁致死容疑などで逮捕、きょうだいがテレビを見るなどしていた。家族は寝室で寝たが、玲空斗君はかごに入れられたままだった。【山崎征克】

 

via: <男児かご監禁死亡>監禁は居間 家族ら食事やテレビ見る中 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 

捜査関係者によると、父親の無職、皆川忍受刑者(31)と妻(28)は2013年3月ごろ、足立区の自宅アパートで、次男の玲空斗(りくと)君(当時3歳)を監禁して死なせ、遺体を同区内の荒川に捨てた疑いが持たれている。

 妻は、同課の任意の事情聴取に「おむつを替えるのが面倒だったので、夫の指示で玲空斗を約3カ月間、うさぎ用のかごに入れていたら死んでしまった。猿ぐつわをし、食事は2〜3日に1回しか与えなかった」と話したという。

 遺体については「山梨県の河口湖周辺で埋めようとしたが、うまくいかずに持ち帰った。13年3月に夫が遺体の入った段ボール箱を荒川の河川敷に持って行くのを見た」などと説明した。遺体は発見されていないが、川の中から、うさぎ用のかごや河口湖周辺で遺体を遺棄しようとした際に使ったとみられるスコップが見つかった。

 皆川受刑者らは玲空斗君が死亡している事実を隠し、児童手当や生活保護費計約43万円を同区からだまし取ったなどとして昨年、逮捕・起訴された。皆川受刑者は、昨年6月に3歳だった次女の顔を殴って軽傷を負わせた傷害罪などと合わせ懲役2年の実刑判決を受け、別の詐欺罪でも懲役10月とされ服役中。妻は執行猶予付き有罪判決を受け、今は足立区に住んでいる。

 事件は昨年5月、玲空斗君の姉が通う小学校から足立区内の児童相談所に「玲空斗君の所在が確認できない」と連絡があり発覚した。当初、皆川受刑者らは「朝起きたら玲空斗が死んでいたので、河口湖周辺に埋めた」などと供述していた。

 

via: 男児2年間行方不明:監禁致死などの容疑28日両親逮捕 – 毎日新聞

 

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コメント

    • 迦陵頻伽
    • 2015年 5月 03日

    誰かが少しでも覗いてくれれば助かったかもしれないと考えるとなんとも言えない気分になります
    ただその誰かが自分の番になると思うとやっぱりまともじゃない奴に関わるのは怖いです

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