安倍ぴょんの心の友「親日インドネシア」が心肺停止状態に　発狂する内閣とホモウヨに哀愁ただよう

「残念ながら中国案を採用することにしました」『全く理解できない』って、菅義偉は国語の通知票が１だったんだろうかと疑わしくなるくらいやばいと思うんだけど。

これを馬鹿にでもわかるように噛み砕いて表現すると、

ざんねんながら　にほんの　いっしょうけんめいな　ていあんは　ことわられてしまいました

というもので、全部ひらがなにしたら日本人だったら小学生でも読めると思うんだけど、断られたのね。

使いません、ってことで。

日本とマレーシア、インドネシア、インド、ベトナムは対中で共同歩調を取るとか馬鹿みたいな事を喚きまわってたやつ、どう思ってんだろうね。

だから言ってんじゃん。

インドはすでに中国と集団的自衛権を締結したし、マレーシアもインドネシアもベトナムも中国と経済的な蜜月関係で、政府予算から雇用まですでに中国無しじゃやっていけなくなっている。

いくら今まで日本が最大のODA拠出だったとしてもそれは過去の話で、それを目当てに政府としての結論を曲げるほど幼稚な国ではなくなったし、結果として損得勘定をしたら日本とは程々にしか付き合えない。

親日インドネシアとかいう妄想も結局そういうことで、確かに親和的ではあるけれど、危機感まで共有するほど密接な関係でもなければ、国内では占領時代の事で腹に一物持ってる人々も相当数居る。

日本政府はデヴィ夫人に結構外交的に依存してるところがあるらしいけど、それが今日の状況を示唆していた。

だってデヴィ夫人自身がインドネシアでめちゃくちゃ嫌われてんのに、たとえお情けで国営企業の地位を持ってるとかでも、そんな外交的影響力発揮できるはずがないだろ。

本当にインドネシアで影響力発揮できる力があったら日本で慈善パーティーなんかやるわけがない。

ホモウヨ（ネトウヨ）と安倍内閣の心の友インドネシアも、発見したら心肺停止状態だったみたいな。

今ジャカルタやバリ島、ジョグジャカルタの主要な訪問客も中国人。

アジアの大抵の親日国は要支援国や外需に依存している国々で、故に今は日本より中国に親和的だ。

中でも大分日本にシンパシーを持ってるインドネシア相手にこんな発狂してたら、今後安倍外交のペテンが剥がれていく過程で脳梗塞起こすよ。

発狂する前に見習えよ。

何でもかんでも世話になった相手の思い通りの自民党と違って、相互主義を徹底したうえで民族自決や民族的なモラルに抵触する事項では絶対に従わないインドネシアを。

個人的にはインドネシアの相互主義による民族自決はすごく尊敬してるけどね。

インドネシア政府の閣僚は、自国の高速鉄道計画で中国の案を採用することについてＮＨＫのインタビューに応じ、「最も大事なのは技術ではない」と述べ採用にあたって最も重視したのは日本が強みとした高い技術ではなかったことを明らかにしました。

インドネシアの高速鉄道計画を巡っては、日本と中国の激しい受注競争の末、先月２９日、インドネシア側は政府に財政負担が生じない中国の案を採用する考えを日本政府に伝えました。
これについて、高速鉄道の建設計画を主管するインドネシアのリニ国営企業相は、１日夜、首都ジャカルタでＮＨＫのインタビューに応じました。リニ国営企業相は日本側が高い技術や安全性をアピールした新幹線方式について、「日本は１９６０年代に新幹線を開通させ、技術的に発展していることは分かっているが、最も大事なのは技術ではない」と述べ、採用にあたって最も重視したのは日本が強みとした高い技術ではなかったことを明らかにしました。
また、中国の高速鉄道の安全性については、「中国はすでに１万７０００キロの高速鉄道網を整備しており、安全面での国際基準も満たしている」と述べ、２０１８年の高速鉄道の完成を目標に、年内の着工を目指す考えを示しました。
日本政府は、菅官房長官が、中国の案に懐疑的な見方を示していて、インドネシア側に遺憾の意を伝えています。

 

via: インドネシア 高速鉄道で技術は最重視せず　NHKニュース

高速鉄道計画全般で目立ったのは、安倍の小銭バラマキ外交の慢心だった。

去年だったか一昨年だったか忘れたけど、「もうアジアは日本なしじゃやっていけないほど貧乏じゃなくなった」「小銭をばらまいてセキュリティーダイアモンドとか技術支援で何でも言うこときくと思ったら大間違いだ」って書いたけど実際その通りになったわけで、小銭をくれるならもらうけど聞けない話には乗れないという程度に力をつけた国々の内実を今の政府は確実に見誤っている。

実際、高速鉄道計画は中国に持って行かれて、安全保障の中核的要素をなしていたロシアとインドは中国についた。

AIIBの話にしたって、融資から開発までフルセットでやれる組織を甘く見ないほうがいいといったのが事実この通りになって、「チガウーチガウー」喚き続けていたホモウヨは一言くらい謝罪はないんだろうか？

そこら辺を振り返って正すべき所を点検しないのはホモウヨのみならずその本尊の安倍内閣も全く一緒だ。

それだけではなくて、国際貢献とか中国の脅威という妄想に取り憑かれて、国や国士として基本的な部分を無視してきた発想のズレがこの状況を引き起こしている。

普通どこの国でも関係ない国の台頭に対する警戒感とか、外国との約束や建前より自分の国の人々の安定した暮らしや少しでも豊かになれる将来が優先するのは当然の話で、そこを直視せずに海外でばっかり国民からちょろまかした金をばらまくからこうなる。

（国民をどうでも良いと内心思っていたり、国士を自称しながら日本人が豊かになることより、チョンやチュン、ブサヨが苦しめばいいとか思ってるからその程度のことが理解できない。）

インドネシアでテレビニュースを見て、わからないなりに断片的にニュースを聞いていると、沢山の島々から成立するあの国には、日本に助けてもらった金に感謝して無駄遣いする前に、やらなきゃいけないことは山のようにある。

一つには交通網の整備で、人口増加に追いつかない交通機関は、年間に大量の死者を出している。

250人乗りのフェリーに600人以上乗って、それが沖合で沈没して何百人も死んじゃったり、ジャカルタの郊外で帰宅するのに何時間もかかるような無茶な渋滞が引き起こされたりして。

そして貧困故に物乞いをする国民はまだまだ沢山居て、雨の後に大量発生する羽アリを猿と闘いながら集めて、フライパンで炒めて食ってるような人々だって現実に居る。

そんな中でたった１４０ｋｍの高速鉄道の整備に、技術や建前や約束が優先する理由がどこにあるんだろうか？

毎年3万人も自殺者を出しながら派遣会社をのさばらせてTPPを締結して、増税して公務員の給料を上げて軍拡に邁進しようとするアホには想像も出来ないのかもしれないけど。

高速鉄道の整備に政府が保証したり予算を出したり出来ないと言ってるのに、それを前提にした提案をして、断られて発狂するほうが常識がない。

高速鉄道を作る前に、インドネシア政府は国民全員が高速鉄道に乗れる所得水準にしたいに決まっている。

乗れない人は頭が悪いとか言うほど薄情な政府じゃないってことなんだよ。

同じようなステップを経過してきた中国のほうがかゆいところに手が届く提案だったという現実を受け入れないかぎり、今後もこの手の競争では全敗する恐れがあるだろう。

どの国も自分の国民が一番大事なわけで、その中でうまく金儲けをしようと思えば、将来性や儲けの総額を算用して自分でリスクを取る以外なかったわけだ。

インドネシアはその点で甘い相手ではない。むしろ日本より商売上手な連中だ。

現地ではリサイクルショップや中古衣料品、中古車の販売はビジネスとして存在してない。

将来そうしたものの流通が新品の需要を食い潰すから徹底的に禁止している。

一時期、ボランティアによる寄付を装って中古衣料品を輸出して儲けていた日本人も、規制厳格化によって駆逐されたくらいだ。

その商売上手に、天然資源があり、日本の支援によって自動車を自力製造できるようになる程度の技術力も身についた。

（ダイハツの現地進出が大きかったみたいだ。）

彼らは口先では感謝を示すかもしれないけど、自分で育てた怪物の力量を見誤ってはいけない。

そう遠くない未来、必ず東南アジアのあのエリアで盟主になるインドネシアはそんなに甘い相手ではない。

インドネシアにとって日本は最大の援助国であり、インドネシアは累計ベースでODA（政府開発援助）の最大の受取国だ。高速鉄道の整備計画が出た際には日本のみが手を挙げており、当初は日本の独壇場だった。

　だが、昨年にインドネシア政府が「中国が提示した条件を検討している」と表明してから立場が急変した。中国案は最高時速を350㎞で、今すぐ工事を始められれば2019年には運行を開始できるとした。一方、日本の計画では最高時速300kmで、2018年に着工して完成は2023年だった。性能や完成時期で中国より見劣りするものになってしまった。

　菅官房長官は記者会見で「日本は実現可能な最良の提案をした」と話すように、中国案の実現には疑問が残る。インドネシアの現地建設会社の役員は「どう考えてもこの年数では不可能だ。中国の主張を鵜呑みにしてはならない。政治的な取引での敗北だろう」と分析する。

 

via: インドネシア高速鉄道、ODA最大受け取り国の「変心」：日経ビジネスオンライン

結局のところ、21世紀の今多くの日本人は、金持ちで無双だった90年代の幻影を引きずりすぎている。

もうアジアはただ貧乏で可哀想な国々の代名詞ではなくなったし、場所によっては下手な日本の地方以上に豊かに発展して、未来への期待に沸き返っている世界の新大陸と言っても良い草刈り場になった。

その中で20年以上も前の夢を引きずって、恩着せがましい尊大な態度で外交をしても絶対に今後も類似した失敗を繰り返すだけだろう。

だからこそ政府保証と政府予算を外せという相手が出している前提条件を軽視して、「それが条件じゃないと受注できない」なんて馬鹿な主張を繰り返していたわけだしね。

予算が1500万でお願いしますと言っている施主に3000万のものを提案して受注取れるわけないのであって、同じようなことを主張して何か仕事をした気になっていた連中がどこまで馬鹿なのか全く信じられない。

インドネシアがその主張をした言外の意味は、「もうそこまで乳母日傘に政府が保証しなくても、我が国の経済はその程度の投資を吸収できる」という自信の表明なんだろうし、「経費削減を兼ねて富を分配してあげるんだから儲ける方法は自分で考えてくれ」というものだった。

日本人は自分自身を商売上手なクールジャパンだと思い込んでいる節があるけど、それは今現在では全然当てはまらないことをそろそろ悟るべきだろう。

日本が商売上手だった頃自民党の顔は田中角栄だったし、各大企業は創業者が君臨し、あるいは戦後の財閥解体から崩壊したグループをまとめ直してきた大立者が君臨していた。

粉飾決算で浪花節を歌い上げた東芝の経営者を見ていて、彼らと同じレベルだと信じ込んでいる方がどうかしている。

今は彼らの劣化コピーにもなれないサラリーマン上がりの能無しが政財界を席捲しているってことを忘れてはいけない。

自民党は太子党になって、政財界はオーナーと呼べるほどの株のシェアを持ってる君臨者は一人と言ってもいいほどいなくなった。

それがエリートをよりすぐった中国や東南アジアの新興企業群と戦うとか全く無理な相談で、根本的に体制や戦略を練り直す必要がある。

まず現状把握で必要なのは、田中角栄を100で評価したら、殆どの政治家は今現在45の力も持ってない連中ばっかりだという事を認識することだろう。

アメリカに年次改革要望書を突き返してみせた鳩山由紀夫氏がやっと65点とかそんなもんだ。

「中国案を採用することにしました」という短いセンテンスの意味を理解できない安倍内閣なんか15点も取れないだろう。

護送船団の副船長として渋い仕事をしまくっていた政府の役人たちの能力、これも今現在は30点以下だろう。

企業経営者にしたって同じことで、手代や番頭格の使い走りが、年取って裃を着ているだけ。

そしてあの当時、どんなに悔しくても国民を飢えさせないために物乞い外交をするしかなかった落第点のアジアの為政者たちは、今度は国民に肉や魚を食わせるために知恵を絞る時代になった。

武田信玄の故事にかぎらず、日本人が手本にしてきた孫子には「敵を知り己を知れば百戦危うからず」と書いてあるわけだけど、その情報をチャンネル桜やそこまで言って委員会、保守速報から拾う為政者では勝負は見えている。

90年代から落ちぶれる一方の日本の現実は過酷なものだし、たまには休みたい、癒やされたいと弱音を吐いても、現実は甘い顔をしてくれることは殆ど無い。

その残酷さと戦える為政者と国民を見出すためにも、現実の分析と総括は必ず必要なんだが・・・

軍荼利

沸いてくるクソコメ、踊るクソリプ。年単位でつきまとうネットストーカー。
日本有数のネトウヨ・キチガイ・ネットトロルウォッチャーです。
主に経済・哲学・ライフハックを扱います。
コメント欄は日本有数の保守（ホモ）、ネトウヨ、ネットトロル博物館となっております。

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