おすすめアーカイブ

カテゴリー

中国株下落でとどめを刺された東京経済 汚職撲滅キャンペーンでアベノミクス崩壊?

  1. 経済
  2. 109 view

お茶を濁す中国当局のやる気のない対応、株価下落で汚職も撲滅

 

<中国・香港市場> 中国株式市場は急反発して取引を終えた。上海総合指数は5.8%高で、6年ぶりの大幅な上昇率となった。

上場企業の株式を大量に保有している株主の売りを禁止するなど、市場を下支えするために当局が導入した一連の措置によって、パニック売りが抑えられた。

香港株式市場も急反発して取引を終了し、5営業日ぶりの上昇となった。中国本土市場が、政府当局の一連の相場救済策により大幅に反発した流れを引き継いだ。

via: アジア株式市場サマリー(9日) (ロイター) – Yahoo!ニュース

 

中国株下落で一番堪えるのが高値を買い上がってきた中国の庶民で、もう1年もかからずに爆買いが激減するんじゃなかろうか。

中国から日本に買い物に来てる人の半分以上が株で儲けたお金をパッと使いに来た人々で、アベノミクスで一つだけプラスになった(インチキなしで)指数の一つ、旅行収支は風前の灯だ。

 

東京の不動産とか買い上がっていた人々が今後消えていくわけで、タワマンとかの売り物がじわじわ増えていくだろう。

地価と小売の都心部での売上、観光地のホテルの業績はガタガタになるんじゃなかろうか。

五大都市の中国人の旅行客の数を思えば誰でも想像できることだと思うけどね。

 

中国当局が先月末から次々と打ち出した大型株価対策の効果がようやく現れたようにも見えるが、先行きを不安視する投資家は多い。国内の個人投資家の不安を抑えるため中国政府が実施してきた一連のテコ入れ策に対しては、「市場原理を無視している」といった批判も強まっている。

 中国当局は当初、金利と預金準備率の引き下げなどで株価の急落に対応しようとしたが、株価下落に歯止めがかからず、市場への露骨な介入に転じた。

 7月4日、証券監督管理委員会は、全国の大手の証券会社、21社のトップを北京に集めて対策会議を開き、証券会社が総額1200億元(約2兆4000億円)を出資して株価を下支えする対策を発表した。

via: 中国株波乱 「市場原理を無視」新株公開延期、「空売り」摘発…「政治化を回避せよ」露骨な介入に批判 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

中国株関係の報道で一番笑ったのが、産経新聞が「資本主義のルールを無視」と大騒ぎしている規制の数々の大半が、日本市場でも普通に適用されていることだった。

空売り規制とか、証金を通じた異様に早い規制なんかまさに中国と同じ穴の狢と言わんばかりに規制していて、およそ2000億あまりの粉飾が発覚して、役員が引責辞任しても上場廃止にならない東芝とかまさに中国丸出しと言ってもいいだろう。

 

株価の介入も先月末から今までだけで政府系の金がどれだけ市場に入ってるのか。

今日も場中に大砲が発射されて株価が戻していた。

 

この株価暴落は、二年後三年後までに関東の好況でなんとか下支え(表面的に)できていた日本経済に相当深刻な打撃を及ぼすだろう。

今のところ景気良さそうな報道ができているのも、一つは適者生存で金持ってる会社が弱った会社の仕事を吸い上げて業績を上げている事と、そのしわ寄せで縮小する消費と所得を中国人の爆買いがごまかしていた事が組み合わさっていた結果だった。

 

表面張力を支えていた二本のはしごが一本落ちる。

給与が落ち込んで、若い奴の半分くらいが失業者と非正規の現状では到底見た目を取り繕えないだろう。

 

この中国株の暴落が止まるか?

アメリカのレアアース会社が相当の負債を抱えて倒産していたけど、レアアースや鉄の投げ売りは中国はやめないだろう。

売り崩して西側の企業の弱体化を狙っていて、今のところその目論見は成功している。

 

投げ売りの言い訳材料に株価暴落ほど都合がいいものはないだろう。

輪をかけて今習近平は汚職撲滅キャンペーンに非常に熱心になっている。株価下落は本音では現政権に止める気はないはずだ。

 

中国の株価暴騰というのは行き場をなくした利権の行き着いたラストリゾートで、事実上政権と揉めずに役得を得られる最終手段に等しかった。

 

共産党の幹部がじっくりと種株を仕込んで、声を上げて買ったことを知らせる。

それを聴き込んだ資産家層がその株を買う。

そしてそれを見た庶民が我先に提灯をつけるというループで大暴騰したのがこの上昇の本質らしい。

 

少し前の先物相場の暴騰であぶく銭を儲けたのが忘れられない人も沢山いたんだろう。

 

この株価バブルを叩き潰せば、余った資産をインチキな仕手戦で増やし続けてきた汚職幹部は、水をかけられたプードルみたいになって実力を失うだろう。

市場規模と信用取引の残高から見て十分とはいえない対策は、救済する気がない本音を見せている。

売買停止を申請した銘柄には、次々に国有資金が投資されて、企業は国営化されていくはずだ。

 

企業に資本を通じて支配権を持っていた汚職幹部がいぶり殺されるまでその流れは止まらないだろう。

反中嫌韓で鳴らした安倍政権が、中国の汚職撲滅キャンペーンで大打撃を受けるのが実に皮肉だ。

 

 

中国株下落でとどめを刺された東京経済 汚職撲滅キャンペーンでアベノミクス崩壊? %e9%87%91%e8%9e%8d%e3%83%bb%e5%b8%82%e6%b3%81 %e6%b6%88%e8%b2%bb international %e3%82%a2%e3%83%99%e3%83%8e%e3%83%9f%e3%82%af%e3%82%b9%e3%81%ae%e4%bb%95%e7%b5%84%e3%81%bf economy

 

中国人が居なくなったら、
ホテルと買い物と食事合わせて、延べで4兆円くらいの消費が消滅するわけだ。
全てマイナスの中でとりあえず一つだけまともに動いていたものが消えちゃったら・・・

 

 

 

↓関連記事↓

 

 

 

 

  (ブルームバーグ):中国政府が株価急落に対処するために市場への介入を強化する中で、海外投資家が記録的なペースで上海株を売り込んでいる。

上海、香港両証券取引所の接続を通じた本土株の売りは6日に過去最大を更新。重複上場銘柄が香港証取で本土市場との比較で少なくとも2006年以降で最大の下げを記録した。米市場に上場されている中国株が6日に11年以来の大幅安となり、米国のオプション市場では一段の中国株安に備える取引が最高値に近づいた。

アバディーン・アセット・マネジメントによれば、国有金融機関による株式購入や新規株式公開(IPO)の停止など、3兆2000億ドル(約392兆円)が吹き飛んだ株安に歯止めをかけようとする取り組みは、より市場本位の経済を実現する政府の約束に反している。格付け会社フィッチ傘下のBMIリサーチは、政策担当者の金融システム運営能力への信頼を損ねるリスクもあるとみている。

JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア市場チーフストラテジスト、許長泰氏(香港在勤)は「一つの悪い政策を別の政策でカバーする状況になりつつある。多くの投資家がさらなる調整をなお懸念している」と述べた。

ブラックロックとクレディ・スイス・グループ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーのストラテジストらは先月、中国株がバブル状態だと警告。上海総合指数は6月12日に直近の高値に達した後、7月3日までに29%下げ、3週間の下落としては1992年以来の大きさとなった。

 

via: 海外投資家が記録的な中国株売り-政府は約束損ねる介入 (Bloomberg) – Yahoo!ニュース

 

関連記事

5
人の保守(ホモ)、普通の日本人が図鑑に登録されました。

第二の青葉は早期発見! コメントはログイン必須→ ログイン
5 Comment threads
0 Thread replies
0 Followers
 
Most reacted comment
Hottest comment thread
1 Comment authors
在日日本人gundarikum@ Recent comment authors
newest oldest most voted
kum@
Guest
kum@

なるほど、と思わせる視点ですね。
ただ、個人的には今回の暴落についてそこまでの影響があるか疑問視しています。
その理由は、今回の値下がりがたかだかこの半年の値上がりを半値戻しした程度に過ぎないからです。
もちろんその先の動きについてはわかりませんが、リーマン前から上海は3000前後だったわけで、それからはまだ2割程度は高い。
元々ラオックスのビジネスモデルが、日本で家電を買って、中国でアフターサービスを受ける、なので必ずしもバブルというわけではないかと。
同様のビジネスモデルをしている高級服飾品業界も多いでしょうから、現状の円安元高が続いている限りは、爆貝は1年ほど前に戻るものの、それほど大きなダメージは受けないのかな、と思っています。

ただ、東京の不動産は厳しいかもしれませんね。

在日日本人
Guest
在日日本人

今後自分の労働力をまともな額の金銭に換える自信はないし、お金に換えたところで増税と為替安で貨幣価値の減った日本円で、満足に食料はじめモノやサービスを手に入れる自信もありません。
だからまだ自分に余力がある内に畑を買おうかと、考えています。労働力の金銭的価値は減ってても、使用価値そのものは変わりませんし、食料が買えないほど貧乏や、金あってもインフレで満足に買えなくなったら、もはや自分で作るしかないと真剣に考えてしまいます。3条申請もクリアするめども立っています。
まあ、その時のために家庭菜園を始めたのですが、ここのコメント欄に書き込み始めたのが去年で、そのときは半分冗談だったのがだんだん本気の割合が大きくなっていくと書いてたのに、たった一年あたりで「かなり本気」になるなんて当時は想像つきませんでした。

ちなみに、軍茶利さんに言われたからでもなく、また言われるまでもなく、今年はサツマイモのつるを65本植えましたし、今現在でも野菜は自分の作ったものや地元農家のおすそ分けで大体まかなって、スーパーでは肉や魚など、自分では作れないものを買いに行くだけで済ましています。
先の記事で軍茶利さんが書いてた「近所づきあいで降り注いでくる贈与が山のようにあった。」は、現在進行で自分自身がその恩恵に預かっています。人の好意に甘えるのは、みっともない話ですが・・・。

ただ、テレビを見ていると、世間様には生活が苦しくなっている実感が無いように感じますが、皆この危機を乗り越えるような、すごい能力や力を持っているのでしょうか?
それとも自分が単に臆病で、闇雲に不安になっているだけでしょうか?
正直分りません。

kum@
Guest
kum@

@gundari  さん
レバ10倍ですか。恐ろしいですね…。
セーフティーマージンで2倍余裕を取っていても、2割減で元本ぶっ飛ばしとか怖すぎて震えるw

おそらくですが、彼らは不足金でてもトンズラするだけですよね。
中国は広いからおそらく逃げられるし、最悪戸籍買えば新しい口座も作れるのでは、という気すらします。。。