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小保方女史、STAP細胞再検証実験に参加  幕を引く責任者不在、失われた切腹文化は日本の信頼を失墜させる

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小保方氏やらないと決着つかぬ…検証実験参加へ

読売新聞 6月20日(金)7時24分配信

 STAP(スタップ)細胞が存在するかどうかを調べる検証実験について、理化学研究所の野依良治理事長は19日、理研の小保方晴子ユニットリーダーが参加するかどうかを尋ねられ、「小保方さんが(実験を)やらないと、決着がつかない」と述べた。

 自民党の文部科学部会終了後、報道陣に答えた。

via: 小保方氏やらないと決着つかぬ…検証実験参加へ (読売新聞) – Yahoo!ニュース

 

論文についての問題はこちらのコメントの一部を参考にしてもらえばいいんだけど、STAP疑義についていわゆる世間的な問題の大部分が「本当にSTAPがあるのかどうか」に絞りこまれてたわけで、論文の様式がどうというのは「世間的には」違うものだったわけで。

今回の騒動ですごい違和感を持ったのが「なんでとっとと存在の再検証をしないのか」と「幕引きを計りたかったら大将が腹を切るしか無いのに何ごちゃごちゃしてるんだ」というものだった。

 

特に、この切腹する奴は誰だ、って部分はかなり大きな話で、これは日本独自の文化ではなくていわゆる先進国では利他精神、犠牲という形で共有されてる文化なんだよね。

いわゆる後進国にそれがないとは言わないけど、泥仕合を避けるシステム・自浄能力を持っているかいないかというのは結構国交上大きな問題で、戦後文化というのか、平成日本というのか非常に現代的な問題を示唆してる気がする。

 

つまりSTAP問題が長引いてなかなか決着の形を示せなかったのが、今回は責任者が腹を切るのではなくて、末端の女に腹を切らせる形で幕を引こうとしたからであって、発想が狂っていたんだよね。

実際、「誰それに責任をとってもらうつもりだ」と文部大臣が口にした今でも誰も引責辞任に至ってないわけで、これは非常に根が深い問題だよ。

 

例えば他所の会社と取引をするときに、なにか問題が起きて、「どうなってるんですか」という話になった時に、責任者が誰かもわからないまま問題をたらい回しにされたらどうなるか?

何にも悪くないのに迷惑をかけられた担当者は相手の代わりに社内の責任をかぶらされるわけで、そうなりそうな企業と取引しようという話にならない。

今の日本の組織文化というのが、一口に言えば無責任文化そのものになっているけど、実情を端的に表した事件だった。

 

そして責任論以前に、STAPの再検証実験とその結果の公表が問題収束の特効薬なのは素人目に見ても明らかだったのに、何故かそちらの方には全く力を入れなかった。

 

これは日本の組織文化が幼稚化していってる事実の一つの証拠であって、理研のような高度な組織ではまだ上品さを伴った劣化を見せているものの、民間企業はもっとひどい劣化をしている。

これはいずれ貿易収支をもっと激しく悪化させる形で現れてくるもので、理研・小保方という女性のスキャンダルとしてワイドショーでだけ扱い続けているようでは将来の禍根になる。

 

一言:それにしても、この実験再検証は一体何だったんだ?

 

 

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悪足掻きして他人に首を刎ねられるのと、
どこかで白旗を上げて自分で腹を切るのでは
同じ生命でも値段が違う場合が多いんだよ、古今東西。

 

 

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STAP細胞をめぐっては、別の万能細胞であるES細胞だったことを疑わせる遺伝子解析の結果が次々出ている。

竹市氏は、STAP細胞として公開されている遺伝子データに、ES細胞を培養したときに生じることがある染色体異常が見つかったとの指摘について「解析自体は科学的に正しい」と認めた。その上で、「論文に掲載したデータの扱いが適切ではなかったため、遺伝子解析の根拠となった細胞が、どこから来た何の細胞だったのかなど未解明な点がまだ多い」として、STAP細胞の存在の有無は「まだ結論を出せない」と答えた。CDBは、保管している細胞などの遺伝子解析を続けているという。

最終的な結論は「検証実験の結果を待つしかない」と語った。検証実験は、小保方氏と連絡を取り合って進められているとし、いずれ小保方さんに参加してもらう方針という。8月までには中間報告を出すとしている。

via: STAP細胞はあるのか「結論はまだ早い」 理研再生研の竹市氏

 

STAP幹細胞はどこから? 食い違う主張…小保方氏、若山氏の見解平行線

産経新聞 6月19日(木)10時45分配信

 STAP(スタップ)細胞の論文不正問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)は18日に発表したコメントで、「マウスも細胞も若山研究室から提供を受けた」と述べ、若山照彦山梨大教授(47)が16日の記者会見で示唆した外部のマウスが実験に使われた可能性を否定した。STAP幹細胞は、どのマウスから作製されたのか。両者の見解は平行線をたどったままだ。

 STAP細胞は、若山教授が理研発生・再生科学総合研究センターのチームリーダーだった際、客員研究員だった小保方氏に提供したマウスで作られたとされる。このマウスは紫外線を当てると光る緑色蛍光タンパク質(GFP)の遺伝子が18番染色体に組み込まれていた。

 若山教授は16日の会見で、小保方氏のSTAP細胞を培養して樹立した「STAP幹細胞」を第三者機関で解析した結果、GFP遺伝子が15番染色体に組み込まれていたことを公表。小保方氏が別のマウスでSTAP細胞を作った可能性を示唆した。

 小保方氏は、疑義が浮上した4月に「STAP幹細胞の長期培養も保存も行ったのは若山先生で、その間に何が起こったのかはわからない」と、自身の取り違えなどの可能性を否定している。

via: STAP幹細胞はどこから? 食い違う主張…小保方氏、若山氏の見解平行線 (産経新聞) – Yahoo!ニュース

 

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