四日市女子中学生殺害　仙石直也に懲役10年までの不定期刑求刑、24日に地裁で判決　わいせつや殺害など立証に困難

検察側は論告で「何の落ち度もない被害者の命が奪われた。供述は曖昧な言葉に終始しており反省も不十分で、再犯の可能性が高い」と批判した。
　弁護側は最終弁論で「計画性はなく、少年の共感性の乏しさが事件の原因。性格を矯正するには少年院での処遇が必要だ」と主張した。

via: 19歳に懲役10年以下求刑＝三重中3女子遺体―津地裁（時事通信） – Yahoo!ニュース

案外大した求刑じゃなかったと思ったら、罪状は強制わいせつ致死罪だったそうで。

遺体の腐敗や犯人の黙秘もあって殺意や状況の立証に検察も手を焼いての結果なんだろう。

こういうケースでよく「少年法ガー」「刑が軽すぎる」と騒ぎ出すけど、わいせつ致傷で言うならまぁこんなもんなんだろうという求刑内容で、近頃の事件を見るに問題は別なところにあるなと思わされるね。

具体的には完全に逝っちゃってる人やサイコパス的な素養を持っていて、何かでスイッチが入ったらカジュアルに犯罪をやっちゃうやつ相手に、どうやって普通の人間と差別化した処遇をしていくのか、と。

つまり更生とかそういう問題以前に、生き物としての器質異常を抱えている人間に司法がどう対決するのか、と。

社会全体の安定を目論んでの司法というのなら、近頃可視化されて生態が明らかになり始めているキチガイが、将来疫病神に変身した時にどうするかという見通しは持っておいた方がいいし、最高裁もいずれはそうした判決を出さざるを得なくなると思う。

四日市女子中学生殺害　仙石直也に懲役10年までの不定期刑求刑、24日に地裁で判決　わいせつや殺害など立証に困難 %e5%88%a4%e6%b1%ba jiken crime

これが犯行後逮捕直前までの仙石のSNSなんだけど、もともとこういう奴が一定数居たという前提にしても、現代においては犯行後のそいつの感情的な変遷というのはある意味可視化されているわけだ。

「反省しています」「本当に酷いことをやってしまった」とうそぶく加害者に、本音をうかがい知ることは出来なかった時代から打って変わって、「殺したぐらい何とも思ってない」本当にヤバイ奴の精神の姿をあけすけに見ることができる。

更生するのかしないのか、再犯の可能性は高いのかどうなのか、そういう部分の一端が精神医学に頼るまでもなく可視化された。

今までそういう部分で性善説を採用してきた司法が個別のケースを深く検証できるようになったのもネットの可視化の恩恵の一部なので、参考として活用していくことは重要なのだと思う。

SNSやネットコミュニティーでどんどんキチガイが先鋭化していく負の副産物も発生したんだけどね。

四日市女子中学生殺害　仙石直也に懲役10年までの不定期刑求刑、24日に地裁で判決　わいせつや殺害など立証に困難 %e5%88%a4%e6%b1%ba jiken crime

人を殺すことが重大な人生の重荷にならない精神構造の奴ってホント危険だよね。
人殺して半年後には平然と暮らすとか、普通、ありえないし。

↓関連記事↓

三重県朝日町の空き地で２０１３年、中学３年の女子生徒＝当時（１５）＝の遺体が見つかった事件で、強制わいせつ致死罪などに問われた無職少年（１９）の裁判員裁判の初公判が１０日、津地裁（増田啓祐裁判長）であった。少年は罪状認否で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

　弁護人も事実関係は争わないとしたが、刑事裁判ではなく家裁に移送して審理するよう求めた。判決は２４日の予定。
　検察側は冒頭陳述で、少年は女子生徒から盗んだ金をプールで使ったりしたと指摘。被害の結果や犯行動機、遺族の処罰感情を考えると、懲役刑がふさわしいと主張した。
　弁護側は、少年は他人との意思疎通が困難など性格上の問題があり、事件当時は就職先が決まらないなど人生で最もストレスのある時期だったとして、人格を改善するために少年院で徹底的に教育を受けさせる必要があると訴えた。
　事件当時、少年は県立高校３年で、卒業式翌日の１４年３月２日に強盗殺人などの容疑で三重県警に逮捕された。津地検は同年４月、「殺意を認める証拠がなかった」として強制わいせつ致死と窃盗の罪で起訴した。（2015/03/10-11:25）

via: 時事ドットコム：１９歳少年、起訴内容認める＝中３女子わいせつ致死初公判－津地裁