ロンドン=内藤泰朗】ロシアの通貨ルーブルの取引を停止する両替所が、欧州各地で続出している。為替相場が激しく乱高下し、大きな損失が出てしまうリスクがあるためだ。
「数日前から取引を停止した」。ロンドン中心部、オックスフォード通り沿いの土産物店にある両替所でルーブルを英通貨ポンドに両替できるか尋ねると、こんな答えが返ってきた。
歴史的な急落でリスクが大きくなり、取り扱いは当面、停止せざるを得なくなったと説明した。近くには2カ月以上も前から取引を停止したままの両替所もあり、レート表からロシアの国旗が消されていた。
一方、大手銀行に尋ねると、自行の顧客にはまだ換金を行っているが為替相場の“要注意通貨”との通達が本店から出ており、いつ対応が変わるかわからないという。ドイツやフランスなど欧州各地でも、同様の状況が伝えられている。
ロシアルーブル暴落、と言うんだけど、経済評論家とか保守的な連中が「ロシア終わったw」とか言ってるのはなんでなんだろね。
通貨安が起きたらトリクルダウンが起きて株価が暴騰するはずで、ロシアが羨ましいと言い出さなかったらおかしいんじゃないのか。
失業で困り果てていた国民が、安くなった輸出品を抱えて仕事に恵まれて・・・とw
黒竜江を超えて吉林省あたりにロシア風の帽子とか行商に行ったりしてw
当地は寒いんで結構売れるものらしい。
今回、ロシアの海外から引き上げた金がどこに消えたか、だけどこれは多分中国とドバイの投機商品・不動産に消えたんだろう。
どちらもバブルのExitを模索すべき段階に来ていて、どう処分するか悩んでいたろうだけに大歓迎だろう。
ロシア・ルーブル暴落直前に中国の不動産が再び値上がりしたというニュースが出ていた。
株式市場の活発化も話題になっていたけど、ロシアンマネーによる買い上げだとすれば非常に合理的で納得の行く話だ。
局地的にうまく金を入れて活発化を演出できれば当然、他機関投資家もそのまま投資を続けてくれるしね。
おそらくルーブル暴落から、石油の下落まで一つの筋書きにそって起こした資源と通貨の戦争の一環なんだろう。
狙いはひとつ、アメリカのシェールバブルの破裂だ。
すべてがシェールガス・シェールオイルに都合がわるい方向で動いている。そのための焦土作戦だと思えば腑に落ちる。
今回のルーブル安・石油安が続いた場合、おそらくシェールビジネスは再起不能になるだろう。
その時には再びBRICSに資金が逃避するはずで、目論見通りに動くかはともかくとして成功したら見返りの大きい挑戦に見える。
プーチン大統領にしても、石油やガス、ルーブルの下落でオリガルヒを弱体化させられれば政治的に得であって、今回のルーブル安は中ロが考えたシナリオに沿ったものの気がしてならない。
中ロ一体での世界中への資金支援、利下げから今回の諮ったような動き、狙ってやってるとしたらさすがドストエフスキーや韓非の母国だということか。
焦土作戦はスターリン以来、乾坤一擲のタイミングの伝統芸だからね。
オリガルヒに引導も渡せるんだろうし、悪いことばかりとも言い切れないんだよな。
基本的な部分で実害はあんまりないし。
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中ロ通貨スワップ締結?
【中国総局】通貨ルーブルの急落など苦境に陥ったロシア経済について、中国の王毅外相ら関係閣僚は22日までに、香港の中国系メディアを通じて、「要請があれば可能な範囲で必要な協力を与える」と述べ、対露経済支援の用意に言及した。
訪問先のバンコクで語った。このうち、高虎城商務相は、中露貿易で中国の通貨人民元での決済が広がっているとした上で、「ルーブルの変動幅が大きな状況で貿易決済を保証する安全確実な方法だ」として、中露間で人民元の使用拡大を提案した。
中露間ではロシア産天然ガスなど資源エネルギーの取引などが拡大。高氏は今年の貿易総額が1000億ドル(約11兆9500億円)の目標を達成できるとの見通しを示した。
中露関係については、王氏が「中露協力は国際情勢に影響されない」として、欧米主導の対露制裁を度外視する形で、互恵関係を拡大するため、中露の接触を維持する考えを示した。
中露経済の専門家からは、ロシア経済の現状でも、政府間ベースで進む資源、インフラ、航空宇宙分野での協力拡大を求める声が強い。一方、中国製工業製品などの民間貿易では、ルーブル下落を受けて、中国企業が契約破棄や在庫急増などの問題を抱え始めた。
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義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
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トリクルダウンが起きているかどうかはわかりませんが、基本的にルーブル安でロシアが損していないというのは完全に同意ですね。
旧ソ連時代は西側全てから経済制裁を食らっていたような状態で、かつG7の影響力が今よりもずっと大きかったけど、相対的に貧しいながらもエネルギーや食料を時給できていた事実を見れば、(国土は小さくなっているが、いざとなればウクライナから食料を毟ればいいだけ)通貨安になっても生活必需品は自給可能です。
そこは日本との大きな違いですよね。
その上で、結局ロシアのガスとか石油ってドル建て(もしくはユーロ建て)で輸出していたので、エネルギー安も通貨安が打ち消してくれるでしょう。
しかも、プーチンの支持率は80%以上あって、今回の経済混乱はロシア国民としては欧米のせいであって、政府のせいではないと思っている状況からすると、海外からの圧力に臥薪嘗胆することはあっても、それで反政府運動なんかには繋がりにくいと考えます。
そうすると、実は一番困るのはドイツなんかのロシアに投資しまくっていた銀行ですよね。
一時期に比べてルーブルは半分以下の価値になっているわけで、投資資金が(有価証券以外なら)そんなに早く回収できるわけもなく、含み損に青くなっているはず。
だからこそ、EUの金融機関の経営が厳しくなっている、という報道もありましたよね。
しかも、この状況は少なくとも直接的には自国が経済制裁をしたせいなので、ロシアを責めるわけにも行かない。
相手のクビを締めたと思ったら、自分がもっと締まっていたというマヌケな話。
その上で、その状態を活かしてアメリカの”新産業”であるシェールガスにダメージを与えに行く辺り、プーチンは本当にやりてだと思います…。
トリモロス首相とはレベルどころか比べるも愚か。