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ABCD包囲網のせいで自衛戦争 Yes or No? 川南工業の興亡に学ぶ第二次世界大戦

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ABCD自衛戦争論(誤→ABCD被害妄想論(正

 

戦前の「ABCD包囲網」論の蒸し返し

 まず、一九四一年十二月八日の対米英戦争はどうして起こったのか――真珠湾攻撃にいたる道筋を、この『歴史教科書』がどう説明しているのかという問題から、検討しましょう。

 戦前の日本の政府・軍部の説明は、「アメリカ(A)イギリス(B)中国(C)オランダ(D)」が「日本包囲網」をつくって、日本を経済的に追い詰めてきた、その「経済封鎖」を打ち破るための「やむにやまれぬ戦争」だった、というものでした。

 ところが、『新しい歴史教科書』は、「〔67〕第二次世界大戦の始まり」の最後に「経済封鎖で追いつめられる日本」という項目をたて、「ABCD包囲網」という、言葉まで同じものを使って、当時の政府・軍部の説明をそのまま蒸し返しています。

 「日本は石油の輸入先を求めて、インドネシアを領有するオランダと交渉したが断られた。こうして、アメリカ(A)・イギリス(B)・中国(C)・オランダ(D)の諸国が共同して日本を経済的に追いつめるABCD包囲網が形成された」(274ページ)。

 石油問題というのは、日本が中国への侵略戦争を継続するために石油を必要としたが、その石油の購入を、アメリカからもオランダからも断られた、という問題です。それを口実に、それなら、戦争でインドネシアの石油を武力で手に入れようというのが、日本軍部の戦争合理化論でした。しかし、そんな強盗の理屈は、当時の世界でも通用しませんでした。ところが『歴史教科書』は、その“強盗の理屈”を平気で蒸し返しているのです。

日米開戦の責任はアメリカにある、と言わんばかり

 それにくわえて、『歴史教科書』が強調しているのは、日米交渉を決裂させた責任はアメリカにあると言わんばかりの、日米交渉論です。

 「1941年春、悪化した日米関係を打開するための日米交渉が、ワシントンで始まった。日本はアメリカとの戦争をさけるため、この交渉に大きな期待を寄せたが、アメリカは日本側の秘密電報を傍受・解読し、日本の手の内をつかんだ上で、日本との交渉を自国に有利になるように誘導した」(274~275ページ)。

 この間、日本は七月に、当時フランス領だったいまのベトナム南部の軍事占領を強行します。いよいよ南方作戦の火ぶたを切ろうと、東南アジア侵攻の前線拠点を手にいれたのです。『歴史教科書』は、この事実だけは紹介するものの、日米交渉の経過説明では、日本に「強硬な提案を突きつけた」アメリカの責任がもっぱら強調されます。

 「日本も対米戦を念頭に置きながら、アメリカとの外交交渉は続けたが、11月、アメリカのハル国務長官は、日本側にハル・ノートとよばれる強硬な提案を突きつけた。ハル・ノートは、日本が中国から無条件で即時撤退することを要求していた。この要求に応じることが対米屈服を意味すると考えた日本政府は、最終的に対米開戦を決意した」(275ページ)。

 要するに、日本政府は、中国への侵略戦争を正当だとして、中国から撤兵しない立場にあくまで固執したわけで、ここに日米交渉の最大の問題があったのですが、『教科書』の執筆者たちには、日本政府のこの立場を批判する考えはまったくないのです。

 

via: “日本は正しい戦争をやった” 子どもたちにこう思いこませる教育が許されるか/ここに『歴史教科書』問題の核心がある/不破 哲三

 

ネトウヨでもわかる常識とTPOの時間コーナーで今回はABCD包囲網自衛戦争論を検証。

ABCD自衛戦争論というのは、ABCDつまりアメリカ、イギリス、中国、オランダに貿易を取引停止処分にされたことに端を発した資源不足を指していることで、これは右左問わずまじめに信じ込んでいる人が多い問題だと思う。

 

まず算数で考えるまでもなく、中国から貿易をしてもらえなくなったことをABCD包囲網という頭文字は含んでいるけど、支那事変をきっかけに軍事衝突に至り、それまでの間も小競り合いを繰り返して国交関係が最悪だった国が、自分を攻めるための資源を売るのかどうか考えたらこの言い分の無茶苦茶さが理解できると思う。

 

世界広しといえど自国の安全を明示的に脅かされてのんきに貿易するような国といえば日本くらいしか見当たらず、北朝鮮は日本に向けてミサイルを発射して、日本は北朝鮮に人質を返してくださいと言いながら人道支援物資を送り続けている。

 

この破綻した理論をあまり考えずに真に受けている人向けに、算数的なアプローチ「ABCD包囲網がなかったら」どうなっていたのかを検証したいと思う。

 

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何時の世も算数ができない、空気よめない奴が勇ましくなったら危険な証拠

 

 

 

川南工業の興亡が物語る当時の日本の財政状況

 

当時の財政状況を物語る上で、興味深い事例は川南工業の台頭だろう。

川南工業はむしろ終戦後有名になった企業で、日本で初めて起きたクーデターの首謀者になった人物の戦時中経営していた会社で、業種は造船業だ。

ちなみに、破防法適用事例の第一号は、ウヨククーデター「三無事件」を起こした川南氏のグループで、今安倍総理と親しい関係と噂される池口恵観氏も関与しており、当時逮捕されている。

 

※不思議なことに三無事件のルポ書籍はアマゾンの品揃えから消えている。事件をフィーチャーした書籍は必ずすぐに売り切れ、絶版になる。

 

もともとも製缶業を営んでいた川南工業は、軍部からの依頼で長崎の香焼に工場を建設し、大量に輸送船を生産するよう因果を含められて造船業に進出した。(※出展・情報源は既に絶版の書籍「革命」より)

翌年から支那事変が始まって太平洋戦争モードに突入していくわけだけど、当初川南工業型で隠密裏に増やしていた公共投資も、日米開戦後は日本スピンドルのように戦時企業統合で統合されていき、発注量を激増させていった。

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つまり少なくとも1936年以降からの川南工業の造船セクターはもっぱら公共投資に頼っていて、売上高のほとんどは軍事関係の船舶で占められていた。

(当然製缶事業という祖業も公共投資に依存していた。)

 

売上高は、製缶時代はだいたい今で言う100億円以下の規模で、地方の中堅企業の代表格のように目立ったところのない企業だった。

 

それがわずか7年後の1943年に香焼島造船所で従業員15000人、建造ボリュームで三菱造船の長崎造船所と肩を並べていた。

当時の1円が現在で言う2500円程度の貨幣価値と仮定して、資本金5000万円は大体1250億円、今治造船(日本最大手)の4倍強の資本ということになる。

 

更には効率化が進んだとは言っても、川南工業のライン製造に簡易な輸送船舶というバイアスをかけたら生産効率も大して変わらない状況だったろう。

売上高はどう控えめに見ても今治造船の同程度、実際は倍近くあったはずだ。

 

つまり、当時の日本の異様な財政状況は、田舎の年商100億くらいの会社に、数年で数千億、あるいは一兆円近い売上高を年次で発注して、それを納品するのに必要な金をまるごと面倒を見ていたわけで、放漫財政極まりないめちゃくちゃな状況だったことが分かる。

 

早い話が繊維製品から缶詰、船から小火器に至るまであちこちで同じようなことをやっていたわけだし、そのお陰で粗鉄は慢性的に不足して、あっちこっちに高炉を築炉しまくって昭和60年位まで地方の製造業で最も金を持っているのは築炉メーカーだったほどだ。

(ほとんどの築炉メーカーはその後の製鉄会社の統廃合で倒産、消えていった。)

 

特に製鉄セクターには川南工業以上の放漫投資をしていたことは疑う余地がない。

伝説の銘柄「別子」で名を馳せた是川銀蔵氏も、戦前は朝鮮半島で製鉄コングロマリットを経営していた。

渡航して数年で財閥と言われるほどの富を築いたわけだ。

 

朝鮮半島への公共投資、満洲への投資、鉄道のレール、作っても作っても拡大路線に生産は追いつかず、炉は言うまでもなく鉄鉱石も慢性的に不足していた。

当時戦争を煽っていた日本の商社系の新興起業家達は、(後にインパール作戦という形になって出てくる)インドの鉄鉱石を本気で狙っていた。

 

当時の商社の重鎮が集まっていた会議で、欧米の勤務を経験した古参商社と新興商社との対立は激しかったらしく、祖父がその席上に参加していたというとある巨大商社の創業者の孫は、「あれはキチガイの時代だったとお祖父様が語っておられた」と振り返っていた。

 

そう、まさに狂乱財政だったことに疑う余地はなかった。

新興起業家に浸透された軍部は、見たことがなかった金に籠絡されていうがままに仕事をだし、足りないものは奪えばいいと嘯いて国の金を蚕食し、他人の子供を死地に派遣していたわけだ。

支払いは国債(他人の金)、手足は他人の子供。

 

戦後川南工業は倒産した。

当たり前の話だ、泥棒と子取りが主要事業の会社がいつまでも持つわけがない。

 

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中小企業のおやじを三菱並に 遅かれ早かれジンバブエ化していた戦前日本の財政

 

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こうして算数ができないアホが寄り集まって公共投資を続けていたら結果的にどうなっていたかが、ABCD包囲網脅威論のバカさ加減を示している。

 

国民には食料から鼻紙まで統制して、日頃は芋を食わせて「お母ちゃん、水飴舐めたい」と子供が言っていた状況で、取り上げた鍋や釜でどんどんレールを作って汽車を走らせて企業にじゃぶじゃぶ公共投資をしていたら、誰が見ても遅かれ早かれ貨幣価値は紙くず同然になっていただろう。

外貨準備高が1兆円ちょっと(現在のレートで。当時の額面で5-10億円の間)しかない時代に、外から輸入しないと手当できない鉄を使った造船とかに発注しまくって、川南工業単体で少なく見積もって数千億円にも及ぶ公共発注をかけていた。

 

つまりABCDに包囲されなくても、勝手にジンバブエみたいになって何も買えなくなって自爆するような状態になっていた。

 

ABCD包囲網による自衛戦争という寝ぼけた言い分は、自分から殴られに言って半殺しにされた奴があとから裁判にして被害者ぶってるような話で、包囲もされたくない、破産もしたくないだったら戦争に根性で勝つのか、あるいは大人しくしとくしかなかったってことだ。

 

むしろ、破れた袋を繕うための弥縫策を裁縫が出来ないおっさん(算数ができない軍人)がやったおかげで袋がボロボロになって、結局芋一つ運べない状況になったような話。

バカは黙ってるのが自衛にとってベストだったことは算数が証明した。

 

黙って経費のかからないように竹槍でも振り回してりゃよかったんじゃないだろうか。

青竹は輸入しなくてもその辺に生えているし、のこぎり一本でいつでも切り出せる。

 

 

軍事費の伸びで警戒する現代日本、攻めこんで軍事投資しまくって包囲されたとわめいていた戦前日本

 

安倍晋三首相は24日、自民党の外交部会などの幹部と官邸で会談し、中国の国防費の増額に関し「中国は思ったよりも軍備拡張が進んでおり、日本も負けない形でしっかり必要な予算措置をしなければいけない」と語った。党国際情報検討委員会の原田義昭委員長が会談後、記者団に明らかにした。首相は「日本の安全保障という観点から安保法制をしっかり作り上げる。日米同盟の絆は非常に大切だ」とも述べた。

via: 中国の国防費増額に首相「日本も負けない形で予算措置」 – 産経ニュース

 

ABCD包囲網がなくても、当時の先軍主義の日本財政で早晩抜き差しならない状況になって貿易が止まっていただろうことは上述までで説明した。

この包囲網論・自衛戦争論を喚く奴らでもう一つ奇妙なのが、例外なく中国の防衛費の伸びに警戒を示し自衛隊への投資を増額するように喚いていることだ。

 

たしかに中国との防衛関係上、自衛隊は今の3倍位の金額まで増員・増額する必要があると思う。

船とミサイルなんかいくらあっても足りないくらいだろう。

 

しかし、当時それだけの勢いで軍事費を増加させていた日本を諸外国はどう見ていたんだろうか?

枢軸国の同盟、実際交戦が始まっていたドイツ・イタリア、中国に攻め込んで、やめろと連合国が言い続けているのにタイ・仏印に進駐して、勝手にバオダイを擁立し植民地解放とわめいていた日本。

 

今現在中国は牽強付会な地理的主張で領土を拡張しようとはしているものの、実際に戦火を交えている事例はない。

それでもこれだけ警戒しているのに、実際ゼロ戦飛ばして戦争している奴の軍事費用増加を黙って敵が見過ごすとでも思ってるんだろうか?

 

しかも中国の軍事投資は、ここ14年で4倍になってるけど、中国の人件費も同じように4倍になってるってことを忘れてないか?

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2001年当時2,3万だった上海市民の給料は、今は10万そこらになっている。

同じように物価がスライドしたら軍事投資も4倍になるのは当たり前の話で、多分軍事装備とかの純増部分は極めて大したことのないレベルでしか行われてないだろう。

 

それでも軍事費用を積増しして危険に備えるという現在の日本政府を見ていたら、当時の帝国政府が近隣国家にとってどの程度迷惑な存在だったかはっきり透けて見えるだろう。

 

それだけ迷惑をかけて軍事投資を周辺諸国に強いておいて、貿易だけは今まで通り続けてくださいという主張なんか通るわけがない。

その程度のことがわからないから万引きした店で出入り禁止になったような禁輸措置で発狂して開戦し、そしてその程度のことが理解できないから敗戦した。

 

戦前も今も全く同じ。

自分で貿易封鎖の道をたどって、「ABCD包囲網に追い詰められた」「左翼のせいで日本は危うくなる」「コミンテルンの陰謀で安全が危険だ」・・・・

 

追い回されて左翼はテロ活動も出来ず三々五々ズタボロに殺される一方、危険を叫ぶ当事者はコミンテルンの陰謀を取り締まるために税金(他人の金)で特高を開設。わけも分からず国民を片っ端から逮捕して、しまいには海外まで出かけてホーチミンおじさんとベトナムでガチンコで争っていた。

(ベトナムが本気で親日国なわきゃねーだろ)

 

そして日本を守るための戦争と喚きながら結局日本人の死者を300万人出して、危険なはずの日本左翼がどこまで頑張っても追い抜けそうにない人殺しの金字塔を打ち立てた。

お前を守ってやると喚いたアホおじさん達は、餓死、病死、焼死、ありとあらゆる方法で惨めな死をばらまいた。

 

そして戦争に負けて、同じような連中が集まって「東京裁判は事後法によるインチキ裁判」とまた被害者になろうとしている。

 

被害者にしかなれない人、算数の出来ない人、他人より先に自分の命がかけられない人は戦争なんかやったってダメなんだよ。

だって勝つためには加害者になる覚悟が必要なんだから。だからアメリカは平気で原爆を落とすことが出来た。

真田幸村がどうして強かったか知ってるか?

 

家康の首を取るために自分が先頭に立って雲霞の軍勢に突っ込んでいく根性があったからだ。一度たりとも被害者ぶった態度は取らなかっただろう。

明治維新が成功したのも、外国を頼った江戸幕府に対して自力で命を賭けた薩長軍は強かったからだ。

日露戦争でも先陣を切って命をかける根性を指揮官クラスまで持っていたからだ。

 

交戦論の先頭にチキンホークが立っている限り、日本は対外戦争に永遠に勝利できない。

口だけ勇ましい奴と、靖国神社のコスプレマニアにはもう飽きた。

 

勇ましい話が好きな奴は、今度こそ日本を勝利に導くために南沙諸島や尖閣諸島で、爆弾背負って中国の船と心中してきてくれ。

他人の子供の命まで使いたかったら、算数の勉強をしてから自分が率先して死ぬ。

それが最低限のケジメだから。

 

 

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熱斗茶浴千歳gundari元通りすがり Recent comment authors
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名無し
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名無し

グンダリさんの保守的な話はかっこいいね。
僕はブサヨですが、かっこいいって思います。
話は変わりますが、前の記事で親子関係について語られており同感しましたが、友人関係についてはどうお考えでしょうか?
僕は学生時代の親友が3人いますが、社会人になってからの友人がいません。仲が良いだけです。
僕の心が狭いのでしょうか?気を使ってしまいます。

名無し
Guest
名無し

返信有り難うございます。
ライフハック僕もやってますよ(笑)
効率効率って。ただ無駄なところにこそ、楽しみや可能性があると今は思っています。
友人関係の話も興味深いですが、人生でしんどかったことも教えていただければ有り難いです。
そこまで達観されたのには何かあったのかと…

迦陵頻伽
Guest
迦陵頻伽

まぁでも日本商人の強欲さこそが明治維新からの急速な西洋化や、戦後からの経済大国に押し上げた原動力なわけだしなぁ
いくら強くても本当に自衛に徹してるような国では豊かさは得られんのじゃないかと思うね
もうこれは呪いみたいなもんで、どうしようもないんじゃないの
いくら危機を訴えたところで安倍の書いた絵なのか、アメリカが書いた絵なのかはわからんけど、時代は繰り返すだろうね
戦前トレースしてるんじゃないかってくらい、状況が酷似してきてると思う
むしろ、歴史が繰り返された際のマネジメントを考えるような方向で

元通りすがり
Guest
元通りすがり

今回の記事も素晴らしい内容でした。自分の無知さ加減を再認識すると同時に、それを楽しんでいる自分もいます。歴史に散りばめられた「知られていなかった事実の一端」を示唆して頂き感謝です。
>勝つためには加害者になる覚悟が必要なんだから。

この言葉の重さを、「愛国」をオモチャのようにもて遊んでいるエセウヨ達は真摯に考えるべきでしょう。

千歳
Guest
千歳

割と自分のなかの戦前の認識を言葉にしてくれたエントリでした。
まあ、そのあたりの戦後の混乱期を目立たずGHQの追求を逃れ、
日本再独立まで資産を隠しおおせて生き残れた人達が
臥薪嘗胆の時を越えて今活発に動き出そうとしてるというでしょうかね。

彼らが安倍氏を担ぐのも彼らにとって祖父が満州におけるドンで
戦後も何かと助けてくれたからでしょうし
(このあたりコメで何度も繰り返すようで申し訳なし)

千歳
Guest
千歳

まあ、自分が直接的な当事者でなければ戦争ほど儲かる商売はない
というところでしょうかな
そのために外交政策や軍事作戦目標を金で買うということが行われて、
彼らの懐が暖かくなるほどに地域が不安定になるという

目立つ人はなんかあったら責任を取らないといけないが
表立たず隠れられるなら失敗や敗戦すら焼け太りできると

熱斗茶浴
Guest
熱斗茶浴

北朝鮮が「六か国包囲網」と言って宣戦布告するようなものですね。
ネトウヨの人って政治家の善意を堅く信じている人が結構居るみたいで、根拠なく「戦争がその人にとっておいしい選択だったとしても、最後の手段でない限り私が愛する政治家が選ぶはずないだろう」という認識を持っているみたいで驚くことがあります。
確かにそれだけ絶大な信頼があれば、あれだけファナティックにもなるかなという気がしますね。
裏切られたという確信に至ると反動で過激派になるので非常に危ないタイプです。