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東電、酪農家自殺訴訟で和解 福島第一原発事故、相次いだ避難者自殺と次々和解中

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和解内容非公表、訴訟戦術の勝利か?

 

東京電力福島第1原子力発電所事故で将来を悲観して自殺した福島県相馬市の酪農家、菅野重清さん(当時54)の妻のバネッサ・アボルドさん(37)ら遺族が、東電に約1億2800万円の損害賠償を求めた訴訟は1日、東京地裁(中吉徹郎裁判長)で和解が成立した。

 弁護団によると、東電が遺族に和解金を支払うとの内容。詳しい額は開示しないことになっているが、数千万円とみられる。

 訴状によると、菅野さんは乳牛約40頭を飼育していたが、事故で原乳が出荷停止になり、大半を手放した。2011年6月に牧場の小屋で自殺し、壁に「原発さえなければ」「仕事をする気力をなくしました」と書き残していた。

 東電は訴訟について「菅野さんが亡くなられたことについて心よりご冥福をお祈りします」とコメントした。

 

via: 酪農家自殺、東電と和解 原発事故巡り数千万円支払い  :日本経済新聞

 

東電事故の後に頻発した自殺者の訴訟で、和解成立というニュースだけで、他にも数件が和解になっている模様で。

判決を探してみたわけじゃないので確かではないにせよ、ずるずると引きずった東電の訴訟戦術の勝利ということなのか。

 

あるいはとっとと判決すべき事例について、放射能の有害性と避難者や事業基盤を失って絶望した人々の心理的疲弊をすり替えた法廷戦術をとっていたのか、それをとっとと論点整理しなかった裁判所の片手落ちというのか。

 

ちょっと複雑な現象だけど、とにかく和解ということだ。

内容が徹底的に非公開ということは、報復感情と絶望で訴訟提起した遺族の勝利とは言えないもので、それらに関して納得の行く材料の提示があったのだとすれば当然内容公開はセットで付与されるに決まっている。

 

どちらかと言えばイニシアチブを東電が握って進めたのではないか、こういう印象でニュースを観察したほうが良いんだろう。

まだまだ避難したままの人が大量にいて、汚染されてしまった地域で事業を営むどころか生き物の飼育事業を収益化すること自体全くおぼつかないだろう。

 

食べて応援が何かの役に立ったのか?

近頃関東で釣りを趣味にしている人は、福島や宮城の沖での爆釣れを耳にすることが多いはずだ。

 

異常なほどの濃度で魚介類が増加している現状が、一次産業を断念する人の規模を物語っているし、普通はそこまで繁殖したら必ず起きる越境密漁が起きてないことを物語っている。

(漁業に暴力団が介入するのは、食わんがためのそういった越境の際の流血の事態を防止するためだ。)

 

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現在進行中の憎しみと寂寞 一体何故和解に?

 

要するにこういった福島原発の事故以来の悲劇は終わってないし、家族が自殺した人なんかは未だに身を揉むような憎悪と寂寞に囚われてるはずなのに、なぜ和解が進むのか?

 

一般的に裁判というのは、正義を実現するためのシステムのように思われているし、法曹界の多くの人はたとえ銭ゲバだとしても職業的使命感を心のどこかに抱えて仕事をしている。

銭ガメで保険点数を誤魔化すような奴でも、医者だったら目の前で怪我人や病人がいたらとりあえず自分なりの適切な措置を模索するのと類似している。

(「大変だ!」と言わずに「可哀想に」と言って対処をするあたり、やっぱり事象に対しての気構えを職業が形成するのだと確信する。)

 

しかし裁判の実際の現場というのは、法的権利が衝突した際の意見調整が主体になっていて、たとえキチガイでも思っていることを好きな様に主張できることが、こういった事件の際に深い傷をおった被害者を更に傷つける結果になっている。

 

これが実際その手のキチガイと裁判で関わった小倉秀夫弁護士のツイートだけど、人種差別を皮切りに裁判に踏み切った人にも、こうして容赦なく陳述書や答弁書でキチガイの罵倒が浴びせかけられる。

そう、司法の手続きは被害者に案外厳しいわけだ。

強姦の被害者がどうやって犯人が自分の体を蹂躙したか説明させられるのと同じことは、あらゆる事件の被害者や原告に求められる。

 

傷口に塩やわさびや唐辛子をグリグリすり込まれながら「裁判長、見てくだせぇ、オレっちの傷はこんなにひどいですだ」という手続きが”原告に”求められるのが裁判なので、メンタルが弱ってる人や、血圧が高い人にはお勧めできない。

 

↓の判決まで進んだ事件の論告を読んで、自分が原告の立場だったらどう思うか想像できるだろうか?

多分、放射能の有害性の立証とか争点をごまかしつつ、原告の身辺調査を東電がやって、「実際は牧場が潰れかけだったんじゃないか」「決算書には事実自己資本比率が低下していく様子が現れている」「嫁の不貞に悩んでいた可能性だってある」などと書き散らしたんだろう。

 

大手企業で社員が万単位のところを甘く見たら裁判の時にかなり嫌な思いをする。

昔、大手企業と訴訟した時も代理人が4人出てきて、相手の答弁書を見ていたら原告(こっち)側の社員や俺の行動を被告の社員が密かに写真撮影して掲載してたり、それを読んだ原告側の心が折れるように精一杯工夫していた。

(うちのサイトで荒らしをやっていた中卒の引きこもりも精一杯キチガイじみたことを答弁書で主張していたし、多分2016年も今発信者情報開示請求をかけているキチガイの福岡県民の言い分をフルに観察することになるんだろう。)

 

もう事故から4年余り経過した今、金にも行き詰まり、殺伐とした答弁書の事務的確認を繰り返す被災者やその遺族は徹底的に闘争心をめげさせられている頃だろう。

本当に自殺者の冥福を祈る気があるんだったら、法廷で揉めずに謝っていたはずだ。

慰謝料で争いがあるとしても、法廷で罵声に等しい主張をぶつけなくても頭を下げながらだって話せるはずなんだから。

 

東京電力福島第1原発事故後の避難生活によるストレスでうつ状態となり自殺したとして、福島県浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=の遺族3人が東電を相手に、計約8700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、福島地裁であり、潮見直之裁判長(西村康夫裁判長代読)は約2700万円の支払いを命じた。
 潮見裁判長は、避難生活によるストレスなどでうつ状態になったとして、原発事故と自殺の因果関係を認定。東電は避難者の中に自殺者が出ることについても予見可能だったと指摘した。
 一方、「事故以前から罹患(りかん)していた糖尿病に起因する精神的負荷は相当程度あったと認めざるを得ない」と述べるとともに、「精神障害以外の要因が関与した可能性を適切に斟酌(しんしゃく)」し、賠償額を減額した。
 判決によると、五十崎さんは2011年7月23日、避難先の二本松市のアパートを出て、24日に飯舘村の真野ダム近くで投身自殺しているのが見つかった。避難後に睡眠障害や食欲衰退に悩まされ、「浪江に帰りたい」と繰り返していた。(2015/06/30-18:04)

via: 時事ドットコム:東電に2700万円賠償命令=原発避難者自殺訴訟-福島地裁

 

 

海外の事例からも照らしだされる原発村の本当の問題

 

結局のところ、日本の原発界のダメな部分は、自分たちの無謬性や安全性の証明に必ず犠牲者や噛ませ犬を必要としているところなんだろう。

一言で言えば、日本の原発の安全性や優位性は他の発電方法がだめでなければ証明できないとしか言い様がないロジックを主張してるし、無謬性の証明のために起こった事故に対して適切な賠償を行わないという方向にばかり走っている。

 

原子力の雇用が日本を助けていると喚き散らすために粉飾決算をして証券市場に衝撃を与えても知らん顔。

そうやって何かのリライアビリティーが覆されたらまるでその主張を忘れたかのように何かを引っ張り出してきてまた同じようなことを喚き続ける。

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つまり自分たちの無謬性の証明のために、他の手段を否定することが目的化しているキチガイ集団と化している。

そしてその存続を目的にした不毛な活動で止められた時計がエネルギー革命の深刻な停滞を生んでいる。

 

単純なソロバン勘定で、燃料の安定確保という彼らのバカの一つ覚えもあやふやな状況になっていることは誰でもわかるだろう。

ここ10年間毎年1,7倍の勢いでイエローケーキの需要が伸び続けているのになんでいつまでも安定して安価に確保できるのか?

それを指摘しても大概の原子力信者は発狂するだけなのが関の山だろう。

 

そもそもウランの圧縮技術は完全に日本から刀狩りされて、アメリカが独占してるのに石油より安定してるとなぜ言えるのかわからない。

ドナルド・トランプが大統領になってもそりゃ安定してるのか?

今のところイエローケーキは上海協力機構加盟国で争奪戦の様相を呈している。

 

新しい核分配システムが必ずイエローケーキの争奪戦を石油以上に熾烈化させるだろう。

 

この全体の構図を俯瞰して、最も異様さを感じるのが、信者と利益享受者にとって原発が手段ではなく目的化していることだ。

つまり、エネルギー確保という目的の一手段なのにもかかわらず、原発の存続が上述までの理由の組み合わせコンボと、ぶら下がっている奴のキチガイっぷりでそれが宗教の教義のようになってるわけだ。

 

原子力が重要なのだとしても、新しいエネルギーソースの研究や投資を続ける必要があるはずなのに、原発のリライアビリティーのために徹底的に信憑性をスポイルされているニューエネルギーへの投資は俎上に登らない。

(登ったら取り分が減るんだろう。それくらい日本の投資市場は小さい。大国の新産業への投資と比較したらあらゆる新規投資について情けなさすぎて涙も出ない。)

 

よくよく考えてみたら、原子力にしたって他のニューエネルギーと同じような研究途上のシステムにすぎないわけで、しかも経年劣化で陳腐化した爆発の残骸といえる惨状を呈している。

 

もんじゅはもうだめだということが諮問団体から指摘されたけど、今すべての原発信者と原子力業界が喚いている、原発の優位性はもんじゅによる核燃料サイクルを前提としていたはずだ。

すべての主張の根幹が崩壊しても未だにこの現状を維持しようとしている有害性はまさに放射能以上だろう。

 

昔、中央アジアにアラル海という「内陸の海」があったのを21世紀生まれの子供たちは知らないだろう。

科学よりイデオロギーを重視して、現実より机の上を眺めた結果、何千年もの間中央アジアで人々を潤わせてきた美しい海は消えていった。

 

興味があったらネットで検索してアラル海が何故消えたか調べてみて欲しい。

今福島の事故現場で地面から噴き出している湯気と、原発信者が喚いている様子を見て愕然とするはずだ。

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ビル・ゲイツ氏、FacebookのCEO マーク・ザッカーバーグ氏、アリババの共同設立者ジャック・マー氏、アマゾンの設立者 ジェフ・ベゾス氏、LinkedInの共同設立者のリード・ホフマン氏、Salesforceの設立者マーク・ベニオフ氏など、テック業界の名だたる人物たちが参加するイニシアチブ「Breakthrough Energy Coalition」の立ち上げが昨日発表された。

ゲイツ氏によれば、この数十億ドル規模のクリーンエネルギー分野の開発研究を促進するイニシアチブは、「クリーンエネルギー分野のイノベーションが、 ラボから市場に出られるように企業を支援するもの」であり、「信頼でき、手頃な価格であり、二酸化炭素を排出しないエネルギー」にフォーカスされるとのこと。今回の発表は、昨日からパリでスタートした国連の気候変動会議の開幕に合わせて行われた。

 

via: ゲイツ氏やザッカーバーグ氏など大手テック企業ファウンダーらが集結して、クリーンエネルギー分野へ投資 – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

 

 

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