上海国際映画祭で進撃の巨人・寄生獣締め出し 中国でアニメ版保護貿易開始?


「刈り取られる市場」から「囲い込む」保護貿易市場に変わりつつある中国

 

【上海時事】上海国際映画祭の一環として13日から上海市で開催される「日本映画週間」で、人気アニメ「進撃の巨人」の劇場版が上映できなくなったことが10日、分かった。中国側が日本側に通知してきた。「進撃の巨人」は最近、中国当局によって国内でのインターネット配信が禁止されており、その影響を受けたとみられる。

via: 「進撃の巨人」締め出し=上海の国際映画祭 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

中国の映画祭で日本作品締め出し措置が取られたそうで。

中国のここ最近の動向を見ているとどうも保護貿易の方向に一直線みたいだね。

 

日用品や食べ物を買いに日本に行く国民向けに、人気商品の関税を値下げしてみたり、今は今でアニメコンテンツなんかも締め出し方向で。

レアアースとか鉄も過剰に在庫していたものを今爆撃のように投げ売りしてると聞くけど。(これは真偽未確認)

 

金盾なんかもちょっと誤解されてるところがあるけど、アマゾンとか楽天の利用に初心者には超えられないハードルを設けることでアリババみたいな企業が台頭して、一連の文脈が最終的には保護貿易としてしっかり機能している。

 

中国の統計上のコンテンツ市場というのは、電子配信とか色々込みにしたらなんと今や年間2兆円の市場らしい。

そこに日本のアニメが参加すると、根こそぎ食いつくされるに決まってるわけで締め出すだけの動機もあろうもんだね。

 

輸出するとなると、日本でも名作に数えられるビッグタイトルが出て行くことになるわけで、いくら中国が頑張っても今まで日本で積み重ねられてきた作品数に中国が追い付いてくるのに後10年でも絶対足りないだろう。

その間に市場から利益を吸い上げられたらたまったもんじゃないというのが多分動機のはずだ。

 

これは政府が外交的に努力して解消するより他にない問題だろう。

 

中国は共産党のイメージの割にあんまりおおっぴらな保護貿易をやってなかったけど、実際は東南アジアとかではがっちり政府が市場を固めて外資を食い込ませない措置をとっている。

土地だってそう簡単に投資できないし、商売も起業できない。

 

インドネシアなんかその最たるもので、日本人が昔から喉から手が出るほどやりたがってる中古車ビジネスも固く禁止しているし、あれだけ所得がまだまだ伸びてない国なのにリサイクルビジネスも一切禁止している。

一昔前はボランティア名目で古着を輸入して古着で稼いでる奴とか結構居たけど、あれも根こそぎ禁止された。

 

人口ボリュームや伸び盛りの旺盛な消費意欲を当て込んで、多くの国が「刈り取る」為の資本を投下してきたけど、今後はそうはさせないという意志の表明なんだろうね。

アニメにかぎらず今後は中国と同盟的な地位にある国以外は容赦なくこうやって放り出されるだろう。

 

「手を組まずしかし利益を得る」という絶妙な立ち位置で居続けることはもう無理なのかもなぁ。

アニメ産業の人やコンテンツ関係の人は、2兆円市場をヨダレ垂らして眺めているだろうけど、今の政府の政策では当分何も出来ないだろう。

 

Cool Japanとか眠たいこと喚いてるけど、結局はそれをただでうまく使いこなして車売ろうとか、ものづくりの次の補助金利権にしようとしか考えてなさそうだ。

ただでさえまじめにそれだけやらせても、役人とコンテンツの相性なんか最悪なのに、魂胆が腐っていたらなおさら無理だ。

その上コンテンツの配給部分を担当する出版社や配給会社は今や根腐れを起こしている環境で、保護貿易に対抗するのは無理な気がする。

 

 

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全体では名作の発生頻度が下がっていても、
ストックされている名作のアイテム数で日本に勝てる国はなさそうだもんな。(映画・音楽を除く)
コンテンツ関係では日本はハブられやすい気がする。

 

 

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【上海時事】上海国際映画祭の一環として13日から上海市で開催される「日本映画週間」で、人気アニメ「進撃の巨人」の劇場版が上映できなくなったことが10日、分かった。中国側が日本側に通知してきた。「進撃の巨人」は最近、中国当局によって国内でのインターネット配信が禁止されており、その影響を受けたとみられる。
 今回で10周年を迎える日本映画週間は上海の映画ファンにとって楽しみの一つ。今年も「進撃の巨人」や「ビリギャル」など日本で評判の最新8作品をそろえ、開演を待っていた。
 8作品とも中国当局の審査を通っており、日本の実行委員会は「禁止措置があっても国際的な映画祭は影響されない」と考え、「進撃の巨人」上映を楽観していた。9日遅くになって中国側から「上映できない」と通知があった。
 中国メディアによると、中国文化省は8日、「未成年者を犯罪に誘い、暴力と欲情を誇張した」と断定し「進撃の巨人」や「寄生獣」を含む日本アニメ38作品のネット配信を禁止した。

via: 「進撃の巨人」締め出し=上海の国際映画祭 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

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コメント

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  • コメント (2)

    • 迦陵頻伽
    • 2015年 7月 21日

    アニメはディズニー、コミックはマーベル、DCがあるし
    日本が勝てるコンテンツなんて存在しないと思いますよ

    あと、今の能力なら中韓は遅くとも20年以内には漫画アニメで日本を追い越すと思います。

    • gundari
    • 2015年 7月 22日

    @迦陵頻伽 さん

    >日本が勝てるコンテンツなんて存在しないと思いますよ

    ディズニーとかマーベルに絞って言えば、日本のコンテンツの正統派のものは結構やれると思うんですよ。
    なんでかというと、対象年齢が違ってたからなんですね。

    幼くもないし年寄り過ぎもしない絶妙な広範囲の年齢を取り込んでたわけですから。
    萌になった途端ディズニーに駆逐されるものになると思いますけど。

    おそらく、その絶妙な年齢設定は、発展途上の若い国では大きな需要を産むもので、多産できる見通しがあればそれは巨大な市場を形成するでしょう。

    >あと、今の能力なら中韓は遅くとも20年以内には漫画アニメで日本を追い越すと思います。

    だと思います。
    それを見込んでの保護貿易で閉めだしたのだろうなと思いますね。
    学びはしても買わないぞって事でしょ。
    絶妙な年齢設定を自分でできると踏んでるってことでしょうね。

    国としての年齢で言えば今まさに中国はそういう年齢ですし、事実そのとおりなのでしょう。

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