この事件を見ていて思ったのは、佐村河内という人はパナメイエビだな~と。
これでわーわー怒ってる人っていうのは、食品偽装事件の自称被害者と一緒なんだよ。
つまり、食い物は味で判断するべきところ、「●●エビは違う」「さすが●●ホテル」「□□シェフの腕はさすが」とその場の雰囲気に騙されて生きている、美味しんぼの読者みたいな連中ってことだ。
自称被害者ってのも、納得するための材料は既に受け取ったんだから文句をいう資格なんかないってこと。
美味しいと思ったり感動したり喜んだりするための要素は既に受け取ってるわけで、返品はできませんぜ、とな。
どんなシェフがつくろうが、車海老と書いてあろうがパナメイエビに騙されることは俺はない。
美食とか講釈を垂れる奴が沢山居て、いかがわしい食材や、二級品の食材をありがたがって食ってる奴がいるけど、俺は騙されたことがない。
なんでかって言うと俺は自分の頭で考えて舌で味わって耳で聞いて目で見るからだ。
ところが、そういうのは審美眼と言って、そもそもの育ちの部分で食べた経験や見た経験、感動した経験や行った経験で決定的な差がつくもので、その素養がない人にも楽しむための材料として格式やストーリーが用意されている。
そしてそういうものを信奉する人がそれをまるで不可侵の教義みたいにしてありがたがるわけで、その教義を否定されてしまったからこそ怒るわけ。
(反対に俺みたいな奴はどんなホテルだろうがどんなストーリーだろうが出てきたものや心遣いしか考えないから、そんなものがどうだろうとなんにも感動しない。どんな格式高いホテルでもバトラーやコンシェルジェの態度が生意気だったらハイそれまでよ、ってことだ。レストランが5つ星でもまずいもんはまずい)
つまり、自分の人生の価値判断の基準になる条文を、他人に書いてもらっていたという悲惨な事実を眼前につきつけられるからこそ顔を真赤にして怒るんだ。
恥をかかされたと思ってムキになる。恥ずかしいんだ、つまり。
エビの品質を語っていた口で食っていたものがパナメイエビで、現代のヴェートヴェンなどと激賞した作家が全然ヴェートーヴェンじゃなかったってことがな。
でも自分の耳で聞いて判断した人はそんな事思わないわけで、「たとえ耳が聞こえる人だったとしてもあれは名曲だ」「ゴーストライターが書いたって曲はいっしょじゃん」「はじめから好みじゃなかったんで俺は興味なかった」とかな。
でもこれって世の中の消費者的な立場で物を言ってる人全てに当てはまる問題で、せいぜいそういう立場を持ち込むのは回転寿司までにしとけよって話なんだよ。
音楽とか美術といった感性の世界や、イデオロギーや思想の世界、政治の世界にまでそういう判断能力を持ち合わせてないはずなのに、まるでそれを持っているかのような錯覚をした奴が群がって、個性を強調するために「誰かが用意した」同じ内容の文章や言葉を吐き散らかしている。
音楽くらい、自分の耳で聞け。世の中でお前にとって最高に旨いものは自分で選べ。何を信じるかはお前の生き様次第で自分で決めろ、と。
これって一種の同調圧力発生の根元部分をまざまざと見せつけられているのと同じことであって、リテラシー、つまり教養や知性が必要な物にそれがないやつが参加する滑稽な構図をも見せつけている。
結論:不文律は目に見えないだけに勘違いする奴が出やすいわけだけど、恥かくだけだからやめとけってこと。資格検定のない仕事ほど難しいのと同じことだ。
クラシックは文字通り懐古主義で、当時の世界観を鑑賞する楽しみ。
だからこそ指揮者も当時の作曲者や曲を発注した人のエッセイを見たり
建築物を見に行ったり劇場を視察に行く。
世界観を共有して指揮者なりに解釈することで演奏に深みが出る。
俺はそういう立ち位置でクラシックを楽しんでいるから、佐村河内という人の曲に興味もなく、聴いてもいない。
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「耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内守氏が3月7日午前11時、東京都内のホテルで会見を開くことになった。
佐村河内氏は「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの楽曲を発表したが、実際には新垣隆氏がゴーストライターとして多くの作曲を手がけていたことが明らかになった。また、自らが耳が聞こえないとしていたことも、新垣氏は「耳が聞こえないと感じたことはない」と完全否定している。障害者手帳の不正受給の可能性も出ている。
新垣氏がゴーストライターを告白してから、初めて公の場に姿を現す佐村河内氏。本人の口からは何が語られるのだろうか。ニコニコ生放送が中継する。
佐村河内守氏の謝罪会見
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【※この記事は、会見場から随時加筆していきます】
【10:30】
会見30分前だというのに約300人ほどの報道陣がごった返して、会見場のホテルの部屋は満員に。本人1人で会見。手話通訳者を連れてくるとのことだ。殺到した報道陣で騒然とした雰囲気だ。
【10:50】
佐村河内氏の身体障害者診断書が配布された。「聴覚障害には該当しない診断します」という所見と、障害の種類として「感音性難聴」が書かれている。
【11:05】
会見スタート。髪の毛を短くして、黒いスーツの佐村河内氏は神妙な表情で冒頭、謝罪した。以下、佐村河内氏の説明。
沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守(ホモ)、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。
義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
子育て世代の貴重な見本がコメント欄に大量に所蔵されています。
道義的なことはさておき、佐村氏、新垣氏の二者間の個人的問題でしか無いから叩くのはなんか違う
自分で曲聞いて好きならそれでいいじゃん
思ってたことが全部書いてあった