東京女子医大病院で去年、2歳の男の子が鎮静剤を大量に投与された後、死亡した事故で、遺族は19日、警視庁牛込署を訪れ、医師らに対する傷害致死容疑での告訴状を提出した。
両親の代理人弁護士によると、遺族らは「今回の鎮静剤プロポフォールの大量投与は医療行為とは言えない」として、東京女子医大病院の医師らに対する傷害致死容疑での捜査を警視庁に求めるため、21日の男の子の1周忌を前に告訴状を提出したという。
男の子の父親「非常にきょうは子供にとって大切な日です。親として精いっぱい、力は尽くしたつもりです」
プロポフォールというのは、取扱説明書レベルではタブー視されてるけど、よほど効能がいい薬なのか医療現場では一定の人達が利用してるそうだね。
人工呼吸中の子供にはタブー、ということは効き目が強いってことだろう。
おそらく鎮静効果が高すぎて呼吸とかが弱くなってしまうってことなのだろう。
この手の医療訴訟で、この両親みたいに敏い人はいろいろ考えてなぜ死んだかという核心部分に行き着けるけど、一般的な人々だとこうも専門が高いものになると果たしてなんで死んだんだってのがわからないよな。
仮にプロポフォールはタブーだっただろうという話になっても、実際の医療学会では2割程度の医者が使ってるわけで、『ほんとにまずかったのか』というテーマがあやふやになっていく。
例えば男の子の手術が非常に重篤なものだったとして、手術の実務では効き目がよく、体力の消耗が少ないプロポフォールが必要だった可能性があると言われて、それが間違いか正解か判断できない。
医療事故関係の訴訟がダメだとは言わないけど、本当にそうなのかどうか訴える原告・被害者側も判別できないだけに究極の問題だろう。
プロポフォールに危険性があるというところまで調べた両親の執念は凄まじいと思う。
普通の人だったら悲しさは同じでもそこまで頭が回らなかっただろう。
多分、相当頭のいい聡明な夫妻だったんじゃないだろうか。
どうせネットでは病院叩きが相次ぐんだろうけど、医療界ですら効能を認めて2割の医師は使用していたわけで、これはある特定の状況下においてプロポフォールがベターな選択肢だった可能性を示唆している。
今後麻酔科学会で専門の部会を立ち上げて調査するらしいけど、今から調べなきゃ当否が判断できない問題なだけにこれは捜査する警察の方も相当厳しい道程だろう。
立件・送検まで行けるかが既にあやふやな感じがするんだが・・・・
海外モノの法廷ドラマなんかで医療関係のテーマのを見るけど、
やっぱり警察や検察の人も相当葛藤して、難渋な捜査を強いられているね。
日本の警察・検察にあそこまで出来るんだろうか・・・
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民事じゃないので確認するのは訴状じゃなくて令状だと思うんですが・・・
東京女子医大病院で去年、2歳の男の子が鎮静剤を大量に投与された後、死亡した事故で、遺族は「医師は実験データを得る目的で鎮静剤を大量投与したのではないか」として、医師らに対する傷害致死容疑で告訴状を警視庁に提出した。
亡くなった2歳の男の子の遺族は19日朝、警視庁牛込署を訪れ、告訴状を提出した。投与された鎮静剤「プロポフォール」は人工呼吸中の子供への使用が禁止されているが、病院の内部文書には、麻酔科の医師は死亡した直後に遺族に対し、「適応の拡大を検討している薬も入っていた」と説明したことが書かれていた。
死亡した男の子の父親「異常なまでの大量投与、これが本当に必要だったのかどうか。ICUの責任者が、まるで人体実験をしていたかのような適用拡大、そういうことを検討している薬を使っていた疑いがある」
死亡した男の子の母親「あの病院で息子に行われたことは果たして医療行為だったのかという思いが、どんどん強くなってきた」
代理人の弁護士によると警視庁は19日、両親に対し傷害致死容疑での立件を視野に捜査をしていると報告し、告訴状はいったん預かるが、立件できる段階になれば正式に受理すると説明したという。
麻酔科医ら5人に対する傷害致死容疑での告訴状が提出されたことについて東京女子医大病院は、「訴状を確認しておりませんので、コメントは控えさせていただきます」とコメントしている。
医療界でも対応は模索中だった模様。
日本集中治療医学会は7月14日、小児の人工呼吸中の鎮静におけるプロポフォール投与の実態調査結果を公 表、同学会の専門医研修認定施設の約2割で使用している現状が明らかになった。PICU(小児集中治療室)に限ると、37%に上る。同会では、調査結果に ついて「小児集中治療において、単回投与に加え、持続投与による鎮静も稀ではない現状があった」と分析している(資料は、同学会のホームページに掲載)。
プロポフォール注入症候群(PRIS)またはPRIS疑いの症例を経験した施設は10%で、予後に関する回答があった8施設のうち、死亡例はなかった。
小児へのプロポフォール持続鎮静を行っている施設のうち、親権者から同意を得ているのは15%にと どまる。成人か小児かを問わず、プロポフォール持続投与時に「毎日実施」する検査として、最も多かった「血中乳酸値」でも66%にとどまるなど、施設によ り対応が異なる実態が明らかになった。
本調査は、今年2月の東京女子医科大学病院のプロポフォール投与事故を踏まえ、使用実態を調査するために実施した(『禁忌薬の投与事故、女子医大が謝罪会見』などを参照)。
同学会は、小児の鎮静目的のプロポフォールは「禁忌」であり、「禁止」ではないため、専門家として の医師の裁量を法的に束縛するものではないとしつつ、使用実態が施設により異なる現状があることから、今後、日本麻酔科学会や臨床疫学専門家の協力を得 て、研究班を立ち上げ、適正使用の在り方を検討する方針。
via: 小児鎮静時のプロポフォール、約2割で使用
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義務教育で学び損なったらどこまで悲惨な人間に育つか?
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プロポフォールは使いやすい薬なんですよね。
マイケル・ジャクソンが濫用したのも、気持ちよさはもちろんあったにせよその使いやすさが大きく影響したものと考えられています。
使いやすいってことは、みんなが使ってるってことで、引き継ぎもしやすいんです。
だからルーチン的に使ってたんじゃないでしょうか。
細かいことはあんまり考えてなかったと思いますよ。
適応拡大云々は初めて知りましたが、本当なら言語道断です。
ただ、現場で使っていたことが多いとなると適応拡大する程ではなかったのでは、とも思います。
どちらにしても、尿やらをチェックしていなかった、していたとしても兆候に気がついた医師の意見を無視してそのまま使用し続けた
ことに明らかに過失はあるでしょうから、業務上過失致死は争うの難しいんじゃないかと思います(認められると思います)。
傷害致死まではどうですかね、といった気もしますが・・・。
今回の件は小保方さんと理研の対応でも思いますが、病院側の対応が悪すぎます。
しかるべきタイミングでICUや病院のTOPが頭下げて弁護士入れて話すればここまでもつれなかったでしょう。
正しいリスクマネジメントしなかったせいで認定病院を(2度めの)取り消しも現実味を帯びてきてますし、
2度めの認定取り消し→再取得不可→女子医大不要論 までいってもおかしくないと思います。
もともと医療界で女子医大不要論は根強いので。
@kum@ さん
業務上過失致死なら確かにスムーズに送検まで行くでしょうね。
事実その通りですし。
門前の小僧ではイマイチな部分を的確に説明くださってありがとうございます。
マイケル・ジャクソンが使ってたのは知りませんでした。
快楽目的ですかね・・・?
プロポフォールの本質は麻酔薬です。
ですが、麻酔薬ということは鎮静薬なので、不眠にも当然効果はあります。
実際マイケル・ジャクソンは不眠に対してプロポフォールを使用して、結果として命を落としたようです。
私も自分で使ったことはないので正確なところはわからないのですが、眠るときとか目覚めるときとかすっごい気持ちいいらしいですよ。
爆睡とか熟睡よりももう一段上の快感がある(と主張する人が一定数いる)と、知り合いの麻酔科医は言っていました。
ですので、快楽目的と不眠目的との両方なのではないかな、といった気がします。
どうせなら気持ちいい体験をしたいという欲求は人間として当然ですから。
手術の後に眠らせなければいけなかった理由のほうが私は気になります。
よほど大きくて、ある程度は眠らせないと、と考えたのかな?