韓国ではレストランは家族や仲間と一緒にいくもので、一人ご飯というのはあまり見かけません。お一人様でレストランにちょっと入りづらいところがあるのは確かです。一人旅などのときは旅の道連れを見つけたほうがいいのかもしれません。韓国では前菜などが大量にでてくるので、オーダーは控えめくらいで丁度いいです。
オバマ大統領が寿司を残したのに、プルコギは全部食べたぞという話だけど、韓国料理で接待うけるならしょうがないんだよな、それは。
韓国料理って、正式なのを食べたことある人はみんな知ってると思うけど、前菜が本気でものすごいボリュームある。
それをぱくついたあと(ごまの葉、海苔、にんにくの芽やあっさりキムチと食欲刺激する系でまぁまぁ胃が活発になる)鍋とか焼き肉とかそっち系に行くんで、「今日韓国料理で接待です」となったらマナーで言えばほんとに腹ペコにしていかないと相手に気を使わせることになってしまう。
知らなかった頃に、単純にカムジャタン食いたいとか、サンゲタンでもと思って本式の店に入って(大阪は時々「お」ってなるくらい旨い店がある)、前菜で驚いたもんだ。
日本の懐石料理で言う八寸の原型みたいなもんなんだろうけど、とにかく八寸が二十四寸になったのかというくらいボリュームがあるんだ。
かたや寿司というのは、上方の押寿司・熟れ寿司からの発祥を見ての通り、ごちそうの側面もありつつテイクアウトや小腹がすいた時の軽食も兼ねていて、いっぱい食べることが=になってない本当は接待食でもないものなんだよね。
今は寿司屋で一品料理を頼む人も多いけど実はそれって邪道で、酒の肴で少し出てくるそういう料理をつまんだら、後はお好みで食いたい寿司をピンポイントでたのんでいくほうが流儀にかなっている。
板前で食う時に大将と会話するのは、今日はどういう腹具合で何から食わせればいいかを考えるための材料で、「今日は終日会議だった。」と言えば、コーヒーと煙草、茶菓子でもたれている口をスッキリさせるために、順番の後先を無視して梅紫蘇やわさび巻きでも出すし、出張帰りで疲れているとなったら普通の順序で少しシャリを大きめに握ったりするわけだ。
今回はレジャー的な経験もプレゼントってことで寿司屋のカウンターに案内したんだろうけど、一見なので次郎の職人にオバマ大統領の腹具合がわからないのも仕方ない。
前の記事で書いたように次郎は大して美味いと思わないし、システムも馬鹿にしているけど、そもそも寿司でコースという発想が馬鹿げてるからってのもある。
コースで食べるものじゃないんだ、寿司は。それは懐石の発想だよ。割烹と寿司は好きにアラカルトで食べるのが一番だ。
日本でも中国や韓国、琉球の宮廷料理みたいに、四条流とかそういう料理があって、蝦夷地から奄美までの食材を盛り込んだ料理があったけど、安土桃山時代辺りから廃れ始めて、安土桃山式の新しい茶道と一緒に懐石料理が出てきた。
茶道まで含んで接待となった影響で、侘び寂び精神で四条流も削り削られ簡素化してしまったわけだ。
その頃の料理というのは何回も膳が入れ替わるほどの大層豪勢な山海の珍味を山盛りにしたものだったらしいけど、今は魚を捌く神事として包丁術が生き残ってるだけ。
(直垂に烏帽子で、真魚箸と包丁で手を直接触れずに鯉や鯛、鱸といった縁起の魚を料理する)
それが江戸に入って、朝廷とは地理的に切り離された場所で日本の新しい中央文化が育まれて、蕎麦や江戸の町人料理が発達し今に至る、と。
と、言うわけでオバマ大統領が寿司を残したというのは大げさな話でもなく、コースで寿司を出してるほうが結構おかしな考えだってこと。
特に、アメリカの寿司ってのもまた独特で、音楽を聞いて踊り、その合間に食べていたりして、ハリウッドとかの寿司屋に行ったら結構驚くよ。
物味遊山で一度見に行ってみれば良いよ。異世界を体験できるw
そのカジュアルさが期せずして本来の寿司のカラッとしたカジュアルな思想を体現してる。
↓こんな音楽聞いて踊るところですし握ってるんだぜ、びっくりするよねw
タパスにもなってちゃんとした食事にもなって弁当にもなるってほんと珍しい料理なのよ、寿司は。
みんなも彼女を連れて寿司屋に行くときは、袖のある服や着物を着てれば
「大将、ツケヅメで味付けて握ってあげてください」
などと気を使ってみればすごくかっこよく見られるかも。
安倍ちゃんも「オバマさんはそんなにお腹すいてなさそうなので、お好みで握ってあげて」とか言えばよかったのにな。
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韓国料理はものすごい量の前菜なので、軽く食べる食事になりようがない
神仙炉に限らず肉で出汁を取る鍋が多く、食欲を刺激するスパイスか酸味がかなり盛り込まれてるのが特徴、相当大食いじゃないと一人飯は厳しい
懐石や割烹、その他の現代料理、上下のない寿司などがメインになった日本料理は割と特殊な存在
本文の通り、弁当・テイクアウト、軽食、食事を代用する寿司は板前のヒアリングで出し物が変わる料理で、一見さんは案内者が埋め合わせる接待が必要になる
食文化の関係を知っていればプルコギを残さなかったことを騒ぐ必要はあんまりないのでは・・・・?
東京ですし半分残したオバマ大統領、ソウルでは「プルコギファン」
「私はプルコギのファン(I’m a Bulgogi fan)」。
オバマ米大統領が先月25日、朴槿恵(パク・クネ)大統領との青瓦台(チョンワデ、大統領府)夕食会で、韓国料理を礼賛し、旺盛な食欲を見せ、話題になっている。
韓米首脳会談後の夕食会に出席したある政府関係者は2日、「オバマ大統領の箸使いが非常に上手で、驚いた」とし、当時の状況を伝えた。この関係者は「九節板(クジョルパン)が出たが、オバマ大統領が箸でミルチョンビョン(チヂミ)にナムルや肉などの材料を一つひとつのせ、上手に包んでいた」とし、「箸を上手く使えなければ食べにくい料理だが…」と話した。
青瓦台は夕食会に米国産のヒレステーキ、ロブスターを添えた海産物サラダなど米国人向けのメニューだけでなく、九節板、鶏の粥、豆おから、キムチジョンなど韓国料理も数多く出てきた。西洋人には馴染みが薄いものだ。しかしオバマ大統領はいろいろな料理に手をつけたという。
食事の最後には残ったおかずでビビンパを作るほどだった。ある関係者は「オバマ大統領はご飯が半分ほど残っていた時、おかずとして出てきた和え物をご飯の上にのせて混ぜ、ビビンパを作った」と伝えた。
またオバマ大統領は「私はプルコギが好きで、エアーフォースワン(米大統領専用機)のコック長にプルコギの料理法を習うように言い、機内でも食べる」という話もしたという。一方、夕食を一緒にしたスーザン・ライス補佐官は箸使いに苦労していたという。
オバマ大統領夫妻の韓国料理に対する関心はよく知られている。2009年11月に訪韓し、李明博(イ・ミョンバク)前大統領と会った際にも、オバマ大統領は「デリシャス(おいしい)」を連発し、韓国料理を楽しんだ。青瓦台は当時、オバマ大統領が当選直後の李前大統領との電話で「プルコギとキムチが最も好きなランチメニュー」と話したことを記憶し、プルコギとキムチを献立に含めた。
当時は李前大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏が「寒いから必ず接待しなければいけない」とし、神仙炉(シンソンロ)がメニューに含まれたりもした。青瓦台は今回の朴大統領との夕食会でも宮中神仙炉を出した。
オバマ大統領のミシェル夫人も韓国料理に関心を持つ。昨年2月、ツイッターに「ホワイトハウスの菜園で栽培した白菜(Napa cabbage)でキムチを漬けました。皆さんも一度試してほしい」というコメントとともに、キムチの漬け方を載せ、話題になった。
今回の訪韓でオバマ大統領が韓国料理を楽しんだ姿は、前日の日本訪問当時とは対照的だった。オバマ大統領は訪韓前日の23日、東京銀座の有名すし店「すきやばし次郎」で安倍首相と夕食を一緒にした。ミシュランガイド3つ星の評価を受けるすし店は1人前が30万ウォン(約3万円)を超えることで有名だ。オバマ大統領は食事の後、取材陣に「人生で一番おいしい寿司だった」と話したが、実際にはすし20貫のうち半分だけを食べて箸を置いたと、海外メディアは伝えた。
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私はカウンターの寿司は緊張して味もわからないし、
何か食べた気にならないんですよね~。
回転寿司なら百戦錬磨ですが。
回転寿司も立派な日本文化だと思いませんか?
@名無し さん
私も回転寿司はひとつの文化だと思います。
でも、カウンターもいいもんですよ。
食べやすく、リラックスするためにおすすめの方法は
「大将、今日は予算◎◎円で食べさせて。」って先に言ってしまうことです。
もっぱら、「時価がいくらか」「今いくらになってるのか」気になるのではないかと思うんですが、その懸念が解消されたらまた味わいがあるものです。
相手だって美味しくいっぱい食べて帰って欲しいので、予算の中で一番美味しい組み合わせを考えてくれるはずです。
それができない奴に美味しい料理なんか作れるはずがないので、一回試してみてください。